新型プリウスの自動運転機能はどんなもの?安全性能は?
2023年1月10日に新型プリウス(HEV)が発売されました。
近年、多くの車が安全性能を高めた機能を搭載しており、当然プリウスも例外ではありません。
今回はプリウスが搭載している安全性能についてや自動運転機能「レーダークルーズコントロール」について解説します。
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INDEX
クルーズコントロールとは?
クルーズコントロールとは、一定の速度を保ちながら自動的に走行する機能です。
ドライバーが任意の速度を設定できるため、シーンに応じて相応しい速度で走れます。
また、クルーズコントロールのセットや速度の設定などは、ステアリングコラムの専用スイッチで簡単に操作できるのが特徴です。なお、ブレーキを踏むことでも解除できます。
ただし、ブレーキ機能とは連動されていないため、ドライバーが制御する必要があります。
クルーズコントロールを使っている場合でも、ブレーキペダルから足を離すことは危険です。
近年では、アクセル機能に加えてブレーキ機能も連動させた前車両との車間距離を保つ「追従型のレーダークルーズコントロール」も出ています。
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クルーズコントロールの進化系、レーダークルーズコントロールとは
レーダークルーズコントロールはクルーズコントロールよりも高度な機能です。
レーダークルーズコントロールは従来のクルーズコントロールの機能(一定の速度を維持する)に加え、前方車両との車間距離を自動で調整する機能が搭載されています。
搭載されたレーダーセンサーで前方の車両を検知することが可能で、事前に設定しておいた車間距離を保ちながら走行してくれるのです。
レーダークルーズコントロールの詳細
「定速走行」「追従走行」「加速走行」「発進・停止」において、レーダークルーズコントロールはその機能を発揮します。
定速走行
- 設定速度での走行: 運転者が設定した速度で、アクセルペダルを踏まなくても一定の速度を維持
- 下り坂での速度超過防止: 下り坂で設定速度を超えそうな場合、警告音と共に設定速度が点滅し、速度を抑制
追従走行
- 先行車検知と減速: 前方に遅い車両がいると、自動的に減速し、設定した車間距離を保ちます。必要に応じてブレーキがかかり、制動灯を点灯
- 車間距離の調整: 先行車の速度変化に合わせて、設定した車間距離を保ちながら追従
- 接近警報: 前方車両に接近しすぎている場合、警報音で運転者へ通達
加速走行
- 先行車がいなくなった場合: 前方車両がいなくなると、設定速度まで加速し、再び定速走行に戻る
発進・停止
- 先行車の停止: 前方車両が停止すると、自車も停止(制御停車)
- 発進操作: 再び走行を開始するには、RESスイッチを押すか、アクセルペダルを踏む必要がある
レーダークルーズコントロールは、長距離運転や渋滞時など、運転者の負担を軽減し、安全な運転をサポートする機能です。しかし、あくまでも運転を補助するものであり、運転者は常に周囲の状況に注意し、必要に応じて手動で操作できるよう準備しておくことが重要です。
クルーズコントロールの上手な使い方とは?
クルーズコントロールは、アクセルを操作せずに一定の速度で走行してくれる便利な機能ですが、あくまで運転をサポートするシステムです。
運転を任せきりにせず、前車両との車間距離やブレーキ操作に注意を払うようにしましょう。
また、交通量や信号が多い場所での使用は、解除と再設定を繰り返すことになりドライバーの負担が増えてしまいます。
そのため、クルーズコントロールは、カーブや信号の少ない直線道路で利用するのがおすすめです。
特に、負担や疲労を感じやすい高速道路での長時間運転の際に利用すれば、クルーズコントロールの効果をより一層感じられます。
プリウスに搭載されたトヨタセーフティセンスとは?
トヨタセーフティセンスは、トヨタ自動車が開発した予防安全パッケージの総称です。
カメラやレーダーなどのセンサーを用いて、様々な危険を感知し、衝突回避や被害軽減をサポートする機能が搭載されています。
トヨタセーフティセンス
機能が向上した最新の予防安全パッケージ「トヨタセーフティセンス」を標準装備しています。
検知対象を拡大し、より安心な走行ができます。
- プリクラッシュセーフティ:前方車両や歩行者との衝突の危険性を検知し、警報を発したり、自動ブレーキを作動させたりする
- レーントレーシングアシスト:車に搭載されたカメラやセンサーが路面の白線を認識し、その情報をもとにハンドルを微調整する
- レーンディパーチャーアラート:車が車線から逸脱しそうになった際に、ドライバーに警告を発する
- レーダークルーズコントロール:設定した速度で一定に走行し、前車との車間距離を自動で保つ
- オートマチックハイビーム:対向車や先行車がいない場合はハイビームを自動で点灯させ、暗い場所での視界を確保する
- ロードサインアシスト
- ドライバー異常時対応システム
- プロアクティブドライビングアシスト
- 発進遅れ告知機能
- 緊急時操舵支援(アクティブ操舵機能付)
- フロントクロストラフィックアラート
- レーンチェンジアシスト
2021年のオリンピックでは自動運転レベル4に達しただけに新機能が搭載されています。
言うまでもなく全モデルでセーフティ・サポートカーSワイド(サポカーSワイド)に認定されています。
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トヨタチームメイト
高度運転支援システム「アドバンストパーク(リモート機能付)」を設定しました。
様々な駐車シーンでスムースな駐車・出庫を自動で行うことができます。
また、加えて車外からスマホアプリでの、遠隔での駐車・出庫も可能となります。
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まとめ
今回は新型プリウスの安全性能について解説しました。
サポカーSワイドはもちろんのこと、性能が大幅に上がっています。
安心、安全な運転をサポートしてくれるプリウスをご検討してみてはいかがでしょうか?