おすすめの小さい車3選!小さい車が向いている人とは?
車は日常生活において移動する手段として、多くの人が利用しています。車といっても千差万別で、大きく力強い車やコンパクトな車など多数存在し、デザインや機能もさまざまです。
車のバリエーションは豊富ですが、その中でも小さい車を選ぶ人も多く、根強い人気を誇っています。そこで今回は小さい車の魅力や注意点について解説します。併せておすすめの小さい車3選もご紹介するので、これからコンパクトサイズの車を購入しようと考えている人はぜひ参考にしてください。
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INDEX
小さい車の車種とは?
厳密に「小さい車」という基準は存在しませんが、一般的に普通乗用車よりも小さなサイズを小さい車と表現します。小さい車に該当する車種としてはおおむね軽自動車か、コンパクトカーが該当します。
軽自動車は想像できるけれど、コンパクトカーとはどのような車種かイマイチ分からないという人もいるでしょう。コンパクトカーとはいわゆる「5ナンバー」と呼ばれる基準の車です。普通乗用車(3ナンバー)より小さく軽自動車より大きいのが特徴です。
日産のマーチやトヨタのヴィッツなどが人気ですが、外車のコンパクトカーなども人気があり、小さい車に乗る人は決して少なくありません。
普通乗用車とはどんな車?
普通乗用車と普通自動車など似た表現が多いですが、以下のような基準があります。
- 普通自動車
- 車両総重量3.5トン未満、最大積載量2トン未満、乗員定員10人以下の四輪車
- 普通乗用車
- 小型乗用車の条件を1つでも超過した普通自動車
- 小型乗用車
- 全長4.7m以内、全幅1.7m以下、全高2m以下、総排気量660cc超2000cc以下
- 軽自動車
- 全長3.4m以内、全幅1.48m以下、全高2.0m以下、総排気量660cc以下
軽自動車の基準を1つでも超えると小型乗用車として扱われ5ナンバーになります。また、小型乗用車の条件を1つでも超過すると普通自動車として扱われ、ナンバープレートが3ナンバーになります。
小さい車の魅力
小さい車を好む人は多いですが、魅力やメリットとしてどのようなものがあるのでしょうか。ここでは、小さい車の具体的な魅力やメリットをご紹介します。
小回りが利きやすい
小さい車は、普通乗用車に比べて全長・全幅ともにコンパクトな点が特徴です。全長や全幅が小さい場合、一般的に最小回転半径が小さいことから、小回りが利きやすくなります。
広い道を運転するときにはさほど気にならなくても、入り組んだ住宅街や狭い道などを運転する際には、普通乗用車だと「小回りが利きづらく運転しづらい」と感じることがあるでしょう。その点、小さい車であれば狭い場所でも快適に運転できます。
駐車に困らない
車で出かけた際は駐車場を利用する機会も多く、大きな車の場合、利用できないことも少なくありません。その点、軽自動車やコンパクトカーなどの小さい車の場合、駐車場を問わず気軽に利用できます。
また、普通乗用車やそれ以上のサイズの車で駐車場を利用する際、すでに他の車が両サイドに停まっていた場合、入り込めないケースもしばしばです。
駐車場以外でも自宅の敷地が狭い場合、車のサイズによっては停められない可能性も考えられます。このように、小さい車であれば駐車に困らない点も魅力の一つです。
コストを抑えられる
軽自動車・コンパクトカーでは、サイズ感に比べて高性能なエンジンを搭載しているモデルも多く見られます。普通乗用車よりも重量が小さく、低燃費で運転できるモデルが多数展開されているため、コスト面でお得といえるでしょう。
ガソリン代はもちろん、自動車税種別割や自動車重量税も安い傾向にあることから、ランニングコストを抑えることが可能です。そもそも車体本体価格も普通乗用車と比べて安めに設定されているため、トータルコストの負担も低いといえます。
小さい車の注意点
小さい車にはさまざまなメリットがあるものの、小さい車だからこそ留意したい点も存在します。続いては、小さい車を選んだ場合の注意点について詳しく解説します。
