バブル期に流行したデートカーとは?歴代モデルをご紹介!
華やかな時代背景で知られているバブル期では、特定の車がデートシーンで人気を博していたことはご存じでしょうか。
当時の若者にとって、デートカーは単なる移動手段にとどまらず、ステータスやファッションの一部としても重要視されていました。
当時、流行したデートカーは、今見てもその魅力は色褪せていません。
この記事では、バブル期に流行したデートカーについて紹介します。
また、令和時代に登場する新たなデートカーについても解説するため、車に興味のある人や、時代の変遷を感じたいも参考にしてください。
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INDEX
バブル期に流行したデートカーとは?
デートカーは、その名の通り「デートのための車」です。
1980年代後期から1990年代前期は、日本が経済的に活発だったバブル経済の時期でした。この時代、若者たちにとって車は単なる移動手段ではなく、ステータスシンボルとしての役割を果たしていたという背景があります。
そのなかでも、特に「デートカー」として知られる車は、若者たちの間で特に人気を集めていました。
この時代の代表的なデートカーには、日産のシルビアやトヨタのセリカなどがあります。
これらの車は、高級感あふれる内外装やスタイリッシュなデザインで、若者たちの心を捉えました。
車に乗ること自体がステータスとされたバブル時代において、これらの車に乗ることは、それだけで女性に好印象を与えるとされていたのです。
当時の若者たちは、大学生であっても比較的容易にローンを組んで車を購入できました。
そのため、車を所有することは一般的で、デートカーは若者たちのライフスタイルの一部となっていました。
デートカーは、単に移動手段の枠を超え、デートのシーンを彩る重要な要素であり、そのスタイルや装備は「モテるため」の重要な基準とされていました。
この時代の車は、若者たちのライフスタイルやステータスを象徴するアイテムであり、デートシーンにおいても重要な役割を担っていたのです。
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デートカーの歴代モデルをご紹介!
バブル期のデートカーとして名高い車は数多く存在しますが、特に強い印象を与えた車があります。
これらの車は当時のデートシーンを彩る重要なアイコンであり、今も多くの車好きに愛されています。
ここでは、これらのデートカーの魅力に迫っていきましょう。
トヨタ ソアラ
トヨタが製造・販売していたソアラは、バブル時代のデートカーのなかでも特に際立った存在でした。
1981年に登場した初代モデルは、トヨタ初の高級パーソナルカーとして注目を集めました。ロングノーズとショートデッキを採用した2ドアのノッチバッククーペで、そのスタイリッシュなデザインは多くの若者を魅了しました。
1986年に登場した2代目のZ20型は、初代モデルのイメージを継承しつつ、さらに洗練されたスタイルと質感の向上が図られます。
豪華なインテリアには電動パワーシートやデジタルメーターが備わり、当時としては非常に高級感のある仕様でした。
走りの面でも、最上級グレードに搭載された3.0L・直列6気筒ツインカムターボエンジンは230psの大パワーを発揮し、余裕のある走りを実現していました。
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日産 シルビア
日産が製造・販売したシルビアのなかでも、1988年に登場した5代目S13型は、そのスポーティなデザインと性能で、若者たちの注目を集めました。
コンパクトながらも力強い2.0L・直列4気筒のSR20型エンジンを搭載した5代目シルビアは、俊敏な走りを実現し、多くのユーザーの心を掴んだ一台です。
また、このモデルはリアに高級車によく見られたマルチリンク式サスペンションを採用しており、その乗り心地の良さでも知られています。
スポーツカーでデートを楽しむことが流行していた時代に、シルビアはその時代のニーズにぴったり合ったモデルとして大成功を収めました。
その美しいボディラインとスポーティな走りは、昨今でも多くのファンに愛され続けています。
ちなみに先代のハッチバックモデルは180SXとして1989年に独立したモデルとしてリリースされました。
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日産 レパード
日産が製造・販売したレパードのなかでも、特に注目されたのは1986年に登場した2代目F31型です。
従来の4ドアモデルを廃止し、2ドアクーペのみをラインアップしています。
クラシカルで高級感あふれるデザインが特徴で、エンジンはV型6気筒を採用し、3.0Lを最高排気量として、2.0Lのターボや自然吸気エンジンの選択肢も用意されていました。
特に目を引くのは、後期型に搭載された3.0LのVG30DETエンジンで、最高出力255psを発揮し、当時のライバルであるソアラと競り合う速さを実現しています。
また、人気刑事ドラマ「あぶない刑事」シリーズにも登場し、その勇ましい姿で多くの視聴者に憧れを与えました。
レパードはその高級感とスポーティな走りで、バブル時代のデートシーンにおいて重要な役割を果たしたといえるでしょう。
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令和のデートカーが登場?
