セレナが車中泊に向いている理由を解説!セレナマルチベッド
アウトドアやキャンプが流行する中で、車中泊をする楽しみ方の人気も高まっています。
車中泊は、宿泊先を確保する手間を減らし、宿代も節約可能です。
しかし、快適に車中泊するには、眠るための十分な車内空間が必要でしょう。
車中泊に向いている車かどうかの基準として、車内空間の広さが挙げられます。
日産が製造・販売するセレナは、ミニバンのために十分な車内空間を確保できるでしょう。
今回は、セレナが車中泊に向いている理由や車中泊に適したオプションのセレナマルチベッドについて解説します。
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INDEX
セレナが車中泊に向いている理由とは
セレナは車内空間が広く、荷物も多く載るため車中泊に適している車です。
ほかにも、セレナには車中泊に向いているさまざまな特徴があります。
車中泊をしたいけど、どの車がおすすめなのか悩む人もいるでしょう。
ここでは、セレナが車中泊に向いている理由を解説します。
車内空間に余裕がある
セレナはミニバンクラスでも広々とした車内空間が特徴の車です。
1列目から3列目まで、すべての席がゆったりと座れるシートになっています。
2列目シートは、後ろへスライドさせれば最大690mmのスペースが足元にできるため、お子さまが立ちながら着替えられるような大きなスペースが確保できるでしょう。
荷室が広く収納力が高い
3列目のシートをたためば広い荷室になり、収納力が上がります。
26インチの自転車を積載できるほどのスペースになるため、車中泊に必要な道具も多く積み込み可能です。
また、釣りの道具やゴルフバッグ、テントなどの長さのある荷物でも、問題なく載せられるでしょう。
フルフラットのシートアレンジができる
車中泊で大切なのは、いかに快適に寝るスペースを作れるかという点です。
セレナは、2列目と3列目を倒すとフルフラットモードになります。
大人が寝転んでも十分なスペースとなり、大人1人にお子さま1人程度であれば余裕を持って寝られるでしょう。
便利なデュアルバックドアが付いている
セレナには、デュアルバックドアという小さなドアが用意されており、440~470mmのスペースがあれば開閉できる仕様となっています。
通常の半分のスペースがあれば開閉可能なため、狭い場所でもぶつける心配をせずに荷物の出し入れができて便利でしょう。
セレナの車中泊に特化したモデル
セレナには、車中泊に特化した「セレナマルチベッド」というモデルがあります。
ここでは、セレナマルチベッドについて詳しく解説します。
セレナマルチベッドとは
セレナマルチベッドは、3列目シートを取り除いて大きな車内空間を実現したモデルです。
セカンドシートを倒して専用のベッドマットを展開すると、1,320mm×2,120mmのフラットなスペースを確保できます。
また、ベッドマットはシート同様に防水性に優れ、水や汚れも簡単にふき取りやすい生地が使用されている点も魅力です。
さらに、ベッドマットを設置した状態であれば、マット下にスペースができるためキャンプ道具などの荷物の収納ができます。
ベッドマットの設置方法
ベッドマットの設置方法は簡単です。
セカンドシートを倒して、左右に設置された鉄のガイドと、自由に取り外し可能な前側のベッドフレームの上にベッドを載せれば完成です。
また、マットは分割して折り畳めるため、さまざまなシートアレンジも楽しめます。
例えば片方のセカンドシートのみを座れる状態にする、後方のみベッドを設置するなど、自分の使い勝手に合わせて車内空間を変化させられます。
車中泊に役立つグッズを紹介
車内で快適に寝るスペースに加え、さまざまなグッズも用意できればさらに車中泊を楽しめるでしょう。
ここでは、車中泊に役立つグッズを紹介します。
マット
ある程度のクッション性があるマットがあれば、より快適な睡眠環境に近づけるでしょう。
