ステップワゴンの車中泊について解説!おすすめのグッズや注意点は?
ステップワゴンはホンダが販売するミニバンの代表格といえる車です。
定員が7人から8人のサイズのミニバンらしく、シートアレンジを工夫しながら車内空間を広く使うことで快適に車中泊を行うことができます。
本記事では、ステップワゴンの概要を説明し、車中泊に関するおすすめグッズや注意点を解説していきます。
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ステップワゴンとは

ステップワゴンは1996年にファミリー向けのコンセプトで発売されたホンダのミニバンです。
2022年10月時点での最新モデルは2022年5月から発売している6代目となります。
シートアレンジも自由度が高く、車内空間を広く使えるため、大人数で乗車する機会の多いファミリー層に人気の車種となっています。
また、ステップワゴンには3つのグレードが用意されており、ノーマルタイプである「AIR」、より装備を充実させた「SPADA」、SPADAの上級仕様となる「SPADA PREMIUM LINE」が主なラインナップとなります。
さらに、エンジンタイプとしてガソリンタイプとe:HEVタイプの2つに分けられるため、福祉車両を除くと計6種類から選ぶことができます。
なお、ガソリンタイプについては駆動方式を2WD(前輪駆動)と4WDから選ぶことができるため、用途や目的によって適したものを選びましょう。
公式に発表されているステップワゴンの車体サイズなどは以下のとおりです。
STEP WGN e:HEV | STEP WGN | |
全長 | 4.8~4.83m | 4.8~4.83m |
全幅 | 1.75m | 1.75m |
全高 | 1.84~1.845m | 1.84~1.855m |
ホイールベース※ | 2.89m | 2.89m |
車両重量 | 1,810~1,840kg | 1,710~1,860kg |
客室内寸法 | 2.845m×1.545m×1.410m | 2.845m×1.545m×1.425m |
乗車定員 | 7~8人 | 6~8人 |
※前後ホイールの中心から中心までの長さのこと
ステップワゴンの荷室の広さはどれくらい?

ステップワゴンの荷室については大きな開口部と低い床が特徴となっており、シートアレンジによっては3列目のシートを床下に収納することができ、大きな荷物を車内に積み込むことが可能です。
3列目のシートを収納した際の荷室の広さは以下のサイズになっていますので、参考にしてください。
荷室高さ | 約120cm |
荷室奥行き | 約120cm |
荷室幅 | 約96cm~約119cm |
ステップワゴンのシートアレンジは?
ステップワゴンはさまざまなシートアレンジを行うことができます。
なかでも特徴的なシートアレンジを3つ紹介します。
ソファが横向きで積み込めるシートアレンジ

3列目のシートを収納してフラットにした状態で、2列目のシートを前方にスライドさせることで二人掛けソファが横向きに積み込めるほどのサイズとなります。
サーフボートがそのまま積み込めるシートアレンジ

助手席、2列目と3列目の左側を倒すことでサーフボードをそのまま積み込むことが可能です。
このアレンジでの乗車人数は3名までとなります。
車内でリラックスする際のシートアレンジ
すべてのシートを倒すことで荷室を確保しつつ、車内をリラックスできる空間として使用することができます。
室内長2,845mm、室内幅1,545mmを十分に活かした使い方となります。
ステップワゴンの車中泊におすすめのグッズ

