フリーランスが車を持つ上での注意点とは?定義や仕事内容も解説
フリーランスとは、個人で仕事を請け負う働き方のことを指します。
組織に属さない分、働き方の自由度が高いところが魅力ですが、車や家などの高額な買い物をする際に、審査や経費計上などで不安に思っている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、フリーランスが車を持つ上での注意点、またフリーランスのそもそもの定義や主な仕事内容などについて詳しく解説します。
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INDEX
フリーランスが車を持つにあたっての注意点
フリーランスが車を持つには、いくつかの注意点があります。
経費計上の方法
車は経費として計上できますが、いくつかの条件があります。
- 仕事で車を使用する必要があること
- 使用頻度を証明できること
- プライベートでの使用と仕事での使用を明確に区別できること
上記のような条件を満たすことで経費計上が可能ですが、プライベートとの使用用途の違いによる家事按分などは細かく記録をとっておいた方が良いでしょう。
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購入とリースの違い
車を所有する方法は、購入とリースの2通りがあります。
購入の場合、車両購入費用は、減価償却費として数年をかけて経費計上できます。
一方でリースの場合は、毎月のリース料を経費計上することが可能です。
どちらが自分に合っているかは、比較して検討する必要があります。
また、ガソリン代、駐車場代、自動車税、車検費用などのランニングコストも経費として計上できますが、家事按分が必要となります。
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【リースVS購入】中古車リースの料金シミュレーション!カーリースの基礎から解説
そもそもフリーランスとは
そもそも論ですが、フリーランスの定義をおさらいすると、フリーランスとは、組織に属さず、個人的に仕事を請け負って活動する働き方のことです。
クライアントと業務委託契約を結び、自らの技術や能力を提供する対価として報酬をもらいます。
会社員との違いは、雇用契約の有無です。会社員は企業と雇用契約を結んでいるため労働基準法が適用されますが、フリーランスには適用されません。
そのため、最低賃金や有給休暇、労災補償といった規定の対象にはならないのが特徴です。また、組織に属さない分、働く場所や時間を自由に決められます。
フリーランスの代表的な仕事内容
ここでは、フリーランスの代表的な仕事内容を紹介します。
ライター
クライアントから依頼を受け、Webサイトや雑誌、広告などの媒体に掲載する文章を作成する仕事です。
ライターが自ら立てた企画をクライアントに提案し、執筆を行うこともあります。
報酬はクライアントによって異なりますが、ライティングスキルが高ければ収入アップも見込めるでしょう。また、時給制ではなく1文字あたりの単価やプロジェクト単位で報酬が発生するケースが多いのもライターの特徴です。
イラストレーター
クライアントの要望に合わせてイラストを作成する仕事です。
企業ロゴや広告、ゲームキャラクター、イメージキャラクターなどさまざまなジャンルがあります。PhotoshopやIllustratorなど、専用ツールを使いこなす技術が必要です。
また、イラストレーターとしての知名度や人気が高まれば、クライアントから仕事を請け負うだけでなく、自ら作品集を発表したり、展覧会を開催したりできるようになることもあります。
編集者
雑誌や本、Webサイトなどの制作において、全体的な調整役を担う仕事です。
進行スケジュールを管理し、制作に関わる人や情報をまとめながらコンテンツの完成を目指します。
取材のアポイントメントやイラスト・写真の発注、文章校正など、業務の幅が広いのも編集者の特徴です。
フリーランスとして活動するためには、業界内で経験を積み、人脈を作っておく必要があるため、メディア系の企業で働いてから独り立ちするケースが多いといわれています。
占い師
人の運勢を占う人のことです。
フリーランスとして活躍するには実績と知名度が重要なのはやはり同じですが、怪しまれる仕事でもあるので知名度を上げるにあたりリスクヘッジを最大限に行う必要があります。
現在はインターネットなどでシステマチックに行なうサービスも増えてきているので、ホームページを構築してある程度の集客ができてから名前を出すのもアリかもしれません。
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システムエンジニア
クライアントへのヒアリング、システムの要件定義・設計、プロジェクトの進行管理などを担当する仕事です。
在宅で仕事をする場合もありますが、プロジェクトの進行現場に常駐して働くことが多いとされています。
