スズキ イグニスが売れない理由は?クロスビーと比較されてる?

イグニスは、スズキが2016年から販売しているコンパクトなサイズのクロスオーバーSUVです。

知名度はあまり高いとは言えず、「イグニス」という言葉自体初めて知った方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は、イグニスが売れない理由と隠れた魅力について紹介しますので、ぜひ最後まで読んで「イグニスいいな」と思ってもらえたら幸いです。

逆に個性を演出するにはとっておきかもしれません。

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イグニスの概要

コンパクトカーであり、クロスオーバーでもあるイグニスの概要を簡単に説明します。

2016年に販売開始されたイグニスは、ハスラーとエスクードの中間にあたる車としてリリースされました。

イグニスっていう名前はどういう意味?

イグニス(ignis)はラテン語で「篝火」「炎」を意味しています。

以前は初代スイフトの欧州仕様車として「イグニス」という名前が使われていました。

外観

デザインコンセプトは「シンプルアイコニック、シンプルスタンダード」とし、わかりやすく特徴的なデザインをしています。

「スズキらしさ」を表現するため、エクステリアデザインには過去のスズキ車をモチーフにしています。

エンジン

1.2Lの並列4ゲートウェイエンジンを搭載しており、全グレードにマイルドハイブリッドを採用しています。

燃費

2WD
4WD
WLTCモード(km/L)19.8
19.0
市街地モード(km/L)15.9
15.6
郊外モード(km/L)20.5
19.7
高速道路モード(km/L)21.6
20.4
※参考元:イグニス|走行・環境性能

上記の通りです。
決して悪い数字ではありません。

関連記事:ハイブリッドコンパクトカーは燃費がよい!選び方のポイントを紹介します

売れない理由は?

上述の通り、特に問題のある車とは思えません。

しかし、実際に走っている所もあまり見かけません。

普及しない理由はなんなのでしょうか?

以下で、イグニスの売れない理由と思われるポイントを解説します。

クロスビーに似ている

スズキの販売しているクロスビーというSUVがあります。

イグニスはクロスビーに外見が似ているとよく言われます。

確かに似ているといえば似ている所はあるかもしれません。
なんとも言えない感じはします。

コンパクト目のクロスオーバーを求めている方はクロスビーに流れていっている可能性もあります。

クロスビーも知名度があまり高くない方ではありますが、クロスビーはコアなファンの心を掴んでいます。

また、スズキはコンパクトSUVとして、ジムニーシエラも出していますし、軽SUVとして、ハスラー、ジムニーもリリースしています。

ハスラーが人気すぎる説も有力です。

関連記事:クロスビーの燃費はどうなのか?カタログ燃費と実燃費を比較

軽自動車ニーズの増加

日本では、以前より軽自動車のニーズが高まっています。

昔はいい車のニーズが高かった時期もありましたが、軽自動車の高性能化、価値観の変化、公共交通機関の整備などの理由で、軽自動車が人気になりました。

大きい車が必要ならまだしも、コンパクトカーのサイズであれば軽自動車で十分という方も増えてきたため、イグニスがあまり売れないという仮説です。

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スズキの軽自動車が強すぎる

スズキの軽自動車として、

  • 安価なアルト
  • 軽SUVの先駆けであるハスラーやジムニー
  • ハイトールワゴンのスペーシア
  • 安定した人気を持ち続けるワゴンR
  • かわいさ重視のラパン

と、ベースモデルだけでも強すぎるラインアップをしています。

このラインアップに勝てるコンパクトカーはなかなか出ないのではないでしょうか。

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スイフトとソリオの人気がありすぎるせい

イグニスの売れない理由として他にも、スズキのコンパクトカーとして絶対王者である「スイフト」の影響もあるでしょう。
しかもスイフトには標準モデルの他にも、スイフトスポーツというモデルもあります。

差別化のために大きい車体にすると今度はソリオが立ち塞がります。
ソリオにもソリオバンディットという2人の敵に立ち向かわなければなりません。

さらに、スイフトもソリオも安価でコスパのいい車として評判です。

これではなかなか立ち向かえなくても仕方ない感じもします。

関連記事:コスパのいい車はどう選ぶべき?おすすめの車も紹介!

売れていなくてもたくさんあるイグニスの魅力

イグニスの売れない理由は他のスズキの車種が強すぎるからという説が有力でした。

しかし、このままではイグニスの汚名を返上できないので、イグニスの魅力を紹介していきます。

外観

もはや外観ではなく外見です。

個性的なエクステリアで可愛らしさと力強さを兼ね備えた車が他にあるでしょうか。

力強いバンパーやヘッドライトを装備しているのにかわいい車です。

個性を演出できるものほど愛着が湧きますが、車業界でそれを体現しているのがイグニスです。

室内空間

広い、快適、荷室が大きいなどはもはや当たり前で、内装も個性的なカラーを選べるのがイグニスの魅力です。

外側も個性的で、内側も個性的な車として確固たる地位にいるのではないでしょうか。

豊富なカスタマイズ

ルーフラック、ルーフスポイラー、シートカバー、エアロパーツなどを選択できます。

ボディカラーは10色ですが、純正パーツだけでなく、一般販売のものも含めると豊富なカスタマイズができ、選択肢は無限に広がります。

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イグニスの売れない理由まとめ

イグニスは、個性を演出するのにはとてもいい車ですが、スズキの他の車種が大衆受けする強いラインアップを揃えすぎていて、イグニスの魅力が伝わっていないため、あまり売れていません。

これを機に、個性を演出しまくれるイグニスに乗ってみてはいかがでしょうか?

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