バブル時代に人気を博したデートカーですが、時代が移り変わるにつれて姿を見ることは少なくなりました。
しかし、令和になってかつてデートカーとして名をはせた車が復活するというニュースが発表されて話題となっています。
デートカーとして知られたプレリュードが復活
バブル時代にデートカーとして人気を集めたホンダが製造・販売していたプレリュードが、令和時代に復活を遂げました。
2023年のジャパンモビリティーショーでホンダが発表した新型プレリュードは、電動化時代に合わせた新しいスペシャリティーカーのコンセプトモデルです。
この車は、1978年に登場した初代モデルと、1982年にデビューし人気を博した2代目モデルの後継として位置づけられています。
2001年に5代目の生産終了以来、長らく市場から姿を消していました。
また、2022年4月にはホンダが2台の電動スポーツカー、スペシャリティとフラッグシップモデルのグローバル販売計画を発表しています。
この新型プレリュードは、そのスペシャリティモデルに位置づけられることが明らかになりました。
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復活したプレリュードはどんな車?
モビリティショーで披露されたプレリュード・コンセプトは、流れるような2ドアクーペのシルエットが特徴で、インテリアの詳細は未公開ながら、その完成度の高さに期待されています。
市販モデルは、スポーツチックな印象を前面に押し出したデザインが披露されました。
パワートレインは「e:HEV」ハイブリッドシステムを採用する見込みで、2.0L直列4気筒エンジンとモーターの組み合わせにより、300psを超える出力を発揮することが予想されています。
プレリュードの市販は2025年と予測されており、これが実現すれば24年ぶりの復活です。
新しいプレリュードが令和の時代においてもデートカーとしての地位を再び確立できるか、注目が集まっています。
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デートカー以外の〇〇カーはある?
1980年代のバブル期には、デートカーだけでなく「ハイソカー」という独特のカテゴリーが存在していました。
ハイソカーは、「上流階級の車(high society car)」という意味の和製英語で、この時代に特に人気を博した車のジャンルです。
ハイソカーには厳密な定義は存在せず、一般的には高級感を演出するデザインや装備を備えた国産車を指し、特に人気だったのは、トヨタのマーク2や日産のローレルなどです。
ハイソカーの主な特徴としては、5ナンバーサイズのモデルに豪華なインテリアや先進の電装アイテムを装備し、ツインカムエンジンやターボチャージャーなどの高性能なメカニズムを採用していた点が挙げられます。
ハイソカーブームが起こった背景には、バブル期に経済が急成長し、車がステータスの象徴として重視されるようになったことがあります。
それまで車は単なる移動手段とされていましたが、この時代にはそのステータスシンボルとしての役割が強調されました。
外車の高級車には手が届かないものの、国産車でありながら高級感を備えたハイソカーは、若者たちから人気を集めました。
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まとめ
1980年代後期から1990年代前期のバブル時代、日本の若者たちにとって車は単なる移動手段以上の存在であり、ステータスシンボルとしての役割を果たしていました。
この時代に「デートカー」として人気を集めたのは、日産のシルビアやトヨタのセリカなどのスペシャリティーカーで、これらは高級感あふれる内外装やスタイリッシュなデザインで若者たちの心を捉えています。
豪華なインテリアや最新の電装アイテムを備え、高性能なメカニズムを採用していたこれらの車は、当時の若者たちのライフスタイルやステータスを象徴し、デートシーンにおいても重要な役割を担っていました。