日産 エクストレイルの内装の魅力は?グレード別の特徴も解説
2022年に新しいモデルが誕生した日産のエクストレイルは、2022-2023 テクノロジー・カー・オブ・ザ・イヤーを獲得するなど、人気・実力共に申し分のない車です。
力強いSUVとして走行面で非常に高い評価を得ているエクストレイルですが、この記事ではその内装に注目して紹介していきます。
ドライブを楽しむ上で、走りと同様に重視すべきポイントは、車内の快適性です。
エクストレイルは、外観に負けず劣らず内装も上質さがあふれる仕様となっています。
グレードごとに内装の仕様が異なる部分もあるため、記事ではグレード別の違いについても触れていきます。
なお、エクストレイルは2023年2月現在、新規の注文が一時停止されています。
販売が再開されたときにスムーズに選べるよう、エクストレイルの内装の魅力を確認しておきましょう。
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INDEX
エクストレイルの概要
日産が製造・販売しているエクストレイルは、アウトドアスポーツの場面で走破性を存分に発揮するSUVです。
たくましいエクステリアの存在感により、街中でも一際目立つ存在となっています。
初代エクストレイル(T30型)は、2000年11月に発売されました。
現行販売されているエクストレイルは、T33型と呼ばれる2022年7月に販売開始されたモデルです。
新しいモデルになる度に進化し続けるエクストレイルは、このT33型で次の賞を受けました。
- 「2022-2023 日本カー・オブ・ザ・イヤー」:5位
- 「2022-2023 テクノロジー・カー・オブ・ザ・イヤー」:1位
受賞理由としては、「VCターボ(可変圧縮比エンジン)」を採用した第2世代「e-POWER」と、革新的な電動駆動4輪制御技術「e-4ORCE」が搭載されている点が挙げられています。
これらの革新的な技術によってパワフルかつ滑らかな走行が可能となり、SUVの領域を超えた安定した力強い走りを実現しています。
また、エクストレイルの4WDモデルは走行シーンを選ばず、過酷な道路でも高い走行性能を誇ります。
ぬかるんだ道や雪道などでも、頼もしい相棒として活躍してくれる車といえるでしょう。
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エクストレイルの内装の魅力を紹介
存在感のあるエクステリアに負けず、乗る人を包み込むような上質な内装も、エクストレイルの大きな魅力です。
エクストレイルのシート配列について、メインは2列シート車(5人乗り)となりますが、「X e-4ORCE」グレードのみ3列シート車(7人乗り)が用意されています。
いずれのグレードについても、メインのシートカラーはブラックであり、グレードによってはナッパレザー地のタンカラーも選べます。
エクストレイルのシートは、見た目の上質さだけが売りではなく、使い勝手の良さも特徴です。
2列目のシートは、いずれのグレードも4:2:4の分割可倒式となっており、さまざまなシチュエーションに応じた豊富なシートアレンジが可能です。
例えば、2人で乗車するときは後部座席を倒すことでフラットで大きな荷室を作れます。
3人で乗車するときは、後部座席の一部を倒すことで長い荷物を積むことも可能です。
多くのキャンプグッズやボード類なども問題なく積める空間になっているため、アウトドアを目一杯楽しみたい人でも満足できるでしょう。
また、2列目のシートはスライド・リクライニングにも対応しており、小さなお子様から大きな体格の大人まで、適切にフィットする位置に調整できる点も魅力です。
シート以外の部分では、全グレードに上質な「本革巻ステアリング」が採用されています。
ハンドルを握るだけで、走り出したくなる気持ちを高めてくれるでしょう。
この他の内装として、ドライブを快適に過ごすための機能的な収納も用意されています。
前席には「照明付きセンターコンソールロアボックス」「アームレスト付のセンターコンソールボックス」をはじめ、カップホルダーも備え付けられています。
分割可倒式の2列目シートは、真ん中の「リヤセンターアームレストスルー」を手前に倒すことで、カップホルダーが現れます。
このように、見た目の上質さだけではなく、さまざまな人数・シチュエーションであっても便利に使いこなせるのが、エクストレイルの内装の魅力です。
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エクストレイルのグレードごとの価格は?
ここでは、最初にエクストレイルのグレードと価格について紹介します。
S
ガソリン2WD:3,198,800円
X
ガソリン2WD:3,499,100円
G
ガソリン2WD:4,298,800円
S e-4ORCE
ガソリン4WD:3,479,300円
X e-4ORCE
ガソリン4WD:3,799,400円
G e-4ORCE
ガソリン4WD:4,499,000円
X e-4ORCE(7人乗り)
ガソリン4WD:3,930,300円
※参考元:エクストレイル|価格・グレード
※7人乗りの記載がないグレードは、5人乗り
3列シート(7人乗り)の車は、X e-4ORCEグレードのみとなっており、残りのグレードは2列シート(5人乗り)となっています。
なお、上記で紹介したメイングレード以外にも、より力強さを意識したスタイルの「エクストリーマーX」、プレミアムな仕様の「AUTECH」という特別仕様車も用意されています。
グレード別の内装の違いとは?
次は内装のパーツ別に、グレードごとの違いを紹介します。
シート
「S」「X」「S e-4ORCE」「X e-4ORCE」グレードについては、ファブリック素材のブラックのシートが採用されています。
一方で「G」「G e-4ORCE」グレードについては、標準でテーラーフィットのブラックのシートとなりますが、オプションでナッパレザー地のタンカラーも選択可能です。
またシートの機能面に関しては、「G」「G e-4ORCE」グレードには、「運転席・助手席パワーシート」が採用されています。
「X」「X e-4ORCE」グレードは「運転席パワーシート」、「S」「S e-4ORCE」グレードは「運転席シートリフター」というように、グレードによって違いがあります。
ディスプレイ
「X」「G」「X e-4ORCE」「G e-4ORCE」グレードについては、12.3インチカラーディスプレイが採用されているのに対し、「X」「X e-4ORCE」グレードは7インチカラーディスプレイとなっています。
エアコン
「X」「G」「X e-4ORCE」「G e-4ORCE」グレードについては、エアコン後席用吹き出し口が装備されています。
また、「G」「G e-4ORCE」グレードについては、エアコン吹き出し口付近のフィニッシャーのデザインが、インストロア(木目調)となっており、高級感溢れるデザインが採用されています。
USB電源ソケット・100V AC電源
全グレード共通で、フロント・リアに1個ずつタイプAのソケットが用意されているのが特徴です。
「G」「G e-4ORCE」については、タイプCのソケットもフロント・リアに用意されており、ラゲッジスペースには100V AC電源も装備されています。
ここで紹介してきたように、最上位グレードの「G」「G e-4ORCE」はすべてにおいて充実した内装が施されており、満足度の高いドライブが約束されるでしょう。
コスパを重視したいという人には、ミドルグレードの「X」「X e-4ORCE」をおすすめします。
まとめ
日産エクストレイルは、名実ともに人気のSUVです。
2022-2023 テクノロジー・カー・オブ・ザ・イヤーを受賞したことからも分かるように、日産の技術が注ぎ込まれた渾身の車といっても良いでしょう。
迫力のあるエクステリアに目が行きがちですが、エクストレイルは内装も非常に充実した車です。
ここで紹介したように、グレードごとに差があるため、内装をより充実させたいという人は最上位グレードの「G」「G e-4ORCE」を選択してください。
実際の店舗でエクストレイルの実車を見ることで、より具体的にグレードごとの違いや雰囲気を体感することができます。
ぜひ店舗に足を運んで、エクストレイルに試乗してみましょう。