ステップワゴンで車中泊を行う際におすすめのグッズは以下の3つです。
いずれも有用なものですので、ぜひ事前に揃えておきましょう。
カーテン・シェード
カーテンやシェードは車中泊には必須のグッズとなります。
その主な理由としては以下の3つが挙げられます。
- 太陽や街灯の光を遮ることができる
- 車内の様子が外に漏れるのを防ぐことができる
- 車外の暑さや寒さが車内に侵入するのを防ぐことができる
カーテンやシェードは車外からの光を遮るだけでなく、車内からの光を遮る役割を持っています。
そのため、夜間に車内の電気を点けていても、車内の様子が車外に漏れにくくなります。
また、断熱性のカーテンやシェードを取り付けることで、夏場や冬場でも快適に睡眠できます。
防犯上の観点からも、車中泊の際にはカーテン・シェードをなるべく備えるようにしましょう。
おすすめのカーテン、シェードを3つ紹介します。
ゼンポー 車用着脱簡単カーテン
縦の長さがあるので、運転席と後部座席の間に取り付けて、フロントガラスからの光を遮断することができます。
アールエル 車用カーテン CT401
ミニバンでも問題なく使えるサイズ感で、UVカット99%と性能も良好です。
カーメイト サンシェード LM29
4つの吸盤とコードロックで、簡単に設置できます。
UVを99%カットする上に、収納ケースもついています。
注意点
運転席又は助手席の窓をカーテン等で閉めて走行した場合、視野を妨げての運転となり、交通違反となります。
※道路交通法第55条第2項
寝具
ステップワゴンのシートが柔らかいとはいえ、本来は座るためのシートであるため寝床としてそのまま使うには少し硬く感じるかもしれません。
そこで快適な車中泊のために活躍するのがマットレスや毛布などの寝具です。
フラットにしたシートの上にマットレスを敷くことで、寝心地の良い寝床を確保することができます。
また、シートの段差を埋めるクッションやマットレスを敷くことも忘れずに行いたいポイントです。
女子キャンパー 森 風美さんによる、おすすめの寝具を紹介します。
mont-bell(モンベル)U.L. コンフォートシステム キャンプパッド38 150
サイズは150cm×60cm、厚みが3.8cm、重さは890gのマットです。
「長さが150cmだと短いのでは?」と思ったかもしれませんが、足りない部分は枕で補います。
マットからはみ出す形で枕をセットすれば、180cmくらいの方まで余裕で寝られる長さになります。
自宅で愛用している羽毛の掛け布団
むしろ家庭で寝る環境を車でも実装してしまおうというスタイルです。
車中泊する場所の寒さに合わせて毛布を足して調整しています。
寝具を家庭環境になるべく近づけることで、安心してぐっすり眠ることができます。
LEDランタン
LEDランタンも車中泊で活躍するグッズの1つです。
周りに街灯がない場所で車中泊をする際、車内の明かりを確保するために車内灯を点けることがあります。
しかし、そのまま就寝してしまうとバッテリーが上がってしまう原因になるため、光源を別で準備しておいた方が安心して過ごせます。
そこで活躍するのがLEDランタンです。
電池で光るので車のバッテリーを使うこともなく、車外に出てトイレなどに行く際にも利用できることから揃えておきたいグッズといえます。
おすすめはこちらです。
ディーオーディーLED ソーラー ポップアップ ランタン
形やカラーがかわいく、軽く手のひらサイズの軽いコンパクト設計です。
持ち運びやすくトイレに行くときに重宝します。
カチカチと押すごとにタイプが変わる仕様で、4段階の明るさが調整可能。
最大だと眩しいくらい明るいです。
コールマン ランタン ハンギングEライト LED
コンパクトなのに明るく、優しい暖色系とホワイトの2色の灯りで仕様シーンに合わせて選べます。
丸いフォルムのデザインがかわいらしく、携帯性に優れ持ち運びしやすいため、夜間にトイレに移動するときも重宝します。
ジェントスLED ランタン SOLシリーズ
コストパフォーマンスに優れ、持ち運びに便利なキャリングハンドル付きのLEDランタンです。
白色・昼白色・暖色の3色に調整でき、明るさ380ルーメンで連続点灯14時間使用可能で車中泊はもちろんのこと、長時間の停電時にも役立ちます。
ステップワゴンの車中泊の注意点とは?
ステップワゴンで車中泊を行う際には注意しておきたいポイントがあります。
楽しく快適な時間を過ごすためにも、以下の点は把握しておきましょう。
防犯対策をしっかり行う
車中泊をする際は必ず防犯対策を行いましょう。
最近は車中泊を狙った犯罪もニュースで耳にするようになりました。
車中泊は普段とは異なるイベントであるため、注意散漫になることもあります。
そのため、就寝前に必ず車の鍵がかかっているか、窓が閉まっているかを確認しましょう。
バッテリーが上がらないように気をつける
夏場や冬場は、車内の温度を調節するためにエアコンをつけたままにしておくこともあります。
自動車の仕組みとして、エンジンをかけないままでもエアコンや電源を使用できることもありますが、その状態で長時間放置するとバッテリーが上がってしまいます。
就寝前にはエアコンを消して、サーキュレーターなどで車内の温度を調節しましょう。
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駐車場所に気をつける
車中泊をする際には駐車場所にも気をつけましょう。
公園や道の駅の駐車場など本来宿泊するための施設ではない場所を利用する場合は、本当に車中泊をしても良いのか確認をとりましょう。
場所によっては車中泊を禁止している場合もありますので、事前にきちんと調べておき、マナーを守って利用しましょう。
※道路交通法第51条
また、駐車スペースは自動車1台につき1つのスペースを利用しましょう。
数台分のスペースを1台で使うと、他の利用者の迷惑になります。
夜間で人が少ない場合でもマナーは守りましょう。
まとめ
今回はステップワゴンの車中泊について解説してきました。
ステップワゴンはファミリー層に人気があるホンダの代表的なミニバンで、車内空間も広く、多彩なシートアレンジによって車中泊にピッタリな車といえます。
車中泊を行う際は、宿泊する場所の下調べや装備をきちんと整え、マナーを守って利用することで楽しく快適なイベントにしましょう。
画像引用元:本田技研工業株式会社