軽自動車と普通車の維持費の違いは?それぞれのメリット・デメリットも解説

「普通車に比べて、軽自動車は維持費が安い」といわれることは多いですが、軽自動車と普通車との違いは、維持費だけではありません。

軽自動車を利用することをお考えの方は色々なことが気になることでしょう。

この記事では、軽自動車と普通車の維持費の違いを中心に走行性能の違いについても、解説しますので、ぜひ参考にしてください。

また軽自動車・普通車のそれぞれのメリット・デメリットもご紹介。

軽自動車と普通車の特徴を踏まえることができれば、購入車を決める際に正しい情報をもとに判断できるでしょう。

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軽自動車と普通車にはどんな違いがある?

ここでは、軽自動車と普通車の相違点について解説していきます。

最近では、軽自動車の需要が高まったことから、軽自動車の性能がどんどん向上しており、普通車との差はなくなりつつあります。
一方、それぞれにしかない魅力もあります。 

今回は、規格や性能・機能面、費用面の違いを詳しく解説します。

これから軽自動車から普通車に乗り換えようとしている方などはぜひご参考ください。

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軽自動車と普通車の機能・安全面の違い

軽自動車と普通車の基本的な違いである、規格の違いを確認しましょう。

その上で、軽自動車と普通車の機能面・安全面での違いを紹介します。

道路運送車両法による規格の違い

軽自動車と普通車は、道路運送車両法によって以下のとおり、大きさや車輪数、排気量に関する規格が定められています

テーブル  自動的に生成された説明

※引用元:交通関係統計資料:自動車輸送統計調査 – 国土交通省

軽自動車には、軽乗用車や軽トラックだけでなく、オートバイやスクーターも分類されています。

普通自動車に分類されているのは、バス、大型トラック、大型乗用車、普通特種車(特種用途自動車)などです。

特種用途自動車には、パトカーや消防車などが該当します。

一般的に「普通車」と呼ばれる車は、上記表の「小型自動車」に該当することが多いです。

ただし、近年は多様な車が多く登場しており、小型自動車に当てはまらなくなった普通車もあります。

軽自動車の規格は以下の通りです。

  • 排気量:660cc以下
  • 長さ:3.4m以下
  • 幅:1.48m
  • 高さ:2.0m以下

また軽自動車の乗車定員は原則「最大4人まで」と決まっており、定員オーバーすると違反になります。

関連記事:軽自動車の定員は4人?5人?乗車定員や定員オーバーによる罰則について解説

走行性能の違い

走行性能とは動力の性能や操縦の安定性、制動性などを総合的に評価したものです。

普通車は軽自動車と比べパワーがあり車体が大きいことから、走行する際に安定感があります。

背が高い軽自動車は、その車体の軽さから風の影響でハンドルを取られることもあるでしょう。

ただ最近は、軽自動車の人気の向上と共に走行性能が大幅に改善され、乗り心地のよい軽自動車が増えています

カタログ上のデータだけでなく、試乗をしてみないと分からない部分ともいえるでしょう。

関連記事:軽自動車の選び方を知りたい!購入時のポイントを解説!

安全面での違い

少し前までは、軽自動車は安全性が低いといわれていました。

その理由は、普通車と比べボンネットから人が乗る空間までの距離が短く、衝突時の安全性に疑問があったからです。

しかし、最近では軽自動車も普通自動車と同じ基準の安全テストを受けているため、普通車に比べて安全性が劣っているとはいえません

衝撃吸収設計が施されたり、先進安全装置を採用したりすることで、高い安全性を実現した軽自動車が増えてきました。

一方、普通車には安全面でデメリットがないかといえばそうではありません。

普通車の方がブレーキの制動距離が長い傾向にあります。

そのため、急ブレーキをかけてもすぐに止まることが難しく、それが原因で追突する恐れが軽自動車よりやや高いといえるでしょう。

関連記事:軽自動車が危険って本当?危険と言われる理由や安全性について解説

軽自動車と普通車の維持費の違い

軽自動車と普通車の維持費の違いは、以下の項目が代表的です。それぞれ詳しく確認しましょう。

  • 自動車税
  • 自動車重量税
  • 車検費用
  • 自賠責保険料
  • 任意保険
  • ガソリン代
  • 駐車場代

自動車税

普通車の自動車税は「総排気量」によって異なります。

軽自動車にかかる自動車税の税額は一律で年間10,800円です。

これに比べ普通車の場合は、排気量によって税額が変わり「1000cc以下」の場合でも、年額29,500円になり、割高です。

コンパクトカーだと1000〜1500ccの年額34,500円、ミニバンだと2,000cc以上の年額45,000円が目安です。

総排気量 普通車の自動車税(自家用)
1,000cc以下 29,500円 
1,000cc超~1,500cc以下 34,500円  
1,500cc超~2,000cc以下 39,500円 
2,000cc超~2,500cc以下 45,000円 
2,500cc超~3,000cc以下 51,000円 
3,000cc超~3,500cc以下 58,000円 
3,500cc超~4,000cc以下 66,500円 
4,000cc超~4,500cc以下 76,500円 
4,500cc超~6,000cc以下 88,000円 
6,000cc超 111,000円
※参照元:自動車税とは。車の税金一覧|チューリッヒ

