クロスオーバーSUVの特徴や人気の理由、おすすめ5台を解説!

SUV」とはSport Utility Vehicle(スポーツ・ユーティリティ・ビークル)の略で、「スポーツ用多目的車」を意味します。

舗装されていない道路などのオフロード走行を想定して設計された車種で、大きな段差も乗り越えられる最低地上高や安定した走りが魅力です。

今回は、SUVの中でも「クロスオーバーSUV」に注目して、特徴や人気の理由、おすすめの車5台を紹介します。

SUVについて知りたい人や購入を検討している人は、ぜひ参考にしてください。

関連記事:SUV人気ランキング!各車種おすすめポイントも解説!

出光のカーリース・ポチモへ
出光のカーリース・ポチモへ

SUVとは?定義と特徴を解説

SUVという言葉を聞いたことのある人は多いと思いますが、定義について明確に理解している人は意外と少ないのではないでしょうか。

実は、SUVに明確な定義はなく、メーカーやモデルによって特徴はさまざまです。
一般的には車高が高く砂利道や山道、雪道、氷の張った道などのオフロードでも快適に走行できる機能やエンジンが搭載されている車を指します。

また、走行性能だけでなく荷室が広いことから、レジャーやアウトドアなどたくさんの道具が必要なシーンでも、大変活躍できるのが特徴です。

関連記事:なぜSUVは人気がある?人気の理由について紹介!
関連記事:SUVとは?定義・種類・特徴やメリット・デメリット・SUV選びのポイントまで解説!

クロスオーバーSUVとは?

「クロスオーバーSUV」はSUVの一種です。

オフロードの走行をメインに製造されたSUVの中でも、狭い路地や小回りなど市街地での運転のしやすさも兼ね備えた形態がクロスオーバーに分類されます。

遠出やレジャー時の高速道路や悪路走行だけではなく、小回りが必要な街乗りでも快適な走行ができるため、現在人気を呼んでいます。

快適な走行はもちろん乗り心地のよさやシートアレンジにも着目した車も多く、さまざまなシーンで利便性を発揮するオールマイティな点が魅力です。

関連記事:クロスカントリーとクロスオーバーの違いは?それぞれの特徴や魅力を解説
関連記事:クロスカントリーSUVとは?魅力やおすすめ車を徹底解説

クロスオーバーSUVの人気の理由について

クロスオーバーSUVが人気を呼んでいる理由として、下記が挙げられます。

  • 視界が広く運転がしやすい
  • デザイン性
  • 走破性能が高い
  • 燃費性能がよい

それぞれ詳しく見ていきましょう。

視界が広く運転がしやすい

クロスオーバーSUVは比較的全高が高いモデルが多く、座った際に視界が高くなることから運転時に前方を確認しやすいです。

高い位置から前方を広く見渡せることで視認性が向上し、歩行者や障害物などを察知しやすく事故防止につながります。
運転時における前方の見えづらさが不安な人には、クロスオーバーSUVは運転しやすいでしょう。

デザイン性

一般的なSUVのデザインは、強さと存在感のある外装で走行時も存在感を放ちます。

一方でクロスオーバーSUVは、SUV本来のタフなデザインをベースに、さらに洗練された上品さが特徴です。

アウトドアではもちろん街乗りでも、風景に馴染みつつおしゃれで目を引くデザインが多いため、SUVならではの力強さと上品さのどちらも求める人におすすめです。

走破性能が高い

クロスオーバーSUVの魅力の一つとして、走破性の高さがあります。

街乗りはもちろん凹凸のある山道や砂利道でも、力強く快適に走行できる車が多いです。

走破性が高い理由としては、最低地上高の高さや4WD仕様であることが挙げられます。
滑りやすい路面でもグリップを利かせやすく、馬力のある走りでストレスを感じにくいです。

燃費性能がよい

レジャーやアウトドアだけではなくドライブや遠出が趣味の人は、ガソリン代などの維持費も気になるところです。

クロスオーバーSUVは燃費性能の高い上に、環境に優しいハイブリッド車が多く販売されています。

そのため、ガソリン代を節約したい人にもおすすめです。

低燃費のクロスオーバーSUVに乗ることで月々のコストを節約できる点は非常に魅力といえるでしょう。

関連記事:燃費のよいSUVランキング!国際的な測定方法をもとに選別
関連記事:ハイブリッドSUVの魅力を紹介!失敗しない選び方も解説

クロスオーバーSUVのおすすめ5台を紹介

ここからは、特に人気のあるクロスオーバーSUVを5台紹介します。
SUVの購入を検討している人は、ぜひ参考にしてください。

トヨタ ハリアー

※画像引用元:トヨタ自動車WEBサイト

1997年からトヨタが販売している「ハリアー」は、高級ラグジュアリーSUVの元祖と呼ばれています。

シャープで洗練されたボディや厚い革を使用したセンターコンソールで、落ち着いた印象を与えます。

また、トヨタ独自の安全機能「Toyota Safety Sense」が標準装備されており、自動ブレーキ機能や車間距離を保ちながら運転をする「レーダークルーズコントロール」、道路標識の見落とし防止サポート機能「ロードサインアシスト」なども搭載されています。

