CX-8の燃費!Grand Journey、Sports Appearance、Exclusive Modeはどうなる?
CX−8は2017年12月に発売されたマツダのクロスオーバーSUVです。
従来の多人数が乗れるSUVにありがちな箱型ではなく、3列シートを有しつつもスポーティなデザインとなっています。
CX-8にはガソリン車とクリーンディーゼル車がラインナップされています。
本記事では、CX−8のタイプ別のカタログ燃費と実燃費を紹介します。
また、ライバル車とも燃費を比較しています。
CX−8の購入を検討している人は、参考にしてください。
関連記事:【マツダ】CX-8が12月下旬で生産終了に!生産終了の理由とは?
関連記事:SUV人気ランキング!各車種おすすめポイントも解説
INDEX
CX-8は高級感のあるデザインを好む人におすすめ
CX-8は、外観のデザインにファンが多い車です。
多人数が乗れるSUVでありながら洗練されたボディデザインは街乗りでも映えます。
乗り心地や静粛性も評判の車です。
多人数乗用車でも美しい外観
CX-8の外観は、シンプルで美しいデザインです。
フロントフェイスを特徴付けているのが、フロントグリルの下から左右のヘッドライト下に伸びるメッキの加飾です。
また、ルーフレールに見えるラインも陰影のある造形となっており、デザインへのこだわりが伺えます。
関連記事:SUVとは?定義・種類・特徴やメリット・デメリット・SUV選びのポイントまで解説!
車内空間のこだわり
CX-8はスタイリッシュな外観ですが、車内は広く快適です。
シートにはキルティング模様やブラックのパイピングを施すなどこだわりの空間となっています。
また、上位グレードのシートは、山羊革(または羊革)の柔らかさと耐久性を併せ持つナッパレザーを採用しています。
品質のよい革の使用された車内空間は、高級感が漂います。
3列目シートに注目
CX-8の3列目シートは十分な広さを確保しており、無理のない姿勢で座れます。
3列目でもフロントやセカンドシートと遜色ない快適さがあります。
CX-8のカタログ燃費をグレード別に紹介
CX-8には、25S、25T、XDの3種類のグレードがあります。
- 25S…ガソリンエンジン
- 25T…ガソリンターボ
- XD…クリーンディーゼル
それぞれのグレードにはFFと4WDの2種類の駆動方式があり、クリーンディーゼルのXDのカタログ燃費の良さが際立ちます。
※WLTCモードとは、市街地、郊外、高速道路など各走行モードを平均的に時間配分し、天候や渋滞、加速や減速、なども考慮して算定される試験方法です。ユーザーが実際に走行した時と同じ燃費で、現実的な走行に近い値が算出されます。
関連記事:車の維持費が馬鹿らしいと感じる方に!維持費を抑えるコツを紹介
CX-8/25S | 上段:駆動方式:FF 下段:駆動方式:4WD |
WLTCモード(km/L) | 12.4 12.2 |
市街地(km/L) | 9.8 9.7 |
郊外(km/L) | 12.4 12.4 |
高速道路(km/L) | 14.0 13.6 |
CX-8/25T | 上段:駆動方式:FF 下段:駆動方式:4WD |
WLTCモード(km/L) | 12.0 11.6 |
市街地(km/L) | 9.1 8.7 |
郊外(km/L) | 12.2 11.6 |
高速道路(km/L) | 13.8 13.5 |
CX-8/XD | 上段:駆動方式:FF 下段:駆動方式:4WD |
WLTCモード(km/L) | 15.8 15.4 |
市街地(km/L) | 12.7 12.7 |
郊外(km/L) | 15.5 15.1 |
高速道路(km/L) | 17.9 17.2 |
CX-8の実燃費はカタログ燃費との差が大きい
実燃費とは、実際に公道を走った際に計測した数値です。
CX-8は、カタログ燃費と実燃費の差は2km/L程あります。
適切な車間距離を保ちながら設定した速度で走行してくれるMRCC(全車速追従装置)を利用すると、燃費性能がよくなりやすいようです。
グレード | 上段:カタログ燃費WLTCモード(km/L) 下段:実燃費(km/L) |
2WD | |
25S | 12.4 10.13 |
25T | 12.0 データなし |
XD | 15.8 13.85 |
4WD | |
25S | 12.2 8.12 |
25T | 11.6 9.75 |
XD | 15.4 12.94 |
関連記事:燃費のよいSUVランキング!国際的な測定方法をもとに選別
CX-8の他車と燃費比較
CX-8と同クラスのライバル車と比較してみます。
トヨタ ハリアー
