ローンが通らない人の為のローンは?注意点や対処法を解説
住宅や車など高額な買い物をするときには、ローンを組むことが多いでしょう。
ローンを受けるためには審査に通る必要がありますが、落ちてしまった経験がある人もいるのではないでしょうか。
そこで、今回はローンが通らない人の為のローンについて、注意点や対処法などを詳しく紹介します。
ローンの審査を受ける機会がある人は参考にしてみてください。
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ローンが通らない人の為のローンは?
過去ローンに通らなかった人が再度ローンを受ける場合、どのようなものを選べばよいのでしょうか。
まずは、ローンが通らない人の為のローンをタイプ別に詳しく紹介します。
銀行系ローンに通らない人の為のローンとは
銀行系ローンは、銀行が貸付を行っているローンです。
金利が比較的低いため、長期的に返済が必要な借り入れをする人に向いています。
また、住宅ローンと同じ金融機関で車のローンを組むことで、さらに低い金利で借り入れできる可能性があります。
一方、銀行系ローンは審査基準が厳しく、結果が出るまでに時間がかかることがある点がデメリットです。
信用機関情報も確認されるため、過去に金融トラブルを起こしていた場合は、審査に通りにくいといえるでしょう。
銀行系ローンに通らない人の為の選択肢として、クレジットカード会社が提供しているカードローンが挙げられます。
クレジットカード会社のローンは銀行に比べて金利はやや高めですが、最短5分程度で審査が完了し、即日借り入れできるケースがあります。
審査基準は、銀行系のローンに比べるとハードルが低いことが多いです。
基本的に、担保や保証人を用意せずに契約できます。
関連記事:連帯保証人になれる人はどういった人?条件や注意点について解説
クレジットカード会社のローンに通らない人の為のローンとは
なお、クレジット会社のローンでも、必ず審査に通るというわけではありません。
申し込みの際には、年収を証明する書類が必要で、基本的に1年間で借り入れできる総額は年収の3分の1以下までに制限されています。
会社ごとに基準は異なるものの、年収と比べて高すぎる借入額を申請すると、審査に落ちてしまう可能性があるでしょう。
銀行系ローンやクレジット会社のローンに通らない人にとって利用しやすいローンの一つが、大手消費者金融によるローンです。
消費者金融は、一般の個人に対して融資を行っており、会社独自の審査基準を取り入れているため、比較的審査に通りやすいでしょう。
一方、消費者金融のローンは銀行系のローンとは異なり、保証会社がバックに付いておらず、貸し倒れのリスクを全て会社が背負っていることから、金利が高くなる傾向にあります。
大手消費者金融のローンに通らない人の為のローンとは
大手消費者金融のローンに通らない人が利用しやすいローンの一つに住宅ローンがあります。
住宅ローンと聞くと、銀行などの金融機関で提供されているローンを思い浮かべる人も多いでしょう。
銀行系の住宅ローンは、一般的に審査基準が厳しいため、ローンに通らない可能性もあります。
しかし、民間の金融機関と住宅金融支援機構が提供している住宅ローンであれば、銀行系ローンに通らない人でも使用できる場合があります。
代表的なものの一つが、フラット35です。
年収に関する基準は細かく定められているものの、勤続年数・雇用形態などの条件は規定されておらず、一般的な住宅ローンに比べて比較的審査が通りやすいとされています。
ディーラーローンは比較的通りやすい
車のローンにはいくつか種類があります。
銀行系のマイカーローンは低い金利で借りられる一方、審査基準が厳しい傾向があるため審査に通らない人もいるでしょう。
車のディーラーが提供しているローンの場合は、銀行系マイカーローンに比べて金利が高いこともあり、比較的審査に通りやすいといえます。
銀行系のマイカーローンに通らない人は、ディーラーローンの審査も受けてみることをおすすめします。
関連記事:ディーラーローンの金利はどれくらい?ほかのローンとの違いも紹介
ローンが通らない理由
審査の基準は、ローンの種類や会社によってさまざまですが、通らない場合にはいくつかの理由が考えられるでしょう。
ここでは、ローンが通らない理由4点を解説します。
信用情報に問題がある
1点目は信用情報に問題があるケースです。金融機関によるローンの審査では、ローンの契約者の信用情報が調査されます。
信用情報とは、個人のあらゆる金融取引の実態を記録した情報です。
具体的には、信用情報のなかでも延滞経験がないかを調査されるケースが多いでしょう。
過去の金融取引において、延滞があった場合には審査に影響があるといわれています。
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返済能力を超えている