エレガントで洗練されたエクステリアと安全な走行を求める人におすすめの1台です。

関連記事:ハリアーのグレードを比較!特徴や概要を解説

ハリアーのスペックは以下の通りです。

メーカートヨタ
車名ハリアー
ボディタイプSUV
ドア数5
全長×全幅×全高(mm)4,740×1,855×1,660
車両重量(kg)1,530~1,690
総排気量(cc)1,986~2,487
使用燃料無鉛レギュラーガソリン
燃料タンク(L)55
駆動方式2WD/E-Four/4WD
トランスミッション電気式無段変速機
ギヤ機構付自動無段変速機
カラー(全7種)プレシャスブラックパール
センシュアルレッドマイカ
ブラック
ダークブルーマイカ
スレートグレーメタリック
ホワイトパールクリスタルシャイン
スティールブロンドメタリック
※参考元:トヨタ|ハリアー 主要諸元表

トヨタ クラウンクロスオーバー

クラウンクロスオーバーRS
※画像引用元:トヨタ自動車WEBサイト

クラウンクロスオーバーは、セダンタイプとSUVタイプをミックスさせた、これまでのクラウンのイメージとは一線を画す仕上がりとなっています。

SUVタイプのような大径タイヤを標準装備しているにもかかわらず、セダンのようなスムーズな乗り降りが可能な点も、クラウンクロスオーバーの魅力です。

スポーティで力強い印象でありながら、高級感を醸し出しているといった特徴があるため、車に高級感を求めている人におすすめの車といえます。

関連記事:新型クラウンクロスオーバーの価格はどのくらい?グレード別に紹介

クラウンクロスオーバーのスペックは以下の通りです。

メーカートヨタ
車名クラウン
ボディタイプSUV
ドア数4
全長×全幅×全高(mm)4,930×1,840×1,540
車両重量(kg)1,770
総排気量(cc)2,487
使用燃料無鉛レギュラーガソリン
燃料タンク(L)55
駆動方式E-Four(電気式4輪駆動方式)
トランスミッション電気式無段変速機
カラー(全7種)ブラック×プレシャスホワイトパール
ブラック×プレシャスメタル
ブラック×プレシャスシルバー
ブラック×エモーショナルレッドⅡ
ブラック×プレシャスブロンズ
プレシャスホワイトパール
プレシャスメタル
プレシャスシルバー
ブラック
エモーショナルレッドⅡ
プレシャスブロンズ
※参考元:トヨタ公式サイト|クラウン主要諸元表・装備一覧

※紹介グレードは「CROSSOVER G”Advanced”」

スバル フォレスター

スバルが販売する「フォレスター」は、低重心で安定した走行性とステーションワゴンのようなスタイリッシュな形が人気のクロスオーバーSUVです。

1997年から発売され、現在4代目のフォレスターとなります。
後方の荷室は、大きな荷物も楽に積載できる広い開口部が特徴です。

また、スバル独自の「AWD(All-Wheel-Drive)システム」は、水平対向エンジンが組み合わされ、前後左右に優れた重量バランスと低重心を実現しています。

急こう配の雪道や傾斜の激しい道での上り・下りや、アイスバーンのカーブなどでも安定して走行できます。
環境を選ばない安定した走りと、楽な荷物の積み降ろしを求める人におすすめの1台です。

関連記事:フォレスターの燃費はよい?走行性能や燃費を解説!

