アルファードを運転するコツとは?運転が苦手でもミニバンは平気な理由
迫力ある外観で発売当初から高い人気を維持し続けている、トヨタのミニバン アルファード。
しかし、ボディサイズが大きいこともあって、運転に不安を感じている人も多いのではないでしょうか。
この記事では、アルファードを運転するコツと、運転がしやすくなる機能を解説していきます。
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INDEX
アルファードの概要について
まずは、アルファードの概要について解説します。
アルファードはトヨタが製造・販売するミニバンであり、ミニバンの中では最上位の位置付けとしています。
ボディサイズは全長4,995mm、全幅1,850mm、全高1,935~1,945mmと堂々とした大きさを誇り、広大なボディはそのまま居住空間に生かされています。
外観は、前面の半分を占める迫力あるフロントグリルと豪華なメッキ加工により力強い印象を与えます。
車内の居住空間は、すべてのシートにまるでソファのような厚みのあるクッションを採用しているため、どの座席に座っても快適に過ごす事ができます。
また、安全装備も充実しています。
車線からの逸脱を防ぎステアリング操作をサポートしてくれる「レーントレーシングアシスト」や、衝突しそうになった際に回避操作をサポートしてくれる「プリクラッシュセーフティ」ブレーキとアクセルを踏み間違えた際にブレーキ制御してくれる「パーキングサポートブレーキ」などの機能が搭載されています。
アルファードの大きさ
2023年に発売された現行のアルファードのサイズは、全長4,995mm、全幅1,850mm、全高1,935~1,945mmです。
室内サイズは、全長3,005mm、全幅1,660mm、全高1,360mmで乗車定員は7人です。
ボディサイズが大きいことで、多彩なシートアレンジによって後部座席を広く確保することもでき、乗車人数や荷物の量によってフレキシブルに室内をアレンジすることができます。
他車との大きさを比較した結果は、以下です。
アルファード | エルグランド | ステップワゴン | |
全長 | 4,995mm | 4,965mm | 4,800mm |
全幅 | 1,850mm | 1,850mm | 1,750mm |
全高 | 1,935mm | 1,815mm | 1,840mm |
ホイールベース(前後ホイールの中心から中心までの長さ) | 3,000mm | 3,000mm | 2,890mm |
車両重量 | 2,230kg | 1,930kg | 1,710kg |
乗車定員 | 7人 | 7人 | 7人 |
日産|エルグランド諸元表
ホンダ|ステップワゴン諸元表
サイズに関してアルファードとエルグランドと比較すると、全長はアルファードがエルグランドがより30mm長く、全幅は同一で、全高ではアルファードがエルグランドより120mm高いことがわかります。
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運転が苦手な人が不安に感じる場面とは?
ここでは、運転に慣れていない初心者や運転が苦手な人が不安に感じる3つの場面と、その場面での運転のコツを紹介します。
駐車するとき
車の運転が苦手な人の多くは、駐車の場面で不安を感じるのではないでしょうか。
前後や左右の車両感覚とホイールベース、タイヤの切れ角を把握する必要があり、慣れないとハンドル操作が難しく感じるためです。
また、後続車がいると気が焦ってしまい、さらに上手く駐車ができなくなります。
駐車をスムーズに行うポイントは、駐車を始める時の車のちょうどよい位置をつかむこと、ハンドル操作と連動するタイヤの向きを把握することの二つです。
慣れないうちは、混雑しにくい施設の入口から遠い場所で練習を行うことで、少しずつ慣らしていくことをおすすめします。
車線変更をするとき
運転が苦手な人は、車線変更も不安に感じるのではないでしょうか。
特に交通量の多い道路において、車線変更を行うのは難しい場合もありますよね。
そのような場合でも、急な車線変更は事故の危険が高まるため避けましょう。
車線変更時の運転のポイントとしては、ミラーだけでなく目視で周りの状況を確認することと、ルートが把握できているのであれば、早めの段階から近い走行レーンをキープしておくことで慌てることも少なくなります。
万が一、その場所で車線変更ができなかったとしても、慌てなくて大丈夫です。
必ず回り道ができるため、落ち着いて運転に臨みましょう。
狭い道路を走るとき
運転が苦手な人にとって、幅が狭い道路を運転する際も、「歩行者や対向車と接触しないか」不安になりますよね。特に対向車とのすれ違いの際は、当たらないよう気を遣うため、より神経がすり減ってしまいます。
狭い道での運転のポイントとしては、無理をしないことに尽きます。
接触しない自信がなければ停止し、対向車を先に通行させるようにしましょう。
