ルーミーの燃費は悪すぎる?グレード別の燃費や他社との比較を紹介

トヨタ ルーミーは2016年11月に発売されたトールワゴン型の小型乗用車(コンパクトカー)で、ダイハツが製造を担当し、OEM供給している車です。

コンパクトカーでありながら全高のあるボディタイプを活かし、車内は5人が余裕をもって乗れるほど広い空間を確保しています。

また低床でパワースライドドアが標準装備されているため、小さな子どもも乗り降りしやすくベビーカーも乗せやすいのが魅力的です。

このように子育て世代に人気のあるルーミーですが、一方で「他社のコンパクトカーよりも燃費が悪すぎるのではないか」という声も挙がっています。

この記事では、ルーミーのカタログ燃費と実燃費をグレード毎に提示、さらに他社メーカーとの燃費比較を見ていきましょう。

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ルーミーのカタログ燃費はどのくらい?

ルーミーは2024年2月時点で、ガソリン車モデルのみで、ターボエンジンを搭載したグレード(G-T/カスタムG-T)もあります。

駆動方式は、2WD(FF)と4WDの2種類です。

ここからは、ルーミーのカタログ燃費をグレード毎に見ていきましょう。

グレード2WD(FF)4WD
X18.4km/l16.8km/l
G18.4km/l16.8km/l
G-T16.8km/l
カスタムG18.4km/l16.8km/l
カスタムG-T16.8km/l
※参考元:トヨタ ルーミー主要諸元表

ルーミーのグレードは、5種類あります。

  • コスパ重視の「X」
  • 機能性とデザイン性のバランスが取れている「G」
  • 走行性を重視した「G-T」
  • 快適さと高級なデザイン性を持つ「カスタムG /カスタムG-T」

「T」の付くグレードは、ターボエンジンを搭載しているモデルです。駆動方式別に燃費を見てみると、2WDの「カスタムG」「G」「X」の燃費は、WLTCモードで18.4km/L。燃費が悪くなると言われている4WDでも、16.8km/Lとなっています。

「ルーミーは燃費が悪い」という声も上がっていますが、この数値だけみると低燃費の部類に入るでしょう。しかしながら、これはあくまでもメーカーが提示している燃費の目安になります。

道路条件によっては、実燃費とカタログ値が大きく変わることがあるため注意が必要です。

ルーミー バナー

ルーミーのカタログ燃費と実燃費を比較

カタログ燃費に記載されている「WLTCモード燃費」は実際の車の使用環境により近い方法で計測されていますが、運転の仕方や走行環境によって実際の燃費と差が出ます。

実際に車を利用している人によって投稿された情報がまとめられている「e燃費」というWebサイトによると、ルーミーの実燃費は以下の通りです。

実際に購入を検討する際の参考にしてください。

ルーミーのカタログ燃費と実燃費の比較(WLTCモード)

グレード駆動方式カタログ燃費実燃費
XFF18.4km/l13.9km/l
4WD16.8km/l13.8km/l
GFF18.4km/l13.9km/l
4WD16.8km/l13.8km/l
G-TFF16.8km/l13.6km/l
カスタムGFF18.4km/l13.9km/l
4WD16.8km/l13.8km/l
カスタムG-TFF16.8km/l13.6km/l
※参考元:e燃費|ルーミー
ルーミー バナー

ルーミーと「スズキ ソリオ」「ダイハツ トール」の燃費を比較

ーミーの燃費を確認したところで、ここからは競合他社のコンパクトカーと燃費を比較してみましょう。今回は「スズキ ソリオ」「ダイハツ トール」を取り上げ、それぞれルーミーとの燃費を比較してみます。

比較する各社のグレード

今回比較した各車の概要やグレードは以下の通りです。なお、ルーミーについてはグレードGの2WD(FF)/総排気量1.0Lのタイプを基準として比較を実施しました。

ソリオ外観画像

・スズキ ソリオ:グレードG 2WD(FF)/総排気量1.2L
現行モデルは4代目となるソリオはボディが小さい割に全高が高く、広い車内空間や荷室が特徴のコンパクトカーです。

