ハッチバックドアの特徴とは?クーペとの違いやおすすめ車種を紹介
普段使いの車であっても、なるべく多くの荷物を積み込める方が望ましいものです。
自動車のカタログなどで「ハッチバック」という単語を見かけて「どんな車だろう?」と感じた人もいるでしょう。
今回は車種の名称にもなっているハッチバックの概要や特徴について、メリット、デメリットを踏まえて解説しますのでご参考になさってください。
さらに、クーペとの違いにも触れながらおすすめ車種を紹介していきます。
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INDEX
ハッチバックドアとは?
ここではハッチバックドアについて解説していきます。
ハッチバックドアとは何か、どのような特徴があるのか見ていきましょう。
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ハッチバックドアは車のどこにある?
ハッチバックドアとは自動車の後部に装備されている、跳ね上げタイプのドアをいいます。
ハッチバックドアは車の全長が短く車高が低い自動車に採用されることが多く、広い開口部と車内スペースを有効に使って比較的簡単に荷物の積み下ろしができる設計となっています。
「ハッチバック」は、本来ドアだけのことを指す
「ハッチバック」という名前はもともと車体後方のドアを指す名称でしたが、最近ではこのドアがついている自動車の車種そのものを「ハッチバック」と呼ぶようになりました。
メーカーによっては「リフトバック」「オープンバック」「スポーツバック」という名称を使用することもあるようです。
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ハッチバックのメリット・デメリットを紹介
ハッチバックは荷室の開口部が広いため荷物の出し入れがしやすく、また荷物スペースが後部座席と一体化しているため車内スペースを広く有効に使える点が魅力的な車種です。
ここではハッチバックドアのメリットとデメリットについて紹介します。
メリット1.後部座席を倒すと大きな荷物も積める
ハッチバックは後部座席のスペースと荷物を積み込めるトランクの部分が一体化しているため、車内スペースを有効に使えます。
後部座席を倒すことで大容量の荷物でも積み込むことができます。
メリット2.荷物を積み下ろす時の負担が少ない
タクシーのような独立したトランクルームの場合、開口部が狭いため荷物を収納する際にはトランクの高さまで荷物を持ち上げてから向きを調整する必要があります。
そのため、重い荷物を収納する場合には大きな労力が必要となります。
ハッチバックなら車後方のドアが広く開くため、重い荷物や大きな荷物の出し入れの際に大きな動作をする必要がなく、負荷をかけずに収納することができます。
日常的に荷物の積み下ろしが多い人やレジャーやアウトドアによく出かける人には、ハッチバックがおすすめです。
デメリット1.ハッチバックドアを開けるときは後方に注意が必要
ハッチバックは後方のドアが跳ね上がって開くため、車の後方上部にスペースが必要となります。
駐車した場所が狭い場合や天井が低い場合、そのままドアを開けるとドアを傷付けてしまう可能性があります。
そのため、ハッチバックドアを開けるときには常に後方上部や周囲の状況を確認する必要があります。
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デメリット2.振動や音が車内に伝わりやすい
ハッチバックは車内スペースと荷物スペースが区切られておらず一体化しているため、走行中の振動や音が車内に入り込みやすくなっています。
他の車種と比較すると、走行時の静かさという点でやや劣る場合があります。
ハッチバックとクーペの違いとは?
ここではクーペという車種の概要を踏まえながら、ハッチバックとクーペの違いについて解説していきます。
クーペとはどんな車種なのか
クーペとはドアが2つで車高が低く、見た目がスポーティな乗用車のことを指します。
エンジンルームも広く設計されており、後席は前席のシートを倒してから乗り込むような作りになっています。
「クーペ」はフランス語で「切られた」という意味の「coupé(クペ)」からきており、もともとは車両の後方を切り落としたような二人乗りの箱馬車を表していました。
やがてそれが2ドアの車種の形状を表す「クーペ」という用語になりました。
ハッチバックとクーペは何が違うのか
ハッチバックとクーペの違いについて、見た目では一般的にハッチバックは5ドア、クーペは2ドアとなります。
ただし、クーペの中にもハッチバックドアを採用している日産のフェアレディZなどの例外もあります。
用途の違いとしては、ハッチバックは主に広い車内スペースを利用した収納性重視であり、クーペは快適に走ることを目的とした機能性重視といった点で違いがあります。
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ハッチバックはどんな人におすすめ?
ハッチバックは収納性の高さから人気があり、各メーカーからのデザインも豊富に取りそろえられています。
街乗り用として適しているものや、アウトドア・レジャー向けのタイプもあります。
ここでは具体的なライフスタイルに合わせて、おすすめの車を紹介していきます。
小さなお子さまがいる家庭やまとめ買いをすることが多い人
ハッチバックは荷物を多く載せられる点と荷物を載せやすいという点から、夫婦共働きの家庭や小さなお子さまがいる家庭などにおすすめの車種です。
大容量の荷物を楽に積み込めるため、週末にしか食材や日用品を買いに行けないという家庭に適しています。
また、ベビーカーなどを積み込みやすいのも嬉しいポイントです。
最近では日産のノートやスズキのワゴンRスマイルなどスライドドアが搭載された車も出てきています。
こういったライフスタイルの人におすすめの車はトヨタのカローラスポーツです。
トヨタ カローラスポーツ エントリーモデル G”X” 6MT
価格帯 | 216.9万円~ |
全長 | 4,375mm |
全幅 | 1,790mm |
全高 | 1,460mm |
駆動 | 2WD(前輪駆動) |
燃費 | 15.8 km/L (WLTCモード) 16.4 km/L (JC08モード) |
スポーティなデザインでありながら、車内空間も広々と使える実用性を兼ね備えた車です。
事故を事前に防ぐためのトヨタの安全性能機能も搭載されており、家族のいる人におすすめです。
アウトドアやレジャーなどで出かけることが多い人
ハッチバックは、キャンプやレジャーなどに必要な道具がたくさん積めることや、車によっては車中泊も快適にできるため、アウトドア好きな人にも適しています。
車を利用していろんなレジャーやアウトドアに行く予定がある人は、購入前に使う道具がすべて積み込めるか確認しておくと安心です。
また、スポーツ走行が好きな人は、ストレスを感じない加速性能や、長時間の運転でも安定した走行ができるかなども購入前にチェックするとよいでしょう。
日産 エクストレイル
価格 | 248.27万円〜 |
全長 | 4,690 mm |
全幅 | 1,820 mm |
全高 | 1,740 mm |
駆動 | 4WD(4輪駆動) |
燃費 | 13.2 km/L |
エクストレイルはあらゆる路面に対応する電子制御4WDシステムを世界で初めて採用しており、旅行やアウトドアなどの場面での運転を適切にサポートする機能が搭載されています。
また、使い勝手のよい防水シートや防水フレキシブルラゲッジも備えているため、汚れや水濡れを気にすることなくレジャーやアウトドアを楽しめます。
また、必要な荷物をたくさん積み込める大型ラゲッジも魅力のひとつです。
まとめ
ハッチバックは荷物スペースが車内と一体化しているため、車内スペースが広く使えるという点が一番のメリットです。
各メーカーがさまざまな特徴のある車を販売しており、デザインや機能も豊富に取りそろえられています。
ハッチバックの購入を検討している人は自身のライフスタイルと照らし合わせながら目的や用途を明確にしましょう。
また、購入前には試乗して率直に感じたことを大事にしつつ車を選びましょう。