フォレスターのスペックは以下の通りです。

メーカースバル
車名フォレスター
ボディタイプSUV
ドア数5
全長×全幅×全高(mm)4,640×1,815×1,715~1,730
車両重量(kg)1,570~1,640
総排気量(cc)1,795~1,995
使用燃料無鉛レギュラーガソリン
燃料タンク(L)48~63
駆動方式AWD
トランスミッションリニアトロニック(マニュアルモード付)
前進無段 後退1速
カラー(全10種)クリスタルホワイト・パール
アイスシルバー・メタリック
マグネタイトグレー・メタリック
クリスタルブラック・シリカ
クリムゾンレッド・パール
ホライゾンブルー・パール
サファイアブルー・パール
カスケードグリーン・シリカ
オータムグリーン・メタリック
ブリリアントブロンズ・メタリック
※参考元:スバル|フォレスター 主要諸元表

ホンダ ヴェゼル

※画像引用元:本田技研工業株式会社

ホンダが販売する「ヴェゼル」は、小型なSUVとして人気があります。

2014年度から2016年度まで3年連続で、日本国内SUV新車販売台数第1位を獲得しました。

2021年にフルモデルチェンジが行われ、現行モデルは2代目となります。

ホンダ独自の高い走行性能と低燃費を実現させたハイブリッドシステム「e-HEV」が採用されており、快適で安定した走行と低コストを求める人におすすめの1台です。

関連記事:ヴェゼルの燃費はどのくらい?燃費性能やライバル車との比較を紹介!

ヴェゼルのスペックは以下の通りです。

メーカーホンダ
車名ヴェゼル
ボディタイプSUV
ドア数5
全長×全幅×全高(mm)4,330 × 1,790 × 1,580~1,590
車両重量(kg)1,250~1,450
総排気量(cc)1,496
使用燃料無鉛レギュラーガソリン
燃料タンク(L)40
駆動方式FF/4WD
トランスミッション電気式無断変速機
無段変速オートマチック
(トルクコンバーター付)
カラー(全12種)プレミアムサンライトホワイト・パール
プラチナホワイト・パール
メテオロイドグレー・メタリック
プレミアムクリスタルレッド・メタリック
クリスタルブラック・パール
サンドカーキ・パール
ミッドナイトブルービーム・メタリック
プレミアムサンライトホワイト・パール&ブラック
メテオロイドグレー・メタリック&ブラック
クリスタルブラック・パール&シルバー
ミッドナイトブルービーム・メタリック&シルバー
サンドカーキ・パール&ブラック
※参考元:ホンダ|ヴェゼル 主要諸元表

マツダ CX-5

マツダの中で特に高い人気を誇るのがCX-5です。

マツダの主流である「魂動」デザインをはじめて取り入れた車であり、シンプルかつ上品な見た目は今なお多くのユーザーを惹きつけています。

SUVでありながらハンドリングは非常に軽快で、ディーゼルエンジンによるパワフルな走りも楽しめます。

ディーゼルエンジンのノイズや振動といった特有の弱点を打ち消すことに成功し、業界にも「革新的」とまでいわれる存在となっています。

関連記事:マツダ CX-5の価格は?多様なグレード、モデルを全て一覧で紹介!

CX-5のスペックは以下の通りです。

メーカーマツダ
車名CX-5
ボディタイプSUV(クロスオーバー・ライトクロカン)
ドア数5
全長×全幅×全高(mm)4,575 × 1,845 × 1,690
車両重量(kg)1,540
総排気量(cc)1,997
使用燃料無鉛レギュラーガソリン
燃料タンク(L)56
駆動方式FF
トランスミッション6EC-AT
カラー(全12種)ジェットブラックマイカ
ジルコンサンドメタリック
ディープクリスタルブルーマイカ
ポリメタルグレーメタリック
ソニックシルバーメタリック
マシーングレープレミアムメタリック
ロジウムホワイトプレミアムメタリック
ソウルレッドクリスタルメタリック
※参考元:マツダCX-5諸元表

※紹介グレードは「20Sスマートエディション」

まとめ

2000年代初めから長い人気を誇るSUVですが、近年では都市派・アウトドア派どちらのニーズもまんべんなくカバーしています。

今後も各メーカーから、さらなる性能の向上や洗練されたデザインのモデルが増えていくでしょう。

街乗りやアウトドアなど状況を問わず、おしゃれで快適な乗り心地の車がほしい人は、今回紹介したクロスオーバーSUVの特徴や人気の理由を参考にしてください。
ぜひクロスオーバーSUVの購入を検討してみてはいかがでしょうか。

この記事を書いた人

自動車ニュースのWEBマガジン

カーナレッジ編集部

カーナレッジはクルマの知識をわかりやすく提供する自動車ニュースメディアです。新車・中古車の最新情報やメーカー・ボディタイプ・メンテナンスなどの基本知識まで。自動車のことがすべて分かるWebマガジンです。

関連する記事

カテゴリーから記事を探す

error: このページの内容は保護されています。