ジュークが安い理由とは?魅力や選ぶ際のポイントについて解説
ジュークはコンパクトSUVとして人気を集めた車です。
現在は、新車として販売されておらず、購入する場合は中古車販売店で探す必要があります。
ジュークは選ぶ際のポイントがいくつかあります。たとえば、ボディカラーやインテリア、走行性能、オプションなどさまざまです。
今回は、ジュークが安価な理由や魅力、選び方のポイントについて解説します。
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INDEX
ジュークの概要
ジュークは日産自動車が製造・販売していたコンパクトSUV車です。
2023年8月現在、新車の製造・販売は終了しています。
ジュークのスペック表は以下のとおりです。
メーカー | 日産 |
車名 | ジューク |
ボディタイプ | コンパクトカー |
ドア数 | 5 |
全長×全幅×全高(mm) | 4,135×1,765×1565 |
車両重量(kg) | 1,200 |
総排気量(cc) | 1,498 |
使用燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
燃料タンク(L) | 52 |
駆動方式 | 前輪駆動 |
トランスミッション | エクストロニックCVT |
カラー(全8種) | サンライトイエロー(特別塗装色) スーパーブラック ダークメタルグレー アズライトブルー ラディアント レッド ブリリアントホワイトパール(特別塗装色) ブリリアントシルバー ナイトベールパープル |
※参考元:ジューク|カラーコンビネーション
※紹介グレードは「15RX」
ジュークが安い理由とは?
車の状態によって中古販売価格は大きく異なり、ジュークの場合は50万~200万円程度で売られています。
ここでは、ジュークが比較的安価に売られている理由として考えられる特徴を紹介します。
視界
ジュークは視界があまりよくないとされています。
フロントガラスやリアガラスを支えるピラーが比較的太いことやガラス自体がほかの車より小さいとされているのが特徴です。
そのため、後方や前方確認時にピラーが死角となって歩行者・自転車を見逃さないよう注意が必要です。
先進安全装備・安全性能
最近の車は安全装備が充実していることが多く、高齢者や運転初心者にもやさしい仕様になっています。
たとえば、日産が製造・販売するノートは全方位運転支援システムの「360°セーフティアシスト」が搭載されています。
前方車との衝突回避をアシストする機能や駐車時の運転を支援する機能、踏み間違いによる衝突回避をアシストする機能など、オプションも含めれば10以上の機能が搭載可能です。
ジュークには、「360°セーフティアシスト」が搭載されていません。
前方の車や歩行者を検知して運転手に回避操作を促す「インテリジェント エマージェンシーブレーキ」や「LDW(車線逸脱警報)」などはありますが、安全装備が十分ではないと感じる人もいるでしょう。
荷室
ジュークの荷室は250L程度で設定されています。
ライバル車のC-HRと比較しても50L以上の差が生じています。
それゆえに大きな買い物をする際にはリアシートを倒して、荷室スペースを増やした状態にしておく必要があるでしょう。
後部座席に乗車する人がいれば、リアシートを倒して荷室スペース広げられません。
大きな荷物や多くの荷物を車に積んで持ち運びする人であれば、物足りないと感じる場合もあるでしょう。
キックスの誕生
キックスは日産が製造・販売する車で、ジュークの後継者としての位置づけになります。
ガソリンエンジンとモーターを融合した独自の電動パワートレインであるe-powerモデルがあるのが特徴です。
また、安全性能が充実しており、荷室容量もジュークより多いです。
そのため、ジュークとキックスを比較した際に性能が高いといえるのはキックスであるといえます。
関連記事:キックスとはどのような車?燃費や特徴について解説|カーナレッジ
ジュークの魅力について
ジュークはコンパクトSUVとして人気を集めていましたが、具体的にどのような部分を魅力に感じられるのか気になる人もいるでしょう。
デザイン、コンパクトなサイズ感、そして多彩な走行モードなど、ポイントとなる部分を詳しく解説します。
デザイン
ジュークの魅力として、ほかの車にはない独特の外観が挙げられます。
丸みを帯びたフロントマスクを魅力に感じる人は多いでしょう。
また、2ドアクーペを意識した見た目で仕上げられているため、後部がシャープなデザインになっています。
コンパクトなサイズ感
ジュークはSUVでありながらコンパクトなボディサイズとなっているのが特徴です。
そのため、SUVとしてのスポーティーな走りとコンパクトカーとしての運転のしやすさが両立された車といえます。
また、高さ制限が厳しい先でも優位な場合があります。
ジュークの全高は1,500mm程度の車なため、高さ制限がある場所でも安心して運転できるでしょう、
多彩な走行モード
ジュークには大きく3つの走行モードがあります。
それはノーマル、スポーツ、エコの3種類です。
運転時に加速が物足りない、もう少しパワーが欲しいなと感じた場合は、スポーツモードを選択することで、力強い走りを楽しめます。
一方、エコモードは、エンジンやCVTなどを低燃費モードにシフトさせることで、車の燃費向上に役立ちます。
ジュークの中古車を選ぶ際のポイント
ジュークは中古車市場で在庫が多いのが特徴です。
そこで、どのようなポイントを押さえておけば、後悔のない買い物ができるのかポイントを解説します。
外観やカラー
ほかの車ではあまり見られないジューク特有のポイントとして、さまざまなパッケージが用意されている点が挙げられます。
新車の時点ですが、ボディカラー、インテリアカラーを自分好みに変えられます。
たとえば、新車購入時にはボディのメインカラーやミラー部分の色を自分好みに変えることが可能でした。
中古車として購入する際は自分好みに決めることができません。
しかし、中古車として購入する際も、検索することでさまざまな色合いのジュークを見つけられるでしょう。
その中に自分好みのカラータイプを発見できる可能性もあります。
オプションの有無を確認
便利なオプションの例として車の駐車時に役立つアラウンドビューモニターはジューク特有の欠点を補助してくれるオプションです。
リアウィンドウの視野が比較的狭いため、こういったオプションが役立ちます。
また、インテリジェントエマージェンシーブレーキはほぼすべてのグレードに標準装備されていますが、「15RX」のシンプルパッケージにのみ装備されていません。
緊急自動ブレーキとなりますが、運転時の安全面を考えると必ず装備したいオプションでしょう。
安価に販売されているジュークには装備されていない可能性もあるため、確認することをおすすめします。
リコール対象なのか確認
ジュークは、2011年と2018年にリコールを開始しています。
2011年に開始したリコールは、走行中にエンストする可能性やドアが閉じられなくなる可能性があるといった内容です。
2018年に開始したリコールは、ブレーキペダルの制動力が低下して制動距離が長くなる可能性があるといった内容です。
中古車として販売されているものの中に該当車が含まれている可能性もあるでしょう。
購入する際は販売店に確認しましょう。
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まとめ
今回は、ジュークの魅力や選び方について解説しました。
中古車市場では安価に売られている場合もあるため、購入を検討している人は中古車販売店や中古車販売サイトなどで見てみるとよいでしょう。
ジュークを中古車から選ぶ際には、外観やカラー、オプション、リコール対象車かどうかなどを調べることをおすすめします。