ガソリンを満タンにするといくらかかる?車の種類ごとに紹介

ガソリン代は車の維持費用の一つです。

そのため、車を購入する際には、ガソリンを満タンにしたときにいくらかかるのか気になる人もいるでしょう。

また、ガソリン代が頻繁に変わるのはなぜでしょうか。

この記事では、ガソリンを満タンにするといくらかかるのか車の種類ごとに解説していきます。

また、ガソリン代が頻繁に変化する理由についても解説しているので参考にしてください。

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現在のガソリン代はいくら?

ここでは、最新の全国レギュラーガソリンの平均価格と、なぜガソリンの販売価格があがったり下がったりするのか解説します。

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全国のガソリンの平均値

2023年11月27日時点の店頭現金小売価格調査によると、レギュラーガソリンの平均価格は1リットルあたり174.0円で、4週連続の値上がりとなっています。

ガソリン代が変動する理由

そもそもなぜガソリンの販売価格は頻繁に変動するのでしょうか。

その要因として原油価格や輸送費、為替などがあげられます。

日本はガソリンのもととなる原油を海外に頼っている状況です。

そのため、原油を海外から仕入れる際の仕入れ値と、支払いがドル建てで行われるため、為替がガソリンの価格に大きな影響を与えます。

たとえば、円高の場合は原油価格が安くなり、円安になると原油価格が高くなるということです。

近年では長期的な円安が続いているため、ガソリン代が高騰しました。

また、原油価格は、産油国の原油生産量や世界的な原油の需要、政治的背景などさまざまな要因が影響します。

近年のロシアのウクライナ侵攻により始まったロシア産原油の輸入禁止措置は、原油価格が高騰してしまいました。

ガソリンを満タンにするといくらかかる?

ガソリンを満タンにするといくらかかるのか計算してみます。

2023年の販売台数ランキングから選んだ車ごとの燃料タンク容量に、最新のレギュラーガソリンの全国平均価格173.3円をかけて計算したものを軽自動車と普通自動車にわけて表にまとめました。

軽自動車を満タンにするといくらかかるか

軽自動車の燃料タンク容量は25L〜30Lが主流になっています。

レギュラーガソリン1Lあたり174円とすると、売れ筋の軽自動車は、空の状態から満タンにしても4,700円〜5,200円程度になります。

車名燃料タンク容量(L)満タンにする費用(円)
ホンダ N-BOX274,698
ホンダ N-BOX カスタム274,698
ダイハツ タント305,220
ダイハツ ミライース(2WD)284,872
ダイハツ ミライース(4WD)305,220
スズキ スペーシア274,698
スズキ スペーシア カスタム274,698
スズキ ワゴンR274,698
スズキ アルト274,698
日産 ルークス274,698
日産 デイズ274,698
三菱 デリカミニ274,698

普通車を満タンにするといくらかかるか

モデルによって燃料タンク容量は大きく異なります。

普通車は軽自動車よりもガソリンタンク容量が大きいため、その分金額も高くなります。

満タンにするときの金額は6,300円〜9,600円程度です。

車名燃料タンク容量(L)満タンにする費用(円)
トヨタ ヤリス ハイブリッド366,264
トヨタ ヤリス ガソリン2WD406,960
トヨタ ヤリス ガソリン4WD427,308
トヨタ ヤリスクロス ハイブリッド366,264
トヨタ ヤリスクロス ガソリン427,308
トヨタ カローラクロス
ハイブリッド2WD
366,264
トヨタ カローラクロス
ハイブリッド4WD
437,482
トヨタ カローラクロス
ガソリン
478,178
トヨタ シエンタ
ハイブリッド/ガソリン
406,960
トヨタ ノア/ヴォクシー
ハイブリッド/ガソリン
529,048
日産 ノート 2WD/4WD366,264
日産 セレナ ガソリン2WD549,396
日産 セレナ ガソリン4WD559,570
日産 セレナ e-POWER529,048
ホンダ フリード 2WD366,264
ホンダ フリード 4WD539,222

ガソリン代は1年でいくらかかる?

