セダンとクーペの違いとは?それぞれのおすすめ車種を紹介

セダンとクーペの違いはドアの数です。
セダンは3ボックス4ドア、クーペは3ボックス2ドアの車を指します。

昨今の自動車にはさまざまな種類のボディタイプがあります。

最近ではミニバンやSUVなどのファミリー向けの車や運転の苦手な人でも乗りやすいコンパクトカーが人気を集めている一方で、スタンダードなボディタイプであるセダンやクーペも幅広い年齢層に支持されています。

この記事では、セダンとクーペのそれぞれの特徴に触れながら、違いについて解説していきます。

どんな人に各ボディタイプがおすすめなのかの解説も最後にしているため、車の購入を検討中の方はぜひ参考にしてみてください。

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出光のカーリース・ポチモへ
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セダンとクーペの違い

トヨタ5代目プリウスHEV(2023年)
トヨタ プリウス
出典:トヨタ自動車WEBサイト

セダンとクーペはどちらも車高が低い3ボックスタイプの車種ではありますが、ここではこの2つの違いについて詳しく説明していきます。

まず、大きな違いとして挙げられるのが「ドアの数」と「設計コンセプト」の2点です。

セダンは4ドア、クーペは2ドアが主流となります。
セダンはどの座席へも乗り入れがしやすいよう4ドアが採用されている一方で、クーペは空力抵抗を考慮したボディラインを維持するために2ドアが採用されています。
4ドアクーペなどの例外もありますが、基本的にはドアの数を見れば見分けられるでしょう。

また、セダンは安全性や居住性などの安定性を重視して設計されているため、高級志向の車が多い傾向にあります。要人などの移動の際には黒塗りのセダンが使われることもよく目にします。
一方で、クーペはデザイン性や走行性を重視して設計されており、趣味として運転を楽しむイメージが強い車種です。

セダンの特徴

日産スカイライン
日産 スカイライン
出典:日産自動車

冒頭で述べた通り、セダンは3ボックス4ドアの車を指します。
3ボックスタイプとは、車体はエンジンルームと車内、トランクルームに分かれていることを指します。
4ドアとは、ドアが前に2枚、後ろに2枚あるという意味です。

荷室と車室が一体化していない車は、バックドア(トランクを開ける所)をドアとして数えるため5ドアと言われます。

セダンは、運転・乗車時のオーソドックスな快適性と居住性の高さからタクシーやパトカーなどの公用車や高級車として多く採用されています。

トヨタセンチュリー
トヨタ センチュリー(セダンタイプ)
出典:トヨタ自動車WEBサイト

セダンは、古くからある形状であり、走行性や快適さなど自動車としての基本性能のバランスの良さから多くの人から支持され、長く愛され続けています。

安全性の面でも評価が高く、前方、後方ともにボンネットやトランクルームのスペースがあるため、他の車種と比べても衝突時に座席のある車内空間の安全が保たれやすい設計となっています。

また、トランクルームが外から見えないという点も安全面の特徴の一つとして挙げられます。

国産車の一例としては、トヨタ クラウン セダン、トヨタ カローラ、トヨタ プリウス、日産 スカイライン、マツダ MAZDA6 セダン、スバル インプレッサ、レクサス IS、生産は終了していますが、日産 フーガ、ホンダ アコード、ホンダ インサイトなどが挙げられます。

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クーペの特徴

トヨタGRヤリス
トヨタ GRヤリス
出典:

クーペは本来は3ボックス2ドアの設計となっている車を指します。

ドアが2枚のため、1列シートの2ドアスタイルが一般的となりますが、昨今は4ドアや後部座席を設置した4人乗り2列シートの仕様も見られます。

2ドアのため、後部座席に乗る際は前列のシートを倒して乗り込む必要があります。

スバルBRZ
スバル BRZ
出典:株式会社SUBARU

クーペは、フランス語で2人乗りの箱馬車を意味する「coupé(クペ)」が語源となっており、運動性能の高さやスタイリッシュで流線型のスポーティなデザインが特徴であることから、運転を趣味として楽しみたい方を中心に人気を集めています。

国産車ではトヨタ GRヤリス、トヨタ GR86、トヨタ スープラ、日産 GT-R、日産 フェアレディZ、スバル BRZ、レクサス RCなどが挙げられます。

また、余計な機能が少なく、走行性能に特化していることから各メーカーより最先端技術がいち早く組み込まれることが多いため、近年ではハイパワーエンジンや運転支援システムなどの最先端技術が搭載されています。

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セダンがおすすめの人

トヨタクラウンセダン
トヨタ クラウン セダン
出典:トヨタ自動車WEBサイト

セダンはもともとファミリー向け自動車の代表と言われる車種であるため、家族で車に乗って外出することの多い人におすすめできます。

定員は多くのセダンで5名までです。
トランクスペースが分かれており、荷物を載せる場所が確保されている点も家族のいる人には嬉しいポイントです。

また、セダンは設計上、乗車スペースにエンジン音が入ってきにくい構造となっていることから静粛性に優れているといえます。
重心が低く安定した走行性能も備えていることから、走行時の車内の揺れも抑えられます。

こういった点からも運転席だけでなく同乗者の乗り心地も重視したいという人にもおすすめです。
ちょっとした街乗りだけでなく、長距離運転をすることがある人も検討してみてはいかがでしょうか。

