【おすすめ5選】高級車並みの装備と乗り心地の軽自動車とは
「安全装備が備わっていて、走行性能が優れていて、乗り心地が良い車に乗りたいけど、やっぱり高級車しかないのかな?」
車の購入を検討している方、すでに車を保有している方の中には、このように思っている方もいらっしゃるでしょう。
しかしご安心ください。
あなたのこの思いを叶える車は、高級車だけではありません。
じつは最近の軽自動車には、高級車にも匹敵するほどの装備や機能が備わっているんです。
この記事では、
- 高級車並みの装備と乗り心地の軽自動車5選
- 軽自動車を選ぶポイント
- 軽自動車が高くなっている理由
などを解説します。
安全装備が備わっていて、走行性能が優れていていて、乗り心地が良い軽自動車に乗りたい方は、最後までお読みください。
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INDEX
高級車並みの装備と乗り心地の軽自動車5選
①スズキ「スペーシアカスタム」
スズキのスペーシアは2023年のフルモデルチェンジで、最も燃費の良いハイトールワゴンとなりました。そんなスズキ スペーシアカスタムの新車価格と特徴は、以下の通りです。
新車価格(税込) | 1,801,800円〜 |
カタログ燃費(WLTCモード) | 23.9km/L |
特徴 | ・アダプティブクルーズコントロール(ACC) ・シートヒーター&リヤヒーターダクト ・スリムサーキュレーター ・デュアルセンサーブレーキサポートⅡ ・マルチユースフラップ |
グレード|HYBRID XS 2WD
特徴①アダプティブクルーズコントロール(ACC)
アダプティブクルーズコントロール(ACC)とは、設定した車間距離を適切に保ちながら加速・減速、さらに停止まで自動追従する機能です。長距離運転や渋滞での走行時など、発進・停止を繰り返す状況でこの機能を使えば、運転操作の負担を軽減することができます。
旅行やロングドライブの際に、嬉しい機能です。
特徴②:デュアルセンサーブレーキサポートⅡ
デュアルセンサーブレーキサポートⅡは、運転中における障害物との衝突の危険を察知し、ドライバーに警告するシステムです。
衝突のおそれがあった場合、ブザー音やメーター内の表示にてドライバーに警告します。
さらに運転手がブレーキペダルを踏む際には、ブレーキ踏力をサポート。
また衝突の可能性が高まった場合には、自動で強いブレーキをかけ、衝突の回避・衝突時の被害軽減を図ります。
特徴③:シートヒーター&リヤヒーターダクト
スペーシアカスタムの運転席と助手席の座面には、ヒーターを内蔵しています。
さらに後席の足元に温風を送り込むリヤヒーターダクトも装備。
寒い日でも車内全体を暖かくキープし、快適な車内空間を演出してくれるでしょう。寒さを緩和してくれるため、運転手は運転に集中することができます。
特徴④:スリムサーキュレーター
スペーシアカスタムには、スリムサーキューレーターが搭載されています。
車内の空気を効率よく循環させて、前部座席と後部座席における温度差をなくしてくれるでしょう。
また静音タイプのため、車内での会話もしやすいです。
特徴⑤:マルチユースフラップ
スペーシアカスタムの後部座席には、広い後席空間をより快適に、より便利に使いこなすため、「マルチユースフラップ」が設置されています。
フラップの位置や角度を調整することで、乗車時の足のサポート、荷物の落下防止などの効果が期待できます。
②日産「サクラ」
日産サクラは、日産自動車が販売している軽自動車タイプの電気自動車です。2022年5月に発売され、同年12月には「2022-2023 日本カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞しました。
日産サクラの新車価格と特徴は、以下の通りです。
新車価格(税込) | 2,599,300円〜 |
カタログ燃費(WLTCモード) | 124Wh/km |
特徴 | ・プロパイロット ・e-Pedal Step ・トップレベルの容量のラゲッジ |
グレード|G
特徴①:プロパイロット
サクラのプロパイロット機能は、高速道路での運転の負担を軽減してくれるでしょう。
プロパロット機能は、アクセル、ブレーキ、ステアリング操作をアシストします。
渋滞での走行、巡航走行など、高速道路の運転が負担が大きいシーンで大活躍間違いなし。
また前方車や白線を検知し、車間距離や車線中央のキープにおいても手助けしてくれます。
特徴②:e-Pedal Step
サクラにおいて、思い通りの加減速をサポートするのが、e-Pedal Stepです。
アクセルペダルだけで、加減速の調整を自由に行うことができます。
またe-Pedal Stepには、クリープ機能が搭載されています。
これによって、発進から加減速まで、アクセルペダルの操作だけで速度調節が可能です。
渋滞時の走行においても、アクセルペダルとブレーキペダルの踏み替え頻度が減るため、運転の負担が減るでしょう。
またオプションで、助手席シートアンダーボックスディーラーをつけることも可能です。
