免許更新時にカラコンをつけてもよい?ケース別での装着の可否についても解説
カラコンは、ファッションの一部としてつけている人は多いです。
しかし、免許更新時はカラコンをつけたままでよいのか迷う人もいるでしょう。
この記事では、運転免許の更新時にカラコンをつけたままでよいのか解説していきます。
また、運転免許のルール緩和やケース別でのカラコン装着の可否についても解説しているため、参考にしてください。
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INDEX
運転免許更新時のカラコン装着はNG?
運転免許更新時には、カラコンをつけていてもよいのでしょうか。
ここでは、運転免許更新時のカラコンの可否について解説していきます。
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カラコンで視力検査は受けられるのか?
視力矯正のためにカラコンを装着している場合は、コンタクトレンズを装着する旨を申請しなければなりません。
そのうえで、カラコンの影響で本来の目の色、および大きさが異ならないと判断されれば、メガネ、コンタクトレンズと同様に視力検査が可能です。
視力矯正のためではない場合は、外して視力検査を行うことになります。
しかし、実際のところは管轄エリアの警察によって判断や考え方が違うため、場合によっては許可されたり不可になったりするでしょう。
カラコンでの申請を検討したい人は、一度警察に問い合わせすることをおすすめします。
カラコンで写真撮影は受けられるのか?
カラコンをつけたままの写真撮影は許可されない可能性があることは、覚えておきましょう。
運転免許証はそもそも本人確認の証明になる意図があるため、日常的にファッションでカラコンを装着しているとしても判断基準となる目の大きさが変わる場合は認められません。
たとえば、メガネに光が反射して目を確認できない状態であったり、マスクで顔が隠れていたり、髪や服で顔の輪郭が隠れていたりすると証明写真として認められません。
それを踏まえると、カラコンは目の大きさ、色、模様などさまざまなものがありますが、どれも本人確認の妨げとなるため基本的に許可されていないと覚えておきましょう。
運転免許証写真の基準緩和について
2021年9月に運転免許証の写真において基準の緩和がされました。
その理由は従来の基準では持ち込み写真の基準が厳しすぎると苦情が多発したためです。
ここでは運転免許証写真の基準がどのように緩和されたのか解説します。
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過去の運転免許証写真の判断基準
従来では、持ち込みする写真を運転免許証に利用する場合は以下のような基準を満たすことが必要不可欠でした。
運転免許証で利用できる写真の判断基準ポイント
- 縦3㎝×横2.4㎝
- 直近半年以内に撮影された
- 帽子は不可(宗教上、または医療上の場合を除く)
- 正面を向いていること
- 胸から上が写っていること
- 背景が無地であること
運転免許証に利用する写真は、次の免許更新のタイミングまでは、紛失、破損しない限り再発行せずそのままです。
しかし基準が緩和されたことで、免許証の更新時に関わらず、自分で撮影した写真を持ち込み、手数料を支払って写真の変更が可能になりました。
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基準緩和の内容
証明写真の判断基準には新たに基準が緩和された事項があります。
そのポイントは、カラコンの着用が可能となったこと、笑顔での撮影許可、カラー背景の使用許可です。
それでは、それぞれ見ていきましょう。
カラコンの着用
従来は、容姿が大きく変わってしまうという理由でカラコンの着用は許可されていません。
しかし、基準の緩和で自分の目の色に近く、自然に見えるカラコンに限り装着が認められました。
ただし、全管轄エリアが対象ではないため事前に確認しましょう。
笑顔での撮影
運転免許証で使用される写真は笑顔が禁止で、真剣な表情で撮影に臨まなければならないという印象を持っている人は多いでしょう。
今回の基準緩和により、口を開かない状態であれば口角を上げて笑顔で撮影された写真が使用可能になります。
これまでは、運転免許証の自分の写真に納得がいかない人でも、表情に多少の融通が利くことで改善が期待できるでしょう。
カラー背景での撮影
従来の運転免許証で使用された写真は無背景で青色が多いイメージでした。
しかし、基準が緩和されたことで背景色を変えてもよくなります。
ただし顔の輪郭がわかりづらくなるような肌色や黒色などは避ける必要があるでしょう。
最近ではピンク色の背景が可能となり、少しずつオリジナリティーを出せる証明書として生まれ変わっています。
エリアごとの違ったルール
証明写真の基準は各都道府県のエリアによって異なります。
たとえば、写真の持ち込みや更新期間以外での写真変更ルールもエリアごとで異なるということです。
気になることがあれば、管轄エリアの運転免許センターや警察署へ確認しましょう。
【ケース別】カラコンの装着可否について
運転免許証のルールが緩和されるなか、カラコンを装着したままの運転はよいのでしょうか。
ここでは、ケース別のカラコンの装着可否について解説していきます。
カラコンを装着しての運転は危険?
車の運転時には、免許証の条件欄にメガネの記載があれば、メガネもしくはコンタクトレンズの着用が必須です。
しかし、実際のところは、カラコンの着用が問題ないかどうかを知っている人は少ないでしょう。
基本的にカラコンはサングラスと同じ扱いになります。
日常の運転時に日差しや紫外線の対策でサングラスを利用する人は多いですが、カラコンも同じように装着したままの運転が可能です。
夜間走行は危険
カラコンを装着したままの運転は問題ありません。しかし安全面で気になる点があります。
夜間走行ではサングラスを利用して運転する人は少なく、危険な行為です。
それは周りが暗いことで視界が悪くなるからでしょう。これはカラコンも同様です。
しかし、カラコンは走行中に外すことはできません。
そのため夜間を運転する際にはカラコンをあらかじめはずしておく必要があるでしょう。
教習所もダメ?
カラコンの装着について明確なルールが定まっておらず教習所によって判断が異なります。
しかし、基本的に教習所での装着は認められていません。
これは、本人確認の妨げになったり、視界が悪くなったりするためです。
さまざまな状況を踏まえると教習所に通っている段階ではカラコンを控えることをおすすめします。
まとめ
この記事では、免許更新時にカラコンをつけてもよいのかについて解説しました。
一般的には、免許証の更新時には自然な目の状態でテストを受けなければいけません。
しかし、視力矯正のために必要であったり、紫外線や日光に弱かったりなどの理由であれば許可される場合があるでしょう。
一方で、ファッションや装飾目的のカラコンは制限される傾向にあります。
しかし、免許証更新の基準の緩和により、自分の目の色に近く、自然に見えるカラコンに限り装着が許可されました。
ただし、カラコンのルールは地域によって異なるため、事前に確認することがおすすめです。
カラコンをしたままの証明写真は、本人確認の妨げになるため、ファッション目的で装着している場合は、外すことが賢明でしょう。