「カーリースはやめとけ」は本当?そう言われる理由と利用メリットを解説

「憧れの新車に乗ってみたい!でもまとまった資金が・・・」

などの理由で車の購入を諦めている方も少なくはないでしょう。
そんな方に「カーリース」というスタイルはとてもおすすめです。
カーリースは、初期費用のためのまとまった資金がなくとも、車を持つことが可能なのです。

しかし、ネットでカーリースについて調べてみると「カーリース デメリット」、「カーリース やめとけ」など不安を煽るようなサジェスト(検索候補)が並んでいるのを見かけます。

本当に、カーリースは利用せずに避けた方がよいのでしょうか?

今回は、「カーリースはやめとけ」と言われている理由と、カーリースのメリットも紹介していきます。

関連記事:カーリースはデメリットだらけ? 向いている人・向いていない人を解説

出光のカーリース・ポチモへ
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INDEX

「カーリースはやめとけ」と言われる理由とは?

カーリース契約イメージ

「やめとけ」といわれてしまう要因は一体なんなのでしょうか?
費用が高い?
契約内容が思っていたものと違った?

今回は考えられる要因の解説とその回避方法をご紹介します。
また、カーリースのメリットや、このサービスに向いている人・いない人まで徹底解説しています。

カーリース契約を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

関連記事:車のサブスク、知ってる?カーリースとは違う?お得なのは?デメリットはある?疑問をすべて徹底解説

費用が割高……?

「カーリースはやめておけ」と言われる理由に、「車の購入と比べてカーリースは支払い総額が割高」というものがあります。
カーリースは契約終了後に追加の費用が発生する場合があります
それが、「カーリースは割高」と言われている理由のひとつとなっているようです。

しかし、これは契約外のことをしてリース車を傷つけたりした場合に発生する費用のため、過剰に心配することはないでしょう。
なんの理由もなく契約以上の金額が発生することはありません。

そのため、実際のところカーリースが購入と比べて特別割高というわけではないのです。

先ほども述べた通り、契約満了時に発生してしまった費用が加算されてしまい、そう感じる方が少なくなかったのだと思われます。

\ポチモのお役立ち情報(外部リンク)/
【リースVS購入】中古車リースの料金シミュレーション!カーリースの基礎から解説

基本的に中途解約ができない

カーリースは基本的に中途解約ができません

もし中途解約ができたとしても、違約金を支払わなければならない場合がほとんどでしょう。

リース会社側は、車体料金を契約者の支払い年数で割ったものを算出しています。

そのため、契約者が途中で契約を解除してしまうと残った分の売上げが見込めず、カーリース会社側の損害となります。
これが要因で違約金が発生してしまうのです。

お金を払えば中途解約ができる訳ではないので注意しましょう。

例外もありますが、契約年数内の解約は認められないことが多いため、契約期間を設定する際は注意が必要です。
カーリースの契約期間は3〜5年が一般的ですが、中には10年など幅広く設定できるところもあります。

余談ですが、たとえば事故を起こし、リース車が全損してしまった場合は強制的に契約解除となります。
自分の意思で契約解除をしたわけではありませんが、この場合も違約金の支払いを求められることがありますので覚えておくとよいでしょう。

