教習所の卒検も楽勝!?縦列駐車のコツとは?手順も解説

「路上での縦列駐車が難しい」「教習所の卒研で縦列駐車をするけれど、うまくできるか不安だ」

日常生活での車の運転、教習所の卒業検定など、縦列駐車をうまくできずに悩む方もいらっしゃるでしょう。

縦列駐車とは、一列に並んで駐車してある車両と車両の間に、車両を駐車することです。

また教習所の卒研では、検定の項目に縦列駐車もあります。

車両と車両の間に駐車するので、車をぶつけてはいけないという緊張感も一般的な駐車より何倍も大きいですよね。

ハンドル操作も難しく、緊張感漂う縦列駐車。

この記事では、縦列駐車をうまくできない方向けに、縦列駐車の手順やコツなどを紹介します。

読み終わる頃には、縦列駐車への苦手意識がなくなっているはずです。

ぜひ最後までご一読ください。

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縦列駐車とは

縦列駐車の手順を紹介する前に、縦列駐車とは何かについて、概要をおさらいしておきましょう。

縦列駐車とは、車両の駐車方法の一つです。

縦一列に並んだ車両と車両の間に車両を駐車したり、壁や縁石ギリギリに車を寄せる駐車方法を指します。

一般的な駐車方法は、駐車するスペースの斜め前方からバックで駐車する方法です。

ちなみにバック駐車ではなく、前進しての駐車も可能です。
ただ、縦のスペースに車を駐車する場合、前進で駐車しようとするとスペースが狭くなってしまいます。

結果的に止めにくいため、バックで駐車する方法をおすすめします。

縦列駐車の手順は?ハンドル操作も解説

車の運転に慣れた人でも苦手意識を感じやすい縦列駐車。

縦列駐車がスムーズにいくハンドル操作の手順を紹介します。

手順①:周囲の安全、駐車スペースを確認

まずは周囲の安全確認を行いましょう。

通行人が多いか、障害物などはないか、しっかり周囲の状況を確認します。

周囲の安全確認が完了したら、駐車したい場所に十分なスペースがあるかどうかを確かめましょう。

バックで縦列駐車をする場合、一般的に車両の約1.5倍の長さが必要とされます。
もし慣れない方、不安がある方は、さらに長めのスペースがある場所を探してください。

手順②:駐車をしたいスペースの前に止まっている車と並行に停車 

安全確認が済んだら、いよいよハンドル操作開始。

まず駐車をしたいスペースの前に止まっている車両と、並行に停車しましょう。

2台の車のサイドミラーが真横に並ぶくらいの地点、そして車両と車両の間は1m程度空けます。

1m以内の距離に停車すると、駐車のために動けるスペースが狭くなり、何度も切り返しを行う必要があります。

1m程度のスペースを空けて停車することは、忘れないようにしてください。

またハザードランプを点滅させて、ハンドル操作を行うようにしましょう。

手順③:停車したまま、ハンドルを左にいっぱい切る。

駐車したいスペースの前に止まっている車の真横に停車したら、ハンドルを右にいっぱいに切りましょう。

ハンドルを切ったら、ゆっくりとバック。

サイドミラーに駐車スペースの後ろに止まっている車の全体が映るまで、下がります。

手順④:停車した状態で、タイヤを真っ直ぐになるようハンドルを戻す

サイドミラーに駐車スペースの後ろに止まっている車両が映ったら、一旦停車。

次に、タイヤが真っ直ぐになるようハンドルを戻しましょう。

ハンドルが完全に戻ったら、ゆっくりバック。

そして、サイドミラーで右側の後輪が駐車スペースの外側の白線を踏んだことを確認できたら停車します。

手順⑤:停車したままハンドルを右に切り、ゆっくりバック

前の車両とぶつからないように注意しながら、ハンドルを右に切り、そのままゆっくりバックしましょう。
もし前の車両にぶつかりそうなときは、いったん前に出て切り返し、当たらないことを確認してから再び下がりましょう。

手順⑥:後ろの車両にぶつからないようにバック

後ろの車両にぶつからないように、ゆっくりバックし停車しましょう。

停車するときは、ハンドルを真っ直ぐに戻すのも忘れずに。

教習所の卒検も楽勝!?縦列駐車のコツとは

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教習所の卒業検定でも行わなければならない縦列駐車。
一発合格を勝ち取るためにも、絶対成功したいですよね。