ガソリン代は1年間だといくらかかるのでしょうか。

総務省が公表している2022年度の家計調査をもとに、1年間のガソリン代を以下にまとめました

購入数量平均価格支出金額
全国430.875159.9368,908
北海道494.955158.1978,305
東北578.296159.6392,316
関東354.169159.8656,617
北陸660.581160.35105,925
東海511.647157.1180,383
近畿338.465159.4453,965
中国504.914160.4280,998
四国473.380163.5677,425
九州492.838162.9280,295
沖縄477.115165.6179,014
※参考元:政府統計の総合窓口│家計調査

全国平均では年間ガソリン購入量が430.875(L)、平均のガソリン価格が159.93円で年間ガソリン購入金額は68,908円という結果でした。

2022年度はガソリンの平均価格が159.93円と現在より安かったため、レギュラーガソリン価格を174.0円で計算すると全国の支出金額は約74,970円となります。

ガソリン代を抑える方法とは

クルマの費用イメージ

近年では、ガソリン代が高騰しているため、少しでも抑えたいと考える人は多いのではないでしょうか。

ここでは、ガソリンの消費を抑える方法について解説していきます。

丁寧で優しい運転をする

急加速・急停止をできるだけ避けて、ゆっくり丁寧に操作するようにしましょう。

エンジン回転数の急上昇を抑えることで、余計な燃料消費を防ぐことができます。

そのため、車間距離を十分とって走行することが大切です。

車間距離を十分にとっておくことで無駄な加速・減速を選らせることに加えて、安全運転にもつながります。

減速時は早めにアクセルペダルから足を離す

前方の信号が赤になり減速するときには、なるべく早めにアクセルペダルから足をはなしましょう。

アクセルペダルから足を早めに離すことで、余計なガソリンの消費を防ぐことができます。

また、アクセルペダルから足を話すだけでなくエンジンブレーキも併用して活用すると効果的です。

ただし、エンジンブレーキを活用しすぎると後ろの車の迷惑になったり、渋滞の原因になったりなどの可能性もあるため、周囲の状況を確認してから使いましょう。

関連記事:ポンピングブレーキは時代遅れか?不要と言われる理由を解説!

アイドリング時間を最小にする

車のエンジンをかけたまま停車するアイドリングの時間を最小にすることもガソリン代を抑えるうえで大切です。

車は、動いていなくてもエンジンがかかっているだけで燃料を消費してしまいます。

お店の駐車場や駅などで同乗者を待つ時間といった一定時間車を停車するのであれば、エンジンを切るようにしましょう。

また、近年では信号待ちで停車した際に自動でエンジンが切れる「アイドリングストップ機能」が搭載されている車が登場しています。

そのため、これから車を購入しようとしている人は、このようなガソリン代を抑えるための機能が搭載されている車も検討しましょう。

関連記事:アイドリングストップって何?メリット・デメリットを解説

余計なものを車に載せない

車は重量が軽いほど燃費がよくなり、重いほど燃費が悪くなります。

そのため、車に不要な荷物はおろすようにしましょう。

特に軽自動車は排気量が小さいため、重い荷物を載せたまま走行するとさらに悪影響を及ぼします。

タイヤの空気圧を適切に保つ

タイヤの空気圧を定期的に確認し、適切な空気圧を保つようにしましょう。

タイヤに入っている空気は、僅かに減り続けていきます。

空気圧の減ったタイヤは転がり抵抗が大きくなり、燃費が悪化する要因です。

関連記事:タイヤの空気圧は高めの方が良い?理由や許容範囲を解説

夏場のエアコン使用を抑える

夏場にエアコンを使用することにより、10%〜20%程度燃費が悪化すると言われているため、極力エアコンの使用を控えましょう

冬に使用する暖房は、エンジンの余熱を使っているため、燃費にはほとんど影響しません。

関連記事:カーエアコンの外気導入と内気循環の違いとは?使い分け方も解説

まとめ

ガソリン代と節約のイメージ素材

ガソリンを満タンにするといくらかかるかは、車の燃料タンク容量によって変化します。

軽自動車の場合は、燃料タンクの容量が25L〜30Lの車が多いため、満タンにする金額は4,400円〜5,200円程度です。

また、普通車は燃料タンクの容量が車によって大きく異なるため、この記事で紹介した車は満タンにする金額が6,300円から9,600円程度まで大きく幅があることがわかりました。

ご紹介したガソリン代を抑える方法を参考にして、ガソリン代を極力抑えるエコドライブに挑戦してみてはいかがでしょうか。

参考元:経済産業省資源エネルギー庁|石油製品価格調査

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