50万円の車をローンで購入するときの月々の返済額はいくら?

ローンとは、高額なものを購入する際に金融機関から資金を借り、月々決められた返済額を支払うシステムを指します。

しかし、毎月のローン返済額の設定を高く設定してしまうと、途中で返済が困難になるケースがあるため注意が必要です。

例えば、車のローンの返済ができなくなると、ローン会社に車を取り上げられたり、ほかのローンを利用するときに審査に通りにくくなったりする可能性もあります。

そのため、ローンを利用する際は自分の家計状況と照らし合わせて無理なく返済できる金額を設定することが大切です。

この記事では、50万円の車をローンで購入するときの月々の返済額や、ローン審査に通過しないケース、対処法などをご紹介します。

関連記事:マイカーローンの計算方法とは?金利や注意点を含めて解説!

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50万円の車を購入すると月々のローン返済額はいくら?

費用

50万円の車をローンで購入するときの月々の返済額は下表の通りです。なお、下表の返済額は、頭金なし・ボーナス払いなし・金利5%でシミュレーションしています。

50万円の車のローン返済額

例)金利5%の場合

借入期間月々の返済額返済総額利息総額
3年14,985円53万9,475円3万9,475円
5年9,435円56万6,135円6万6,135円
7年7,066円59万3,621円9万3,621円
※参考元:JAバンク|マイカーローン返済シミュレーション

3年で返済する場合、利息は約4万円に抑えられるものの、月々の返済額は約1万5,000円と高くなります。
そのため、無理なく返済していけるかを検討することが大切です。

5年で返済する場合、月々の返済額は約9,500円で、7年で返済する場合、月々の返済額は約7,100円となります。5年返済と7年返済では、月々の返済額は2,400円程度の差があるものの、利息総額の差も約3万円もあるため、無理なく返せるのであれば、5年返済を選択するほうがよいでしょう。

また、月々の返済額を抑えるには頭金やボーナス払いをうまく活用することが大切です。

関連記事:車の一括払いとローン払いの違いについて解説!

50万円の車をローンで購入するまでの流れ

クルマの費用イメージ

以下では、50万円の車をローンで購入するときの流れをご紹介します。

ローンの種類を選ぶ

車のローンには、大きくわけて「銀行系ローン」「ディーラーローン」「自社ローン」の3種類があり、それぞれ金利相場や審査の特徴が異なります。各ローンの特徴を理解して慎重に選びましょう。

銀行系ローンは、金融機関が提供しているローンです。金利は1~4%程度と低い傾向があるものの、審査が厳しいといわれています。

ディーラーローンは、カーディーラーが提供しているローンです。金利は4~8%と高めに設定される傾向があるものの、審査は銀行系ローンよりも通過しやすいといわれています。

自社ローンは、自動車販売店が提供しているローンです。販売店が購入費用を立て替えるため、金利という概念がありません。ただし、ローン利用時の利息に相当する手数料が上乗せされるため注意しましょう。販売店が独自に設けた基準で審査するため、銀行系ローンやディーラーローンよりも審査に通りやすいといわれています。

月々の返済額を計算する

先述した通り、車をローンで購入するときは、無理なく返済できる金額を設定することが大切です。

月々の返済額は、銀行のホームページで手軽にシミュレーションできます。購入したい車の金額や借入期間を入力することで、自動で計算可能です。

頭金の金額や、ボーナス払いの有無、借入期間などを調整して、無理なく返済できる金額を決めましょう。

審査に申し込む

利用したいローンの種類や、借入期間、金額が決まったら、審査に申し込みましょう。審査の流れや必要書類、審査結果が出るまでの期間は、利用するローンによって異なります。

車のローン審査に通過しないケース

運転疲れ2

車をローンで購入したいと思っても、審査に通過しなければローンを利用できません。ここからは、ローン審査に通過しないケースを3つご紹介します。

安定した収入がない

ローン審査では、借入額を毎月返済できる能力があるのかをチェックされます。そのため、安定した収入がないと判断されると審査に通過しない場合があるでしょう。

例えば、個人事業主やフリーター、就職や転職をしたばかりで勤続年数が1年未満の会社員などは、収入が不安定だと判断され審査に通過しない可能性が高いでしょう。

借入額が多い

ローンの借入可能額は、年収の約30%が目安とされています。そのため、年収に対して借入額が多い場合や、ほかにローンを組んでいる場合には、審査に通らない可能性があるでしょう。

クレジットカードや家電製品の分割払い、奨学金なども借入とみなされる場合もあります。合計借入額が年収の30%を大幅に超えることがないように、借入額を設定しましょう。

過去に返済トラブルがある

ローン審査をするときには、信用情報機関に登録されている情報を基に、申込者がローンを滞りなく返済する人物であるかを判断します。そのため、過去にローン返済を滞納したことがある人や、自己破産などの債務整理経験がある人などは、審査に通らない可能性が高いでしょう。

過去の返済トラブルの情報は、信用情報機関に5~10年間残るとされています。そのため、過去5~10年以内に返済トラブルを経験している人は、審査に通りにくいでしょう。

関連記事:ブラックリスト掲載者でもカーリースは利用可能?カーリースの審査を通過するコツを紹介!

車のローン審査を通過できなかった場合の対処法

車のローン審査を通過できなかった場合、対策を講じて再審査を受けることで通過できる可能性があります。そこで以下では、ローン審査を通過できなかった場合の対処法を3つご紹介します。

頭金を用意する

ローン審査は、申込者の年収と借入額のバランスをみて、返済できる金額であるかを判断します。そのため、年収に対して借入額が多いと判断された場合、審査を通過できません。

借入額を下げるには、ある程度まとまった金額の「頭金」を用意することがポイントです。頭金があれば、利息総額や返済総額を下げられ、借入額も抑えられます。頭金の金額は、車を購入したあとの維持費も考慮して無理のない金額にしましょう。

所有している車を下取りに出す

すでに所有している車があるときは、下取りに出して頭金を作るのも1つの方法です。新しい車への乗り換えを考えている場合、下取りで得られる資金を頭金に充てることで、利息総額や返済総額を下げられます。

利息総額や返済総額を下げられれば、借入額を減らせるため、審査に通りやすくなるでしょう。

保証人を立てる

個人事業主や勤続年数1年未満の会社員などは、安定した収入がないとみなされ、審査を通過できない場合があります。この場合、保証人を立てることで通過できる可能性があるでしょう。

保証人とは、契約者が返済できなくなったとき、代わりにローンの返済義務を負う人を指します。保証人を立てることで、収入の不安定さを補えるため、審査を通過できる可能性が高まるでしょう。

まとめ

50万円の車をローンで購入する場合、月々の返済額は3年返済で約1万5,000円、5年返済で約9,500円、7年返済で約7,100円です。

月々の返済額を決めるときには、ご自身の年収と照らし合わせ、無理なく返済していける金額を設定することが大切です。銀行のホームページで手軽に返済シミュレーションができるため、頭金の金額や借入期間などを調整して適切な金額を決めましょう。

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