1000ccや1500ccの車の魅力とは?おすすめの車も紹介!
1000ccや1500ccの車は一般的にコンパクトカーと呼ばれる車を含む小型乗用車であり、小型でありながらもパワフルな魅力を持っています。
街中の狭い道でもスムーズに走行でき、小回りが利くため駐車も楽々。運転に不慣れな方や都市部に住む人を中心に幅広い層の方に支持されています。
また、最新の技術を搭載したモデルも多く、安全性や快適性、さらに燃費性能も向上しています。
このコラムでは、1000ccや1500ccの車の魅力や選び方、おすすめのモデルについて詳しく解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください。
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INDEX
1000ccや1500ccの車とは
1000ccや1500ccとは、エンジンの排気量を表す数値のことです。
排気量が大きくなるにつれてエンジンのパワーが増し、走行性能や高速道路での車の安定性能が高くなります。
1000ccや1500ccの車は小型乗用車に分類され、一般的にコンパクトカーと呼ばれる車も該当します。
正確には、小型乗用車の定義は全長が4700㎜以下、全幅が1700㎜以下、全高が2000mm以下、総排気量が660cc〜2000ccと定められているのに対し、コンパクトカーには明確な定義がありません。
コンパクトカーはその名の通り小さい車を指しますが、具体的には全長が4700㎜以下、全幅が1700㎜以下でセダンは含まれないものというイメージが強いでしょう。
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1000ccや1500ccの車の魅力
コンパクトなボディサイズが特徴の1000cc・1500cc車にはたくさんの魅力があります。
車両価格が比較的安価
1000ccや1500ccの車は、ボディサイズや排気量が大きい他の普通乗用車と比べて、車両価格が比較的安価なことが多いです。
なかには軽自動車と同程度の車もあるので、コストを抑えられるというのは非常に大きな魅力です。
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税金や燃料代などの維持費を抑えられる
1000ccや1500ccの車は、維持費が抑えられることも魅力の一つです。
排気量、車体重量が小さく、燃費がよい1000cc・1500ccの車は、自動車税、自動車重量税、燃料費などの支出を抑えられるのです。
- 自動車税:排気量が大きいほど高額
- 自動車重量税:車体重量が大きいほど高額
- 燃料費:燃費が悪いほど高額
例として、排気量ごとの自動車税を比較した表を見てみましょう。
排気量 | 自動車税額(自家用車) |
1000cc | 29,500円 |
1500cc | 34,500円 |
2000cc | 39,500円 |
2500cc | 45,000円 |
1000cc・1500ccの車は、ほかの普通車と比べて重量が小さく、燃費がよい傾向にあります。重量が大きくなるほど走行にパワーを使ってしまい、ガソリンの消費が早まるためです。
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運転しやすい
1000ccや1500ccの車は運転のしやすさも大きな魅力です。
ボディサイズがコンパクトなため走行中の小回りが利き、細い道路や狭い駐車場であっても容易に運転できます。運転が苦手な人にもおすすめです。
広々とした車内空間
1000ccや1500ccの車は、コンパクトボディながら広々とした車内空間も実は魅力の一つです。
見た目がコンパクトであるため車内空間が狭いとイメージされやすいですが、4人乗車しても十分な車内空間を備えている車が多く登場しています。
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1000cc・1500ccの人気の車4選
1000ccや1500ccの車には、さまざまな魅力があるため、各自動車メーカーで多くの種類を製造しています。
そのため、購入する際にどれがよいのか迷うこともあるでしょう。
ここでは、1000ccや1500ccの車のなかで人気が高い車を4つ紹介します。
トヨタ ルーミー
トヨタが製造・販売しているルーミーは、2016年に登場しました。
その後、2018年にマイナーチェンジが行われて現行モデルになりました。ルーミーの排気量は1000ccです。
ルーミーは、スライドドアを搭載しているため、開口部が広く乗り降りや荷物の積み込みがしやすいのが特徴です。
コンパクトカーとは思えないほどの広さが確保された車内空間は、5人乗車時でもゆとりがあります。
また、豊富な収納スペースや多彩なシートアレンジが可能なため、利便性が高い車といえるでしょう。
ほかにも、ルーミーは先進安全技術である、スマートアシストが標準装備されており、安全性能も高い車といえます。
ルーミーの基本スペックは以下の通りです。
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メーカー | トヨタ |
車名 | ルーミー |
ボディタイプ | トールワゴン |
ドア数 | 5 |
全長×全幅×全高 | 3,700mm×1,670mm×1,735mm |
車両重量 | 1,070kg |
総排気量 | 996cc |
使用燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
燃料タンク | 36L |
駆動方式 | 2WD |
トランスミッション | CVT |
カラー(全8種) | ・レーザーブルークリスタルシャイン ・ターコイズブルーマイカメタリック ・クールバイオレットクリスタルシャイン ・プラムブラウンクリスタルマイカ ・ファイアークォーツレッドメタリック ・ブライトシルバーメタリック ・パールホワイトⅢ ・ブラックマイカメタリック |
※紹介グレードは「G」
トヨタ ライズ
トヨタが製造・販売しているライズは、2019年にトヨタとダイハツの共同開発により登場しました。