皆さんも知りたい、縦列駐車を成功させるためのコツは、

  • ミラーの角度を入念に調整
  • 車を停止するぐらいの気持ちで、ハンドル操作を慎重にする

です。

それぞれ詳しくみていきます。

コツ①:ミラーの角度を入念に調整

縦列駐車をする前に、サイドミラーとバックミラーの角度の調整が重要です。

縦列駐車では、ハンドル操作のたびにタイヤの位置をサイドミラーやバックミラーにて、確認する必要があります。

そのために、ミラーにタイヤ、白線、後方の障害物がしっかり映るように調整しましょう。

ミラーの調整のとき、タイヤがしっかり白線内なのか、車体が障害物と接触しないかなども同時に確認しておくといいですね。

コツ②:車を停止するぐらいの気持ちで、ハンドル操作を慎重にする

縦列駐車時のハンドル操作では、慌てることなく、とにかく慎重に行いましょう。

上記で、縦列駐車時のハンドル操作を説明しました。

まだ縦列駐車に慣れない方や、教習所の検定を受ける方は、ハンドル操作の各工程ごとに深呼吸をすることをお勧めします。

教習所の検定時や後続車が待っている場合、どうしても気持ち的にも「早く終わらせなければならない」と焦ってしまいがちです。

しかし焦ってハンドル操作をするあまり、検定に落ちてしまったり、車両を壁や他の車両にぶつけてしまっては元の子もありません。

縦列駐車をする際には、通常の運転時よりもハンドル操作を慎重に行いましょう。

コツ③:車体を動かす前に、ハンドル操作をイメージする

縦列駐車をする前に、ハンドル操作のイメージを行うことも大切です。

「タイヤがこの位置に来たら、ハンドルを切ろう」「白線ギリギリまでバックで下がろう」など、できるだけ細かくハンドル操作と車体の動きをイメージすることで、「このあとはハンドル操作をどうしたらいいんだっけ?」と頭が真っ白になる可能性を低くしてくれます。

教習所と路上での縦列駐車の違い

リスク

教習所と路上での縦列駐車では、以下の点が異なります。

  • 事故を起こすリスク、緊張感
  • 路上ではハンドル操作の目安となるモノを見つけなければならない

それぞれ詳しくみていきましょう。

違い①:事故を起こすリスク、緊張感

路上では、当たり前ですが、通行人や対向車がいます。

したがって、事故を起こすリスクがつきものです。

ハンドル操作時の緊張感も、教習所とは比べものにならないでしょう。

事故を起こしてしまうリスクがあるからこそ、ハンドル操作は慎重にすることを心がけ、「通行人はいないか」などの安全確認も頻繁に行うようにしましょう。

違い②:路上ではハンドル操作の目安となるモノを見つけなければならない

教習所によっては、ポールが立っており、そのポールを基準にハンドル操作を教わるケースもあったかと思います。

しかし路上においては、ポールはもちろんありませんし、教えてくれる先生もいません。

したがって、ハンドル操作の目安となるモノや場所を自分で見つける必要があります。

路上にて縦列駐車をする際は、事前に「あの電柱に近づいたら、ハンドルを切ろう」など、ハンドル操作の目印を見つけるといいですね。

違い③:縦列駐車に必要な駐車スペースがない可能性がある

バックで縦列駐車をするとき、一般的には車両の約1.5倍のスペースが必要と言われています。

またバックではなく、前進して縦列駐車をする際は、車両の約3倍ほどのスペースが必要です。

必要なスペースがなければ無理せずに、別の場所を探す方が良いでしょう。

縦列駐車による減点箇所の注意点

縦列駐車において、特に注意すべき減点箇所があります。
これまでのコースを順調にクリアしていても、縦列駐車の減点で、試験失格になることも少なくありません。
試験を受ける際は、減点箇所を意識した運転を行ってください。

注意①:縁石に車輪が乗り上げ又は脱輪した場合

縦列駐車は、1回目の切り返し、やり直しは適用されませんので安心してください
ただし、4回切り返しややり直しをやってしまうと危険行為の「通過不能」で試験失格になるので注意が必要です。

また、縁石に車輪が乗り上げ又は脱輪した場合に修正せずそのまま行ってしまうと、脱輪(大)と判断されて検定失格になります。
切り返しややり直し時には、気持ち的に焦ってしまいますが、一呼吸置いてリベンジしましょう。

注意②:後退する直前に、後退する場所及び方向の安全を直接目視により確認しない場合

本人は確認したつもりでも、試験官に伝わっていない場合は原点となります。
後退する際は、バックミラーやサイドミラーの確認だけでなく。目視による確認が必須です。
ミラーのみの確認を行った場合は、目視による死角が発生する可能性があり、安全性に配慮できないと判断されます。

縦列駐車時は、歩行者や自転車の利用者を想定した上で、車両周辺の確認を行ってください。

まとめ

今回は、縦列駐車の手順について解説しました。

卒検では緊張しますが、今回紹介したコツを抑えて慌てないようにしましょう。

路上ではもっと不安になるかもしれませんが、良くも悪くも環境が違います。
場合によっては簡単にできることもありますが、難しい場合は無理をしないという選択肢もあります。

過度に緊張せずに、落ち着いて駐車するようにしましょう。

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この記事を書いた人

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カーナレッジ編集部

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