車中泊に使えるハッチバックテントとは?使い方やおすすめを紹介!
ハッチバックテントとは、「ハッチバック」という跳ね上げ式のドアが後方に付いている車に取り付け可能なテントのことです。
テントを付けることでアウトドア時に車の室内空間を拡張できます。
この記事ではハッチバックテントとは何か、またメリット・デメリットを紹介します。
さらに、おすすめのハッチバックテントも紹介しますので、参考にしてください。
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INDEX
ハッチバックテントって何?
ハッチバックテントは、跳ね上げ式のバックドアがある車に外付け可能なテントのことです。
基本的には「ハッチバック」と呼ばれる車で利用するテントですが、それ以外の車でも設営可能なものも販売されています。
ここでは、ハッチバックテントの特徴について解説します。
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車と一体化できるテント
ハッチバックテントは、車の荷室部分にテントを紐や金具で取り付け、車と一体化させて利用します。
ハッチバックと呼ばれる車種であれば、軽自動車、ミニバンなど種類を問わずに取り付け可能です。
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どんなときに使える?
基本的にはアウトドアや、車中泊をするときに利用できます。
車中泊以外にも、海水浴をはじめとした日帰りのレジャーの際に着替えるスペースとして利用する人もいるようです。
またハッチバックテントはキャンプやレジャーなどで利用されるテントよりも、比較的安価で購入することもできます。
アウトドアにかかる費用を抑えたい場合の利用もおすすめです。
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ハッチバックテントを利用するときのメリットは?
ここではハッチバックテントを利用するときのメリットについて紹介します。
一般的なテントよりも設置しやすい
車に紐と金具を利用して取り付けるテントのため、一般的なテントと比べて設置が簡単です。
車とテントは紐でつなぐため、車を傷つけるリスクも小さいでしょう。
また組み立てに使用する工具も少なく済みます。
設置作業が簡単なため、アウトドア初心者や女性だけでのキャンプ・レジャーでも重宝するでしょう。
荷物の運び出し不要
一般的にレジャーやキャンプの際は、車から少し離れたところに必要な荷物を運び出すことが多いです。
その際に車内に忘れものがある場合は取りに戻らなければならず、面倒に感じることも少なくありません。
ハッチバックテントを利用することで、道具を運び出す手間をなくすことができます。
さらに必要な道具を手の届きやすい場所に置いておくこともでき、準備の時間を最小限に抑えられるでしょう。
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車内とテント内で程よい距離感が取れる
ハッチバックテントを利用して車中泊をする場合は、雨風をしのげるほか、テント内に寝る人と車内で寝る人の間で程よい距離感を保てます。
複数人で車中泊をする場合に「車内は睡眠用のスペース」「テント部分はリビングスペース」というように、空間を分割しての利用も可能です。
ハッチバックテントのデメリットも把握しておこう
ハッチバックテントにはメリットがある一方で、デメリットも存在します。
普通のテントよりも安価とはいえ、ある程度の出費(2〜3万円ほど)は必要です。
購入後に後悔しないようにデメリットも事前に把握しておきましょう。
ここではハッチバックテントの利用時に考えられるデメリットについて紹介します。
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利用できるキャンプ場が限られている
ハッチバックテントは跳ね上げ式のバックドアが車に付いていれば、大半のタイプの車に設置可能です。
キャンプで利用する場合は、車の乗り入れが可能なキャンプ場でしか利用できません。
利用するキャンプ場の選択肢が狭まるともいえます。
便利な一方で、車がなければテントを設置できないという点は、ハッチバックテントのデメリットでしょう。
また、キャンプ場以外での車中泊の場合は、ほかの利用者や近隣住民の迷惑にならないように配慮をする必要もあります。
車にテントを外付けすることから、通常の駐車よりもスペースを取るためです。
利用するキャンプ場や車中泊する場所を管理している会社などに事前に連絡をし、注意事項を確認しましょう。
テントのタイプによっては車中がすべて見えてしまう
ハッチバックテントや車の種類・設置の仕方によっては、テントの外から車内の様子が見えてしまうケースがあります。
外部からテント内が見えてしまうことで、盗難や車上荒らしなどトラブルの原因になる可能性もあるため注意が必要です。
ハッチバックテントを購入する際は、乗っている車に設置したときに周囲からどのような見え方になるのか、ロックはきちんとかけられるかなどをチェックしましょう。
設置したあとは車を動かしにくい
キャンプなどで利用する一般的なテントを使用している場合は、テントの設置が終わったあとに車で買い出しに行くことができます。
急な買い物など、予想外の事態が起きた際に車を動かせない点は、ハッチバックテントの利用で考えられるデメリットでしょう。
ハッチバックテントを利用する場合は、テントを設置したあとは車を動かせないため買い出しに行くことができません。
ハッチバックテントを用いてキャンプを行う際は、事前に買い出しなどを済ませましょう。
車を動かす必要がないことを確認した上で、テントを設置することが大切です。
人気のハッチバックテント4選!
