アクアはどのくらいの走行距離で寿命を迎えるのか?

トヨタが販売するアクアは、国内で人気を博しているハイブリッド車です。ハイブリッド車の購入を検討している人の中には、アクアの走行距離や寿命が気になっている人もいるのではないでしょうか。

本記事では、アクアの概要やバッテリーの寿命について、走行距離との関係性、長く乗る方法について解説しています。

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アクアの概要

アクアはトヨタが販売するハッチバック型のコンパクトカーです。全てのグレードがハイブリッド車となっており、燃費性能の高さが魅力の車です。

コンパクトなボディで運転しやすいだけでなく、車内空間は十分な広さがあります。
収納も充実しており、荷室長656mm、最大荷室幅1,153mm、荷室高824mmと、ラゲージスペースを広々と使うことができます。さらにリアシートをフラットにすることで、スペースを広げることも可能です。

さらに、アクアは走行性能も高く、高速道路を走行することが多い人も安心して運転できるでしょう。

トヨタアクアバナー

アクアのスペックについて

ここでは、アクアの「Z」グレードのスペックを紹介します。

メーカートヨタ
車名アクア
ボディタイプハッチバック
ドア数5
全長×全幅×全高(mm)4,050×1,695×1,485
車両重量(kg)1,130
総排気量(cc)1,490
使用燃料無鉛レギュラーガソリン
燃料タンク(L)36
駆動方式2WD
トランスミッション電気式四輪駆動方式
※参考元:トヨタ|トヨタ アクア 主要諸元表

アクアのバッテリーの特徴や寿命について

アクアは、燃費性能に優れたハイブリッド車として人気ですが、どのようなバッテリーが使われているのでしょうか。ここでは、アクアに搭載されているバッテリーについて紹介します。

アクア搭載のバッテリーについて

ハイブリッド車であるアクアには、メインとサブのバッテリー2つが搭載されています。
メインは駆動用バッテリーで、モーターを動かす役割です。大容量のニッケル水素電池が使われています。

サブは補機用バッテリーで、ハイブリッドシステムの起動やライト、オーディオなど電装品への電源供給に使われます。

アクアバナー2

バッテリーの寿命について

バッテリーは、充電と放電を繰り返すうちに劣化していくため、寿命がきたら交換となります。
補機用バッテリーは2〜5年で寿命がくると言われています。一方、駆動用バッテリーは寿命が長く設定されています。

トヨタのハイブリッド車では、駆動用バッテリーの保証期間を「新車から5年間または10万km走行時点のいずれかの早い方まで」と定めているため、この期間であれば無償で修理してもらえるためお得です。

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ハイブリッド車における走行距離と車の寿命について

ここでは、ハイブリッド車における走行距離と車の寿命の関係性を解説します。

エンジンの寿命によるもの

エンジンは、通常のガソリン車と同様で、エンジンの寿命がくる走行距離の目安は15万㎞〜20万㎞と言われています。定期的にオイル交換、エンジンの清掃などのメンテナンスをすることで走行距離は伸ばせる場合があります。長く車に乗りたい人は、定期的なメンテナンスを実践するとよいでしょう。

バッテリーそのものの寿命

ハイブリッド車の走行距離の寿命を決める要因は、駆動用バッテリーの寿命と関係します。
駆動用バッテリーは経年劣化するため、先述した通り15万㎞〜20万㎞で寿命がくると言われています。

車の使い方や使用環境によって変動はありますが、メーカー保証である10万㎞を超えたあたりから駆動用バッテリーの寿命を意識するとよいでしょう。

また、駆動用バッテリーの交換には多額の費用がかかるため、修理をするか乗り換えるかの検討をすることも選択肢に挙げられます。

ハイブリッドシステムの耐久性

ハイブリッドシステムの耐久性も寿命との関係性があります。ハイブリッドシステムのメーカー保証は、駆動用バッテリー同様に10万㎞走行か新車登録から5年間の早い方となっているケースが多いため、走行距離を10万㎞目安にするとよいでしょう。

ハイブリッドシステムは、多数の電子部品で構成され、ガソリン車より複雑な仕組みとなっているため、故障のリスクも抱えているのです。

アクアをできるだけ、長く乗るためのポイント

ハイブリッド車は、バッテリーの劣化を抑えることで、より長く乗ることができます。普段の乗り方を意識するだけで改善できることも多いため、長く乗りたい人は以下を参考にしてください。

車の利用頻度を上げる

ハイブリッド車のバッテリーの劣化を遅らせるには、定期的に車を動かすことが重要です。車のバッテリーは走行中に充電されるため、車に乗らない期間が続くとバッテリーが充電されません。

運転していない間もバッテリーは放電するため、さらに充電が減っていきます。また、バッテリーが空の状態での走行は、バッテリーに負荷をかけ劣化が早まります。

バッテリーを長持ちさせるには、定期的に車に乗ってある程度の時間エンジンを動かすことが大切なのです。

夜間の運転を減らす

夜間の運転時は、ヘッドライトやテールランプなど、多くのライトを点灯します

長時間にわたるライトの使用は、バッテリーに蓄えた消費電力を増やすためバッテリーに負荷を与え、劣化を早める場合があります。

対策としては、夜間の運転を回避するのが有力ですが、できない場合は信号待ちでは減光するなどバッテリーへの負荷を減らす走行を心がけるとよいでしょう。

高温な環境での駐車に注意する

バッテリーは、高温に弱くダメージを受けやすいです。特に暑い日が続く夏季には注意が必要で、炎天下で野外に駐車することは避けましょう。

ハイブリッド車は走行中に冷却ファンが起動して排熱する仕組みになっていますが、駐車時は熱に対して冷却ファンが稼働しないため、ダメージを受けます。
熱がこもりやすいガレージに駐車している場合は換気を行う、屋外での駐車時はカバーをかけるなどの対策を施しましょう。

アクアバナー3

まとめ

本記事では、アクアの概要やバッテリーの寿命について、走行距離との関係性、長く乗る方法について解説しました。ハイブリッド車であるアクアの走行距離の寿命は、15万㎞〜20万㎞を目安とするとよいでしょう。

アクアの寿命の要因には、大きく分けると駆動用バッテリー、ハイブリッドシステム、エンジンによるものがあります。
より長くアクアに乗るためには、日ごろからバッテリーを長持ちさせる乗り方を意識し、定期的なメンテンナンスを行うのが効果的です。できるだけバッテリーへの負荷を小さくし、劣化を抑えることがポイントです。

アクアは燃費性能がよく、人気のハイブリッド車です。中古車も多く出回っているため、燃費のいいハイブリッド車をお探しの方は検討してみるとよいでしょう。

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カーナレッジ編集部

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