【2024年最新版】車用ハイテクグッズを紹介！使い方や買える場所・今後の展望も解説

2024.08.14

#グッズ

車のテクノロジーは日々進化しており、現在販売されている新車は、自動ブレーキや駐車支援機能によりハイテク化されています。
また、装備品もハイテク化しているため、取り入れることで快適な車内環境を実現できるでしょう。

今回は、2024年の最新ハイテクグッズを紹介し、それぞれの使い方や購入できる場所について詳しく解説しますので、ぜひあなたの車生活をよりスマートに、快適にするための参考としてください。

今回ご紹介するグッズを取り入れることで、運転における快適さが向上するでしょう。

関連記事：車で使える便利グッズをシーン別に紹介！

INDEX

車用のハイテクグッズは必要なのか？

近年の車内テクノロジーは、これまで以上に進化し、ドライバーや乗っている人の快適性と安全性を高めています。

ハイテクカーグッズは車内環境をより快適にし、安全面にも寄与します。
必要ないと考える人もいますが、最新のハイテクグッズは、便利さだけでなく、運転体験を根本的に変える可能性を秘めています。

ハイテクグッズの選び方のポイント

ハイテクカーグッズを選ぶ際には、いくつかポイントがあります。
以下では、ハイテクグッズの選び方について確認していきましょう。

自分の車に適合するか

まずは、自分の車に適合するか確認しましょう。

通常、自家用車の電源は12V、トラックは24Vです。
自家用車を所有しているにもかかわらず、誤って24V用のカーグッズを購入すればコストだけがかかるでしょう。

また、車種別にバリエーションを用意している商品があります。

このような商品は取り付け位置や箇所の形状が異なるため、車種専用品が存在します。
欲しい商品が自分の車に適合していないのであれば、購入しないようにしましょう。

なるべく最新型を選ぼう

ハイテクカーグッズは、社会情勢に合わせて技術が進歩しています。
毎年の変更では大きな差は感じないかもしれませんが、購入から2年後の製品と比べると性能差を感じるでしょう。

特にドライブレコーダーは、鮮明ではっきりした映像が録画できるようになっています。

そのため、ハイテクカーグッズは2～3年おきに買い替えたほうがよいでしょう。

お得に購入しよう

一般的にハイテクカーグッズは高価といえます。現在のような物価高の時代では、今後ますます値上がりする可能性があります。
それでもお得にハイテクカーグッズを購入したい場合は、以下の方法が有効です。

セールを利用する
購入にポイントが使えたら使う
自分で取り付けて工賃を節約する

近年では「ポイ活」という言葉があるように、ポイント制を採用しているお店が多く存在します。
支払い時に貯めたポイントを活用することで、コストを抑えられるでしょう。

ハイテクグッズはどこで購入できるのか

ここからはハイテクカーグッズがどこで購入できるのか、ご紹介します。

ディーラー

ディーラーでは、販売店でオプション品を取り付けてくれます。
空気清浄機やドライブレコーダーは、ディーラーオプションに該当するため、車のモデルさえ適合すれば後付けができるでしょう。