関連記事:リース車で事故を起こしたらどうする?対処法や修理費、解約金について解説

契約終了後に費用が発生する恐れがある

カーリースの契約終了時に、思わぬ請求が発生することもあります。

まず、車の返却時にあらかじめ決められていた走行距離を超えてしまった場合は、その分の支払いをする必要があります。

また、査定時において車両に凹みや傷が見られたり、カスタマイズした車体の原状回復が必要になった場合も、別途費用がかかります。

原状回復とは、借りていたものを最初の状態に戻すことです。

つまり、カスタマイズした車をカスタマイズする前に戻したり、傷のついているボディを修理して貸し出される前のきれいな状態にすることを言います。

査定価格が残価を下回ってしまった場合、その差額分を請求されることも

また、返却のタイミングによっては車の市場価格が大きく下がっていることもあり、それが原因で差額が発生する場合もあります。

関連記事:カーリースで後悔する理由とは?後悔しないためのポイントについても紹介

車を自分の所有物にすることができない

リース車は原則、契約が終了した段階で返却しなければならないのが基本的なサービス内容です。

「せっかくお金を払っていたのに、最終的になにも残らないの?」
そうした理由でカーリース契約を踏みとどまっている人もいるかもしれません。

会社によっては、契約終了時にそのまま車を引き取ることのできるプランを用意しています。

出光興産による「オートフラット」もそのひとつ。

オートフラットはどのプランを選んでもリース期間終了時に「そのまま返却」、「残価で買い取る」などを含んだ4つの方法からひとつを選べるようになっています。
カーリース初心者の方にもとてもおすすめなサービスです。

また、同じく出光興産提供の「ポチモ」というカーリースは、プランではなくデフォルトで契約後に車がもらえる設定となっています。

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車を利用する際の制限が多い

カーリースには、走行距離やカスタマイズに関して制限があります

走行距離に関してはリース会社によって異なりますが、一般的に月間1,000km程度の上限があり、車の返却時に上限を超えていると超過分の支払いをしなければなりません

また、車のカスタマイズも制限されています。
ただし一定の範囲内でのカスタマイズが可能な場合もありますので、契約時に確認しておきましょう。

関連記事:カーリースと中古車購入、どっちがおすすめ?各メリットや特徴を比較

なぜ「やめとけ」と言われる?その解消法とは

「カーリースはやめとけ」と言われる主な理由をいくつかみてきました。
しかし、実はこれらは適切なカーリース、適切なプランを選択すれば避けられるようなものばかり。

それでは、実際なにをすれば回避できるのでしょうか?

契約期間を短めに設定する

ほとんどのカーリース会社は「車が全損となった」など、よほどな場合でないと中途の解約を認めていません
そのため、もし別の車に乗り換えたい等考えても、その契約が終了するまではどうしようもできないのです。

このような場合、契約期間をなるべく短く設定しておくとよいかもしれません。
長期(7年など)で契約すると、別の車種に目移りをしてしまったり、今乗っているものに飽きてしまったり・・・などと感じる機会がその分増えてしまいます。
それをなるべく避けるため契約期間を短くし、車種を変更するサイクルを早めるのです。

また、車を購入した場合の買い替え時期として、だいたい3年程度が多い傾向にあります。
もちろん、諸々の理由が重なってのものですが、車を変更する期間としてはこれくらいがちょうど良いでしょう。

関連記事:カーリースの3年契約はお得?契約期間別に特徴を解説

\ポチモのお役立ち情報(外部リンク)/
3ヶ月だけのカーリース!?中古車の短期リースは可能?そのメリットとは

契約終了後、車を引き取ることができるサービスを選ぶ

契約終了後にそのまま車を引き取ることのできるサービスを選べば、原状回復をする必要が特にありませんのでその分の費用が浮きます。
また、カスタマイズに関しても自由がききますし「せっかくお金を払っていたのに、最終的になにも残らないの?」とカーリース契約を踏みとどまっている方にとってもおすすめです。

関連記事:カーリースと中古車購入、どちらがおすすめ?各メリットや特徴を比較

カーリースの魅力的なメリット3選

カーリース契約時に確認しておくべき点は最初に述べたとおりです。

それでは、カーリースの持つメリット・・・その魅力とはなんなのでしょうか?
今回は大きく分けて3つ、カーリースの持つメリットを解説していきます。

1. 初期費用をかけずに新車が持てる

初期費用を負担することなく新車を持てるのは、最も大きな魅力と言えるでしょう。

新車を購入するには、まとまった初期費用が必要となります。
しかしカーリースなら、初月から一定の月額料金だけで車に乗ることができるのです。

カーリースの月額料金には、残価を差し引いた車両本体価格のほか、税金や自賠責保険料、登録諸費用、メンテナンスなど様々な費用が含まれているため、実質的な初期費用の心配はありません。

関連記事:カーリースとは?審査内容やメリットデメリットも徹底解説

2. 好きな車が選べる

個人向けのカーリースには現行モデルの新車が多数用意されており、自分の好きな車を選ぶことができます。
ひとつのリース会社だけで様々なメーカーの車を見ることができるため、ディーラー巡りをする必要がありません。