ハッチバックテントは複数のメーカーから販売されています。
メリットやデメリットを考慮しながら、よく利用するレジャーやアウトドアの目的に合ったテントを選びましょう。
Land Field(ランドフィールド)リアゲートハッチバックテント
Land Fieldのハッチバックテントは、跳ね上げ式のリアゲートを持つ車種であれば、軽自動車やミニバンなどでも取り付けが可能です。
防水加工、UVカット加工により、急な天候の変化に左右されません。
災害時の寝床にも役に立つような丈夫な作りをしています。
また、車に連結するだけでなく独立したテントとしても使用可能な商品です。
COSSKY ポップアップテント
COSSKYのポップアップテントは、テント内の高さを2m確保しており、ミニバン、SUV等のハッチバックドアのある車なら様々な大きさの車に取り付けることができます。
天井のテンションロープ付きで、テントの変形を防ぐ目的に加え、色々なものを吊り下げることができる便利なロープとしても機能します。
ライトや小型扇風機などの小道具を付けると室内が快適になるだけでなく、小物の収納スペースを考える必要もなくなります。
また、開閉のところがメッシュ生地でできているため、防虫にも効果があります。
Coleman カーサイドテント 3025
Colemanのカーサイドテントは、ハッチバックだけでなくスライドドアなどにも連結可能です。
広さが300mm×250mmと4人入るスペースを確保しています。
この広さと、外に出ずに荷物を出し入れ可能な構造から、軽自動車などどうしても空間が限られる車でも活躍します。
日中はリビングとして使用し夜は寝室として使用できるハンギングインナーテントが付属しているのも魅力の一つです。
Horypt タープテント
価格が、13,000円程度と他のハッチバックテントの半額ほどで購入できます。
車内から外の景色がクリアに見えるよう、ネットが視界を妨げないので、車内に開放感が生まれます。
かといってチープな作りではなく、シルバーコーティング生地を採用しており、防水性、夏の暑さ、紫外線を防ぎます。
ブランドやメーカーにこだわらなければ1万円以下で購入できるテントもあるため、ハッチバックテントに興味のある人は確認してみてはいかがでしょうか。
ハッチバックテントは自作できる?
ハッチバックテントの利用者の中には、自分が所有する車にあったサイズや好みのデザインのテントを自作する人もいます。
市販の吸盤や磁石などを用いて通常のテントを車に取り付け、自作のハッチバックテントとしているようです。
自作する際は車に傷を付けないようにテントを取り付けましょう。
もしハッチバックの自作にチャレンジする場合は、十分に下調べした上で取りかかりましょう。
まとめ
この記事ではハッチバックテントの特徴やメリット・デメリットを紹介しました。
ハッチバックテントには、ハッチバックであれば車の大きさを問わずに設置できるものが多いです。
車中泊以外でも海水浴の際に着替えるスペースとして利用することもできます。
ハッチバックテントの中には取り付ける車の大きさ(軽自動車、SUVなど)を問わないものもあります。
アウトドアの機会が多い人は、ハッチバックテントの利用を考えてはいかがでしょうか。