新型セレナe-POWERの燃費はどの程度?悪すぎたという声もある4代目モデルと比較
日産が製造・販売している「セレナ」には、ガソリン車とe-POWER搭載車の2種類のラインアップがあります。
セレナに限らず、ミニバンは大きな車体を持つため、燃費はどうしても悪くなってしまいがちですが、4代目(C26型)以前のセレナは「燃費悪すぎ」という評判もありました。
この記事では、セレナe-POWERの燃費に関する情報やセレナの魅力などについてご紹介しますので、ぜひご参考になさってください。
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INDEX
セレナe-POWERとは?
セレナのガソリン車は、その名の通りガソリンエンジンの力で走行するモデルです。
一方で、セレナe-POWERは、ガソリンエンジンで発電用モーターを動作させることで発電を行い、発電した電力を活用して走行する仕組みになっています。
そもそもe-POWERとは、ガソリンエンジンとモーターを融合して作られた新しい電動パワートレインのことです。
2023年に販売されたe-POWER搭載車では、電気自動車と同様の滑らかな走行性を感じられます。
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セレナe-POWERの燃費はどの程度?
現行セレナ(6代目:C28型)は2024年9月現在、4グレード(2WD車のみ)が設定されています。
グレードごとで燃費が異なるため、購入を検討しているのであれば違いについて把握しておくことが大切です。
以下でセレナe-POWERの燃費についてまとめています。
また参考情報として、ガソリン車の燃費もまとめているため、ぜひ参考にしてください。
セレナe-POWER燃費一覧
e-POWER X
e-POWER X | 駆動方式:2WD |
WLTCモード(km/L) | 20.6 |
市街地モード(km/L) | 21.3 |
郊外モード(km/L) | 22.5 |
高速道路モード(km/L) | 19.2 |
e-POWER XV/e-POWER ハイウェイスターV
e-POWER XV e-POWER ハイウェイスターV | 駆動方式:2WD |
WLTCモード(km/L) | 19.3 |
市街地モード(km/L) | 19.7 |
郊外モード(km/L) | 20.7 |
高速道路モード(km/L) | 18.3 |
セレナガソリン車燃費一覧
X
X | 駆動方式:2WD 駆動方式:4WD |
WLTCモード(km/L) | 13.4 11.6 |
市街地モード(km/L) | 9.8 8.6 |
郊外モード(km/L) | 14.0 11.9 |
高速道路モード(km/L) | 15.4 13.4 |
XV/ハイウェイスターV
XV ハイウェイスターV | 駆動方式:2WD 駆動方式:4WD |
WLTCモード(km/L) | 13.0 11.6 |
市街地モード(km/L) | 9.5 8.6 |
郊外モード(km/L) | 13.6 11.9 |
高速道路モード(km/L) | 14.9 13.4 |
4代目セレナ(C26型)の燃費性能
旧型セレナの中でも、5代目(C27型)とはあまり変わらず、2016年から2022年まで発売されていた、4代目(C26型)セレナの燃費性能は以下の通りです。
セレナ/e-POWER/XV、ハイウェイスターV/-
駆動方式:2WD | |
WLTCモード(km/L) | 18.0 |
市街地(km/L) | 17.5 |
郊外(km/L) | 18.6 |
高速道路(km/L) | 17.8 |
セレナ/e-POWER/ハイウェイスターG/-
駆動方式:2WD | |
WLTCモード(km/L) | 17.2 |
市街地(km/L) | 16.8 |
郊外(km/L) | 17.7 |
高速道路(km/L) | 17.1 |
セレナ/ハイブリッド/X、XV、ハイウェイスターV/CVT
駆動方式 | 2WD 4WD |
WLTCモード(km/L) | 13.2 11.8 |
市街地(km/L) | 10.3 9.2 |
郊外(km/L) | 13.5 12.0 |
高速道路(km/L) | 14.8 13.2 |
4代目セレナも当時のことを考えると悪いわけではありませんが、現行の6代目セレナと比較するとやはり悪いように見えます。
現行セレナがいかに燃費が良いかがわかります。
燃費を向上させるために意識しておきたいことは?