このオプションがあれば、助手席のシート下に小物を入れられる引き出しが設置されます。運転時のスニーカー、など車内に常備しておきたいものを直しておくと良いですね。
特徴③:トップレベルの容量を誇るラゲッジ
全高1700mm以下の軽ハイトワゴンクラスのサクラは、クラストップレベルの荷室容量を誇ります。
買い物時の荷物はもちろん、旅行やアウトドアの荷物なども楽に載せることができるでしょう。
③三菱「デリカミニ」
三菱自動車が2023年5月に発売した軽スーパーハイトワゴンである、デリカミニの新車価格と特徴は、以下の通りです。
新車価格 | 1,837,000円〜 |
カタログ燃費 | 20.9km/L |
特徴 | ・マイパイロット ・大径タイヤ&専用開発ショックアブソーバー ・ヒルスタートアシスト |
グレード|G Premium 2WD
特徴①:マイパイロット
デリカミニには、高速道路の運転をアシストする、 同一車線運転支援機能「マイパイロット」が搭載されています
アクセルペダルから足を離しても、車間距離のキープをサポートします。
またステアリングを制御して、車線中央付近を走る手助けとなります。
マイパイロットのおかげで、渋滞や長時間の走行の疲労を軽減してくれるのでしょう。
疲労が軽減されることで、運転中にゆとりが生まれます。
そうすれば、運転時間もきっと楽しいものになるはずです。
移動時間すらも、楽しい思い出になる。
それがデリカミニです。
特徴②:大径タイヤ&専用開発ショックアブソーバー
デリカミニの4WD車には、大径タイヤに加え、デリカミニ専用開発のショックアブソーバー(前後)を採用しています。
アウトドアレジャーや荒れた路面での走行安定性を向上。快適な乗り心地を実現します。
デリカミニであれば、雪道やぬかるんだ路面などの悪路でもあなたを安全に目的地まで連れてってくれるでしょう。
特徴③:ヒルスタートアシスト
デリカミニには、ヒルスタートアシスト機能が搭載されています。
ブレーキペダルからアクセルペダルに踏みかえる間、ブレーキを最大2秒間キープ。
坂道発進における車体の後退を防ぎます。
車体のずり下がりを防ぐため、急な坂道でも安心して走行できるでしょう。
④ダイハツ「ムーヴキャンパスセオリー」
ダイハツ ムーヴキャンバス セオリーは、2022年7月にフルモデルチェンジしたムーヴキャンバスに追加された、新しいスタイルです。
かわいさを抑えたシックな姿のムーヴキャンパスセオリーの新車価格と特徴は、以下の通りです。
新車価格 | 1,639,000円 |
カタログ燃費 | 22.9km/L |
特徴 | ・17種類の予防安全機能スマアシ ・パワースライドドア ウェルカムオープン機能 |
グレード|G 2WD
特徴①:17種類の予防安全機能スマアシ
ムーヴキャンパスセオリーには、スマートアシスト(通称「スマアシ」)と呼ばれる予防安全機能が搭載されています。
搭載された「ステレオカメラ」にて周囲の状況を認識し、ドライバーの運転をサポートするスマアシ。
「歩行者を認知した際に止まるをアシスト」などの衝突回避支援、「コーナーセンサーにて接触しないをサポート」などの認識支援など、17種類の観点から予防安全を実現します。
特徴②:パワースライドドア ウェルカムオープン機能
主婦やお子様づれも嬉しいのが、ムーヴキャンパスセオリーのパワースライドドア ウェルカムオープン機能。
降⾞時にインパネのスイッチで予約しておけば、乗⾞時に電⼦カードキーをクルマに近づけるだけで、パワースライドドアが⾃動で解錠しオープンします。
キーをカバンから取り出す必要がないため、赤ちゃんを抱っこしているとき、両⼿がふさがっているときでも、スムーズに乗車できるでしょう。
⑤トヨタ「コペンGRSPORT」
トヨタ「コペンGRSPORT」の新車価格と特徴は、以下です。
新車価格 | 2,382,200円〜 |
カタログ燃費 | 19.2km/L |
特徴 | ・専用レカロシート ・シートヒーター ・VSCとTRC ・600ccターボエンジン |
グレード|エントリーモデル
特徴①:専用レカロシート
コペンGRSPORTには、専用レカロシートが搭載されています。
運転中のあなたの身体をしっかりホールド。運転姿勢が安定し、疲れも溜まりにくいでしょう。
またかっこよい見た目から、ドライバーのスポーツマインドを刺激し、運転中レーサーのような気持ちになるかもしれません。
肩口には、サポートワイヤーを内蔵しています。
そのため、急激な旋回時でもしっかりと身体をホールドしてくれます。
滑りにくく、肌触りも上質なスエード調の生地もあなたの身体に心地よくフィット。
クルマと一体感を持って運転できるコペンGRSPORTであれば、運転がさらに楽しくなるでしょう。
特徴②:シートヒーター
コペンGRSPORTには、座面と背もたれを温めるシートヒーターを標準装備されています。
寒さが厳しい季節でも、身体を直接温めることができるため、快適なドライブを実現できるでしょう。
特徴③:VSCとTRC
コペンGRSPORTには、走行安定性を確保するための、「VSC、TRC」という機能が搭載されています。
VSCは、急なハンドル操作や滑りやすい路面でのコーナリングで横滑りが派生した場合、ブレーキとエンジン出力を自動的にコントロールして車両の安定性を確保します。
