新車ローンの組み方 何年がおすすめ? 金利の違いも徹底解説!

新車をローン(分割払い)で購入する場合、「何年払いで契約するか?」というのは悩ましいところです。

もちろん金利が低いローンを選択するほうがお得なのですが、どの金融機関で何年ローンを組むのがおすすめなのかよくわからない、という方もいらっしゃるのではないでしょうか?

本記事では、ローンの組み方、種類、金利の違いについて解説しますので最後まで読んで理解を深めましょう。
新車をローンで購入する際の参考になりますと幸いです。

関連記事:新車を安く買う方法9選!購入タイミングや交渉術など一挙紹介!

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新車ローンの組み方

新車を一括払いで購入するとなると、一気に数百万円単位のお金が必要なので、ローン(分割払い)を選択される方が大半です。

ローンで購入すると、毎月数万円程度の支払いで済みます。

ただ、しっかり計画的に組まなければ毎月の支払いや金利が負担となってしまい、最悪の場合、途中で返済できなくなってしまうことも起こり得ます。

新車のローンを組む際は、ぜひ以下の項目に注目して検討・計画してみましょう。

返済プランを検討する

まず、新車の購入金額に対して、現在の貯蓄数年後のライフプランを考慮しながら返済計画を立てる必要があります。

頭金やボーナスをいくらに設定するのかは車のグレードやオプションなどの総額によっても異なりますが、どちらにしても返済計画は無理のないように、長期的な目線で考えましょう。

忘れがちなのがガソリン代や駐車場代、任意保険代、車検代などの維持費です。

日常使いや通勤など、運転する目的によって走行距離や事故リスクなども異なります。
全体の維持費も試算しながら、返済プランを計画しましょう。

関連記事:車のランニングコスト(維持費)はいくら?費用相場やコストを抑える方法を紹介
関連記事:車の維持費を抑えるコツとは?「維持費って馬鹿らしい!」と感じる方

借入額を決める

返済プランの次に検討すべき項目は、借入額です。

「月々の返済額」や「頭金」「支払い年数」など、返済プランを検討する際に計算した項目をもとに、ローンの借入額を決定します。

実は、銀行のホームページなどで返済プランをシミュレーションできます。

自分が借入可能な金額を想定できるので、ぜひ利用してみてください。
ただし、金利には要注意です。

金利は、金融機関やローン商品、申込者の年収などの条件によって割合(%)が変わります。
できれば、自分が想定している金額よりも多めに計算しておくほうが良いかもしれません。

関連記事:300万円の車、月々のローン返済額は?おすすめの年数やローンの選び方

ローンの種類を決める

ローンの種類は複数あります。

それぞれにメリット・デメリットがあるため、しっかり比較することが大事です。
ローンの詳しい種類については、以下で詳しく解説します。

関連記事:新車を「頭金なしフルローン」で購入するメリット・デメリットとは?

新車ローンの種類と金利の違い

新車を購入する際に利用できるローンは、主に「銀行系ローン」「ディーラーローン」「残価設定ローン(残クレ)」「自社ローン」の4種類です。
ここから、それぞれのローンの特徴や金利の違いについて解説します。

銀行系ローン

銀行系ローンとは、銀行が提供するローンです。
大きなメリットとして、金利が低いことと、車の所有権を持てることがあげられます。

銀行系ローンの金利は平均2~4%と、他のローンよりも低水準です。

他のローンより都合が良い反面、審査が厳しく手続きに手間がかかるというデメリットがあります。

「金利が低い」という面では大きなメリットがあるのですが、収入証明書を提出しなければならなかったり、借入れ状況などによっては審査が通らないという可能性があります。

関連記事:銀行のカーローンの特徴は?他のローンとの違いも解説

ディーラーローン

ディーラーローンとは、ディーラーが提携している信託会社・クレジットカード会社・保証会社などが提供するマイカーローンです。

車を担保として、提携先の金融機関を融資先として借入します。
ディーラーローンのメリットは、審査が通りやすく手間がかからないことです。
銀行系ローンと比べて、営業時間が長く、週末や祭日でも車の購入と同時に契約できるのも魅力です。

