運転免許証を紛失した際に見つける方法とは?紛失後に行うべき対応も解説

運転免許証は普段から持ち歩く機会が多いため、些細なきっかけで紛失してしまうことも少なくありません。

たとえば、運転免許証をコンビニでコピーしたものの置き忘れてしまい、後で慌てて取りに戻ったらなくなっていたというケースも考えられるでしょう。

紛失に後で気付いた場合、一体どのように対処すればよいのでしょうか。

この記事では、運転免許証を紛失した際に見つける方法や、なくしてしまった際のリスクなどについて解説していきます。

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運転免許証を紛失した際に見つける方法とは?

運転免許証を紛失すると焦りからパニックに陥りそうになりますが、焦れば焦るほど人は冷静な判断ができなくなるものです。
そのため、紛失に気付いたらまずは落ち着いて行動し、以下の方法を試してみましょう。

見つかる可能性が高い箇所から重点的に探す

運転免許証に限らず、落とし物を探す有効な手段は、見つかる可能性の高いところから重点的に探すことです。

たとえば、鍵やスマホ、運転免許証は普段から持ち歩く機会が多いため、ポケットやカバンのなか、玄関やリビング、台所にある可能性が高いでしょう。
このように、見つかる確率が高い場所を探せば見つかる可能性もあります。

また、紛失に気付くまでどこで何をしていたか、最後に運転免許証を見たのはどこかなど、記憶を辿って探すのも有効な手段です。
実際に体を動かして状況をリアルに再現すればするほど、鮮明に思い出せるようになります。

焦りで気持ちが一杯になってしまっては、探すことに集中できなくなり、状況を余計に悪化させてしまいかねません。
そのため、紛失に気付いても、なるべく慌てずに行動することが重要です。

それでも見つからないときは?

運転免許証がどうしても見つかりそうになければ、速やかに最寄りの交番や警察署に行き、遺失物届けを提出しましょう。

早めに遺失物届けを出すべき理由としては、運転免許証が悪用された際、不正利用であると証明しやすくなるためです。

ほかにも、遺失物届けの提出が遅れると、拾得物の照合ができない可能性があります。
警察に届けられた拾得物は保管期間が3ヶ月しか設けられておらず、誰かが拾って届けていたとしても、連絡がこない可能性も考えられます。

また、遺失物届けはネットから申請できます。
近くに交番がない人は、ネットを活用しましょう。

さらに、遺失物は警察庁のWebサイトで検索できるようになっています。
運転免許証に限らず、落とし物をしてしまった際には大いに役立ちます。

運転免許証を紛失した後に行うべき対応

運転免許証を紛失すると車の運転ができないほか、悪用などのリスクもあるため、速やかに対処しなければなりません。

ここでは、どのように対処すればよいのか解説します。

運転免許証を再発行する

運転免許証を紛失したら、車を運転するために再発行しなければなりません。

車の使用頻度が高い人ほど、運転免許証の紛失は日常生活に深刻な影響を及ぼします。
できる限り早めに手続きをしましょう。

また、車を頻繁に運転しないという人も早めの対処が必要です。
遺失物は3ヶ月という保管期間があるため、この期間を過ぎてしまうと探すことができなくなります。

運転の頻度に関わらず、再発行は速やかに行いましょう。

信用情報機関に連絡

運転免許証の紛失で最も注意すべきことは、個人情報が悪用されることです。

信用情報機関の「本人申告制度」を利用すれば、落とした運転免許証を誰かが拾った場合に、口座開設やクレジットカードの契約といった悪用を防止できます。

信用機関への連絡は悪用防止につながるため、悪用リスクを抑えたい人は忘れずに連絡しておきましょう。

各信用情報機関の連絡先は以下のとおりです。

信用情報機関連絡先受付時間手続き方法・手数料
株式会社CIC
(クレジット・信販系)
0570-666-414平日
10:00~16:00
郵送・インターネット
手数料 500円
郵送 1,500円
日本信用情報機
(JICC:消費者金融系)
0570-055-955平日
10:00~16:00
郵送・スマホアプリ
手数料 1,000円
一般社団法人
全国銀行協会
0120-540-558平日
9:00~17:00
郵送・インターネット
手数料 1,000円
郵送 1,124円~1,200円

