無料で車中泊できるスポットはどこ?注意点も併せて紹介
近年、アウトドアブームが到来し、キャンプや車中泊の人気が高まっています。
特に車中泊は目的地に向かう過程にて、自然を楽しみながら宿泊できる点が魅力的です。また単純に車中泊を目的に近くのキャンプ場に向かう人もいるでしょう。泊まるのが宿泊施設ではなく車なため、旅行を安価に済ませられる点も人気の要因です。
しかし、車中泊初心者や周辺エリアに疎い人にとっては、どこで車中泊をして良いのかわからない場合もあるでしょう。
今回は、無料で車中泊できるスポットはどこにあるのか?注意点も併せて紹介します。
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無料で車中泊できるスポット
車中泊できる場所は限られています。その中でも無料で車中泊ができるスポットを紹介します。
フリーサイト
フリーサイトは区切りがなく好きな場所に設営できるキャンプ場を指します。設備がある程度整っている場所でも比較的安価な価格設定がされている場合が多いです。
なかには無料開放のキャンプ場もあるため、安全性も高く、初心者にはおすすめの場所です。
高速道路のサービスエリアとパーキングエリア
サービスエリアとパーキングエリアでの車中泊は違法ではありません。しかし、忘れてはいけないのは、あくまで休憩をするための施設なため宿泊はグレーゾーンです。
周囲にバレないこと、また迷惑をかけないのであれば宿泊は可能でしょう。
道の駅で車中泊はできる?
道の駅は国土交通省のHPによると、あくまで休憩施設であるため、宿泊目的の利用は避ける必要があります。ただし交通事故防止のために24時間無料で利用できるスペースなため、仮眠程度の利用は可能でしょう。それではもう少し詳しく解説します。
車中泊ができる道の駅もある
道の駅は休憩施設、地域の情報ステーションの役割を担っており、そのエリアの歴史文化、名産品や観光地を紹介してくれる施設になっています。
多くの場合、仮眠は許可されているが、宿泊は許可されていない場合がほとんどです。
しかし、最近では道の駅の横にオートキャンプ場、もしくはRVパークが併設されており、その場所であれば車中泊も可能になっています。
◆車中泊ができる道の駅(一例)
・忠類(北海道)
・つるた(青森)
・南きよさと(山梨県)
・ころ柿の里しか(石川県)
・あいおい白龍(兵庫県)
・阿武町(山口県)
・ひなの里かつうら(徳島県)
・阿蘇(熊本県)
RVパークは車中泊が可能
RVパークは、日本RV協会が設定した条件をクリアした車中泊専用施設です。もともと日本RV協会はキャンピングカーの普及を目標に設立された一般社団法人です。それゆえに宿泊に困らない環境が整えられています。
車中泊の料金は1,000~3,000円程度が相場となり、安価な価格設定にもかかわらず安全性が高い施設でしょう。
車中泊ができない注意すべき場所
スペースがあれば車中泊できると間違って捉えられがちな場所として公園の駐車場や空き地が挙げられますが、基本的にどこも宿泊を許可されていません。
それでは、車中泊できない注意すべき場所を紹介します。
公園の駐車場
大きい公園であれば、大きい駐車場があり、夜中でも駐車し続けられる場合があります。一見、車中泊に向いていそうですが、そのような公園には「車中泊、キャンプ行為禁止」の看板が設置されている場合が多いため注意しましょう。
また治安の観点でもあまり良くないため、おすすめできない場所です。
コンビニの駐車場
コンビニの駐車場は私有地なため、長時間駐車していると店舗とのトラブルに発展する可能性があります。場合によっては不審者扱いされるためコンビニでは車中泊はやめましょう。
空き地
都会から離れる地方へ向かうと、意外と空き地を見かけます。山間部に行くとトラックがチェーンをはめるスペースがあったり、車を停めて休憩できそうなスペースが多くあったりするでしょう。
だからといって車中泊は認められません。近隣に住む人に見つかれば警察を呼ばれる可能性があるし、思わぬ危険に遭遇する可能性もあるため、安易に停泊しないようにしましょう。
車中泊におすすめのスポット