その後、2021年に一部改良されて現行モデルとなっています。
ライズの排気量は、1200cc(2WD)と1000ccターボ(4WD)の2種類のグレードが用意されています。
コンパクトカーのなかでもSUVに位置付けされるライズは、スタイリッシュなデザイン性から男性、女性問わず高い人気を集めている車です。
また、着座位置が通常のコンパクトカーよりも高く、視野を広く保てることから、前方の視認性が高くなり運転しやすいという特徴があります。
車内空間も広く設計されており、後部座席の足元にもゆとりがあるため、快適にドライブを楽しめます。
ライズの基本スペックは以下の通りです。
関連記事:トヨタ ライズの各グレードを比較!それぞれの特徴や概要を紹介
メーカー | トヨタ |
車名 | ライズ |
ボディタイプ | コンパクトSUV |
ドア数 | 5 |
全長×全幅×全高 | 3,995mm×1,695mm×1,620mm |
車両重量 | 970kg |
総排気量 | 1,196cc |
使用燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
燃料タンク | 36L |
駆動方式 | 2WD |
トランスミッション | CVT |
カラー(全8種) | ・シャイニングホワイトパール ・ブラックマイカメタリック ・スムースグレーマイカメタリック ・ファイアークォーツレッドメタリック ・ナチュラルベージュマイカメタリック ・マスタードイエローマイカメタリック ・レーザーブルークリスタルシャイン ・ターコイズブルーマイカメタリック |
※紹介グレードは「G (ガソリン車 2WD)」
ホンダ フィット
ホンダが製造・販売しているフィットは、2001年に登場しました。
その後、3回のモデルチェンジを重ね、2020年に4代目が現行モデルになります。
フィットの排気量は1500ccです。
フィットにはハイブリッドのグレードが用意されており、「e:HEV BASIC」のグレードの場合、WLTCモードが30.2km/Lと低燃費となっています。
フィットは、車内空間が広くシートアレンジを行うことで、ゴルフバックや植木鉢などの大きな荷物を積み込むことも可能です。
また、ホンダ独自の予防安全技術のHonda SENSINGが標準装備されているため、安全性能も高いといえます。
フィットの基本スペックは以下の通りです。
関連記事:フィットの走行性能や燃費、内装を調査!新モデル「FIT e:HEV RS」も!
メーカー | ホンダ |
車名 | フィット |
ボディタイプ | ハッチバック |
ドア数 | 5 |
全長×全幅×全高 | 3,995mm×1,695mm×1,515mm |
車両重量 | 1,190kg |
総排気量 | 1,496cc |
使用燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
燃料タンク | 40L |
駆動方式 | 2WD |
トランスミッション | 電気式無段変速機 |
カラー(全4種) | ・プレミアムサンライトホワイト・パール ・プラチナホワイト・パール ・クリスタルブラック・パール ・ルナシルバー・メタリック |
※紹介グレードは「e:HEV BASIC」
スズキ ソリオ
スズキが製造・販売しているソリオは、1997年に軽トールワゴンの「ワゴンR」の派生としてワゴンRワイドとして誕生したことが始まりです。モデルチェンジをする中で名称がワゴンRソリオになり、2005年8月から「ソリオ」という名称になりました。
2020年に発売された現行モデルは4代目にあたります。
くつろげるリビングルームをイメージして作られたソリオは、広い車内空間が特徴で、背の高い男性でも快適に過ごせます。スライドドアやアレンジしやすいシートを採用しているのでファミリー層にも人気の車です。
ソリオは快適性だけでなく燃費の良さも人気の理由。
予算などに合わせてハイブリッド車、マイルドハイブリッド車、ガソリン車から選ぶことができるのも嬉しいポイントです。
ソリオの基本スペックは以下の通りです。
メーカー | スズキ |
車名 | ソリオ |
ボディタイプ | ワゴン |
ドア数 | 5 |
全長×全幅×全高 | 3,790mm×1,645mm×1,745mm |
車両重量 | 960kg |
総排気量 | 1,242cc |
使用燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
燃料タンク | 32L |
駆動方式 | 2WD |
トランスミッション | CVT |
カラー(全8種) | ・キャラバンアイボリーパールメタリック ・タフカーキパールメタリック ・メロウディープレッドパール ・フレイムオレンジパールメタリック ・ピュアホワイトパール ・スーパーブラックパール ・スピーディーブルーメタリック ・スターシルバーメタリック |
※紹介モデル:ソリオ「G」ガソリン車の2WD
1000ccや1500ccの車はこんな人におすすめ
1000ccや1500ccの車は、初めて車を購入する人や車の運転に自信がない人におすすめです。
1000ccや1500ccの車はボディサイズがコンパクトであるため、運転に慣れていない人でも比較的容易に運転できます。
また、初めて車を購入する人の中には、就職したばかりで収入が少ない人もいるでしょう。
1000ccや1500ccの車は、車両価格が安価に設定されていたり、維持費を抑えられたりなど、普通車に比べてお金がかからないため、初めて車を購入する人におすすめできます。
そのほかにも、1000ccや1500ccの車は、各自動車メーカーから多くの種類が製造されており、ラインアップが豊富なため、多くの選択肢から選べます。
関連記事:初めての車を購入する際の選び方とは?購入の流れや注意点についても紹介
まとめ
この記事では、1000cc・1500ccの車の特徴やおすすめの車について紹介しました。
1000cc・1500ccの車は小型乗用車に分類され、車両価格や維持費の安さ、運転のしやすさ、車内空間の広さなどの魅力があり人気が高い車です。
1000ccや1500ccの車はラインアップが豊富なため、どれを購入したらよいのか迷った際は、この記事で紹介したおすすめの車を検討してみてはいかがでしょうか。