また、ディーラーはブランドの知識が備わっており、オプション品が車の内装に合うか悩んでいる人に対してアドバイスを行ってくれます。

そのため、不安であればディーラーに相談するようにしましょう。

自動車用品店

ハイテクカーグッズは、自動車用品店で購入できます。
また自動車用品コーナーのあるホームセンターや家電量販店でも購入可能です。

自動車用品店で購入すれば、取り付けを自分で行うか、店舗に依頼するかを選択できます。

店舗にハイテクカーグッズを取り付けてもらえば、内装の破損といった予定外の出費が抑えられるでしょう。

なお、店舗に依頼すれば装着までに時間もかかりません。

通販サイト

Amazonや楽天市場、ヤフーショッピングなどの通販サイトでも、ハイテクカーグッズを購入できます。

送料がかかるものの、自動車用品店の価格より安価な傾向にあり、通販サイト独自のポイントを利用できるため、お得に購入できるでしょう。

個人売買

オークションサイトやSNSなどでは個人売買も行われています。
出品者と直接取引ができるため、店舗で購入するよりも安価で購入できるでしょう。

しかし、出品者が転売専門業者でない限り型落ち商品の出品が多く、出品者の質についてはリスクがあります。

個人売買は安価で購入できますが、詐欺など問題となるケースもあるため、できる限り信頼のおける店舗で購入することをおすすめします。

実用化間近？最新の車用ハイテクグッズ10選！

車の運転をより快適で安全にするためのハイテクグッズは、日々進化しています。

ここでは、今年注目すべき10のハイテクグッズをご紹介し、それぞれの特長について詳しく解説します。

次世代インフォテインメントシステム

次世代インフォテインメントシステムとは、従来の車載エンターテイメントシステムをはるかに超える、高度な技術と機能を統合したシステムのことを指します。

単に音楽や動画を楽しむだけでなく、ドライバーや乗客にパーソナライズされた情報やサービスを提供し、安全かつ快適な運転体験を支援します。

統合コックピット：複数のディスプレイやデバイスをシームレスに連携させ、必要な情報を適切なタイミングで表示
AIによるパーソナライゼーション：ユーザーの好みや行動を学習し、最適なコンテンツやルートを提案
音声認識・ジェスチャーコントロール：直感的な操作や音声で、運転中のドライバーの負担を軽減
コネクテッドサービス：クラウドと連携し、最新の地図情報や交通情報、エンターテイメントコンテンツなどを提供
高度な安全機能：運転支援システムと連携し、ドライバーの安全運転をサポート
拡張現実（AR）技術：ナビゲーションや車両情報などを現実世界に重ねて表示

次世代インフォテインメントシステムは、自動車を単なる移動手段から、快適でエンターテイメント性の高い空間へと変貌させることが期待されています。

自動車の未来を大きく変える可能性を秘めており、今後の発展に注目が集まっています。

先進運転支援システム（ADAS）

先進運転支援システム（ADAS）とは、ドライバーの運転操作を支援し、安全性を向上させるための様々な技術の総称です。

一例を挙げると、以下のような機能があります。

衝突被害軽減ブレーキ：前方の車両や歩行者を検知し、衝突の危険性がある場合に自動的にブレーキをかけて衝突を回避、または被害を軽減する
車線逸脱警報/車線維持支援：車線がはみ出しそうになると警告を発したり、自動的にハンドル操作を行って車線内に戻したりする
アダプティブクルーズコントロール：前方の車両との車間距離を自動的に維持しながら走行する。
ブラインドスポットモニター：後方死角にいる車両を検知し、ドライバーに知らせる。
ドライバーモニタリングシステム：ドライバーの顔の向きや目の動きなどを監視し、居眠りや脇見運転を検知する。
自動駐車支援：駐車操作を支援、または自動的に駐車を行う。

ADASは、センサー、カメラ、レーダー、AIなどの技術を組み合わせることで、車両周辺の状況をリアルタイムで把握し、ドライバーに危険を知らせたり、必要に応じて車両を制御したりすることが可能になります。

ADASの導入により、交通事故の削減、渋滞の緩和、ドライバーの負担軽減などの効果が期待されています。

また、ADASは自動運転技術への重要なステップでもあり、将来の完全自動運転の実現に向けて、技術開発が進められています。

関連記事：自動運転に向けて進む技術 ADASって何だ？

生成AI搭載の運転支援システム

生成AI搭載の運転支援システムとは、上述したADASに使われるようなセンサーやルールベースのアルゴリズムに加えて、生成AI（Generative AI）の能力を活用し、より高度な運転支援を実現するシステムです。
生成AIは、大量のデータから学習し、自然言語処理に対応できるため、運転支援システムは、より複雑な状況を理解し、適切な判断を下せるよう実験が進んでいます。

状況予測と対応：生成AIは、車両周辺の状況をリアルタイムで分析し、将来の状況を予測します。
- 例：歩行者が急に道路に飛び出してくる可能性や、前方の車両が急ブレーキをかける可能性などを予測し、ドライバーに警告したり、自動的にブレーキをかけたりすることができると期待されています。
ドライバーの行動予測と支援：生成AIは、ドライバーの運転行動を学習し、ドライバーが次にどのような操作を行うかを予測します。
- 例：ドライバーが車線変更しようとしていることを予測し、安全な車線変更を支援したり、ドライバーが居眠り運転や脇見運転をしていることを検知し、警告を出すこともできます。
自然言語による対話：生成AIは、自然言語処理技術を活用し、ドライバーとの自然な対話を可能にします。ドライバーは音声でシステムに指示を出したり、質問したりすることができます。
- 例：「近くのコンビニを探して」と指示すれば、システムが近くのコンビニを検索し、ナビゲーションを開始します。
パーソナライズされた支援：生成AIは、ドライバーの運転履歴や好みを学習し、ドライバーにパーソナライズされた支援を提供します。
- 例えば、ドライバーがよく利用するルートを記憶し、そのルートでの交通状況を予測して最適なルートを提案することができます。

生成AI搭載の運転支援システムは、まだ開発・実験段階ですが、将来的には、完全自動運転の実現にも貢献する可能性があり、今後の発展が期待されています。

コネクテッドカー

車とスマートフォン連携機能を強化して、よりシームレスかつ高度に操作ができるようになってきました。

AppleのカープレイやGoogleアシスタントが搭載され、スマートフォンのアプリや音楽、通話機能を車のインフォテインメントシステムを連携させることで、安全かつ便利にスマートフォンの機能を車両のインターフェースから簡単に操作できます。