システムエンジニアとしての経験を積んだあと、さらに上の階層であるプロジェクトマネージャー(プロジェクトを統括し、決裁権限を持つ立場)を目指すのが一般的なキャリアプランです。
アフィリエイター
自分で運営するブログやWebサイトなどに広告を掲載し、訪問者が広告をクリックしたり、商品を購入したりした際に報酬が発生する仕事です。
自分のブログやWebサイトを検索上位に表示させるためのSEO知識や、広告の訴求力を高めるためのコピーライティング能力、訪問者を増やすためのブランディング力など、さまざまなスキルが必要となります。
比較的手軽に始められるため、副業からスタートし、仕事が軌道に乗ったら独立するパターンが多いでしょう。
フリーランスとして働くメリット
ここでは、主なメリットについて紹介します。
働き方の自由度が高い
組織に属さず活動するフリーランスは、働き方の自由度が高いところが魅力です。
通常の会社員は決まった時間や場所に出勤しなければなりませんが、フリーランスはいつどこで仕事をしても問題はありません。
パソコンだけで行える業務なら、自宅やカフェ、旅行先などさまざまな場所で自由に仕事ができます。
ただし、契約するクライアントによっては就業時間や場所を指定されることもあるため、事前に確認しておきましょう。
自分で仕事を選択できる
クライアントから提案された仕事を受けるか否か自分で決められるところもフリーランスの利点です。
会社員の場合、企業や上司から割り当てられた仕事をこなす必要があるため、中には自分の希望とは全く違う業務をこなさなければならない場合も少なくありません。
フリーランスは「自分のキャリアに役立つ仕事か」「自分の希望とマッチする仕事か」といったことを考慮したうえで仕事を選択できるため、自分のスキルを磨いたり、強みを活かしたりしながらキャリアアップを目指せます。
能力を磨けば報酬アップを期待できる
フリーランスとして高い能力を備え、クライアントと上手く交渉すれば、会社員時代では考えられなかった報酬を得られる可能性があります。
会社員は企業が定めたルール内で昇給するため、高いパフォーマンスを発揮しても希望通りの給与をもらえない場合もあるでしょう。
そのため「自分の実力を報酬という形で評価してもらいたい」と考えているときは、フリーランスを検討するのも1つの選択肢です。
フリーランスとして働くデメリット
ここでは、注意しておきたいデメリットについて紹介します。
安定した収入を得るのが難しい
フリーランスは、自分で仕事を獲得し、報酬を稼がなければならないため、収入が不安定になりやすいといわれています。
仕事が見つからなかったり、突然契約を打ち切られたりすれば、収入がゼロになる可能性もあるでしょう。
安定した収入を得るためには、経験を積んでスキルアップするのに加え、人脈を作って仕事を獲得する必要があります。
特に、フリーランスとして駆け出したばかりの時期は仕事を得るだけでも難しい場合が多いため、地道に努力を続けていくことが大切です。
確定申告などの手続きに手間がかかる
フリーランスになると、確定申告や年金、健康保険などの手続きは全て自分で行うことになります。
会社員なら勤務先が代わりに手続きを行うため、面倒な手間をかける必要はありません。
そのため、フリーランスになった直後は慣れない手続きに苦戦する可能性があります。
また、法改正などによって新たな制度や規定ができた場合は、自ら情報を掴み、知識を備えておかなければなりません。自分で全ての手続きをこなすのが難しいときは、税理士などの専門家への相談をおすすめします。
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他者とのコミュニケーションが減る
1人で活動することが多いフリーランスは、他者とのコミュニケーションが減る傾向があります。
会社員のように同僚や上司に相談できないため、仕事で悩みや問題を抱えたときに追い詰められてしまうこともあるでしょう。
フリーランス向けの勉強会や交流会などに参加し、仲間を作っておくと安心です。
社会的な信用を得にくい
勤務先という後ろ盾を持たないフリーランスは、社会的信用を得にくいと考えられています。
会社員と比べて、各種ローン審査の通過が難しい場合も多いため注意が必要です。
また、実績が足りないと金融機関から事業に必要な融資を受けられないこともあります。
社会的な信用を得るためには、実績を積み、安定した収入を得ていくのが重要です。
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まとめ
自分の好きな時間や場所で働けるフリーランスは、新たな働き方として注目を集めています。
ライターやイラストレーター、システムエンジニアなどさまざまな仕事があり、自分のスキルを活かしながら働けることも魅力です。
ただし、収入が安定しなかったり、税金や保険関係の手続きが面倒だったりすることもあるため、利点だけでなくデメリットも考慮したうえで自分に合った働き方を選びましょう。