ガソリンランプがついてから走れる距離はどのくらい?何キロ走れるかや対処法を紹介
車を運転している人のなかには、ガソリンの給油を忘れてガソリンランプが点灯した、といった体験が一度はあるのではないでしょうか。
走り慣れていない土地や高速道路で走行している場合は「ガソリンスタンドまで燃料が持つか」「あと何キロ走れるのか」と不安になるでしょう。
そこで、本記事ではガソリンランプが点灯してから走行できる距離や、ランプが点灯したときに意識したい走り方、ガス欠に陥った場合の対応について解説します。
ガソリンランプが点灯した際に、冷静に判断できればその場を上手く乗り越えられるでしょう。
万が一にも焦らず冷静な判断ができるように、この記事の内容を参考にしてください。
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INDEX
ガソリンランプがついてから走れる距離はどのくらい?何キロ走れる?
ガソリンランプが点灯してから走れる距離は車種によって異なりますが、およそ50kmと把握しておきましょう。
ガソリンランプが点灯するタイミングは、ガソリン残量が軽自動車で5L、セダンやSUVで10L程度となった時といわれています。
しかし、実際には、どんな自動車に乗っているかや走る環境などによって、この数字は大きく変わってきます。あくまで目安と思っておきましょう。
同じ車種であっても、ハイブリッド車かガソリン車かによって燃費性能が異なるため、残りの走行距離に差が出ます。また、市街地での停止と発進が多い場合は燃費が悪くなったり、長い下り坂では燃費が向上することもあります。
そのため、ガソリンランプがついてから走れる距離を正確に把握したい場合は、車の取扱説明書を確認しましょう。
給油の際は、ガソリンランプが点灯してからではなく、できるだけガソリン残量に余裕がある状態でガソリンスタンドへ向かい、燃料タンクを満タンにしておくことが大切です。
走り慣れた街中であっても、ガソリンスタンドに到着するまでに事故や渋滞に巻き込まれる可能性も否定できないため、早めの給油を心がけてください。
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そもそもガソリンランプの役割とは?
ここからは、そもそものガソリンランプの役割について紐解いていきましょう。
ガソリンランプは「燃料残量警告灯」あるいは「給油ランプ」とも呼ばれています。
車の燃料タンクに残っているガソリンが少なくなると、ランプが点灯して給油する必要があることをドライバーに知らせる役割を担っています。
ガソリンランプが点灯する仕組みは、一般的に燃料タンク内にあるフロート(浮子)が、ガソリンの量によって高さが変わることで、ガソリン残量を測定しています。
そのため、車が傾くとフロートが揺さぶられ、ガソリン残量に余裕があるにもかかわらず、ガソリンランプが点灯するケースもあるでしょう。
ガソリン残量を正確に把握するには、燃料計(フューエルメーター)を確認することが大切です。
燃料計は、ガソリンを満タンにすると「F(Full)」を示し、ガソリン残量が少なくなると「E(Empty)」に近づいていきます。
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ガソリンランプがついた際に燃料を節約する方法
万が一、ガソリンランプが点灯した場合には、ガソリン消費を最小限に抑えてガソリンスタンドまで向かうようにしましょう。
ガソリン消費を減らし燃費を向上させるには、発進時や走行時、減速時、停止時における運転の仕方が重要になります。
ガス欠という最悪の事態を回避し、ガソリンスタンドまで無事にたどり着けるようにしましょう。
ここでは、ガソリンランプが点灯した際に燃料を節約する5つの方法を紹介します。
発進時はアクセルをゆるやかに踏み込む
いったん停車してから、あらためて車を発進させる場合、アクセルペダルをゆっくりと踏み込むようにしましょう。
アクセルペダルを徐々に踏み込むことで、エンジンの急激な回転を回避できるため、ガソリンの消費を抑えられます。
特に市街地では、信号が変わって停車する機会も多くなりますが、そのたびに急発進を繰り返していては燃費効率が大きく損なわれるでしょう。
そのため、発進時は徐々にアクセルペダルを踏むように心がけることが大切です。
速度を一定に保つ
車で走行する際はなるべく速度を一定に保つことで、ガソリンの消費を減らせます。
一方で、加速と減速を繰り返すような走り方をすると、エンジンに負荷がかかり燃費が悪化してしまうでしょう。
無駄なブレーキ・アクセル操作を避けるには、後続車との車間距離にゆとりを持たせることも大切です。
前方車との車間距離にゆとりを持たせれば急激な加速・減速を避けやすくなるため、燃費性能の向上が期待できます。