一方で、基本的には車内のシートアレンジができないため、チャイルドシートや大きな荷物を積み込もうとする場合には不便な一面もあります。

また、荷物スペースが分かれているため、トランクにある荷物を出し入れする時には車から降りて移動しなければならないという点も認識しておきましょう。

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クーペがおすすめの人

日産フェアレディZ NISMO
日産フェアレディZ NISMO
出典:日産自動車

クーペの魅力はなんと言っても走行性とデザイン性の高さにあります。

セダンと同様に重心が低く安定した走行が可能であり、風の抵抗も受けにくい構造であることから、運転のスピード感や操作性を目いっぱい楽しみたい人におすすめできます。

また、走行性能に関して最先端技術がいち早く組み込まれることが多いため、ハイパワーエンジンや運転支援システムなど最先端技術を利用したい人にもピッタリの車種です。

車高の低さに加えて独特の流線型を用いたデザインであるクーペは、外観がオシャレであることから「一度は乗ってみたい車種」と称されることもあり、街中で走っていても目を引く存在です。

その反面、主に2人乗りであり、デザインに重点をおいたボディであるためトランクルームが狭くなっています。荷物を多く積み込むことが出来ず、少人数での乗車に限られることから実用性に欠ける部分があります。

また、クーペにはハイパワーエンジンを搭載し排気量が3,000cc以上となる車もあります。排気量の大きな車はガソリン消費量も大きいため、税金も含めた車の維持費が高くなる点も認識しておきましょう。

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セダンのおすすめ車種3選

ここでは、セダンのおすすめを3車種紹介します。

トヨタ プリウス

トヨタのプリウスはハイブリッド性能のイメージが強く、あまりセダンと思われていない所がありますが、れっきとしたセダンです。

ハイブリッドカーのパイオニアなだけあり、2022年にフルモデルチェンジを行なった現行モデルでは、28.6km/Lという驚異的な燃費性能を誇ります。

本体車両価格も税込320万円〜とセダンにしては手が届きやすいのも魅力的です。

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日産 スカイライン

スポーツタイプのセダンである日産スカイラインは、大衆車セダンの中でもトップクラスの走行性能を誇ります。

元々普通のセダンだった所に、レースに出場する際にスポーツ性能を急遽加えられたという歴史を持ち、それがきっかけとなりスポーツセダンの先駆者となりました。

見た目はセダンなのにポルシェのレーシングカーとせっていた瞬間を残したことから「羊の皮を被った狼」の車として話題になりました。

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トヨタ クラウン(セダン)

セダンを紹介する上で外せないのがトヨタのクラウンです。

現行モデルとなる16代目クラウンは、クロスオーバー、スポーツ、セダン、エステートの4種類がありますが、中でもセダンタイプはやはり伝統を受け継ぎつつも現代に適応したデザインやFCEV(燃料電池車)モデルをラインナップしており、より静粛性に優れているなどの歴史と現代技術の融合を実現しています。

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クーペのおすすめ車種3選

同様に、クーペもおすすめを3車種紹介します。

スバル BRZ

スバル車は走行性能が高いですが、BRZにも搭載されている2.4L水平対向エンジンは、自然吸気ながら228馬力を発生し、リニアな加速と爽快なサウンドを奏でます。

ドライバーの意思に忠実に反応するエンジンは、まさにドライバーと一体化するような感覚を与えてくれます。

2ドアクーペながら、十分な荷室と快適な室内空間を確保しており、日常使いにも十分対応できる実用性を備えています。

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日産 フェアレディZ

日産 フェアレディZは、50年以上の歴史を持つ、日本を代表するスポーツカーです。伝統を受け継ぎながら、革新的な技術を搭載し、さらに磨き上げられた魅力を備えています。

歴代モデルのデザインモチーフを受け継ぎながら、現代的な技術とデザインを取り入れたエクステリアは、見る者を魅了します。
ロングノーズとショートデッキの伝統的なスポーツカーフォルムは、フェアレディZのアイデンティティと言えるでしょう。

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レクサス LEXUS LC500 Convertible(コンバーチブル)

レクサスLC
出典:LEXUS

レクサス LC500 コンバーチブルは、優雅なオープンエアモータリングと圧倒的なパフォーマンスを兼ね備えたラグジュアリーコンバーチブルです。

約15秒で開閉可能なソフトトップは、静粛性に優れ、開閉操作も簡単で、オープンエアモータリングならではの爽快な風と開放感を存分に味わうことができます。

上質なレザーシートやプレミアムオーディオシステムなど、細部までこだわり抜いたインテリアは、優雅な空間を演出しています。

まとめ

この記事では、セダンとクーペの違いやそれぞれの特徴、おすすめできる人のタイプについて解説してきました。

ファミリー向け自動車の人気がSUVやコンパクトカー、ミニバンなどに移っているものの、定番のボディタイプであるセダンやクーペも根強く支持されています。

安定した走行性や静寂性に優れ、安全性の高いセダンはファミリー向けで快適な車内空間を重視する人にはおすすめです。また、街乗りだけでなく長距離の運転にも向く性能を備えているため、幅広い用途で活躍できます。

また、車の運転が好きでスピード感や操作性を楽しみたい人や見た目の印象にこだわりが強い人であれば、スタイリッシュな外観や走行性能と先端技術を兼ね備えたクーペがおすすめです。

車の選択にあたっては用途や目的に沿って必要な大きさや機能を考え、実際に試乗して乗り心地を確かめつつ、自分に合った1台を見つけましょう。

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