トヨタ アクアは燃費が良すぎる!実燃費はどうなのか比較して解説
車の燃費を確認する際は、カタログ燃費だけでなく実燃費も押さえたいところです。
トヨタ アクアの購入を検討している人の中には、カタログ燃費のどこを見ても30.0km/Lを超えているような表を見て逆に「本当の実燃費はよいのだろうか?」という懸念を持っている人もいるでしょう。
この記事では、トヨタ アクアのカタログ燃費に加え、気になる実燃費について紹介します。
また、よく比較をされる車と燃費の比較もしていますので、アクアの購入を検討している人は、参考にしてください。
関連記事:【2024年】コンパクトカーおすすめ人気ランキング!乗り心地の良い車種の選び方も解説
関連記事:ガソリン代がお得になるおすすめクレジットカード7選!選び方も解説!
INDEX
トヨタ アクアのカタログ燃費は良すぎる
2021年7月発売の現行型アクアは、1.5Lハイブリッドシステムと1.5Lダイナミックフォースエンジンで圧倒的な低燃費を実現しています。
さらに、電気系・機械系損失を大幅に削減したシステムと軽量化により、最大の動力性能を発揮するとともに燃費効率を向上させています。
グレード別のカタログ燃費は以下の通りです。
アクアZ/G | 2WD | E-Four |
WLTCモード(km/L) | 33.6 | 30.0 |
市街地(km/L) | 34.3 | 32.0 |
郊外(km/L) | 36.0 | 31.1 |
高速道路(km/L) | 31.8 | 28.5 |
アクアX | 2WD | E-Four |
WLTCモード(km/L) | 34.6 | 30.0 |
市街地(km/L) | 35.7 | 32.0 |
郊外(km/L) | 37.6 | 31.1 |
高速道路(km/L) | 32.4 | 28.8 |
アクアB | 2WD | E-Four |
WLTCモード(km/L) | 35.8 | 30.1 |
市街地(km/L) | 36.5 | 30.4 |
郊外(km/L) | 39.5 | 32.6 |
高速道路(km/L) | 33.5 | 28.3 |
アクアGR SPORT | 2WD |
WLTCモード(km/L) | 29.3 |
市街地(km/L) | 31.0 |
郊外(km/L) | 30.9 |
高速道路(km/L) | 27.7 |
上記の表を見ると「アクアの燃費は良すぎる」と言えます。
こうしてみると、アクア GR SPORTの燃費が悪く見えてしまいますが、普通に考えるとやはり良すぎる部類に入ります。
燃費にこだわる人にはおすすめの車といえますが、逆に怪しいと思う方がいてもおかしくない数値です。
関連記事:WLTCモードの燃費と実燃費の差はどれくらい?実例から違いを解説
アクアの実燃費は?
では、アクアの実燃費はどうでしょうか。
燃費性能は、走り方や車の状態によって変化します。
ここでは「e燃費」の情報とカタログ燃費を比較しました。
2WD
グレード | カタログ燃費 WLTCモード (km/L) | 実燃費 (km/L) |
Z、G | 33.6 | 25.67 |
X | 34.6 | 25.67 |
B | 35.8 | 23.53 |
GR SPORT | 29.3 | 25.67 |
4WD
グレード | カタログ燃費 WLTCモード (km/L) | 実燃費 (km/L) |
Z、G | 30.0 | 23.40 |
X | 30.0 | 23.40 |
比較の結果、実燃費は2〜3割程度数値が低くなっていますが、これは一般的なカタログ燃費と実燃費の差の範囲内と言えますが、元の数値が大きい分下がり幅は大きいため「カタログ燃費が良すぎる」という印象は受けてしまいます。
トヨタ アクアとトヨタ ヤリスを比較
ヤリスは、最新の高速燃焼技術により低燃費でもパワフルな走行が可能で、加速は力強く、快適な運転ができる車です。
また、コンパクトカーでありながら低重心で安定性やアクセル操作のレスポンスもよく、カーブや交差点でも車体が安定します。
今回比較した各車のグレードは以下の通りです。
- アクア:HYBRID Z/2WD
- ヤリス:HYBRID Z/2WD