2点目はローン契約者の返済能力を超えているケースです。
ローン契約者の収入に対して借入額が高いと、返済能力に不安があるとみなされてしまい、ローンを組むことが難しくなるでしょう。
借入先によっても基準は異なりますが、1年間の総借入額が年収の30%を超えている場合は、審査に落ちる可能性が高まるといわれています。
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申し込み内容に誤りがある
3点目はローンの申し込み内容に誤りがあるケースです。
ローンの申し込み時には、年収や職業・連絡先などの個人情報の記載が必要です。
記載した情報が事実と異なっている場合、ローンの審査に落ちる可能性があります。
記載ミスによって審査後の連絡が取れなかったり、虚偽の申告とみなされて不信感を抱かれたりした場合は、審査に通らないだけでなく悪い印象を与えることがあります。
申告情報に記載ミスがないかしっかり確認してから審査を受けるようにしましょう。
すでに他社から多く借り入れをしている
4点目は他社からすでに多くの借り入れをしているケースです。
信用情報には金融機関から借り入れた記録が残されています。
信用情報の確認が審査基準に組み込まれているローンの場合は、直近で複数回借り入れが行われていると、審査に通らない可能性があるでしょう。
しかし、審査基準は各会社によって異なるため、直近で他社への借り入れがあるからといって、必ず審査に通らないというわけではありません。
ローンが通らない人の注意点
ローンが通らない人が再度ローン審査を受け直す場合、どのようなことに注意をすればよいのでしょうか。
ここでは、ローンが通らない人が注意すべき点を紹介します。
短期間に複数のローンに申し込まない
短期間で複数のローンに申し込み、年収に見合わない借入額になっていた場合、本当に返済能力があるのか分からないと判断されてしまい、審査に通りにくくなる可能性があります。
なお、信用情報には、照会日から6ヵ月間はローンに申し込んだ記録が残るため、再審査は6ヵ月以上待ってから行うことをおすすめします。
違法の可能性があると思われる業者は避ける
ローンに対応している金融機関のなかには、闇金融などの違法な業者もいる可能性があります。
後々のトラブルに巻き込まれないためにも、違法な業者でローンを申し込むことは避けましょう。
闇金融に多い特徴は、審査がないことをアピールしている点です。
貸金業法では、申し込みをした人の返済能力や信用情報についての調査が義務付けられています。
審査を通らずに利用できるローンは存在しないため、審査がないことを主張しているローンには申し込まない方がよいでしょう。
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ローンが通らない人の為の対処法
ローンが通らない人ができる対策は複数あります。
以下では、ローンが通らない人の為の対処法を3点詳しく紹介します。
すでに借りている借金を減らす
1点目はすでに借りている借金を減らすことです。
借りている借金が多い場合には、ローンの審査において総借入額の目安を超えたり、お金に困っていると判断されたりするケースがあることから、審査が通りづらくなってしまうでしょう。
すでに借入額が多い人は、借金をできる限り返済してから再審査を受けると通る可能性が高まります。
信用情報の事故情報が消えてから申し込む
2点目は信用情報の事故情報が消えてからローンを申し込むことです。
信用情報に延滞などの金融トラブルが記録されていると、審査に通ることが難しくなります。
そのため、過去に金融トラブルを起こしたことがある人は、信用情報から金融トラブルの記録が消える5年を目安に、一定期間を空けて再審査を受け直すことをおすすめします。
保証人になってくれる人を探す
3点目は保証人になってくれる人を探すことです。
ローン契約者の返済能力が低さが原因で審査に通らない場合は、安定した収入がある人を保証人に立てることで、信用力が上がり、審査に通るケースがあります。
しかし、本人が返済できない場合は、保証人に返済義務が課せられるため、事前によく話し合うようにしましょう。
まとめ
今回は、ローンが通らない人の為のローンについて、注意点や対処法を中心に詳しく紹介しました。
ローンにはさまざまな種類や審査基準があるため、自分の状況と照らし合わせて選択することが大切です。
ローンが通らない際の対処法としては、すでに借りている借金を減らすことや、信用情報に残っている金融トラブル・他社への申し込みなどの記録が消えてから再審査を受けることが挙げられます。
ほかにも、保証人を立てると審査に通りやすくなるケースがありますが、借り入れした本人が返済できなかった場合は保証人に返済義務が生じるため、事前に許可を取りましょう。
ローンに通らない人は、今回の記事を参考に対処してみてはいかがでしょうか。