メーカーが設定した車体色やオプションも自由に選べるため、より「マイカー」に近い感覚で車を持つことができます。
中古車と比較して、劣化による故障やトラブルの心配もないため、安心して利用できるでしょう。

また、新車保障やディーラー点検など、購入した場合と同等の保障を受けられるのもうれしいポイントです。

3. 審査から申し込みまでネットで完結する

カーリースは車選びから審査の申し込みまで、ネットだけで完結できるところが多いです。
車を購入する際は、一般的に店舗へ足を運んで営業マンに相談したり交渉したりと、時間も手間もかかります。

一方、カーリースはネットで車種決定や金額の確認ができるため、時間を気にしたり営業マンに気を遣う必要もありません。

カーリースの利用が向いている人

大きな出費を避けたい人

カーリースは、車検費用や税金などの諸費用を含めた金額を毎月定額で支払うのが特徴です。
そのため、車検やメンテナンスなどイレギュラーに発生する大きな出費を避けたい方におすすめです。

様々な車種に乗ってみたい

契約期間を短く設定することで車の乗り換えが可能になるため、車が好きで様々な車種に乗ってみたいという方にも、とてもおすすめです。
また、会社によっては契約中の車種変更を受け付けているところもあるため、さらにお得です。

あまりおすすめはできない人

一方、カーリースがあまり向いていない人がいるのも事実です。
以下のいずれか、もしくは複数当てはまる人はカーリースより車を購入した方が、自身の生活スタイルなどにもマッチするかもしれません。

  • 車を持つ期間を決めたくない
  • こだわりの1台を、動かなくなるまで乗り続けたい
  • ライフスタイルの変化が多い人
  • 長距離移動が多い人

また、リース車は返却時に原状回復が必要となります。車を積極的にカスタマイズしたい方も、カーリースより購入を検討した方がよいかもしれません。
原状回復の費用は、任意保険に加入していた場合そこからまかなうことができます

関連記事:カーリースで自動車保険の加入は必須?加入すべき理由とポイントを解説

ライフスタイルの変化が多い人

前述した通り、カーリースは基本的に途中解約することができません。

そのため、例えば転勤が多い仕事をしていて、配属先によって車が必要だったり不要だったりする方には、カーリースは向いていないと言えるでしょう。

長距離移動が多い人

こちらも前述の通り、カーリースは走行距離に制限があります。

月間1,000km程度の上限が設けられており、超過分については、返却時に差額の支払いが発生することになります。

そのため、長距離移動をする機会が多い方には、カーリースは向いていないと言えるでしょう。

後悔しないリース会社選びに!おすすめのリース会社5選

出光の中古カーリース|ポチモ

出光興産の提供する「ポチモ」は、国内最大級のEC中古車流通ネットワークを提供するオートサーバーとのコラボによって誕生した中古車サービスです。

カーリースで基本的に含まれている費用と合わせて、プランによっては下記のようなサービスが受けられます。

  • 車検
  • 法定12ヶ月点検
  • エンジンオイル交換
  • オイルエレメント交換など

ポチモは中古車のカーリースですが、提供する車両の走行距離や年数に基準を設けており、納車前の点検や洗車、脱臭なども徹底して行っています。

そのため、中古車ならではの安価でありながら高品質な車に乗ることができるのです。

また、契約終了後は追加料金等なく車をもらうことができるのも利点でしょう。

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オリックス自動車のカーリース|カーリース・オンライン

オリックス自動車の提供する「カーリース・オンライン」は、新車と中古車のカーリースです。

カーリース・オンラインはほかのサービスとは少し形が異なり、契約者へ契約期間中に使える無料クーポン券の配布をしています。このクーポンを使用することで定期的にある車検やオイル交換が無料となります。