ディーラーローンのデメリットは、金利が平均4〜10%と、他のローンと比べて高いところです。

新車購入時にディーラーローンを提案された際は、いったん持ち帰って、銀行ローンなどその他金融機関のカーローンと比較してみると良いかもしれません。

関連記事:ディーラーローンとは?他のローンとの違いについて解説

残価設定ローン

残価設定ローン(通称:残クレ)は、数年後に買取できる車の下取り価格を保証額として設定する仕組みです。

残価設定ローンの「残価」とは、ローン最終回時点での車の価値、つまり下取り価格のことです。
あらかじめ下取り価格(残価価格)を設定し、その金額を差し引いた残りをローンで支払うという仕組みです。

メリットとしては、追加費用がない限り下取り価格が保証されていること。そして、車両価格から残価を引いた分が返済額となり、毎月の返済価格を抑えられることがあげられます。

デメリットとしては、平均金利3%~5%と、銀行系ローンと比べて少し割高なところ。
また、走行距離や損傷・劣化など、契約終了時に残価に満たないような使用状態だと、追加費用が発生する可能性があります。
また、車の所有者名義はローン会社にあるというも注意が必要です。

関連記事:残クレの金利は高い?相場や注意点を詳しく解説!

自社ローン

自社ローンとは、販売店が自社で独自の基準を設けて提供しているローンのことです。

一般的な自動車ローンのように、信販会社を通した審査を行い、銀行などの金融機関から融資を受けるという手続きが不要で、販売店が独自に分割払いを受け付けてくれる仕組みです。

自社ローンのメリットは、一般的な自動車ローンよりも審査に通りやすいとされており、金利がかからないことです。

そのため、信用情報や年収などの要因から審査に自信のない方に向いているといえるでしょう。

また、第三者機関を通さない為、審査にかかる時間が短く、手続きがスピーディーであることも魅力的です。

自社ローンのデメリットは、支払総額が高くなる傾向があることです。

金利がない代わりに、車両本体価格の10~20%ほどの手数料や保証料が上乗せされるため、一般的な自動車ローンの利息と比べると割高になる場合が多い点に注意が必要です。

上乗せされる金額は、必ず店舗スタッフに確認しましょう。

自社ローンを利用する際は、これらの費用を考慮に入れて支払総額を算出し、比較検討することが重要です。

新車ローンは何年契約がおすすめ?

一体、新車のローンは何年契約が良いのでしょうか。

ここから実際に、金利4%200万円のローンを組んだ場合をシュミレーションしてみます。
返済期間をそれぞれ、3年・5年・7年と分けて月々の返済額と支払総額を算出します(ボーナス払いなし)

結果は下記の通りです。

  • 3年(36回)の返済期間で金利4%の場合:59,047円/月
    (総支払額:2,125,725円
  • 5年(60回)の返済期間で金利4%の場合:36,833円/月
    (総支払額:2,209,980円
  • 7年(84回)の返済期間で金利4%の場合:27,337円/月
    (総支払額:2,296,357円

    JAバンク マイカーローン返済シミュレーションにて計算)

ローンの契約年数を3年と7年で比較すると、総支払額で約17万円の差が出てしまいます。
一括払いで購入する場合と比べると、7年のローンでは約30万円も多く払わなければいけません。

このように毎月の負担額を少なくしようとして返済期間を長く契約すると、その分金利の負担が膨らみ、支払総額は多くなってしまいます。

かといって、返済期間が短いと、月々の返済額の負担は大きくなります。

一般的に、車を乗り始めてから5〜6年程度で買い替える方が多いようです。
あまりに短い期間のローンだと返済金額が大きいため、それよりも短い期間の5年ローンあたりがおすすめかもしれません。