車の燃費は、運転方法やちょっとした心がけで向上させられます。
燃費を向上させるためには、どういったことを意識しておけばよいのでしょうか。
以下で詳しくご紹介します。
発進時のアクセル操作は穏やかに行う
発進時のアクセル操作を穏やかに行うことで、燃費向上が期待できます。
発進時の加速は、燃費に大きく影響する部分とされているからです。
発進する際は、ゆっくりとアクセルを踏み込むことを意識しましょう。
些細なことではありますが、日頃から実践しておくことで効果を実感できます。
一定速度で走行できるようゆとりのある車間距離を保つ
車間距離を詰めすぎた運転は不要な加減速を行うことになり、結果として燃費の低下につながります。
また追突事故を起こす危険性もあることから、ゆとりのある車間距離を保つようにしましょう。
減速時はエンジンブレーキを活用する
停車する際は周囲の交通状況を考慮した上で、余裕を持って減速ができるのであれば、早めにアクセルペダルから足を離すようにしましょう。
エンジンブレーキを活用することで、燃費向上が期待できます。
なおセレナe-POWERに関しては、アクセルペダルから足を離すことで、回生ブレーキが作動し充電を行う仕組みです。
ガソリンエンジンの稼働短縮につながるでしょう。
必要な荷物以外は積まないようにする
軽い物を動かすよりも重い物を動かすときの方が、必要となる力は大きくなります。
車に関しても同様です。同じ車でも積んでいる荷物の重量によって燃費は変わってきます。
そのため、車には必要な荷物以外は積まないよう意識しましょう。
セレナの魅力とは?
長年多くの人から支持されているセレナですが、具体的にどういった魅力があるのでしょうか。ここからは、セレナの魅力についてご紹介します。
1:車内空間が広い
セレナの大きな魅力は、車内空間の広さです。
後席の座席をアレンジすると、26インチ自電車を最大4台積むことができます。
またセカンドからサードシートへの移動も楽に行えます。
2:使い勝手がよい
使い勝手のよさもセレナの魅力の一つです。
多彩なシートアレンジをすることができます。
2列目と3列目を倒してフラットにすることで、パーキング時に家族が横たわって過ごすことが可能です。
また左側のシートを全て倒すと、3m超の物でも搭載できます。サーフィンを趣味にしている人が重宝するアレンジ方法といえるでしょう。
またボタンを押すだけでドアを開閉できる「ワンタッチオートスライドドア」も便利な機能の一つです。
買い物をして両手がふさがっている状態でも、ドアの開閉を行えます。
3:快適装備も充実している
快適装備が充実していることもセレナの魅力といえるでしょう。
2列目にはロールサンシェードが全車に装備されています。高い遮光率をほこるため、2列目で子どもが寝た際でも安心できます。
またエアコンシステムが優れていることも特徴の一つです。
高濃度プラズマクラスターイオンによって、肌にツヤを与えてくれます。
なお内外気自動切換え機構で、車内に嫌な臭いがこもるのを防止してくれる点もうれしいポイントといえるでしょう。
セレナはこういった人におすすめの車
セレナは8人乗りであることから、大家族のご家庭におすすめの車といえるでしょう。
前述したように車内空間が広々としているため、8人で乗っても快適に過ごせます。
またアウトドアの趣味を持つ人にもおすすめといえるでしょう。
キャンプや釣りなどを行うために必要な道具を数多く搭載することができるためです。
加えて、低燃費の車を希望する人にはセレナe-POWERがおすすめです。
サイズが大きい車でありながら、低燃費を実現しています。
給油のためにガソリンスタンドに出向く手間も削減できるでしょう。
まとめ
この記事では、セレナe-POWERの燃費やセレナの魅力などについてご紹介しました。
セレナe-POWERとセレナのガソリン車では、燃費に大きな違いがあります。
セレナe-POWERにおいては給油にかかる費用を抑えられ、ガソリンスタンドに給油しに出向く時間の削減にもつながります。
また、燃費を向上させるためには運転方法を見直すことも大切です。
発進時のアクセル操作を穏やかに行うことや、減速時にはエンジンブレーキを活用することなど、ちょっとしたことを意識して行うだけでも燃費向上につなげられます。
燃費以外について、車内空間が広いことから8人で乗っても快適に過ごせる点や使い勝手がよい点も魅力の一つです。
シートアレンジを行えば、26インチ自転車を最大4台搭載したり、3m超の物を搭載したりできます。
ここで紹介した内容を踏まえた上で、セレナが自身の希望に合っていると感じた際には、ぜひ購入を検討してみてください。
画像出典元:日産自動車