車上荒らしに遭いやすい車の特徴は?被害に遭いやすい場所や時間帯にも要注意

車を所有している限り、必ず気をつけなければならないのが車上荒らしです。「自分だけは大丈夫」とつい思ってしまいがちですが、2022年(令和4年)には車上荒らしが年間2万件以上、1日平均63件発生しています。

そこで本記事では、車上荒らしの発生状況や車上荒らしに遭いやすい車の車種、特徴、そして被害に遭わないための対策方法をご紹介します。

対策をしても完全に防げるわけではありませんが、知っているだけで被害に遭う可能性を減らすことができます。この記事を読んで、対策の参考にしてみてください。

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車上荒らしとは

車上荒らし車上ねらい盗難

車上荒らしとは車関連の盗難の一種で、車の中に置いていた荷物を盗む犯罪です。警察による犯罪の分類では「車上ねらい」と表現されます。

一般的に車上荒らしと呼ばれることが多いため、本記事では特に注意書きがなければ車上荒らし=車上ねらいとして記載します。

また車上荒らしと似た犯罪に「部品ねらい」があります。こちらは荷物ではなく車の部品(カーナビ、オーディオ、タイヤなど)を盗む犯罪です。

なお、参照資料によっては車上荒らしと部品狙いが合算されているため、車上荒らしと部品狙いの両方について解説していきます。

車上荒らしの発生状況

警察庁による犯罪統計資料では、2022年1〜12月の車上荒らしと部品狙いの認知件数は以下のとおりです。

種類認知件数
車上荒らし23,289 件
部品ねらい13,301 件
参考:犯罪統計|警察庁

つまり、車上荒らしは1日あたり約63.8件、部品ねらいは1日あたり約36.4件発生しているということになります。そう考えると、自分が被害に遭う可能性はそんなに低くないと思えませんか?

車上荒らしに遭いやすい車ワースト10

トヨタプリウス
出典:トヨタ自動車株式会社

一般社団法人日本損害保険協会が毎年発表している「自動車盗難事故実態調査」によると、2022年に最も車上荒らし(部品ねらい含む)に遭った車はプリウスで、2番目に多かったのはハイエースです。

実は、2014年から2022年まで、プリウスはこの不名誉な1位を記録し続けているのです。あなたの乗っている車も車上荒らし(部品ねらい含む)の被害に遭いやすい車でしょうか?

2022年の車名(車種)別車上荒らし(部品ねらい含む)のワースト10で確認してみてください。

順位車名/車種支払件数
1位トヨタ プリウス135 件
2位トヨタ ハイエース31 件
3位トヨタ アルファード28 件
4位トヨタ ランドクルーザー26 件
トヨタ アクア26 件
6位トヨタ ヴォクシー22 件
7位ホンダ N-BOX20 件
8位メルセデスベンツ19 件
BMW19 件
10位トヨタ レクサスRX18 件
トヨタ クラウン18 件
参考:第24回 自動車盗難事故実態調査結果(2022年)|一般社団法人 日本損害保険協会

なお、この報告は車上荒らしと部品狙いの合算であり、かつ車両保険金を支払った件数のみが集計されています。車両保険を支払っていない被害は実際もっと多いということも頭の中に入れておきましょう。

車上荒らしに遭いやすい車の特徴

車上荒らし車上ねらいに遭ってしまった車の画像

車上荒らしに遭いやすい車にはいくつか共通の特徴があります。

車内に貴重品や目立つものが置かれている

車内にかばんや財布などの貴重品が置かれていたり、スマートフォンなどの電子機器が置いたままになっていると、車上荒らしに狙われる可能性が非常に高くなります。

車上荒らしをしようと常に狙っている人だけでなく、たまたま目についた物を欲しくなり魔が差してしまう人もいます。最近では、高く売れる電子機器の盗難も増えているので注意しましょう。

セキュリティが不十分

当然のことながら、鍵や窓が開いたままの車は車上荒らしに狙われやすいといえます。ほんの少し離れるだけだから大丈夫、という油断は禁物。

一瞬でも車から離れるときや目を離すときは、鍵をかけることを忘れずに。

年式が古い

第24回 自動車盗難事故実態調査結果(2020〜2022年)によると、車上荒らし(部品ねらい含む)の被害にあった車両のうち約30%は年式が2012年以前の車です。

古い車新しい車よりもセキュリティがもともと弱い車が多いということも理由の一つかもしれません。

部品ねらいに遭いやすい車

高級車のイメージ

部品ねらいに遭いやすい車にも特徴があります。

人気車や高級車

盗んだ部品が高く売れる人気車や高級車は狙われやすい傾向にあります。高級車は部品だけでなくオプションなども基本的に高価なものが付けられている可能性が高く、狙われやすいでしょう。

