ハイブリッドコンパクトカーは燃費がよい!選び方のポイントを紹介します

ハイブリッドカーやコンパクトカーなど、最近よく耳にする車種ですが、そもそもどのような特徴があるのでしょう。
また、この2つが合わさった「ハイブリッドコンパクトカー」なるものがあるのはご存知でしょうか。

本記事では、ハイブリッドカー・コンパクトカーそれぞれの特徴と、「ハイブリッドコンパクトカー」の特徴や選び方について紹介します。

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ハイブリッド×コンパクトカー?

ハイブリッドカーとは?

ハイブリッドカーとは、動力源が「エンジン」と「モーター」の2つである車のことです。
エンジンとモーターが搭載されることで、モーターがエンジンをアシスト、またはモーターが直接タイヤを駆動し、燃費の良い車が実現するのです。

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コンパクトカーの特徴とは?

コンパクトカーは、軽自動車のように法律で明確な規格や区分は定義されていません。
しかし、メーカーがコンパクトカーとして販売している車は、主に以下の特徴があります。

  • 小型自動車(5ナンバー車)
  • 排気量が1,500cc以下
  • 全長4,200mm以下、全幅1,700mm以下

小型自動車の一部を指してコンパクトカーと呼ばれているのだと思っていれば大きな間違いはありません。
コンパクトカーは、運転のしやすさだけではなく、価格が抑えられるため、初めて車を購入する方にもおすすめの車種です。

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2つのよさを持ち合わせたハイブリッドコンパクトカー

運転しやすいコンパクトなサイズ」と「燃費性能のよさ」を持ち合わせた車種が、ハイブリッドコンパクトカーです。日本の狭い道路や駐車場でも操作しやすいため、多くの人におすすめできる車種なのです。

ハイブリッドコンパクトカーの燃費性能

では、ハイブリッドカーは具体的にどのくらい燃費がよいのでしょうか。

燃費がよいとは?

車の燃費とは、ガソリン1Lあたり何キロメートル走ることができるか、という数値を指します。
街中の走行は発進と停止を繰り返すため燃費が悪くなり、高速道路は一定の速度で走行し続けるため燃費がよい状態となります。

近年、燃費は「WLTCモード」という方法で測定されています。これは、実際の走行により近い燃費を表示できるよう設定された国際的な測定方法で、「市街地」「郊外」「高速道路」の各走行モードで構成されています。

下記に人気車種の燃費を一例として挙げています。

車種名燃費(WLTCモード)
ヤリス36.0km/L
ノート29.5km/L
フィット29.4km/L
アクア29.8km/L
カローラスポーツ30.0km/L
ノートオーラ27.2km/L

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ハイブリッドコンパクトカーの燃費がよい理由

そもそもハイブリッドカーはなぜ燃費がよいとされているのでしょうか。
その秘密は2つあるエンジン体系にあります。

一般的な車はガソリンのみで動きます。しかし、ガソリンのみで車を動かすと、どうしても燃費効率の良い時悪い時とが出てきてしまうのです。たとえば、高速道路は一定の速度で止まることなく走り続けるため燃費がよいといえますが、一般の道路はその限りではありません。
しかし、エンジンを動かす原料はガソリンしかないためどうしようもない。これが従来の車です。

一方、ハイブリッドカーはエンジンとモーターの2つを使い分け、時には同時に使用することでガソリン車よりも効率良く車を動かすことができるのです。これを「燃費がいい」と呼んでいます。

ハイブリッドコンパクトカーも仕組みはハイブリッドカーと変わりません。
つまり、エンジンとモーターを併用することで、燃料の消費量を抑えているのです。

ハイブリッドコンパクトカーの維持費

修理費用

維持費は、車に乗り続けるためにかかる費用の総称です。

車は購入時の費用だけでなく、購入後もいくつかの追加費用が定期的に発生します。
車を購入する際は購入費用だけでなく、その後の維持費がどの程度かかるのかも踏まえて検討すると良いでしょう。

ここでは、ハイブリッドコンパクトカーの維持費や税金の優遇について解説します。

ハイブリッドコンパクトカーのランニングコスト

車にかかる税金は、「自動車税」と「自動車重量税」の2種類があります。
コンパクトカーの自動車税はサイズによって変動し、25,000円〜36,000円が目安の金額です。

自動車重量税に関しては、その名の通り車体の重さによって税額に幅があり、車重が重くなるほど金額も上がります。

ハイブリッドコンパクトカーを購入した時にかかる維持費の目安を下記にまとめました。

諸経費などハイブリッドコンパクトカー(目安)
自動車税34,500円
重量税24,600円(1〜1.5トンクラス※初回の支払い額)
自賠責保険約31,000円(※2年分で計算)
車検費用50,000円
任意保険料85,000円
消耗品代
(タイヤやエンジンオイル)
20,000円
合計245,100円
※車検費用、任意保険料、消耗品代概算にて算出。