ハリアーは、プレミアムSUVの火付け役となった車です。
SUVの高級感を高めた両車の燃費を比べてみます。
総排気量はハリアーの方が0.001L小さいです。
今回比較した各車のグレードは以下の通りです。
マツダ CX-8:25s/2WD
トヨタ ハリアー:S/2WD
カタログ燃費 | CX-8 ハリアー |
WLTCモード(km/L) | 12.4 15.4 |
市街地(km/L) | 9.8 11.3 |
郊外(km/L) | 12.4 15.7 |
高速道路(km/L) | 14.0 18.0 |
ガソリン車同士であればトヨタハリアーとCX-8を比べるとわずかにハリアーが優れています。
また、ハリアーにはハイブリッド車があり、WLTCモードでの燃費は22.6km/ Lと、一見CX-8と比べると低燃費です。
ハイブリッド車は燃費性能がよいですが、車両価格は高くなります。
双方の最も安価なグレードの車両価格を比べてみます。
- ハリアー Sガソリン2WD…2,990,000円(税込)
- CX-8 25s 2WD…2,994,200円(税込)
車両価格にはあまり差がありません。
しかし、CX-8のクリーンディーゼル車を選べば燃料価格自体が抑えられるので、総合的に比べるとCX-8の方が経済的といえそうです。
関連記事:SUVハイブリッドの燃費はいい?燃費のよさが魅力のSUVハイブリッドを紹介
関連記事:新車購入の時期はいつがおすすめ?安く買えるタイミングを紹介!
三菱 デリカD:5
デリカ D:5はミニバンとSUVを掛け合わせた車です。
CX-8と同じくキャプテンシート(シート間の移動ができる)をもつデリカ D:5はライバル車といえます。
今回比較した各車のグレードは以下の通りです。
総排気量はデリカD:5の方が0.221L小さいです。
マツダ CX-8:25s/2WD
三菱 デリカD:5: M
カタログ燃費 | 上段:CX-8 下段:デリカD:5 |
WLTCモード(km/L) | 12.4 12.6 |
市街地(km/L) | 9.8 10.1 |
郊外(km/L) | 12.4 12.6 |
高速道路(km/L) | 14.0 14.1 |
カタログ燃費はほぼ同じCX-8-とデリカD:5ですが、WLTCモードではデリカD:5の方が若干燃費はよいようです。
しかし、デリカD:5の車両価格はCX-8と大きな差があります。
- デリカD:5 M…3,913,800円(税込)
- CX-8 2WD…2,994,200円(税込)
100万円近くの価格差を考慮すると、CX-8の方がお得といえるでしょう。
関連記事:新車を安く買う方法9選!購入タイミングや交渉術など一挙紹介!
関連記事:新車を「頭金なしフルローン」で購入するメリット・デメリットとは?
関連記事:中古で安いおすすめのSUVは?さまざまな種類のSUVを詳しく解説
関連記事:デリカD:5の燃費はどのくらい?実燃費や他車との燃費比較も紹介
CX-8のその他の魅力
続いて、CX−8の燃費以外の魅力を紹介します。
室内カラーコーディネーション
CX-8は、室内カラーのバリエーションが豊富です。
外観と合わせてコーディネートを考えるのは楽しいものです。
6種のカラーが用意されています。
- ナッパレザー(オーバーン)
- ナッパレザー(ピュアホワイト)
- スムースレザー(ブラック)
- スムースレザー(レッド)
- グランリュクス®(ブラック)+合成皮革(ブラック)
- クロス(ブラック)
※各グレードで選べる室内カラーは異なります。
安全性能を追求
マツダの衝突安全性能は、日本の保安基準よりさらに過酷な条件でのテストを実施し、事故のリスクを低減しています。
多人数が乗れるCX-8ですが、3列目シートの安全性は気になるところです。
CX-8は車体の前端と後端に「クラッシュボックス」という衝突エネルギーを吸収する部材が設けられています。
万が一の事故でも衝撃を吸収し、乗員の生存空間を確保してくれるので安心です。
2022年12月改良モデル発売
Grand Journey
「家族とさまざまな場所に行きたい」という気持ちにお応えする特別仕様車です。
Sports Appearance
精悍でスポーティな世界観を求める方のための機種です。
Exclusive Mode
美しさやつくり込みにさらなる特別感を加えました。
まとめ
今回は、CX-8の燃費性能やライバル車との比較を紹介しました。
CX-8の燃費は、ライバル車と同程度です。
しかし、高級感のある外装と内装の割に、車両価格が抑えられているのは魅力的です。
また、マツダ自慢の安全性能は心強く、安心して運転できるでしょう。
画像引用元:マツダ オフィシャルウェブサイト