後続車が気になったとしても、安全第一で走行することが優先されるため、スピードを上げる必要はありません。
また狭い道では歩道がないことも多いため、歩行者の急な飛び出しも想定されます。
事故を起こさないためにも、狭い道路ではゆっくり走行するよう心掛け、細心の注意を払って通行するようにしましょう。
ミニバンを運転する際のコツとは
ミニバンの運転になるべく早く慣れるためには、ミニバンならではの特性を掴んでおく必要があります。
ここでは、運転時の場面別にミニバンの運転のコツを紹介していきます。
駐車時
ミニバンは、前後のタイヤの距離であるホイールベースがセダンなど他の車種と比べて長いため、最小回転半径も長くなります。
アルファードであれば最小回転半径は5.6m~5.8mとなります。
さらに、運転席の視点が高いことが多いため、低い位置にある花壇などの障害物が見えにくくなることも覚えておきましょう。
ミニバンを駐車する際のコツは、最初の停車位置の感覚をつかむことです。
理由は、駐車する際の最初の停止位置で駐車のしやすさが大きく変わるからです。
また、駐車しやすい環境であっても、慣れない間はなるべくバックでの駐車をおすすめします。
バックでの駐車の際は、目視とバックミラーや補助ミラーでしっかり周囲の状況を確認するとよいですね。
バックモニターがある場合は、あくまで補助的な役割で利用しましょう。
峠道の走行
車道は、直線道路だけではありません。
とくにカーブの連続する峠道では、ミニバンならではの特性や運転時のコツをつかむ必要があります。
ミニバンならではの特性
ミニバンは重心が高く、カーブでは車が傾きやすく不安定になりやすい傾向になります。
カーブの手間では、手前でしっかりと減速しましょう。
カーブを曲がる際にスピードを抑えて周りの交通に気を使いながら、大回りで通行するイメージです。
また車の特性上、前輪と後輪では別々の軌跡をたどり、これを内輪差といいます。
ミニバンは居住スペースを確保するためにホイールベースが長く造られているため、内輪差が大きくなります。
この特性により、急なカーブや道幅の狭いカーブではうまくハンドルを切らないと、後輪を乗り上げたり、ボディのサイドをぶつける危険性が出てきます。
繰り返しになりますが、カーブの手間では、減速して大回りで通行する、ことを意識して運転しましょう。
強風時の走行
ミニバンは車高が高いため、強風による影響を受けやすくなります。
台風時だけでなく、特に橋を渡る際や高速道路を走行する際には、スピードに注意して運転しましょう。
強風時の運転で気を付けるポイントは、スピードを落として走行することに尽きます。
車の速度が上がるほど横風の影響を受けやすくなり、横転の危険性が高まります。
また、強風時はハンドル操作の影響以外にも、飛ばされた障害物との衝突の危険性もあります。
風が強く危険だと判断できる場合は、風がおさまるまで安全な場所で待機するのも一つの手です。
アルファードの安全性能
アルファードは高級感のある内外装をそろえているだけでなく、高水準の安全装備が装備されています。
ここでは、アルファードに備わっている運転サポートの機能を紹介していきます。
インテリジェントパーキングアシスト2
インテリジェントパーキングアシスト2は、駐車が苦手な人でも安心して行えるよう、駐車時の運転操作をフルサポートしてくれる機能です。
駐車場所を指定したら各種センサーとカメラが自動的に障害物を判断し、ステアリング操作まで行ってくれます。
運転手は周りの交通に気を使い、危険を感じたらブレーキを踏めばいいだけです。
ボディの大きいアルファードの駐車しにく問題をこの機能が解決してくれます。
レーントレーディングアシスト
レーントレーディングアシストは、単眼カメラを用いて車線から逸脱する可能性があるとドライバーに注意を促す機能です。
車線から逸脱すると警告音で促し、大きく逸脱した場合はステアリング操作でアシストもしてくれます。
レーダークルーズコントロール
レーダークルーズコントロールは、高速道路走行時に先行車と一定の車間距離を保ちながら追従走行ができます。
先行車が停止した場合も、自動でブレーキがかかり停止を行うことも可能です。
また高速道路での渋滞などで停止や発進を繰り返すシーンでも、運転の負荷を軽減してくれます。
まとめ
この記事では、アルファードを運転するコツ、運転が苦手な方のために場面別での運転操作の解説、そしてアルファードに備わっている充実した運転サポート機能について紹介してきました。
アルファードはサイズが大きい車ですが、最新鋭の運転支援システムを搭載しているため、初心者の方でも比較的運転がしやすいのではないでしょうか。
特にインテリジェントパーキングアシスト2は、ほぼ自動で駐車を行ってくれるため、運転が苦手な人でも安心して任せられます。
アルファードの購入を検討される際は、ぜひ試乗などで内外装の豪華さを楽しむだけでなく、操作性をしっかり確かめてみましょう。