RAV4はでかすぎる?別の車と比較し解説
RAV4はトヨタのSUVのラインアップの中でもミドルサイズで人気の高いクロスオーバーSUVです。
しかし、口コミなどでは「RAV4はでかすぎる」と言われることもあり、購入を検討する人にとっては気になる点でしょう。
この記事では、「RAV4はでかすぎる」といわれる理由についてライバル車と比較しながら検証し、どんな人におすすめの車なのかを紹介していきます。
購入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
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INDEX
RAV4とはどんな車?

RAV4はトヨタのSUVのラインアップの中でも中型サイズであり、街乗りでもレジャーシーンでも活躍するバランスの取れたクロスオーバーSUVです。
初代RAV4は1994年に発売され、モデルチェンジを重ねる中で車体サイズも大きくなり、2019年に5代目(現行型)が登場しました。
「2019-2020 日本カーオブザイヤー」を受賞しており、パワフルな走行性能と安全性能を兼ね備え、ラゲッジスペースも広いためアウトドア好きな人やファミリー層から人気を集めています。
価格帯として、メーカー希望⼩売価格は2,774,000円~となっており、SUVとしては中堅の価格帯で設定されています。
また、燃費性能はガソリン車においてはWLTCモードで15.2~15.8km/L、ハイブリッド車においては20.3~21.4km/Lとなっています。RAV4(グレードX|4WD)の主なスペックについては以下の通りです。
メーカー | トヨタ |
車名 | RAV4 |
ボディタイプ | SUV |
ドア数 | 5 |
全長×全幅×全高(mm) | 4,600×1,855×1,685 |
車両重量(kg) | 1,570 |
総排気量(cc) | 1,986 |
使用燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
燃料タンク(L) | 55 |
駆動方式 | 4WD / 2WD |
トランスミッション | Direct Shift-CVT (ギヤ機構付自動無段変速機) |
カラー(全8種) | ・ホワイトパールクリスタルシャイン ・シルバーメタリック ・センシュアルレッドマイカ ・ダークブルーマイカ ・アティチュードブラックマイカ ・グレーメタリック ・シアンメタリック ・アーバンカーキ |
なぜRAV4がでかすぎると言われるのか?
RAV4の評判や口コミにおいて、「RAV4はサイズがでかすぎる」という意見を見かけます。
ここでは、RAV4がでかすぎるといわれる理由について解説していきます。
比較されるSUVがひと回り小さいサイズ

RAV4がでか過ぎるといわれる一番の原因は、比較の対象となる車が小さいサイズであるためです。
本来、RAV4のライバル車はスバルのフォレスターやホンダのCR-VなどミドルサイズのSUVと比較されることが定石です。
しかし、近年人気が集まってきているSUVはサイズが一回り小さいコンパクトSUVと言われる車です。
そのため、ライズやヤリスクロスなどのコンパクトSUVとRAV4を比較されると「でかすぎる」といった意見が出てくるのは当然のこと。
つまり、単純に比較する対象が正確ではないというのが一つ原因として挙げられるでしょう。
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日本の道路を基準で考えると大きく思える

RAV4はコンパクトSUVではないため、そもそも車体が大きく設計されています。
RAV4も初代においては5ナンバーサイズのコンパクトタイプでしたが、モデルチェンジの段階で3ナンバーサイズにアップした経緯もあります。
つまり、そもそもミドルサイズのSUVが他の車よりも大きいサイズ感であり、日本の狭い道や広さに余裕のない駐車場においては「でかすぎる」ために不便さを感じると言えるでしょう。
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スバル フォレスター、ホンダ CR-Vとサイズ比較
ここでは、RAV4のライバル車である、ホンダ CR-Vとスバル フォレスターとサイズを比較してみます。
それぞれのサイズは以下の通りです。
RAV4 | CR-V | フォレスター | |
全長(mm) | 4,610 | 4,605 | 4,640 |
全幅(mm) | 1,865 | 1,855 | 1,815 |
全高(mm) | 1,690 | 1,680 | 1,715 |
ホイールベース (前ホイールの中心から後ホイール中心までの長さ)(mm) | 2,690 | 2,660 | 2,670 |
車両重量(kg) | 1,630~1,650 | 1,660 | 1,640〜1,660 |
室内寸法(mm) | 長さ1,890 幅1,515 高さ1,230 | 長さ1,970 幅1,550 高さ1,230 | 長さ2,130 幅1,545 高さ1,275 |
乗車定員 | 5名 | 5名 | 5名 |
※紹介グレードは「RAV4 Adventure2.0L」「CR-V e:HEV EX 4WD」「フォレスター Advance」
こうしてライバル車と数値で比較してみると、RAV4が「でかすぎる」わけではないことがはっきりと分かります。
RAV4はこんな人におすすめの車

ここでは、RAV4がどんな人におすすめできる車なのかについて理由と共に紹介していきます。
ゴツゴツした角張ったデザインが好きな人
外観の好みにおいてクーペスタイルの様な丸みを帯びたデザインよりも、ゴツゴツと角張ったデザインが好みの人にはRAV4の外観はおすすめできます。
RAV4の外観の印象としてはフロントのデザインもスタイリッシュな感じというよりは、オフロード感のあるゴツゴツとしたタフな印象の強いデザインになっています。
好みが分かれる部分ではありますが、見た目でカッコよさを求める人にはピッタリのスタイルです。
大きな車体が好きな人
RAV4はSUVの中でも中型から大型のサイズに分類されます。
多少小回りが利きにくい部分があったとしても大きな車体の車が好みの人にとってRAV4は嬉しいサイズ感の車です。
運転席も高い位置にあるため、広々と見渡せる視点から快適に運転できます。
また、内装のシートは疲れを感じにくい座面形状に設計されており、外観だけでなく車内空間も広いため、どの座席においてもゆったりと快適に過ごせるような仕様になっています。
アウトドアが趣味な人
RAV4は走行性能や機能性を重視したSUVであるため、アウトドアやレジャーなどで出掛けることが多い人におすすめできます。
キャンプなどでは荷室の高さを2段階で調整できたり、USB電源端子・オープントレイ・カップホルダーなどの便利な機能が活躍します。
また、世界初のダイナミックトルクベクタリングAWD(路面状況に応じて旋回時の安定性を高める機能)やマルチテレインセレクト(3つの選べる走行モード)によって悪路での走行性能の高さもRAV4の特徴となります。
走りの力強さを感じたい人にはピッタリのSUVとなっています。
まとめ

この記事では、RAV4の概要や「でかすぎる」と言われる理由、ライバル車とのサイズ比較やどんな人におすすめできるかという点を紹介しました。
RAV4が「でかすぎる」と言われる主な理由は、「比較する対象が小さいサイズであること」や「そもそも車体が大きいモデルであり、日本基準で考えるとさらに大きく感じられること」であることがわかりました。
RAV4はコンパクトSUVではないため、同メーカーのライズやヤリスクロスと比べると当然大きく感じるものであり、ミドルサイズのライバル車と比べると、決して「でかすぎる」わけではありません。
RAV4は中型で走行性の高いオフロード仕様のSUVであるため、アウトドアが趣味の人や大きな車体の車が好きな人にはピッタリの車と言えます。
購入を検討される際には、ぜひ試乗を行い、実際に走行性の高さやサイズ感を体験してみることをおすすめします。