トール外観画像

・ダイハツ トール:G/2WD(FF)/総排気量1.0L
ルーミーは、ダイハツブランドにおけるルーミーの兄弟車です。車体の基本装備はルーミーと同じであり、燃費性能も変わらない数値となっています。

ルーミー、ソリオ、トールの燃費比較

ルーミーソリオトール
カタログ燃費18.4km/l19.0km/l18.4km/l
実燃費13.9km/l13.6km/l14.9km/l
※参考元:トヨタ ルーミー主要諸元表【公式】トールの性能・安全・燃費|ダイハツソリオ 走行・環境性能|スズキe燃費

上記の数値について、総排気量の差やハイブリッドシステムの仕組みが異なるため、実燃費は確定値ではなくあくまでも目安値であることを含んだ上で、参考としてください。

ルーミーのカタログ燃費は他のソリオ・トールと大差ありません。しかしトールの実燃費と比べると1km/lの差があります。道路条件によって値は変動しますが、この結果から「ルーミーは燃費が悪すぎる」ことはありませんが、他のコンパクトカーと大差ないということがわかります。

ルーミーの魅力は安全性能と快適性

ルーミーには燃費以外にも多くの魅力があります。ここでは快適なドライブに大事な要素である安全性能と快適性について詳しく解説します。

家族を守る充実の安全性能

ルーミーは予防安全機能「スマートアシスト」が標準装備となっています。

各機能の詳細についてはこちらの安全性能でご確認ください。

  • 衝突警報機能
  • 衝突回避支援ブレーキ機能
  • ブレーキ制御付誤発進抑制機能
  • ふらつき警報
  • 路側逸脱警報
  • オートハイビーム
  • 先行車発進お知らせ機能
  • 全車速追従機能付ACC(※カスタムG-T、カスタムGに標準装備)
  • オートハイビーム(※G-T、G、Xに標準装備)
  • パノラミックビューモニター(※Xを除く)
  • 標識認識機能(※グレードXを除く)

エアバックもフロントとサイドに合計6箇所装備されており、万が一の時にも衝撃を効率よく吸収・分散してくれる強固なボディが搭乗者を安全に守ってくれます。

快適な空間と内装

6:4に分割して倒せるリアシートは、乗車人数や荷物の量に応じて柔軟にシートアレンジが可能です。

また、前席と後席の全てのシートを倒すとフルフラットにできるため、車中泊では足を伸ばして寝ることもできます。

日常の買い物から本格アウトドアまで快適で使い勝手のよい車といえます。

また、車内の収納も工夫があり、助手席の大ぶりのオープントレイや買い物袋を下げられるフックなどを装備。

細々としたお子さま用のグッズもスッキリ収納できます。

お手頃価格での販売

ルーミーは、1,556,500円(税込)からと比較的手の届きやすい価格帯に設定されています。

最も高いグレードカスタムG(4WD)でも2,100,000円(税込)と、上質な装備の車でもお手軽価格で購入可能です。

初めてのファミリーカー、セカンドカーとして手に入れやすいうえ、エコカー減税対象車となるため税金が安くなる点も魅力です。

販売台数も好調に推移しており、日本自動車販売協会連合会が発表した2022年4〜9月の販売台数(軽自動車除く)によると、ルーミーのランキングはトヨタ ヤリス、トヨタ カローラ、日産 ノートに次いで4位となっています。

ルーミー バナー

まとめ

今回はルーミーの燃費性能をご紹介しました。ルーミーのカタログ燃費や実燃費は他社のコンパクトカーと大差な炒め、「燃費が優秀」とは言えないでしょう。

しかし、ルーミーの魅力は燃費だけでは図れません。

ルーミーは全高のあるボディタイプを活かし、車内は5人が余裕をもって乗れるほど広い空間を確保しています。

シートアレンジも多彩で、後席をすべて寝かせてフルフラットにすることで、大きな荷物を積むことも可能です。

また、販売価格も手に入れやすい価格帯であるため、オールラウンドに使えるコンパクトカーを求める人にとってはコストパフォーマンスのよい車といえるでしょう。

優れた燃費性能だけでなく、快適な走行性能、充実した安全性能も備えており、ご家族でのお出かけや街乗りにピッタリの車です

ぜひこの機会にご検討ください。

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