トヨタが発表した「コンパクトクルーザーEV」とは?

2021年にコンセプトカーとしてトヨタが発表した「コンパクトクルーザーEV」ですが、2023年になってようやくその実態が見えてきました。最近開催されたランドクルーザー250の発表会で、ランドクルーザーのコンパクトモデルの車としてコンパクトクルーザーEVが発売されるのではないかと思わせる演出がありました。

そこで今回の記事では噂のコンパクトクルーザーEVについて詳しく解説します。現時点でスペックや発売日などの詳細部分がわからない点が多いものの、これまで出ている情報を整理してお伝えします。

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トヨタがコンパクトクルーザーEVを発表!

2021年12月、お台場のメガウェブで開催された「バッテリーEV戦略に関する説明会」において、トヨタはコンパクトクルーザーEVというコンセプトカーを公開しました。

この会議では、ハイブリッド車やプラグインハイブリッド車など16台のコンセプトカーが公開され、一部の車はすでに販売されています。公開された16台の中でもコンパクトクルーザーEVは話題を集めました。

コンパクトクルーザーEVのターゲットは、アウトドアなどのレジャーを楽しむ若者層とされています。トヨタの人気車「ランドクルーザー」を思わせるワイルドな雰囲気をまとっており、いろいろな場所に冒険に出かけたくなる逞しいフォルムの車です。

その後コンパクトクルーザーEVは、より詳細なデザインを公開して2022年6月に欧州のコンセプトカー部門で「カーデザイン賞」を受賞しています。

そして2023年8月にトヨタが開催したランドクルーザー250の発表会において、今後発売される車として「コンパクトクルーザーEV」と思われるシルエットが登場し話題になりました。

2023年9月現在、コンパクトクルーザーEVに関する詳細情報はまだ多くは出回っていません。しかしここまで出ている情報からは、トヨタの新しい顔になるポテンシャルを秘めた車といえるでしょう。

関連記事:トヨタのBEV戦略|販売台数100%を目指さないワケと技術開発について

コンパクトクルーザーEVの正体とは?

2023年8月のランドクルーザー250発表会においてシルエットとして登場した謎の車の正体は、「コンパクトクルーザーEV」ではないかといわれています。

この発表会では、ランドクルーザーに新しい仲間が加わるかもしれないという演出があり、そのときシルエットとして映し出されていたのがコンパクトクルーザーEVに似たフォルムの車だったのです。

また8月17日にトヨタが「LAND HOPPER(ランドホッパー)」という商標を特許庁に登録したことも話題になりました。ランドホッパーという名前が新車の名前なのか車のグレードの名前なのかなど、詳細はまだわかりません。

しかし「ランド」という名前が入っていることから、ランドクルーザーの仲間なのではないかとも予想されています。つまり、コンパクトクルーザーEVが「ランドホッパー」として発売される可能性が考えられるのです。

ランドクルーザーといえば、重厚なボディと力強い走りが特徴的な車です。名前もランドが「陸」を、クルーザーが「広い居住空間を持ったヨットやモーターボート」を意味するように、見た目に負けない迫力のあるネーミングになっています。

一方でコンパクトクルーザーEVは、ランドクルーザーよりも一回り小さいSUVという特徴があります。ランドホッパーのホッパーは「飛び跳ねる」という意味もあることから、陸を飛ぶように駆け抜ける車というイメージなのかもしれません。ランドクルーザーよりも一回りコンパクトなSUVには、ぴったりな名前といえるでしょう。

LAND HOPPER(ランドホッパー)が一体何を指すのか、今後のトヨタの発表を注目して待ちましょう。

関連記事:ランドクルーザー(ランクル)とプラドの違いとは?スペック表を用いて紹介

コンパクトクルーザーEVのスペック

結論からお伝えすると、コンパクトクルーザーEVのスペック詳細は2023年9月時点で発表されていません。正確な発売時期についても現時点ではわからない状況です。

元々発表されていた名前がコンパクトクルーザーEVとなっていることから、電気自動車として発売されるのではないかという予測もあります。ランドクルーザーの走破性の高さを持ち、コンパクトで低価格帯の車となれば、多くの人が注目することになるでしょう。

ちなみにトヨタが2006年に北米で販売開始したミドルサイズのSUVとして、「FJクルーザー」という車がありました。この車は2010年から日本でも販売されており、2018年1月末に生産終了しています。

今回紹介しているコンパクトクルーザーEVのシルエットを見て、FJクルーザーの姿を思い浮かべた人も多かったようです。なおFJクルーザーの大きさは、全長:4,635mm、全幅:1,905mm、全高:1,840mmとなっています。コンパクトクルーザーEVは、FJクルーザーよりも一回り小さいサイズになると予想されています。

コンパクトクルーザーEVがどのようなスペックで発売されるのか、楽しみに待ちましょう。

コンパクトクルーザーEVはいつ発売される?

先ほど解説したスペック同様、コンパクトクルーザーEVの発売時期も現時点でははっきりと発表されていません。しかし2024年の夏から秋頃が有力なのではないかと予想されています。

予約受付が始まればすぐに枠が埋まることも考えられるため、発売日に関する情報についてもアンテナを立てて待ちましょう。

コンパクトクルーザーEVはこんな人におすすめ

コンパクトクルーザーEVをおすすめするのは、アウトドアなどのアクティビティを楽しみたい若い世代です。

コンパクトクルーザーEVは、ランドクルーザーをコンパクトにしたような見た目の車です。ランドクルーザーの抜群の走破性を引き継ぎつつ、ワイルドな見た目で運転する楽しみも体感できる車になるでしょう。

主なターゲットは、街中で暮らしつつ週末にはアウトドアを楽しむような若者とされています。ランドクルーザーの流れを汲みタフさも期待されるコンパクトクルーザーEVは、普段の生活を支えてくれるだけではなく、アウトドアの場面でも十分に活躍する車になるでしょう。

価格もランドクルーザーほど高価にならないことが予想されるため、貯蓄がまだ十分にできていない比較的若い世代でも手に入れやすい車になることが期待されます。

また現行のランドクルーザーはサイズ感が大きいため、魅力的な車と感じていたものの運転する自信がなかった人もいるかもしれません。そのような人にとっても、新しいコンパクトクルーザーEVは魅力的に映るでしょう。

関連記事:4WDのコンパクトカーの特徴とは?メリットやデメリットをご紹介

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まとめ

記事では、トヨタが発表した「コンパクトクルーザーEV」という車について解説しました。

2023年9月時点で、コンパクトクルーザーEVのスペックや発売日などの詳細は発表されていません。しかし2023年のランドクルーザー250の発表会で登場したフォルムを見る限り、コンパクトクルーザーEVはランドクルーザーのコンパクト版のような車と予想されています。

現在販売されているランドクルーザーは、日本のみならず世界中で人気の車となっており、予約困難な状況が続いています。今後発売が予想されるコンパクトクルーザーEVについても、発表後すぐに予約できない状況になるかもしれません。

コンパクトクルーザーEVが気になったという人は予約開始と同時にすぐ動けるように、アンテナを立てつつ今後の動向を待ちましょう。

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