減速時にエンジンブレーキを利用する
エンジンブレーキとは、エンジンの回転抵抗を利用したブレーキ操作のことです。
車はアクセルペダルから足を離せばエンジンの回転数が落ち、制動力によりゆるやかにスピードを減速していきます。
より強いエンジンブレーキをかけたい場合、AT車ではシフトダウンすることで、より大きく減速できます。
ただし、市街地でシフトダウンによるエンジンブレーキを利用する場合、ブレーキランプが点灯しない状態で減速するため、後続車が近い距離にいないことを確認して行いましょう。
関連記事:ベーパーロック現象とは?ブレーキが効かなくなった際の対処法も解説
停止時はエンジンを切る
車を停止させている間は、なるべくエンジンを切ることでガソリンの無駄遣いを防げるでしょう。
車は停止中でもエンジンが駆動していれば、ガソリンが消費されます。アイドリングストップ機能を搭載している車であれば、ブレーキを踏んで車を完全に停止させた際に、自動でエンジンがストップされるため、ガソリンの消費を減らせるでしょう。
環境省のデータでは、「1日5分間のアイドリングストップを行うことで、年間約1,900円の節約が可能」と発表されています。
そのため、アイドリングストップは、ガソリンの消費を抑える対策として有効といえるでしょう。
※参考元|環境省「地球温暖化対策のための税の導入」
エアコンをOFFにする
ガソリンランプがついた際は、できる限りエアコンをOFFにしましょう。
寒暖差が大きい夏や冬にエンジンを停止すると、車内の快適性が損なわれるため、現実的ではありません。
しかし、春や秋には窓を開けて換気を行えば、快適な車内空間が保てるため、エンジンを切っておくのが望ましいでしょう。
エアコンをOFFにすることで、燃料の消費が抑えられ、燃費の節約にもつながります。
関連記事:エンジンランプが点いたらどうすればよい?対処法や原因を徹底解説
ガス欠になった場合の対応方法
一般道路の場合でもガス欠した車を放置すると、他車の交通の妨げになります。
思わぬトラブルにつながるケースもあるため、冷静で迅速に対応することが求められるでしょう。
また、高速道路におけるガス欠は、道路交通法による定めがあり、違反すると減点・罰金が科せられます。
このような法律に抵触しないためにも、ガス欠には十分注意が必要です。
ここでは万が一ガス欠となった場合に、どのような対応方法をとるべきか解説します。
関連記事:高速道路でエンジントラブルが起こる原因と対処法について
車を安全な場所まで移動させる
一般道路でガス欠になった場合は、まずは速やかに車を安全な場所へ移動させることが大切です。
ただし、車を押して移動させる際には坂道は避けるようにしてください。
また、高速道路でガス欠になった場合に、車を放置すると追突事故を誘発させる危険性があります。
そのため、できればすぐに「発煙筒」や「三角表示板」で周囲に注意を促しましょう。
万が一に備えて、運転者及び同乗者は、ガス欠した車に乗り続けるのではなく、安全な場所に避難することも大切です。
周囲に助けを求める
ガス欠は緊急事態であるため、早急に解決することが必要です。
ひとりで解決できない場合は周囲に助けを求めましょう。
具体的には、知人や友人に連絡をとって燃料を買ってきてもらう、車を押して安全な場所に移動させるのを手伝ってもらう、などの援助を依頼しましょう。
最寄りのガソリンスタンドを探す
自力で対処する場合、スマートフォンやカーナビで最寄りのガソリンスタンドを検索し、そこで給油を行いましょう。
車から離れる際は、安全確保を最優先に、反射材などを着用すると良いでしょう。
JAFなどのロードサービスを利用する
車がガス欠で動かなくなったときの対応として「ロードサービスの利用」も検討すべきでしょう。
自動車保険に加入していれば、ロードサービスが一般的に付帯されています。
保険会社のコールセンターに電話をかければ、どのように対応すればよいか指示してもらえるでしょう。
自動車保険のロードサービスを利用する場合は、基本的に無料ですが、JAFに要請する場合は会員の有無で金額が発生します。
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ガソリンランプがついても冷静な対応を!
ガソリンランプが点灯してから走行できる距離や、ガス欠になった場合の対応について解説しました。
ガソリンランプが点灯してからは、一般的に約50km走行できるとされますが、車種によって異なりますが、ガソリンランプが点灯した場合は、なるべくガソリンを消費しないような走り方を行うことが大切です。
ガス欠になれば、周囲に被害を与える可能性があります。大きなトラブルにつながるケースもあるため、ガソリンランプが点灯した場合は、なるべく早く給油するようにしましょう。