厚みが10㎝ほどあるマットや、自動膨張式で持ち運びに便利なマットなどさまざまあります。
自身が求める性能に応じて車のサイズに合ったマットを選ぶとよいでしょう。
寝袋
冬の車内は気温が下がりやすいため、寝袋の活用をおすすめします。
収納スペースに余裕があれば、家で使っている布団を持ち運ぶのもひとつの方法ですが、寝袋であれば小さく収納できるためかさばりません。
寝袋は、コストが高いものほど、小さく収納できて温かいものが多いです。
冬ではなくても朝方は冷え込みやすいため、寝袋をひとつ持っておくだけでも安心でしょう。
カーテンやシェード
車は窓が多く、車中泊では寝ている際に外の明かりが気になりやすいです。
睡眠を妨げないためにカーテンやシェードの用意は必要でしょう。
また、プライベート空間を確保する意味でもカーテンやシェードは役立ちます。
断熱性能や保温性能が高い種類であれば、夏の日差しや冬の寒さにも対応できるでしょう。
ランタン
車中泊をしていて、照明が欲しい場合に便利なグッズがランタンです。
持ち運びに適したサイズで、夜に外のトイレに行く場合や寝る前に車内でゆっくりとしたい場合などに役立つでしょう。
ポータブル電源
ポータブル電源は、エンジンを付けなくても電気が使えるグッズです。
スマホの充電や電気ケトルを使用する際に活用できます。
大容量のタイプやソーラーチャージャーで本体の充電ができるタイプなどさまざまあります。
車中泊で注意すべきポイント
車中泊を行う際に注意すべきポイントは主に5つです。
自身の安全や周囲の環境のためにも、注意点を正しく把握しておくことが大切です。
ここでは、車中泊で注意すべきポイント似ついて解説します。
エンジンは付けっぱなしにしない
車中泊ではエンジンの付けっぱなしに注意しましょう。
エンジンを付けっぱなしにしておくと、排気ガスが車内に入り込み、一酸化炭素中毒になる恐れがあるためです。
特に冬場は雪でマフラーが詰まる可能性も考えられます。
できるだけエンジンは切っておき、明かりが欲しい際はランタン、電源が欲しい際はポータブル電源を活用しましょう。
また、深夜にエンジンを付けっぱなしにしておくと、エンジン音が周辺への迷惑になる可能性もあります。
防犯対策を怠らない
車内にいると忘れがちなのが車のドアロックです。
車中泊をする際は、車内にいるときも外に出るときも車のカギをかけるようにしましょう。
また、貴重品やバッグは窓から見える位置に置かないように心がけることが大切です。
夏と冬の万全な対策を行う
夏場と冬場の車中泊は特に注意が必要です。
夏場は熱中症対策のためにエアコンを活用し、扇風機・サーキュレーターなどを用意しておきましょう。
また、冬の寒さ対策には性能が高い寝袋の用意、電気毛布などの活用をおすすめします。
車を停める場所に気を付ける
車中泊をする際は、車を停める場所に注意しましょう。
コンビニやスーパーの駐車場など、どこでも車中泊してよいわけではありません。
車中泊の場所は、一般的には高速道路のサービスエリアやパーキングがありますが、長時間の滞在はマナー違反になる可能性もあります。
安全でマナー違反の心配もない場所は車中泊専用のキャンプ場です。
料金はかかりますが、防犯の面から考えても人気のない場所ではなく、専用のキャンプ場で寝泊まりすることをおすすめします。
エコノミー症候群に気を付ける
車中泊では長時間同じ姿勢になりやすいです。
長時間同じ姿勢のままだと足の血流が悪くなりエコノミー症候群になる可能性があります。
エコノミー症候群は、最悪死に至る可能性もあるとされています。
できるだけ定期的に動き、車内には水平に足をのばした状態で寝られる空間を作るようにしましょう。
まとめ
セレナは、車中泊でも快適に過ごせる車内空間があり、シートアレンジで寝泊まりしやすい車です。
また、車中泊に特化したモデルのセレナマルチベッドであれば、より高い睡眠の質と広い収納スペースを確保できるでしょう。
車中泊ができる車の購入を検討している人は、今回の記事を参考にしてみてはいかがでしょうか。