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ハイブリッドカーは税金の優遇がある

ハイブリッドカーは「エコカー減税」「環境性能割」「グリーン化特例」の3つの制度により税金の優遇を受けられます。3つの制度の概要を説明します。

エコカー減税

ハイブリッドカーの新車を新規登録した場合、排出ガス性能および燃費性能に応じて重量税が軽減されます。

環境性能割

車両購入時に課せられる税金ですが、燃費性能に応じて登録車は0~3%、軽自動車は0~2%課税されます。
燃費のよい車ほど税が軽減される仕組みで、例えば電気自動車は非課税となります。

グリーン化特例

ハイブリッドカーの普及を促進するために設けられた制度で、 特例の適用期間中に当該の車を購入した場合、翌年度分の自動車税が軽減されます。

逆に、ガソリン車などは一定の期間後に重税されます。

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優遇されるための条件とは?

エコカー減税などは特に条件が定められており、その達成条件にあわせたグレードの優遇がされるのです。

エコカー減税適用のための条件・対象

エコカー減税による税金の軽減率は、燃費基準の達成度合いに応じて変動します。

条件減税率
「2020年度の燃費基準を達成」
または
「燃費基準を+10%で達成している車」
エコカー基本税額から25%減税
「燃費基準を+20〜30%で達成している車」エコカー基本税額から50%減税
「燃費基準を+40〜90%以上で達成している車」免税

環境性能割適用のための条件・対象

区分課税
燃料電池自動車非課税
電気自動車
天然ガス自動車
プラグインハイブリッド自動車
クリーンディーゼル乗用車
・ガソリン車
・LPG車
(ハイブリッドカーを含む)
令和12年度燃費基準
85%達成
令和12年度燃費基準
75%達成
1%
令和12年度燃費基準
60%達成
2%
上記以外の自動車3%

グリーン化特例適用のための条件・対象

条件:令和3年4月1日〜令和5年3月31日の期間中に新車新規登録などを行なった場合
乗用車燃料電池自動車おおむね75%軽減
電気自動車
天然ガス自動車
プラグインハイブリッド自動車
重量車など燃料電池自動車おおむね75%軽減
電気自動車
天然ガス自動車
プラグインハイブリッド自動車

ハイブリッドコンパクトカーの価格相場は?

ハイブリッドコンパクトカーの燃費や減税制度について解説してきましたが、車体価格の相場はどのくらいなのでしょうか。新車と中古車に分けて説明します。

新車の相場価格

コンパクトハイブリッドの新車販売価格の相場は、150万円〜500万円前後となります。

新車の魅力は最新の機能を備えているため安全性が高く、また車のオーナーとしての優越感を味わえます。さらに、予算や好みに合わせてオプション機能を追加できるのも魅力です。

しかし、新車は車体価格が高くなるため、予算が限られている人の選択肢は少なくなってしまいます。

中古車の相場価格

一方、ハイブリッドコンパクトカーの中古車であれば100万円以下で購入できる可能性もあります。
初期費用をできるだけ抑えたい人や上級グレードを安く購入したい人は、中古車の購入を検討しましょう。

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ハイブリッドコンパクトカーおすすめの車種

おすすめのハイブリッドコンパクトカー3台を紹介します。

トヨタ:アクア

アクアは、ハッチバックが搭載されたシンプルな外観で無駄のないデザインです。
ハイブリッド車としての性能も高く、世代やライフスタイルを問わない利便性の高さが人気です。走行時の静粛性も高く、乗り心地のよさも魅力的です。

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トヨタ:ヤリス

安全性と低燃費が魅力のハッチバックのコンパクトカーで、「ヴィッツ」の後継車です。
駐車をアシストしてくれる機能や人間・車両の検知と回避などの安全装備の搭載と高い燃費性能が人気の車です。

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日産:ノート

ハッチバックのコンパクトカーであるノートは、先進の安全技術が搭載されており、運転時の安全性と走行性に優れています。さらに、快適性を重視するなら「e-POWER搭載モデル」がおすすめです。
スムーズな加速を味わえる一方、燃費性能も高くなっています。

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まとめ

本記事では、ハイブリッドコンパクトカーの特徴やおすすめの3台を紹介しました。

車としての魅力を理解した上で、使用用途や予算と照らし合わせ候補の車を絞っていきましょう。
ハイブリッドコンパクトカーは燃費を抑えた走りが可能なため、その分維持費も抑えられるでしょう。

また、この車種は人気が高く、次の車に買い替える際のリセールバリューが期待できます。
車を選ぶ際は、下取り価格も考慮して検討するとよいでしょう。

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