関連記事:排気量とは?排気量の大きさによって変わる車検費用や自動車税についても解説

関連記事:軽自動車税の「7,200円」と「10,800円」の違いとは?

自動車重量税

自動車重量税は新規登録時と車検時に納める税金です。

軽自動車は車体重量に応じて段階的に金額が異なり、0.6トン以下なら一律6,600円です。

普通車の重量税は幅広く、2トンを超えると初回に限り非常に高額な負担となります。

<自動車重量税(2年分)>

  • 軽自動車…6,600円(年3,300円)
  • 自家用乗用車0.5t以下…8,200円(年4,100円)
  • 自家用乗用車0.5t超~0.5tごとに…8,200円(年4,100円)

関連記事:自動車重量税はいくらかかる?計算方法や13年経過後についても解説!

車検費用

車検の基本料金は、軽自動車の方がやや安い傾向があります。

しかし、車検時の整備内容や店舗によってはそこまで大きな差が出ない場合もあります。

関連記事:軽自動車で車検が10万円は普通?相場や高額になる理由について解説

関連記事:軽自動車の車検費用っていくらするの?車検の流れや注意点も紹介

自賠責保険

自賠責保険は法律によって加入が義務付けられており、料金は下記の通りです。

軽自動車 普通車(自家用自動車 )保険料の差額 
36ヶ月23,520円 23,690円 170円
24ヶ月17,540円 17,650円 110円 
※参照元:自賠責保険(共済)の加入方法

保険料は固定で、軽自動車と普通車でそれぞれ決まっており、軽自動車と普通車における保険料の差額はほとんどありません。

関連記事:自賠責保険の期間は本当に車検と合わせた方が良いのか

任意保険

自動車保険の加入は強制ではありません。

しかし、自賠責保険の補償範囲だけではリスクがあるため、多くのドライバーが加入しています。

保険料は補償内容、車種、加入者の条件などで差があります。

関連記事:自賠責保険と任意保険どっちを使う?補償内容の違いも解説

ガソリン代

ガソリン代は、住んでいる地域や使用頻度によってばらつきがあるため、軽自動車と普通車で比較することはできません。

しかし、車体重量が軽いほど燃費は良くなり、さらに軽自動車には小排気量のエンジンを搭載しているものが多いため、燃費に優れている傾向があります。

仮に年間走行距離が6000km、レギュラーガソリンの価格を現時点での全国平均の174.3円/Lとし計算した場合は下記のようになります。

  • 軽自動車の年間ガソリン代:42,340円(重量を740kg未満とした時の平均燃費24.7km/Lで計算)
  • 普通車の年間ガソリン代:55,333円(重量を全体の平均とした時の平均燃費18.9km/Lで計算)

※参照元:ソニー損害保険株式会社国土交通省|自動車燃費一覧(令和5年3月)

駐車場代

駐車場代は地域や駐車場の種類によって料金設定が大幅に異なります。

軽自動車規格に合わせた狭いスペースを安い料金で提供する駐車場もあり、軽自動車の方が費用を抑えられる可能性があります。

関連記事:軽自動車に車庫証明は必要?不要?条件や手続きの方法について解説

軽自動車と普通車のトータルの維持費の違い

ガソリン代と駐車場代は使い方次第で変動するため、上記で説明した費用の合計で年間約20万円~30万円程度の差が出ると言われています。

普通車の中でも非常に燃費が良かったり、車両価格が安かったりする場合もありますが、自動車税や車検費用については軽自動車の方が安いです。

もちろんこれは単純計算のシミュレーション結果なので、普通車でも低燃費のタイプを選べば軽自動車との差は縮まりますし、維持費について一概には言えません。

関連記事:軽自動車の維持費は普通車よりも安い?維持費の内訳を解説!

軽自動車のメリット・デメリットとは?