車中泊に適した場所はトイレ、炊事場、安全性が高い場所となります。どれが欠けても快適に過ごせないでしょう。その中で、車中泊におすすめのスポットを紹介します。
オートキャンプ場
オートキャンプ場は、設営できる場所が区切られている、車を乗り入れられる場所を指します。キャンプをするために必要な、トイレ、洗面所、ごみ処理場など設備が整っているため初心者にやさしい環境です。
一日中車の中で過ごすのではなく、就寝まではバーベキューや焚火を楽しみます。そして就寝の際には車の中で眠るスタイルとなるでしょう。
オートキャンプ場は自然の中でも快適に過ごすために必要な設備や安全を提供してくれるため初心者にも安心できる施設でしょう。その反面、費用は安価なところで1,000円程度、高いところは10,000円を超えるキャンプ場もあります。
シェアリングハウス
シェアリングハウスとは知らない人と一軒家を共有して宿泊する施設ですが、このシェアリングハウスの駐車場を安価で開放され始めています。
最近では空き地や駐車場を車中泊スポットに活用するパターンが増えています。安全性という面では少し不安ですが、安価に抑えたい人にとっては利点がある場所でしょう。
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車中泊する際の注意点
車中泊をする際には周りへの迷惑や安全面を考えると注意すべき点は多くあります。特に注意すべき点をまとめて紹介します。
車中泊できる場所の基準とは
宿泊して良い場所は決まっているため、スペースがあるからといって宿泊してはいけません。場合によっては警察に通報され、職務質問を受けることも有り得ます。
特に公園、コンビニの駐車場、空き地などで車中泊をしないようにしましょう。
車中泊のルールとマナーとは
車中泊をする際には周りに迷惑をかけないことが大切です。特に音に対する迷惑には注意が必要です。
例えばペットを同伴させる場合にはペットの鳴き声が周りの迷惑になる可能性があります。他にも音楽をかけたり、エンジンを付けっぱなしにしたりする、夜遅くまで大声で話すなど周りへの配慮を忘れないように心がけましょう。
車中泊をする際に準備しておきたいこと
車中泊をする際に準備しておく物として、照明と暑さ・寒さ対策、プライベート空間の確保が挙げられます。それぞれ解説します。
照明
車中泊は100%街灯がある場所で行えるとは限りません。つまり、夜になると真っ暗になり活動ができないなんてトラブルもありえます。
車の車内照明はありますが、明るさが不足していたり、長時間つけっぱなしにはできなかったりするためランタンといった照明を用意しましょう。
暑さ・寒さ対策
真夏、真冬でなくても夜になると寒い場合があるし、暑さを感じる場合もあります。暑さ対策としては携帯扇風機が効果的です。あとは窓を開けて寝る場合、虫対策として虫よけなどを用意するのも良いかもしれません。
一方、寒さ対策としては、毛布や布団の用意が必要です。それでも足りない場合は、大型のバッテリーを用意して電気毛布を使用するのも良いでしょう。
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プライベート空間の確保
車中泊の際に外が見えると視線が気になり、ゆっくりとくつろげないでしょう。そういった意味でもプライベート空間の確保が大切です。
窓は全てカーテンなどで中が見えないようにする必要があります。周りが見えないことで安心して寝られるし、中が見えないことで防犯面の安心感も高まります。
まとめ
今回は、無料で車中泊できるスポットはどこにあるのか?注意点も併せて紹介しました。
車中泊が許可された場所は、意外と限定的でどこでも車中泊ができるわけではないことがわかりました。防犯面、快適性を求める場合は、オートキャンプや道の駅、RVパークを狙うと良いでしょう。
リサーチ方法としては車中泊が許可された場所について調べるのも良いですが、口コミで人気の場所を確認するのも大切です。実際に体験した生の声程、参考になるものはありません。
楽しい車中泊をするために事前情報を押さえて泊まることをおすすめします。