カタログ燃費 | アクア | ヤリス |
WLTCモード(km/L) | 33.6 | 35.4 |
市街地(km/L) | 34.3 | 36.1 |
郊外(km/L) | 36.0 | 39.3 |
高速道路(km/L) | 31.8 | 32.9 |
ヤリスのカタログ燃費が若干アクアを上回っていますが、両方とも燃費性能が良すぎる車と言えます。
両方とも文句なしですが、アクアは全グレードハイブリッドであり、エントリーモデル「B」は199万7,000円〜であることに対し、ヤリスは150万1,000円〜です。
しかし、ヤリスのエントリーモデルはガソリン車であり、20.2km/Lと落ち着いた燃費性能です。
一方でヤリスのハイブリッドモデルは228万7,000円〜と安価ではあるものの、アクアよりは高額です。
走行環境によって選択肢が与えられているのがヤリス、どのグレードを選んでも損をしにくいのがアクアと言えます。
トヨタ アクアと日産 ノートを比較
ハイブリッドカーとして人気を集めるノートも、アクアのライバル車として挙げられます。
ノートは日産が独自に開発した「第2世代e-POWER」を搭載しており、ガソリンエンジンを発電機として使用しモーターの力だけで車輪を駆動させるハイブリッドカーです。
今回比較した各車のグレードは以下の通りです。
- アクア:Z/2WD
- ノート:X/2WD
カタログ燃費 | アクア | ノート |
WLTCモード(km/L) | 33.6 | 28.4 |
市街地(km/L) | 34.3 | 27.8 |
郊外(km/L) | 36.0 | 31.1 |
高速道路(km/L) | 31.8 | 27.1 |
駆動システムは異なりますが、カタログ上の燃費性能はアクアの方が優れていることが分かります。
関連記事:ノートの燃費は第2世代「e-POWER」で効率的に!運転・走行性能を徹底解説!
アクアの魅力を他にも紹介!
アクアは燃費性能が良いだけではなく、ほかにも多くの魅力があります。
ここでは、アクアの走行性能や安全性能について紹介します。
2021年度「自動車安全性能2021ファイブスター賞」を獲得
アクアは、2021年度JNCAPで「自動車安全性能2021ファイブスター賞」を獲得しています。
JINCAPとは、国土交通省が安全機能の試験をして結果を公表している制度です。
この評価でアクアは173.79点/190点満点という高得点を獲得しています。
加えて、アクアは下記のような事故を未然に防ぐ機能を備えています。
- プリクラッシュセーフティ…歩行者・運転者検知機能
- レーントレーシングアシスト…車線の逸脱を警告と一部修正支援
- レーダークルーズコントロール…前車追従機能
- ロードサインアシスト…標識読み取り
- オートマチックハイビーム…自動ハイビーム
- パーキングサポートブレーキ…駐車時など低速走行のときに衝突回避のための警報と被害軽減ブレーキ
- ヘルプネット…事故や急病時の警察・消防。海上保安庁などへの緊急通報サービス
安定した操作性
アクアは重心が低く走りに安定感があるため、長距離走行でも疲れにくい車です。
また、車体がコンパクトなため小回りが効き、狭い住宅街や駐車場でも操作しやすいでしょう。
選べる9色のカラー
2021年7月に登場した新型アクアのボディカラーは9色と種類が多い点も人気の要因です。
特に人気のあるカラーは「シルバーメタリック」「ホワイトパールクリスタルシャイン」「ダークブルーマイカ」となっています。
※一部グレードにより選択できないカラーがあります。
関連記事:車はこの色がおすすめ!車の人気色をランキング形式で紹介
まとめ
本記事では、アクアの特徴や燃費性能を紹介しました。
アクアの燃費は、コンパクトカーの中でも優れています。
燃費性能の良さが話題にあがることが多いですが、国土交通省から安全性能が表彰されるなど、機能面でも安心感がある車です。
アクアは重心を低く設定しているため、乗り心地も快適です。
燃費や安全装備、乗り心地とバランスの取れたアクアを、次の車の選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。