車内空間が狭い
当然のことではありますが小さい車は車体が小さいため、車内空間も大きい車に比べて狭くなります。乗員数によっては窮屈さを感じることもあるでしょう。乗員数の限界があるため、大家族や複数人で利用する予定の人にとっては、小さい車は適していません。
また、遠出する際やアウトドアに出かける際は、大きな荷物を載せることが考えらえます。その場合も小さい車だと載せられる量が制限されるでしょう。たとえば、4~5人のキャリーケースや荷物を載せたい場合、すべての荷物を荷室に収められないことも考えられます。
小さい車の購入を考えている人は、あらかじめ乗員数や利用シーン、よく載せる荷物の種類や量を想定して車を選ぶことが大切です。
パワー不足を感じる
日常生活の中で、舗装された街中の短距離の移動であればあまり気になりませんが、小さい車ではパワー不足を感じる場合があります。
特に峠を越えるような運転をしなければならない場合や、冬場に路面の凍結があるような地域ではパワー不足に注意が必要です。未舗装路などの場合、砂利や泥にタイヤが取られて前進できなくなることもあるでしょう。
なお、高速道路の走行時にも注意が必要です。高速道路で普通乗用車と同じ感覚で加速しようと思っても、小さい車では思うような加速できません。高速道路の走行は、小さい車よりパワーのある車のほうが安心です。
おすすめの小さい車3選!
小さい車の購入を検討している人に向けて、おすすめの車を3つご紹介します。小さい車の中でも人気のある車や特徴のある車を選んだので、ぜひ参考にしてみてください。
トヨタ・アクア
トヨタが販売するアクアはハッチバックのハイブリッドカーです。「Z(2WD)」のカタログ上の燃費性能は市街地モードで34.3km/L、郊外モードで36.0km/Lと低燃費性能が高い車といえます。
また、ブレーキをなるべく踏まなくても運転できるようにアクセスペダルの操作だけで加減速の調整ができ、パワフルかつスムーズな走行を楽しむことが可能です。
日産・ノート
日産が販売するノートは「e-POWER」と呼ばれる装備を搭載しています。これはエンジンで発電し、モーターで走る電気自動車技術です。「X(2WD)」のカタログ上の燃費性能は市街地モードで28.0km/L、郊外モードで30.7km/Lとなっています。
従来のハイブリッドカーと比較しても、より高い走行性や快適性があるという点を売りにしており、小さい車でもより快適に運転したいというドライバーにおすすめです。
ホンダ・フィット
ホンダが販売するフィットは、コンパクトカーの中では比較的広い後部座席と荷室が特徴です。コンパクトカーであってもできるだけ積載スペースを作りたいという人におすすめといえるでしょう。
ハイブリッドシステムとして「e:HEV」を搭載しているグレードのものもあり、燃費や加速のよさが人気を集めています。なお、「e:HEV BASIC(2WD)」のカタログ上の燃費性能は市街地モードで30.2km/L、郊外モードで31.6km/Lです。
小さい車が適している人とは
小さい車が適している人は以下のとおりです。
- 燃費性能のよい車を選んでガソリン代を抑えたい
- 街中での運転がメインで悪路や勾配を踏破するシーンが少ない
- 運転が苦手で小回りが利く車がよい
上記のような人は小さい車が適しているといえるでしょう。ただし、乗員数や積載できる荷物の量に限りがある点に注意が必要です。
上記の条件に加えて、普段、多人数で乗ることが少ない人や、あまり多くの荷物を載せる機会がない人であれば、小さい車の購入をおすすめします。
まとめ
小さい車は小回りが利いて運転しやすく、燃費性能もよいなど魅力が多いです。一方で搭載容量や乗員数が少ない、パワー不足となるケースがあるなど留意すべき点もあります。
車はあらゆるシーンで利用されるため、ドライバーや乗員によって求める条件はさまざまです。これから小さい車の購入を検討している人は、今回ご紹介した内容を参考に自身に合う1台を見つけてみてください。