運転免許証の再発行の手続きの流れ

ここからは、運転免許証再発行までの流れについて解説します。

警察署・運転免許試験場に行く

運転免許証の再発行は警察署または運転免許試験場で行います。

受付は月曜日から金曜日まで対応しています。

ただし、受付時間は場所によって異なるほか、一部の警察署では再発行できないところもあります。
事前にWebサイトなどで確認しておくことをおすすめします。

また、申請は本人しかできないことにも注意しましょう。

必要書類を記入する

運転免許証の再発行には「運転免許証再交付申請書」と「運転免許証紛失・盗難てん末書」が必要です。
これらは窓口に置かれているため、用意する必要はありません。

ただし、以下の書類は事前に準備しましょう。

①申請用写真1枚(縦3.0㎝×横2.4㎝、6ヶ月以内に撮影)

②身分を証明できるもの

・パスポート、マイナンバーカード、住民基本台帳カード(いずれか1つ)

(以下の書類は2つ以上必要)

・健康保険証、学生証・社員証、年金手帳、住民票、クレジットカード、預金通帳または

 キャッシュカード、公共料金領収書 等

③印鑑(認印)

④暗証番号

地域ごとに必要書類の詳細は異なるため、あらかじめWebサイトで確認しておくとよいでしょう。

また、申請費用は2,250円です。

そのほか、所要時間は警察署で2~3週間かかるのに対し、運転免許試験場は30分~1時間と比較的短時間で終了します。
お急ぎの人は運転免許試験場での申請をおすすめします。

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運転免許証を紛失したときに考えられるトラブル

運転免許証を紛失したトラブルには、以下のケースが挙げられます。

運転免許証を持たず運転すると罰則が科せられる

前提として、車は運転免許証がないと運転できません。

運転免許証紛失も免許を持たない状態であり、そのまま運転すると運転免許証不携帯という罰則に科せられます。
この罰則は違反点数はないものの、違反金3,000円が必要です。

なお、この罰則は、車・バイク・原付問わずすべての乗り物に一律で科せられています。

悪用される危険性

運転免許証を紛失した場合は、個人情報を悪用される恐れもあります。

運転免許証は、身分証明書という役割も持っています。
そのため、クレジットカードやスマホの契約の際に活用できる資格です。

運転免許証には、氏名から住所、生年月日までさまざまな情報が記載されており、個人情報を悪用する人にとって有用な情報です。

運転免許証の個人情報が悪用されると、勝手にスマホを契約されたり、クレジットカードを発行されたりする可能性があります。

ほかにも、銀行口座を不正開設されたり、金融機関からお金を借り入れるために利用されたりすることも考えられます。

なかでも、銀行口座の不正開設は架空請求や振込詐欺といった犯罪に悪用されるケースが多く、深刻な被害に遭うリスクもあります。
運転免許証の紛失があった場合は、速やかに警察に相談する必要があります。

また、運転免許証には顔写真や住所が載っていることから、女性が紛失した場合、ストーカー被害に遭う恐れもあります。

紛失した運転免許証が再発行の手続きをした後に見つかった場合

再発行の手続きをした後、運よく運転免許証が見つかることもあるでしょう。
その場合は、古い運転免許証を警察署または運転免許試験場に返納する決まりとなっています。

このときに注意しなければならないのが、誤って新しい運転免許証を返納してしまうことです。

運転免許証には交付日が記載されているため、間違えないよう注意してください。

なお、運転免許証番号の末尾は紛失回数を表しており、紛失するごとに数字が増えていく仕組みです。そのため、数字が小さい方を確認しておくと安心です。

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まとめ

運転免許証を紛失するリスクとして、運転ができなくなることだけでなく個人情報が悪用されてしまうことが挙げられます。

「運転ができなくなるだけだから警察への届け出は後回しにしよう」と考える人もいるかと思いますが、警察への届け出が遅れると悪用されるリスクが高まります。
身を守るためにも、早めに対処しておかなければなりません。

また、万が一悪用されてしまい身に覚えのない書類や請求書が届いた場合は、すぐに警察署や消費者センターに相談するようにしましょう。

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