高価な装備が装着されている

車両本体が高級でなくとも、付けている部品が高級であれば狙われやすくなります。オーディオやカーナビなどの電子機器はもちろん、タイヤやホイールなどあらゆるものが狙われるため注意が必要です。

車上荒らしに遭いやすい場所と時間

屋外駐車場の写真

車上荒らし(部品ねらい含む)の発生件数が多い場所と時間は報告されているため、住んでいる場所や駐車場所、時間などを把握して気を付けるだけでも被害に遭う可能性を下げられる可能性があります。

被害に遭いやすい場所と時間をざっくりまとめると

  • 屋根や壁などがない屋外の駐車場
  • 暗く人通りが少ない
  • 深夜〜朝にかけて

となります。ご自身や家族の車がどのような環境に停めているか、確認しておきましょう。

車上荒らしが最も多いのは大阪府

大阪府は車上荒らし(部品ねらい含む)の発生件数が連続ワースト1です。その構成費は23.8%と、他都道府県に比べて圧倒的に多いので注意が必要です。

車上荒らし(部品ねらい含む)発生件数ワースト5の都道府県

都道府県名支払い件数構成比
大阪府231 件23.8 %
愛知県144 件14.8 %
千葉県106 件10.9 %
神奈川県64 件6.6 %
兵庫県53 件5.5 %
参考:第24回 自動車盗難事故実態調査結果(2022年)|一般社団法人 日本損害保険協会

車上荒らしは屋根や壁がない屋外の駐車中が最多

第22回自動車盗難事故実態調査結果によれば、2020年11月に発生した車上荒らし(部品ねらい含む)が多い場所の条件は以下のようになります。

  • 屋外(屋根や壁などがない)
  • 自宅または契約駐車場

車上荒らしは深夜に狙われやすい

上記グラフからも分かるとおり、車上荒らし(部品ねらい含む)はその半数以上が深夜〜朝にかけて発生しています。

車上荒らしに遭わないための対策

車に鍵をかける男性

車上荒らしや部品ねらいに遭いやすい環境についてご紹介してきました。では、これらの被害に遭わないためにどのようなことができるでしょうか?

車から離れるときは必ず鍵をかける

車上荒らしの被害に遭うときは一瞬です。車から目を離すときも、車から離れるときも、どんなに短い時間であっても必ず鍵をかけましょう

車内に貴重品を置いたままにしない

狙われやすい貴重品を車の中に置いておく癖があるならば、すぐにやめてください。見えないところに置いておけばいいという考えは捨て、貴重品は肌身離さず持ち歩くようにしましょう。

車内の荷物が外から見えないようにする

貴重品ではない物であっても、車内の荷物が狙われる可能性はあります。思いがけないものが盗まれてしまうことがあるので、車内に置いておくしかない物であれば、すぐには見えない座席の下やダッシュボードの中など見えにくい場所へ入れるのがおすすめです。

駐車場所を変える

現在利用している駐車場が人通りが少なく暗い場所であるならば、場所を変えるのも効果的です。また新しく駐車場を契約するときは、死角がないか、どれくらい人通りがあるか、街灯があるかなどしっかり確認しましょう。

自宅に監視カメラなどをつける

場所を変えられない場合、監視カメラや自動点灯のライトを取り付けるという選択肢もあります。人目がなくても車のことをちゃんと管理しているということがわかるだけで、車上荒らしに狙われにくくなります。

車の手入れをする

ボロボロの車は、それだけ持ち主に大切にされていない=意識されていないと思われ、車上荒らしに狙われやすくなるかもしれません。小まめな洗車やお手入れなどで、この車は持ち主が気にかけ大切にしているということがわかるようにしてみるのもよいでしょう。

まとめ

カーポート駐車場のイメージ

車に置いている荷物を盗む犯罪である車上荒らしは、意外と身近で毎日60件以上の被害が発生しています。

車上荒らしはプリウスやハイエースで被害が多く、人気車や高級車での被害が多い傾向にあります。また車上荒らしは屋根や壁のない屋外の駐車場や深夜〜朝にかけて発生することが多いことが報告されています。

車上荒らしに遭わないためには、まず何よりも車内に貴重品や荷物を置いておかないこと、そして鍵を必ずかけるなどのセキュリティ意識を高めることが大切です。その他の方法として駐車場所を変えたり監視カメラの設置などの工夫も効果的だと考えられます。

車上荒らしを全く無くすことは難しいかもしれませんが、少し意識するだけで被害に遭う可能性を減らすことができます。他人事と思わず、防犯意識を高めましょう。

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この記事を書いた人

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