自賠責保険の期間は本当に車検と合わせた方が良いのか

自賠責保険は任意保険と違い、補償内容やプランなどがなく強制的に加入させられます。

保険期間も特に意見がなく言われるがままに車検に合わせた期間に設定している方も多いのではないでしょうか。

今回は、車検に本当に合わせた方が良いのか、もっといい期間設定の方法はないのかを解説しますのでぜひご参考になさってください。

色々と縛りが厳しい自賠責保険ですが、期間ぐらいは自分の好みに合わせたいものです。

関連記事:自賠責保険を使うとどうなる?デメリットや使用方法を解説!

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結論:車検に合わせた方が良い

色々調べてみた結果、特に裏ワザ的なものがあるわけでもなく車検に合わせた方が良いです。

車検期間は登録から初年度は3年、以降2年に1回となっておりますので、自賠責保険期間も36ヶ月、24ヶ月のそれぞれにバッファを持たせて37ヶ月、25ヶ月で設定する方が良いでしょう。

自賠責保険の有効期限が車検の有効期間以上でなければ、車検証の交付を受けることができないためです。

また、保険期間は長いほど安くなります。

やはり次の車検までの期間いっぱいで加入した方がお得でもあり、契約更新もついでにやってくれるので車検期間に合わせるのがベストな選択肢となります。

関連記事:車検にかかる日数はどれくらい?車検での検査項目や流れも紹介

自賠責保険の保険料

自賠責保険の保険料は以下のとおりです。

普通自動車軽自動車
37ヶ月24,190円24,010円
36ヶ月23,690円23,520円
25ヶ月18,160円18,040円
24ヶ月17,650円17,540円
12ヶ月11,500円11,440円
1ヶ月5,740円5,740円
※参考元:損害保険料率算出機構「自賠責保険基準料率表」 

わかりにくいため、月数で割ります。
これで1ヶ月あたりの保険料を算出すると以下のようになります。

普通自動車軽自動車
37ヶ月653円648円
36ヶ月658円653円
25ヶ月726円721円
24ヶ月735円730円
12ヶ月958円953円
1ヶ月5,740円5,740円
※参考元:損害保険料率算出機構「自賠責保険基準料率表」 

短い方が安いのであれば1ヶ月で更新し続けるという手法もあったのですが、思い切り高くなっています。

逆に車検期間2回分の契約(5年や4年、60ヶ月、61ヶ月、48ヶ月、49ヶ月)で契約しようにも、普通自動車も軽自動車も乗用のものは37ヶ月が最大契約期間となっているため、37ヶ月が限度なのです。

自賠責保険の保険期間が車検の有効期間以上でなければ、車検証の交付を受けることができないため、自賠責保険は、車検の1ヵ月後37ヵ月、または25ヵ月で加入する方が多いです。

関連記事:自賠責保険の勘定科目は何!?自動車の維持費の仕訳方法を解説

自賠責保険の期限の見方

車と費用、お金のイメージ

車検と同時に更新すれば自賠責保険の期限切れの恐れはなくなりますが、それでもやっぱり気になるという方もいらしゃるでしょう。

そういう場合は、自賠責保険証明書または保険標章(ステッカー)で自賠責保険の期限を確認できます。

自賠責保険証明書は、運転の際に携帯が義務付けられていて、保険期間の欄に満期日が記載されています。

また、自賠責保険の更新手続きは、車検と同じく期限の1ヶ月前から進められます。

ちなみに、250cc以下のバイクの場合は、ナンバープレートに貼られたステッカーで満期年月を確認できます。
ステッカーの上部には和暦で満期年が、下部には満期月が印刷されています。ステッカーの色も、保険の満了する年によって異なっています。

関連記事:車検シールの見方とは?車検シールで確認できることについても解説

自賠責保険証明書に記載されている内容

自賠責保険証明書には、保険期間満了日の他にも以下のようなものが記載されています。

  • 契約者の住所・氏名
  • 自動車登録番号
  • 車台番号
  • 保険期間
  • 保険会社名
  • 車の種別
  • 保険料収納済印

自賠責保険証明書は、車やバイクに乗る際に必ず携帯しなければなりません。

紛失した場合は、加入した保険会社で早急に再発行する必要があります。

自賠責保険証明書を再発行した場合は、契約内容、自分の車の情報、住所氏名が正確に記載されているかどうか、空欄がないかどうかなどをすぐに確認しましょう。

自賠責保険証明書の再発行手続き

自賠責保険証明書を紛失した場合は、加入している保険会社に連絡するか、保険会社の営業所に直接行って再発行手続きを行うことができます。

再発行には、契約者の印鑑に加え、運転免許証・健康保険証・マイナンバーカードなどの本人確認書類が必要です。保険会社によっては代理店では対応できないこともありますので、事前に確認しましょう。

なお、コンビニでは、自賠責保険証明書の再発行はできません。
紛失した場合は、最寄りの保険会社窓口や販売店で再発行の手続きをする必要があります。

コンビニでできる自賠責保険関係の手続きは、加入と更新の2つに限られています。

再発行は、加入している保険会社の営業店での手続きが必要となります。郵送での手続きも可能ですが、手続きまで3週間ほど時間を要する場合があります。

自賠責保険の再発行に必要な書類

自賠責保険証明書の再発行には、以下の書類が必要です。

  • 印鑑(シャチハタは不可)
  • 本人確認書類(運転免許証、健康保険証、マイナンバーカード、パスポート、印鑑証明書など)
  • 再発行申請書(保険会社の窓口で入手可能)
  • 車検証(必要に応じて)

再発行は、加入している保険会社の営業店で手続きする必要があります。
郵送での手続きも可能ですが、手続きまで3週間ほど時間を要する場合があります。

どこの保険会社かわからない場合は、前回車検を頼んだカーディーラーや整備工場に問い合わせて確認してください。

自賠責保険証明書の再発行の費用

自賠責保険証明書の再発行には、多くの保険会社では費用がかかりません。ただし、保険会社によっては費用がかかる可能性があるため、事前に確認することをおすすめします。

自賠責保険証明書の再発行は、保険会社の窓口で行います。再発行には、契約者の印鑑に加え、運転免許証・健康保険証・マイナンバーカードなどの本人確認書類が必要です。

自賠責保険証明書の再発行のほか、保険標章(ステッカー)の再交付も必要になる場合があります。ステッカーの再発行にも費用はかかりません。

自賠責保険に加入するのに必要な書類

自賠責保険に加入する際に必要な書類は、自動車の情報が分かるもの(車検証など)と現金です。

自動車の情報が分かるものとしては、車台番号や登録番号などがあります。

本人確認書類として有効なものは、運転免許証、健康保険証、社員証、運転経歴証明書(平成24年4月1日以降交付のもの)、印鑑証明書などです。

保険料は現金払いが基本ですが、一部の保険会社の窓口で直接手続きをする場合は現金以外の対応をしてくれる場合もあります。

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