関連記事:車の買い替え時期はいつがよい?必要書類や買い替えの注意点なども解説

新車ローン申し込みに必要な書類

自社ローンの申し込みに必要な書類がいくつかあります。

当日中にスムーズに契約を組むために、事前準備をしてからの来店がおすすめです。

必要な書類は、以下のとおりです。

  • 本人確認書類
  • 収入証明証
  • 販売店が作成した見積書や売買契約書

本人確認書類とは、主に免許証・マイナンバーカード・パスポートなど、申込みをする本人であることを証明する書類の原本のことです。

収入証明証とは、源泉徴収票や住民税決定通知書、確定申告書第1表・2表など、申込者の収入がわかる書類のことです。

販売店が作成した見積書や売買契約書に記載されている、申込者本人の氏名、購入予定の車の金額と内訳、振込先などの情報が必要になります。

仮審査は見積書で受けられる場合もありますが、本審査では必ず、新車の購入が決定していることを証明する売買契約書を準備しておきましょう

新車ローンを組む場合の注意点

新車ローンを組む場合、どのような注意点があるのでしょうか。

前提として、ローンを契約した後に年数の延長はできないことが多いというを覚えておきましょう。

ローンを支払いはじめたけれど、収入減少や支出増加によって「毎月の支払いが苦しくなってしまった…」ということがあるかもしれません。

そんな場合は、ローン年数を伸ばして月々の支払額を減らしたいところですが、原則として自動車ローンの返済期間の延長はできません。

例外措置として返済期間の延長を認めるところも一部ありますが、その対応は金融機関や状況によって異なるため、一概に決まっているものではありません。

関連記事:新車や中古車を購入する際に知っておくべきマイカーローンの金利について

経済的に余裕があるときは「繰り上げ返済」もアリ?

病気になってしまったり、年収が下がってしまったり、将来のライフスタイルや経済状況は、突然変わることもあります。やはり、ある程度のリスクを想定して余裕をもったローンを組むことが大切です。

逆に、経済的に余裕が出た場合には、「繰り上げ返済」という手段もあります。
繰り上げ返済には「期間短縮型」と「返済額軽減型」の2つがあります。

期間短縮型は、一度繰上げ返済をすることで返済期間を減らすものの、毎月の返済額は変えないというものです。
一方、返済額軽減型は、返済期間は変えずに、月々の返済額を増やすというものです。

必ずしも繰り上げ返済ができるとは限りませんが、経済的に余裕ができた時に利用することで「返済期間」や「毎月の返済金額」を調整できるので、覚えておくと良いかもしれません。

ただし、繰り上げ返済には事務手数料がかかる場合があるので、事前に確認しておくとよいでしょう。

カーリースという選択肢もある

新車を手に入れる手段としては、自動車ローンで買う以外に、カーリースもおすすめです。

新車を購入する場合、頭金の準備やローンの支払いなど、ある程度まとまったお金を用意しなければいけません。
そのほかにも、車検や税金などの維持費用も別途かかります。

カーリースであれば、頭金0円、毎月定額料金で無理なくお好きな新車に乗れます。
しかも、車の代金や車検、税金なども月額料金に含まれています。

多くの場合、カーリースはメンテナンス費用が含まれたプランを提供しています。
提供会社によってサービス内容が異なるため、カーリースを検討する際は、自分にとって必要なサービスが含まれているかどうか?をしっかり確認しましょう。

さらに、実店舗があるかどうかも大事なポイントです。
“いざ”という時に車の調子をみてもらえたり、気軽に相談に乗ってくれる場所があると安心です。

中でも「オートフラット」は月々2万円程度から人気の新車に乗れて、さらにガソリン代値引きや商品券などの特典もあるのでおすすめです。

いざという時でも、日本全国に約1,200ケ所あるオートフラット取り扱いサービスステーションで、気軽に相談できるので心強いです。

関連記事:カーリースと車の購入を徹底比較!カーリース会社を選ぶポイントも紹介

まとめ

新車を購入する際にローンを組むのであれば、貯蓄額や将来のライフプランを考え、無理のない返済計画を立てることが大切です。

新車に乗る方法としてはローン以外にも「カーリース」という選択肢があります。

「オートフラット」のカーリースなら頭金の負担や煩わしいローンの手続きも不要なので、ぜひ検討してみてください。

関連記事:車のサブスクとカーリースを比較 どっちがお得?

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この記事を書いた人

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カーナレッジ編集部

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