また、契約期間の2年前(7年契約の場合、5年目から)から乗り換えや車の返却が可能となるのも他社と違う大きな強みでしょう。

オリックス自動車提携のカーリース|カルモ

カルモの特筆すべきところは、契約年数にあるでしょう。多くの企業がまとまった年数を契約年数として設定していますが、カルモは1年単位で設定ができるのです。

メンテナンスに関するプランは、メンテナンスなしを含めると4種類に分けられ一番グレードの高いプランは返却時の原状回復費用まで
補償してくれます。

コスモ石油のカーリース|コスモ my カーリース

コスモ my カーリースはどこにもないおもしろいプランを設定しています。

そのプランとは、免許証の獲得と同時にカーリース契約が結べるというもの。
コスモ石油に申込み、提携している全国の自動車教習所で免許教習が受けられるのです。

車種やカラーも自分好みのものが選べますし、免許を持っていない方にもぴったりなカーリースです。

よくある質問

疑問イメージ

ここまで読まれて、カーリースの契約に関して
疑問点も多いでしょう。

そこでカーリースを検討されている方が抱く疑問点を
よくある質問としてまとめました。

カーリースの審査基準はどれぐらいかかるの?

カーリースで契約をする場合には、リース会社による審査基準を通過しなければなりません。
主なチェック項目として、年収、勤務年数、職業、信用情報などが挙げられます。

この項目は各リース会社によって決まっているため、正確な審査基準は異なります。
審査結果は、大体7日から10日が目安になるので、もし連絡が来ない場合はこちらから問い合わせしてみましょう。

納車までどれぐらいかかるの?

新車を購入した時も同様で、カーリース契約の場合も納車に30日~90日程度かかります。
納車に必要な期間がある理由は、車を仕入れる時間がかかるためです。

またリース会社によって、契約書や車庫証明など事務手続きが多いことも要因です。

一方で、店舗でなくオンラインや郵送等で契約締結の手続きが完了する箇所もあるので、スピーディーに行うほど、納車は早まる傾向にあります。

学生や主婦でも契約ができるの?

基本的に契約者の収入が低い場合、カーリースの審査を通過することは難しいです。

ですが審査に通りやすい方法として、連帯保証人を立てることがあげられます。
またパートやアルバイトに従事している場合、勤続年数を長くすることも重要です。

連帯保証人は、契約者本人が返済できなくなった時に全額を支払う義務があり、家族や親戚を連帯保証人とすることが一般的です。

勤続年数は、一般的に3年以上在籍すると安定的な収入を確保していると判断され審査に優位になる傾向です。

カーリースの相場はどれくらいなの?

リース料金は、リース会社や車両、金利などで大きく異なります。
一般的な目安として、軽自動車であれば1万円台から契約を締結することが可能です。

上記に紹介したカーリース会社で比較検討してみると良いでしょう。

法人の場合、カーリースは経費でできるの?

カーリースは、経費で計上することが可能です。
法人で車を購入した場合、固定資産扱いになるので、減価償却費を計上していく必要があります。

一方、カーリースでは月々のリース料金を経費として計上することが可能です。

リース料金の中には、各種税金や自賠責保険料、車検費用なども含まれるので、車両以外の経費もまとめて計上できることがメリットです。

途中でリース料金が支払えなくなったら?

カーリース契約期間内は、継続してリース料金を支払う必要があります。

ですが、災害や病気など急な出来事で支払いが困難になる可能性もあります。
もし支払いが滞ってしまった場合は、カーリース担当者が直接自宅に来たり、連帯保証人に請求が行われたりします。

それでも支払いが滞った場合は、法的処置として車が取り上げられ、裁判所による差し押さえの可能性もあります。
また滞納すると、信用情報に影響するためなるべく計画な支払いを行いましょう。

まとめ

今回はカーリースのデメリット、というよりも「契約する前に知っておくべき注意点」といった観点で解説をしました。

この記事の内容を踏まえ、自分にあったプランで契約することで「カーリース、思ってたのと違ったな。みんなはやめといた方がいいよ」というような事態が避けられるのではないでしょうか?

また、ネットでも店頭でも注文が可能となっており、ガソリン代の値引きなどお得のつまったサービスとなっております。
ぜひご確認ください。

関連記事:カーリースはデメリットだらけ? 向いている人・向いていない人を解説

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この記事を書いた人

自動車ニュースのWEBマガジン

カーナレッジ編集部

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