ナビやオーディオだけでなく、ハンズフリーでの通話やメッセージ、カレンダー、IoT、音声アシスタントとの連携も可能です。

バッテリーマネジメントシステム（BMS）

車の先進的なバッテリーマネジメントシステム（BMS）では、以下の様な機能やメリットが実現されています。

バッテリーの寿命延長と性能向上
- 最適な充電制御：バッテリーの状態や温度、使用状況などをリアルタイムに監視し、最適な充電電圧や電流を制御することで、バッテリーの劣化を抑制
- 劣化予測：バッテリーの使用履歴や状態変化を分析し、AIなどを活用して将来の劣化を予測
- セルバランス調整：バッテリーパック内の各セルの電圧を均一に保つ
安全性向上
- 異常検知と保護：バッテリーの過充電、過放電、過熱などを検知し、自動的に保護機能を作動させ、発火や爆発などのリスクを低減
- 故障診断：バッテリーの状態を常に監視し、故障や異常を早期に検知
エネルギー効率向上
- 回生ブレーキ効率最適化：回生ブレーキで得られるエネルギーを最大限に回収し、バッテリーに充電
- 電力消費最適化：車両内の各システムの電力消費を最適化し、バッテリーの負荷を軽減し、航続距離を延長
ユーザー体験向上
- 航続可能距離の正確な予測：バッテリーの状態や運転状況、周辺環境などを考慮して、より正確な航続可能距離を予測し、ドライバーの心理的安全性を担保
- 充電計画の最適化：目的地や充電スポットの情報などを基に、最適な充電計画を提案し、充電時間を短縮

テスラ社のバッテリーマネジメントシステムは、高度なアルゴリズムと機械学習を活用し、バッテリーの寿命を最大化し、性能を向上させており、日本でも、日産リーフなど、バッテリーの温度管理を最適化することで、急速充電時間を短縮し、バッテリーの劣化を抑制しています。

先進的なバッテリーマネジメントシステムは、電気自動車の普及を加速させる上で、非常に重要な役割を果たしています。

バッテリーの性能向上、安全性向上、エネルギー効率向上、ユーザー体験向上など、様々な面で進化を続けており、今後の発展も期待されています。

パーキングアシストシステム

次世代パーキングアシストシステムとは、従来の駐車支援システムをさらに進化させ、ドライバーの負担を軽減し、より安全かつスムーズな駐車を実現する技術の総称です。

完全自動駐車
- ドライバー不在での駐車：車外からスマートフォンやリモコン操作で、車両が自動的に駐車スペースを探して駐車を行い狭いスペースや難しい角度での駐車も可能に（BMW「リモート・コントロール・パーキング」など）
- ドライバー乗車時の自動駐車：駐車スペースを指定するだけで、システムがハンドル、アクセル、ブレーキ、ギアなどを制御して駐車（テスラ「スマートサモン」など）
駐車スペースの認識・探索
- 高度なセンサー技術：カメラ、レーダー、超音波センサーなどを組み合わせ、駐車可能なスペースを自動的に検出（メルセデス・ベンツ「アクティブパーキングアシスト」など）
- AIによる画像認識：駐車スペースの白線や障害物などをAIが認識し、駐車スペースの形状や大きさを正確に判断
- クラウド連携：駐車場の空き情報や混雑状況などをクラウドと連携し、最適な駐車スペースを提案
安全性向上
- 障害物検知と回避：駐車中に歩行者や他の車両などを検知し、自動的に停止または回避
- 遠隔監視：駐車中の車両をスマートフォンなどで遠隔監視し、異常があれば通知を発信
利便性向上
- 予約機能：目的地周辺の駐車場を事前に予約
- 支払い機能：駐車料金を自動的に決済し、キャッシュレスでスムーズに出庫

ICTを活用した次世代ITS

ICTを活用した次世代ITSとは、情報通信技術（ICT）を駆使して、従来の高度道路交通システム（ITS）をさらに進化させ、より安全で効率的かつ快適な交通社会を実現するためのシステムです。

高度な情報収集・共有
- 車両・インフラ間の連携強化：車両に搭載されたセンサーやカメラ、路車間通信、車車間通信などを活用し、道路状況、交通量、気象情報、事故情報などをリアルタイムに収集・共有
- ビッグデータ解析：収集した膨大なデータを解析し、渋滞予測、事故リスク予測、最適なルート案内などの情報提供
- クラウド技術の活用：情報をクラウド上に集約し、様々なサービスやアプリケーションと連携
高度な運転支援・自動運転
- 協調型自動運転：車両間や車両とインフラ間で情報を共有し、互いの位置や速度、進路などを把握
- 高精度地図：3次元地図や高精度測位技術などを活用し、車両の位置を正確に把握
新たなモビリティサービス
- MaaS（Mobility as a Service）: さまざまな交通手段を連携させたシームレスな移動を提供
- オンデマンド交通：利用者の需要に応じて、最適なルートで運行するバスやタクシーなどのサービス
- シェアリングサービス：ICTを活用したシェアリングで、予約や決済、車両管理などを効率化
交通安全向上
- 事故リスク予測：過去の事故データやリアルタイムの交通状況などを分析し、ドライバーに注意喚起
- 歩行者・自転車との連携：歩行者のスマートフォンなどと連携し、互いの位置情報を共有