TRCは、発進・加速時にタイヤの空転を抑えて、アクセル操作をスムーズにします。
特徴④:600ccターボエンジン
コペンGRSPORTには、660ccターボエンジンが搭載されています。
気持ちの良い加速力。
信号待ちからの発進、高速道路の合流時もスムーズに。
コペンGRSPORTのパワーを活かした力強く爽快な走りは、運転の楽しさを倍増させてくれます。
【快適な車内空間を実現】軽自動車を選ぶポイント
ご紹介した5車種以外にも、走行性能に優れ、乗り心地の良い軽自動車はあります。
乗り心地を重視する方は、以下のポイントをチェックしながら、軽自動車を探してみてください。
- サスペンション
- シート
- 遮音性
- ホイールサイズ
ポイント①:サスペンション
車の乗り心地に大きく影響するのが、サスペンションです。
そもそもサスペンションとは、車体の底部とタイヤをつなげる部品です。
このサスペンションが、路面からの振動を吸収する役割を持っています。
軽自動車の購入前には、品質が良く、乗り心地の良いサスペンションなのかを確認しましょう。
ポイント②:シート
シートの座り心地やホールド性、クッション性は、運転中の疲れの軽減につながります。
なるべくあなたの身体にフィットするシートを選びましょう。
また、なるべく「滑りにくい」シートを選びましょう。
滑りやすいシートの場合、お尻が前にずれやすくなります。
お尻がずれないように身体を支える必要が生じます。
そのため、疲れてしまうのです。
本革製や布製シートは滑りにくいシートと言われます。
実際に座ってみて、滑りにくさを確かめると良いですね。
ポイント③:遮音性
車内の静粛性は、乗り心地に影響します。
静粛性に優れたタイヤを使用すると、車体の遮音性を高めることができるでしょう。
また、防音対策のグッズも販売されています。
- ボンネットの裏に貼る静音シート
- フロアマットを厚いものに変更
運転中に気になる方は、試してみるのも1つです。
ポイント④:ホイールサイズ
タイヤのホイールサイズが大きいタイヤを使うことで、段差などの衝撃を吸収しやすくなります。
そのため、走行時の衝撃音を軽減できるでしょう。
ただしタイヤの重量が重くなると、燃費が悪化したり、ハンドリングが重くなる傾向があるため注意が必要です。
軽自動車が高額になっている理由
ここ20年で、軽自動車の価格は2倍近くまで高くなりました。
なぜ軽自動車が高額になっているのか。
その理由を、以下で解説します。
理由①:安全性能向上に伴うコストアップ
軽自動車の高額化の理由の一つが、安全性能の向上です。近年、軽自動車において、かつては搭載されていなかった先進安全装備が数多く搭載されるようになりました。
例えば、自動ブレーキ(衝突被害軽減ブレーキ)やレーン departure warning system(車線逸脱警報システム)、アダプティブクルーズコントロール(アダプティブ定速巡航制御システム)などです。
これらの先進安全装備は、事故リスクの低減に貢献する反面、搭載するためには高度なセンサーや制御ユニットが必要になります。そのため、必然的にコストアップしました。
理由②:燃費規制への対応による開発コストの増加
日本政府は、自動車の燃費向上を推進するために、年々厳しい燃費規制を打ち出しています。この燃費規制への対応が軽自動車の高額化につながっているのです。
燃費を向上させるためには、エンジンの改良や軽量化、空気抵抗の低減など、さまざまな技術開発が必要です。これらの開発に伴う開発費用や人件費用が、車体購入費用に影響を与えています。
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理由③:消費者の嗜好の変化と付加価値の向上
軽自動車において、かつてはセカンドカーや通勤・通学用のクルマというイメージがありました。その中で、軽自動車の需要が多様化し、レジャーや遠出にも使えるクルマを求めるユーザーが増えてきています。
これらの消費者のニーズに応えるため、軽自動車メーカ各社はデザイン性や安全で快適な装備、使いやすさの向上に努めるようになりました。
そしてデザイン性や安全な装備、使いやすさを追求する過程では、新たな技術や素材の採用が必要です。
これが、コストアップにつながっています。
自動車メーカー各社はコストと時間と人の力を集結させて、他車種との差別化を図り、消費者の方のニーズにマッチした付加価値を新しく創出しているのです。
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まとめ
最近の軽自動車は、最新の安全装備やスムーズで運転の疲れを低減する走行機能、運転手や同乗者も使いやすい作りなど、さまざまな面において高品質です。
ただし、グレードによっては200万円を超えるケースもあります。
また乗り心地を重視される方は、シートの素材やホイールサイズの選択に注意が必要です。
日常使いだけではない。暮らしのさまざまなシーンにマッチした軽自動車はたくさんあります。
予算と必要とするオプションに応じて、納得する一台を探してみてください。