C-HRの燃費性能はどのくらい?カタログ燃費と実燃費を調査
トヨタ C-HRはコンパクトなサイズと個性的なデザインのクロスオーバーSUVとして2016年12月に発売されました。
「TOYOTAの世界戦略SUV」というキャッチコピーのもと、世界100か国で展開されている車です。
上質な乗り心地とハンドリング操作の快適さ、最新の安全装備などが搭載されたC-HRは斬新なエクステリアデザインが評判となり人気を集めました。
また、トヨタのモータースポーツ部門を総称するGR(TOYOTA GAZOO Racing)にも、コペン、スープラなど名だたる車種の中に選出されました。
この記事ではC-HRの燃費性能や他メーカーの車種との燃費比較に加え、走行性能や機能についても紹介していきます。
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INDEX
GRとは
GRはトヨタ自動車が2017年から展開しているスポーツブランドです。
86、コペン、スープラなど名だたる車種と一緒に、C-HRもGR SPORTとしてラインナップされています。
朝ドラ「舞いあがれ!」にも出演中の山下美月さんにより一時期話題に
GRシリーズは、乃木坂46 27thシングル「ごめんねfingers crossed」で、山下美月さんの愛車としてGR スープラが登場し、大きな話題となりました。
山下美月さんは、今期の朝の連続テレビ小説「舞いあがれ!」にも出演し、今後に期待できます。
また、GR スープラは「GR Supra GT4 EVO」として2023年のGT4カテゴリーに投入されます。
トヨタ C-HRの特徴は?
C-HRはどのような特徴をもつ車なのでしょうか。人気の秘密となるC-HRの概要や特徴について解説していきます。
概要と特徴
C-HRは近年人気のあるクロスオーバーSUVで、ダイアモンドをモチーフとした洗練されたデザインが特徴です。エンジンはハイブリッドとダウンサイジングターボエンジンの2種類から選択できます。
1.8Lエンジン+モーターの組み合わせで低燃費を実現しています。ガソリンエンジンは1.2Lのダウンサイジングターボ搭載です。
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C-HRの燃費性能を解説
カタログに記載されているC-HRの燃費や、実燃費と呼ばれる実際の走行時に近い状態での燃費はどのくらいでしょうか。
ここではC-HRの燃費性能について、ハイブリッドシステムの有無、トランスミッション、グレードや2WD・4WDなどの駆動方式ごとに紹介していきます。
燃費性能の概要
前述の通り、エンジンはハイブリッドシステムとダウンサイジングターボエンジンの2つから選択可能です。
トヨタが車づくりの理念として新しく提唱した「TNGA」プラットフォームを採用して実現した、高い燃費性能が特徴です。
高回転モーターと小軽量のリチウムイオンバッテリーを利用し、低燃費を実現しています。
カタログ燃費
C-HRはハイブリッド車とガソリン車の2タイプがあり、駆動方式には2WDと4WDがあります。
また、2WDにおいてはトランスミッションがCVTと6MTに分かれます。
それぞれのWLTCモードにおけるカタログ燃費は以下の通りです。
ハイブリッド2WD
電気式無段変速機 | S”GR SPORT” | G、S |
WLTCモード(km/L) | 25.0 | 25.8 |
市街地(km/L) | 24.1 | 24.7 |
郊外(km/L) | 27.6 | 28.6 |
高速道路(km/L) | 23.9 | 24.6 |
ガソリン2WD
SーT”GR SPORT”、GーT、SーT /CVT | SーT”GR SPORT”、GーT、SーT /6MT | |
WLTCモード(km/L) | 14.9 | 15.4 |
市街地(km/L) | 11.1 | 12.2 |
郊外(km/L) | 15.6 | 15.6 |
高速道路(km/L) | 16.9 | 17.2 |
ガソリン4WD
CVT | SーT”GR SPORT”、GーT、SーT |
WLTCモード(km/L) | 14.3 |
市街地(km/L) | 10.8 |
郊外(km/L) | 15.0 |
高速道路(km/L) | 16.0 |
実燃費
カタログ燃費に記載されている「WLTCモード燃費」は実際の車の使用環境により近い方法で計測されていますが、運転の仕方や走行環境によって実際の燃費と差が出ます。
実際に車を利用している人によって投稿された情報がまとめられている「e燃費」というWebサイトによると、C-HRの実燃費は以下の通りです。
実際に購入を検討する際の参考値として確認しておきましょう。
駆動方式 | トランス ミッション | グレード | カタログ燃費 WLTCモード (km/L) | 実燃費 (km/L) |
2WD | 電気式無段変速機 | S”GR SPORT” | 25.0 | 22.65 |
G、S | 25.8 | 22.65 | ||
CVT | SーT”GR SPORT” GーT SーT | 14.9 | 11.43 | |
6MT | 15.4 | 14.77 | ||
4WD | CVT | 14.3 | 12.76 |
C-HRとよく比較される車
今回比較した車の概要やグレードは以下の通りです。
なお、C-HRについてはガソリン2WD(FF)/CVT/のグレードSーT”GR SPORT”を基準としており、比較は各メーカーで同グレードの車で実施しました。
ホンダ ヴェゼル
グレードG/2WD(FF)/CVT
ヴェゼルは2013年に発売開始され、SUVの力強さとミニバンの使いやすさを兼ね備えたモデルとして人気があります。
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三菱 エクリプスクロス
グレードM、G/2WD(FF)/CVT
エクリプスクロスはスタイリッシュなクーペフォルムと、SUVとしてあらゆる路面環境で常に安定した走行性能を持ち合わせたモデルです。
カタログ燃費 | トヨタ C-HR | ホンダ ヴェゼル | 三菱 エクリプスクロス |
WLTCモード(km/L) | 14.9 | 17.0 | 13.4 |
市街地(km/L) | 11.1 | 12.8 | 10.6 |
郊外(km/L) | 15.6 | 17.7 | 13.8 |
高速道路(km/L) | 16.9 | 19.2 | 14.8 |
上記の数値を見ると、今回の車両比較においてC-HRの燃費はエクリプスクロスより良く、ヴェゼルより約2km/Lほど悪い結果となりました。
ただし、実際に走行させた際の燃費はカタログ燃費とは異なる点を含めた上で参考としてください。
C-HRには燃費性能以外の魅力もある
国内外でデザインに関する賞を受賞するなど、デザイン面での評価が高いC-HRですが、燃費性能のほかにも多くの魅力があります。
ここではC-HRのさらなる魅力を紹介していきます。
世界にも評価された高いデザイン性
C-HRはデザインに定評があり、2017年のジュネーブモーターショーでは日本車として唯一「ワールドカーデザインオブザイヤー2017」の最終選考に残った実績があります。
コンパクトSUVとは思えない存在感のあるエクステリアデザインが人気を集めています。
走行性や操作性、安全性も抜群
トヨタが提唱するTNGAは、「素のいいクルマ」を基本に、基本性能・商品力を向上させるべくサプライヤーや生産現場と連携した「賢いものづくり」を推進する考え方です。
C-HRはこのTNGAプラットフォームをベースにさまざまな取り組みを取り入れたモデルで、安全性を向上させる機能も数多く搭載しています。
まとめ
今回はコンパクトSUVとして国内外から人気を獲得しているC-HRの燃費性能や魅力を紹介してきました。
C-HRは燃費の良さだけでなく、外観のデザインの良さにこだわってコンパクトSUVを検討している人におすすめできる車です。
ぜひご検討ください。