ICTを活用した次世代ITSは、交通事故の削減、渋滞の緩和、環境負荷の低減、移動の利便性向上など、様々なメリットをもたらすことが期待されています。

次世代自動駐車支援（APA）システム

次世代自動駐車支援（APA）システムとは、従来の駐車支援システムをさらに進化させ、ドライバーの操作を最小限に抑え、または完全に不要にし、車両が自律的に駐車を行うことを可能にする技術です。

アイシンのAPAシステムでは、車両に搭載された4台のカメラと12台の超音波センサー、AMDのSoC（System-on-a-Chip）により、周囲の環境を認識し、マシンラーニングベースのAIがドライバーレスでの自動駐車を実用化しようとしています。
他にも、ボッシュのホームゾーンパーキングは、自宅の駐車スペースなどを事前に学習させ、車両が自律的に駐車でき、テスラのオートパーキングでも、車両が自動的に駐車スペースを探し、駐車操作を行います。

バイオセンサー

車両バイオセンサーとは、ドライバーや乗員の生体情報をリアルタイムに検知・分析することで、安全性や快適性を向上させるセンサー技術です。

従来の車両センサーが主に車両の周辺環境や状態を検知するのに対し、バイオセンサーは人間の状態を直接的に把握することで、より高度な運転支援やパーソナライズされたサービスを提供します。

ドライバーの状態監視
- 覚醒度・疲労度検知：ドライバーの心拍数、呼吸数、まばたき、顔の表情などから、眠気や疲労を検知し、休憩を促すアラートを発したり、自動運転モードへの切り替えを提案
- 健康状態監視：心拍変動、血圧、血糖値などをモニタリングし、体調の急変を検知して緊急通報を行ったり、近くの医療機関へのナビゲーション
- 感情認識：ドライバーの表情や声から感情を推定し、音楽や照明、空調などを自動調整して快適な車内環境を提供
- ストレスレベル検知: 運転中のストレスレベルを測定し、運転の負担を軽減
乗員の状態監視
- 乗員の快適性向上：乗員の体温や心拍数などを検知し、個別に空調やシートヒーターを調整
- チャイルドシート安全確認：乳幼児の呼吸や姿勢をモニタリングし、異常があればアラートを発します。
- 車内エンターテインメントのパーソナライズ：乗員の感情や好みに合わせて、音楽や映像コンテンツを自動選択

単なる運転支援システムを超え、ドライバーや乗員の健康管理、快適性向上、さらには自動運転の実現にも貢献する重要な技術として、今後の発展が期待されます。

カーセキュリティシステム

高度なカーセキュリティシステムとは、従来の盗難防止アラームやイモビライザーを超えて、最新のテクノロジーを駆使し、車両のセキュリティを飛躍的に向上させるシステムです。

リアルタイム監視
- GPS追跡：車両の位置情報をリアルタイムで監視し、盗難発生時に迅速な追跡
- スマートフォン連携：スマートフォンアプリから車両の状態確認、ドアロック/アンロック、エンジン始動/停止などの遠隔操作
- クラウド接続：車両のデータをクラウドに送信し、異常検知やソフトウェアアップデートなどをリアルタイムで実施
生体認証と多要素認証
- 生体認証：車両へのアクセスやエンジン始動に、生体認証技術を導入しセキュリティを強化
- 多要素認証：生体認証に加えて、パスワードやスマートフォンアプリなど、複数の認証要素を組み合わせることで、不正アクセスを防止
予防的セキュリティ
- ジオフェンシング：特定のエリアを出入りした場合に通知を受け取ったり、エンジンを自動停止させたりすることで、車両の不正使用を防止
- 遠隔操作によるエンジン停止：盗難発生時、遠隔操作でエンジンを停止させ、車両の移動を阻止
サイバーセキュリティ
- 車両ネットワーク保護：車両のネットワークへの不正アクセスやハッキングを防止するためのセキュリティ対策を強化
- ソフトウェアアップデート：セキュリティ脆弱性を修正するためのソフトウェアアップデートを定期的に提供

高度なカーセキュリティシステムは、車両の盗難や不正アクセスを防止するだけでなく、ドライバーの安全確保や車両管理の効率化にも貢献します。

今後も、AIやIoTなどの技術発展により、さらに高度で多機能なセキュリティシステムが登場することが期待されます。