カーリースは自己破産しても契約できる?注意点や利用方法を解説

カーリースは、まとまった資金がなくても毎月一定の金額を支払うことで新車に乗れるサービスです。

しかし、自己破産した経歴がある人もサービスを利用できるのでしょうか。

一般的に、自己破産した人はローンやキャッシングは利用できなくなりますが、カーリースは契約可能な場合もあります。

この記事では、自己破産した後でもカーリースを利用する方法や条件、契約中に自己破産した場合はどうなるのかについて解説していきます。

ぜひ参考にしてみてください。

関連記事:カーリースがおすすめの人とは?カーリースが向いている人の特徴を解説

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そもそもカーリース契約とは?

カーリース契約とは、カーリース会社に月々定額を支払うことで、一定期間車を借りる契約のことを指します。
国産車から外車まで幅広い車に対応しており、自分の好みに合った車を選べます。

カーリース契約には、頭金や初期費用などは必要ないため、まとまった資金がない人でも新車に乗れるといったメリットがあります。

税金や自賠責保険料についても月々の料金に含まれているため、毎年まとまった支払いは必要ありません。

また、契約満了時は車を返却する必要がありますが、契約プランによってはそのまま引き取ることも可能です。

一方で、車の返却時に費用がかかる可能性があるといったデメリットもあります。
車を返却する場合、車の状態を原状回復する必要があるため、傷や凹みなどがついていた場合は修理費用がかかってしまいます。

関連記事:カーリースとは?審査内容やメリットデメリットも徹底解説

カーリースは自己破産した後も契約できる?

カーリースイメージ

自己破産した場合、カーリース契約の可否はカーリース会社によって変わります。
ここでは、自己破産した後にカーリース契約はできるのか詳しく解説していきます。

関連記事:カーリースはデメリットだらけ? 向いている人・向いていない人を解説

自己破産しても契約できない訳ではない

自己破産後にカーリース契約ができるかどうかは、カーリース会社や自己破産からどれくらいの期間が経過しているかによって変わります。

カーリース契約する際は、住宅ローンやカードローンと同じように信用情報の審査が行われます。
そのため、自己破産してから5〜10年はカーリース契約の審査に通りづらい可能性があります。

自己破産した人が審査に通りづらくなる原因は、2つの信用情報機関(JICCCIC)に自己破産したというデータが登録されて、5年間保存されるためです。

カーリース会社は、契約前の審査時に信用情報機関に保存されているデータを参照するため、自己破産したことは知られてしまいます。

契約者に自己破産歴があった場合、カーリース会社は「リース料金を支払ってもらえない可能性」を懸念します。

そのため、どうしても数年間はカーリース契約しづらくなってしまいますが、絶対に不可能という訳ではありません。

関連記事:カーリースの3年契約はお得?契約期間別に特徴を解説

自己破産後はさまざまなローン審査に通りにくくなる

自己破産をした場合、信用情報機関に情報が登録されるため、カーリースだけでなく住宅ローンやカードローンの審査に数年間通りにくくなります。

信販会社や銀行のカーローンも組めなくなるため、自己破産前よりも車を手に入れるハードルは高くなってしまいます。

関連記事:カーリースの審査に落ちる?落ちた理由や審査内容について紹介

カーリース契約中に自己破産をするとどうなる?

自己破産した人は、そもそもカーリース契約の審査に通らない可能性がありますが、カーリース契約中に自己破産をした場合はどうなるのでしょうか。

細かいルールや条件はカーリース会社によって異なりますが、ここでは一般的な事例を紹介します。

車はカーリース会社へ返却しなければならない

自己破産をした場合、カーリース契約は解除となるのが一般的です。

契約解除となった場合は、車を買い取らない限りリース車の所有権はカーリース会社にあるため、車を返却する必要があります。

そのため、カーリース契約中に自己破産した場合は、リース会社から指定された期日までに必ず車を返却しましょう。

残りの契約期間の支払いは必要ない

自己破産によってカーリース契約が解除となった場合、残った契約期間のリース料金を支払う必要はありません。

自己破産をした場合は、破産債権(自己破産で免除される負債のこと)となり、免除されるからです。

そのため、自己破産した後のリース料金に関しては心配する必要はないといえるでしょう。

契約時に連帯保証人をつけていれば乗り続けられる場合もある

カーリース契約中に自己破産をした場合は、基本的にリース車の返却を求められますが、連帯保証人がいる場合は、残った契約期間のリース料金を支払ってもらうことで車を返却せずに乗り続けられることもあります。

自己破産後もカーリースを利用したい人は、契約内容などを確認してみるとよいでしょう。

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カーリース契約中に自己破産した際の注意点

自己破産で車どうしようイメージ

ここでは、カーリース契約中に自己破産した際の注意点を解説していきます。

カーリース会社から受領書を交付してもらう

自己破産をした場合は、カーリース会社へ車を返却する必要がありますが、後々トラブルにならないように「車を返却したことの証明」となる受領書を交付してもらいましょう。

自己破産を弁護士に依頼している場合でも、車の返却は自身で対応することが多いため、忘れないよう注意しましょう。

リース車の取り扱いは破産管財人に任せる

自己破産後の車は、自身の判断で売却や譲渡してはいけません。

自己破産後の車の取り扱いは、必ず破産管財人(裁判所によって選任された、財産の管理や処分を行う弁護士)に任せましょう。

自己破産をした場合は、車を返却するのが一般的です。

しかし、車の残価が残った契約期間のリース料金よりも少ない場合、カーリース会社が車の返却を求めてこないことがあります。

返却を求められなかったからといって、車を自由に使える訳ではないため、必ず破産管財人に任せましょう。

関連記事:カーリース(車のサブスク)の途中解約の違約金が払えない時の対処法を解説

自己破産した人がカーリースを利用する方法は2つ

自己破産をするとカーリース契約は難しくなります。しかし、どうしても車が必要な人もいるでしょう。

ここでは、自己破産した人がカーリースを利用する方法を紹介します。

自社審査を行う販売店でカーリース契約する

一般的なカーリース契約は、信販会社が審査を行います。

しかし、中には自社審査だけで契約できるところもあります。
自社審査を行っているところは、信用情報機関のデータを確認しないため、自己破産歴があっても審査に通りやすいです。

ただし、一般的な審査項目である年収や職業・勤続年数などはチェックされるため、安定した収入源は必要になります。

また、自社審査を行っているところは、中古車しか選べないところも多く、リース料金が高めに設定されているといったデメリットもあります。

自分以外の名義でカーリース契約する

カーリース会社によっては、家族名義で契約できるところもあります。

自己破産歴があっても家族の審査に影響はないため、家族名義の契約に対応しているところであれば、問題なく利用できます。

しかし、契約者である家族が審査に通る必要があるため「安定した収入のある家族がいること」が必要条件になります。

関連記事:車の名義が親のまま乗ってもよいのか?問題点や名義変更の手続き方法を紹介

まとめ

カーリースは自己破産した後でも契約すること自体は不可能ではありません。

しかし、信用情報機関に自己破産歴が記録されているため、5~10年は契約の難易度が高くなってしまいます。

また、自己破産をした後はローンやキャッシングの審査にも通りづらくなるため、車を手に入れるハードルはかなり高くなってしまいます。

審査に通らない人は、家族名義や自社審査を行っているところを利用するとよいでしょう。

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