(2018年3代目モデル)ホンダインサイトの燃費性能は高い?よく比較される車も紹介
インサイトはコンパクトなセダンタイプのハイブリッドカーです。
ハイブリッドカーの購入を検討している際に、候補に挙がることも多いでしょう。
しかし、多くの自動車メーカーからハイブリッドカーが販売されているため、自分に適した車を選ぶのは難しいといえます。
ハイブリッドカーを選ぶ際に注目すべきポイントは燃費性能です。
そこでこの記事では、インサイトの燃費性能やライバル車との比較を紹介します。についてまとめています。
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INDEX
インサイトの概要
インサイトはホンダが製造・販売していたハイブリッドカーです。
ここでは、インサイトの初代からの歴史や最終モデルの特徴・スペックについて紹介します。
歴史
インサイトの初代モデルは1999年9月に販売が開始され、3ドアのクーペタイプで乗車定員は2名でした。
初代モデルは、リヤタイヤの上半分が隠れているデザインが特徴的です。
2代目は、2009年2月に販売が開始されています。
ボディタイプはハッチバックで、乗車定員5名と、初代モデルから一新されていることが分かります。
最終モデルが販売開始されたのは、2018年12月です。
独立したトランク部分がある4ドアのセダンタイプに変更され、2020年5月に最後のマイナーチェンジをして2022年12月に販売終了となりました。
インサイトは、初代から最終モデルまでボディタイプが何度も変わっており、多様なニーズに柔軟に対応した車といえるでしょう。
独自の2モーターハイブリッドシステム
インサイトは「e:HEV(イー エイチ イー ブイ)」という、2モーターハイブリッドシステムを搭載し、力強さと滑らかさを兼ね備えた走りを実現しています。
発電用と駆動用の2つのモーターの効果は、モーター走行をする場面を多くして燃費性能を上げることにもつながっています。
e:HEVは、以下の3つの走行モードを瞬時に使い分けるシステムです。
- EVモード:モーターのみで走る電気自動車モード
- ハイブリッドモード:エンジンの力と走行用モーターを駆動させるモード
- エンジンモード:エンジンの動力のみで走行するモード
EVモードでは、エンジンを止めているためガソリンを消費しません。
また、ハイブリッドモードは、加速時や坂道などパワーが必要な場面で使用されます。
エンジンモードは、高速走行時にエンジンの能力を発揮して燃費を抑えながら走行するのが特徴です。
基本スペック
最終モデルのインサイトの基本スペックは、以下のとおりです。
メーカー | ホンダ |
車名 | インサイト |
ボディタイプ | セダン |
ドア数 | 4 |
全長×全幅×全高(mm) | 4,675×1,820×1,410 |
車両重量(kg) | 1,390 |
総排気量(cc) | 1,496 |
使用燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
燃料タンク(L) | 40 |
駆動方式 | FF |
トランスミッション | 電気式無段変速機 |
カラー(全6種) | クリスタルブラックパール コスミックブルー・メタリック スーパープラチナグレー・メタリック プラチナホワイト・パール プレミアムクリスタルブルー・メタリック プレミアムクリスタルレッド・メタリック |
※参考元:インサイト|タイプ・価格
※紹介グレードは「EX」
インサイトの燃費性能
ここではインサイトのカタログ燃費と実燃費を紹介します。
カタログ燃費とは、メーカーが測定した値で、カタログで公表される燃費消費率です。
一方、実燃費は実際に公道を走った場合の燃費消費率を指します。
今回紹介する実燃費は、実際に車を所有している人により、燃費情報が共有されているWebサイト「e燃費」を基にしています。
実燃費は気温や積載量によって変動があるため、一つの参考としてご覧ください。
インサイトのカタログ燃費
グレードごとのインサイトのカタログ燃費は、以下のとおりです。
※参考元:インサイト|主要諸元
LX
WLTCモード(km/L) | 28.4 |
市街地(km/L) | 25.8 |
郊外(km/L) | 29.7 |
高速道路(km/L) | 28.8 |
EX
WLTCモード(km/L) | 25.6 |
市街地(km/L) | 22.8 |
郊外(km/L) | 27.1 |
高速道路(km/L) | 26.2 |
EX PRIME STYLE
WLTCモード(km/L) | 25.6 |
市街地(km/L) | 22.9 |
郊外(km/L) | 27.2 |
高速道路(km/L) | 26.2 |
EX BLACK STYLE
WLTCモード(km/L) | 24.4 |
市街地(km/L) | 22.9 |
郊外(km/L) | 27.2 |
高速道路(km/L) | 24.9 |
カタログ燃費では、「LX」が最も燃費がよいグレードであることが分かります。
インサイトの実燃費
e燃費のWebサイトでは、「EX」「EX PRIME STYLE」「EX BLACK STYLE」の3つのグレードが同一のものとして掲載されています。
2023年8月現在、e燃費に記載されている実燃費は、23.14km/Lとそこまで差はありません。
インサイトとプリウスとの燃費比較
インサイトとよく比較される車として挙げられるのが、トヨタが製造・販売するプリウスです。
ここでは、プリウスのカタログ燃費を、インサイトと比較しながら紹介します。
プリウスのカタログ燃費
プリウスのカタログ燃費は、以下のとおりです。
2.0L ハイブリッド | 1.8L ハイブリッド | |
グレード | Z/G | U |
WLTCモード(km/L) | 28.6[26.7] | 32.6[30.7] |
市街地(km/L) | 26.0[23.4] | 29.9[27.6] |
郊外(km/L) | 31.1[29.3] | 37.3[34.9] |
高速道路(km/L) | 28.2[26.8] | 31.2[29.8] |
※[]はE-Fourの数値
インサイトのカタログ燃費と比較すると、プリウスがやや全体的に燃費消費率が高い傾向にあることが分かります。
インサイトの魅力
インサイトは、さまざまな魅力があります。
インサイトの魅力として挙げられるのは、主に以下の2点です。
- 洗練されたデザイン
- 快適で機能的な装備
インサイトの最終モデルは、ポーティでありながら高級感も持ち合わせたデザインとなっています。
室内デザインも洗練されており、全席とも包み込むようなシートで長時間のドライブでも快適です。
また、トランクルームは開口部が広く段差が少ないため、荷物が積み込みやすいという特徴があります。
リヤシートを倒すと長尺物も入り収納力も機能性も高いです。
インサイトは、デザインや走行性能、安全性、機能性、燃費性能どれをとっても高いポテンシャルを備えています。
自由に運転を楽しみたい人や、家族との快適なドライブを望む人など、どのような人のニーズにもこたえられる車といえるでしょう。
まとめ
インサイトは燃費性能もよく、さらにデザインも機能性も安全性も兼ね備えたバランスの取れた車です。
インサイトは2022年12月に販売終了となっており、現在は中古車のみ購入ができます。
ハイブリッドカーの購入を検討している人は、今回の記事を参考にしてみてはいかがでしょうか。