ここでは、軽自動車のメリットとデメリットを具体的に解説します。

軽自動車のメリット

軽自動車の主なメリットとして挙げられるのは、次の3点です。

  • 維持費が安い 
  • 燃費がよい  
  • 運転がしやすい

維持費が安い

軽自動車は、保険料や車検費用、高速道路の通行料金などが普通車より安く設定されています。

車は所持しているだけでお金がかかるため、維持費の安さは大きなメリットでしょう。

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燃費がよい

軽自動車は車体が軽くコンパクトなので、同じ量のガソリンを入れた普通車と比べると、2~3倍の距離を走ることが可能です。

流れがよい道路では燃費にかなりの差が出ます。

関連記事:【2024年】燃費の良い軽自動車ランキングTOP10を紹介!

運転がしやすい

コンパクトなので小回りがきき、運転がしやすいこともメリットの1つです。

方向転換や車庫入れなどは、軽自動車の方が簡単にできるでしょう。

運転に苦手意識がある人にもおすすめです。

関連記事:軽自動車の選び方を知りたい!購入時のポイントを解説!

軽自動車のデメリット

軽自動車の主なデメリットとして挙げられるのは、次の3点です。

  • 大人数での乗車に不向き
  • 加速の面で弱い
  • 安全性に不安がある

大人数での乗車に不向き

軽自動車は、原則5人以上での乗車は違反とされています。

そのため、4人までしか乗ることはできません。

5名以上を乗せることが多いようであれば、普通車を検討した方がよいでしょう。

関連記事:広い軽自動車の人気車種7選!購入時の選び方や魅力も併せて解説

加速の面で弱い

排気量が小さいため、加速の面ではパワーのある普通車に劣ってしまいます。

高速道路を使用した移動や、山道を登ることが多い人は、軽自動車ではパワー不足を感じてしまうかもしれません。

関連記事:高速道路を軽自動車で走行する際の注意点とは?メリットについても紹介!

安全性に不安がある

安全性能が高まったとはいえ、軽自動車は車体が軽いため、事故が起きてしまった際の車内の安全性には不安が残ります。

この点は物理的に致し方ない部分といえます。

各車両に装備されている安全装備に依存せずに、丁寧かつ安全な運転を心がけるしかないでしょう。

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普通車のメリット・デメリットとは?

次に、普通車のメリットとデメリットを具体的に解説していきます。

普通車のメリット

普通車の主なメリットとして挙げられるのは、次の3点です。

  • 大人数で乗れる
  • 長距離運転で疲れにくい
  • パワーがあり加速しやすい

大人数で乗れる

普通車は一定の規格以上の大きさのため、大人数で乗れる車が多いです。

ワンボックスカーのような大型の車なら、車内でゆったりと寝ることもできます。

関連記事:軽自動車と普通自動車の違いは?あえて大きい車と比較!人気の車も併せて紹介!

長距離運転で疲れにくい

普通車は車体が大きく重いことから、走行時の揺れが少なく、乗り心地もよいです。

快適な環境で運転することができるでしょう。

そのため、長時間運転しても疲れにくい傾向があるようです。

家族や友人と遠出することが多い人には、普通車がおすすめです。

パワーがあり加速しやすい

普通車は排気量が大きい分、軽自動車と比べるとパワーがあり加速しやすい傾向があります。

普通車のデメリット

普通車の主なデメリットとして挙げられるのは、次の3点です。

  • 軽自動車に比べて維持費が高い
  • 小回りがきかない可能性がある
  • 重量がある分、燃費が悪い

維持費が高い

前述したとおり、保険料、税金、車検費用はもちろん、故障や修理などの金額も含め、普通車は軽自動車に比べかかる費用が高くなります。

経済的に無理のない範囲で所持するには、保険の内容やメンテナンスの頻度などを工夫する必要があるでしょう。

関連記事:車の維持費が馬鹿らしいと感じる方に!維持費を抑えるコツを紹介

小回りがきかない可能性がある

普通車は車体が大きいため、小回りをきかせた動きは苦手です。

狭い道路を通ることが多い場合は、普通車でも小さめの車を選ぶことをおすすめします。

関連記事:最小回転半径とは?小回りが利く車を紹介!

燃費が悪い

普通車の燃費も一昔前と比べると改善されましたが、軽自動車の燃費には勝てないでしょう。

燃費は普段の生活で意識しにくい部分ですが、少しの燃費の差が給油頻度の違いにつながり、かかるガソリン代に影響を与えます。

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まとめ

軽自動車と普通車の主な違いは以下のとおりです。 

  • 規格の違い
  • 走行性能の違い
  • 安全面での違い
  • 維持費の違い

それぞれ一長一短であるため、軽自動車のメリット・デメリット、普通車のメリット・デメリットをしっかりと把握した上で、自分の車選びに役立てましょう。

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この記事を書いた人

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カーナレッジ編集部

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