スライドドアが採用されているSUVが少ないのはなぜ?おすすめの車もご紹介
近年、人気の高い車種としてSUVが挙げられます。
SUVの購入を検討している人もいるでしょう。
一方で、スライドドアを採用している車を購入したいのであれば注意が必要です。
スライドドアを採用しているSUVは多くありません。
この記事では、スライドドアを採用しているSUVが少ない理由や、スライドドアのメリット・デメリットなどをご紹介します。
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INDEX
スライドドアの特徴とは?
スライドドアのことは知っているが、具体的なメリットやデメリットについては考えたことがなかったという人もいるのではないでしょうか。
ここでは、それらについて詳しく紹介していきます。
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スライドドアのメリット
スライドドアの最大の特徴は、その名の通りボディに沿ってスライドして開くことです。
ヒンジドアの場合、駐車場に停めて降りる際には、隣の車や壁にぶつけないよう気を配らなければなりません。
対して、スライドドアであれば隣を気にせずドアを開けられます。
安全にかつ快適に乗り降りできるでしょう。
また開口部分が広いため、荷物の積み込みもスムーズに行えます。
なおスライドドアを採用している車の中には、リモコン操作で開閉できる車もあります。
雨の日や荷物を抱えている日に重宝する機能といえるでしょう。
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スライドドアのデメリット
スライドドアにはメリットがある一方で、デメリットもあります。
デメリットの一つが、ヒンジドアを採用している車よりも、比較的価格が高い傾向にあることです。
スライドドアの構造が複雑であり、製造コストがかかることが要因として挙げられます。
また構造が複雑ということは、万が一の事故や故障の際の修理も費用がかかる傾向にあるという点を覚えておきましょう。
加えて、ドアが重いことから燃費が悪い点もデメリットといえます。
特に自動開閉するタイプの車はモーターを搭載しているため、重たくなる傾向にあります。
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スライドドアのあるSUVが少ない理由について
ここでは、なぜスライドドアを採用しているSUVが少ないのかについてご紹介します。
コストが高くなりすぎる
車の販売価格は、車体が大きくなるほど高額になる傾向にあります。
また前述したように、スライドドアはヒンジドアよりも構造が複雑であることから、よりコストがかかります。
そのため、比較的車体が大きいSUVにスライドドアを採用すると、製造コストがよりかかってしまうといえるでしょう。
採算が合わないことから、スライドドアの採用を見送っているという側面もあります。
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重量や強度の問題
SUVの魅力は走行性の高さにありますが、スライドドアはヒンジドアと比較して重さがあることから、SUVに採用してしまうと走行性のよさが損なわれてしまう可能性があります。
またスライドドアはヒンジドアと比較して、サイズが大きいです。
車体が大きいSUVに採用すると、さらにサイズが大きくなり、耐久性が落ちてしまうこともスライドドアを採用しづらい要因の一つといえるでしょう。
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スライドドアを採用しているSUV・ならびにSUVに近い車を紹介
スライドドアを採用しているSUVは少ない傾向にありますが、採用している車もあります。
ここでは、スライドドアを採用しているSUVならびに、SUVに近い車を3種類ご紹介します。
三菱|デリカD:5
デリカD:5は、三菱から販売されているスライドドアを採用したSUVです。
2007年に販売開始されてから現在に至るまで、長い期間人気が高い点が特徴として挙げられます。
外装や力強い走りはもちろん、見晴らしがよい運転席であることから、レジャーやアウトドアに適した車といえるでしょう。デリカD:5のスペックは以下の通りです。
ボディタイプ | SUV・ミニバン |
ドア数 | 5ドア |
全長×全幅×全高(mm | 4,800×1,795×1,875 |
車両重量(kg) | 1,980 |
総排気量(cc) | 2,267 |
使用燃料 | 軽油 |
燃料タンク(L) | 64 |
駆動方式 | 4WD |
トランスミッション | 8速スポーツモード A/T |
カラー(全8) | ・ホワイトダイヤモンド ・ブラックマイカ ・ホワイトダイヤモンド×スターリングシルバーメタリック ・グラファイトグレーメタリック×ブラックマイカ ・スターリングシルバーメタリック ・ブラックダイヤモンド ・スターリングシルバーメタリック×グラファイトグレーメタリック ・ブラックダイヤモンド×グラファイトグレーメタリック |
※紹介グレードは「LUXFZ・P」
ホンダ|フリード・クロスター
SUVのような車を探している人には、ホンダから販売されているフリード・クロスターもおすすめです。
ミニバンの利便性を保ちつつ、数々の専用装備を搭載していることから、SUV車のようなタフさも兼ね備えています。
内装が落ち着いている点も特徴の一つといえるでしょう。フリード・クロスターのスペックは、以下の通りです。
メーカー | ホンダ |
車名 | フリード・クロスター |
ボディタイプ | SUV・ミニバン |
ドア数 | 5ドア |
全長×全幅×全高(mm) | 4,265×1,695×1,735 |
車両重量(kg) | 1,460 |
総排気量(cc) | 1,496 |
使用燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
燃料タンク(L) | 53 |
駆動方式 | 4WD |
トランスミッション | 無段変速オートマチック(トルクコンバーター付) |
カラー(全7) | ・プレミアムクリスタルブルー・メタリック ・フィヨルドミスト・パール ・トワイライトミストブラック・パール ・シルバーミストグリーン・メタリック ・クリスタルブラック・パール ・プラチナホワイト・パール ・スーパープラチナグレー・メタリック ・プレミアムクリスタルレッド・メタリック |
※紹介グレードは「CROSSTA・4WD」
ルノー|カングー
ルノーのカングーはミニバンにカテゴライズされるものの、SUVのような車を探している人におすすめできる車です。
フランス生まれの個性的なデザインをはじめ、スムーズな変速を実現する電子制御6速AT(6EDC)によって、運転する楽しさも味わえます。
なおスライドドアに加えて、リアドアも観音開きするため、後ろから乗り込むことも可能です。
カングーのスペックは、以下の通りです。
メーカー | ルノー |
車名 | カングー |
ボディタイプ | ミニバン |
ドア数 | 5ドア |
全長×全幅×全高(mm) | 4,280×1,830×1,810 |
車両重量(kg) | 1,450 |
総排気量(cc) | 1,197 |
使用燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
燃料タンク(L) | 56 |
駆動方式 | 前輪駆動(FF) |
トランスミッション | 電子制御6速AT(6EDC)(トルクコンバーター付) |
カラー(全5) | ・ジョン アグリュム ・ブラン ミネラル ・ブルー エトワール M ・マロン ショコラ M ・ノワール メタル M ・プレミアムクリスタルブルー・メタリック ・フィヨルドミスト・パール ・トワイライトミストブラック・パール ・シルバーミストグリーン・メタリック ・クリスタルブラック・パール ・プラチナホワイト・パール ・スーパープラチナグレー・メタリック ・プレミアムクリスタルレッド・メタリック |
※紹介グレードは「ルノー カングー ゼン・EDC」
スライドドアが採用されている車を利用した方がよい人
スライドドアのある車は、小さな子どもがいるご家庭におすすめです。
駐車場では十分なスペースが確保できず、隣の車や壁があることも多いでしょう。
ヒンジドアの場合、大人でもドアを開けるのに苦労することがあります、なお子どもの場合は、勢いよく開けてしまうことで他人の車を傷つけてしまったり、自身の車に傷をつけてしまったりすることも考えられるでしょう。
その点、車体に沿って開くスライドドアであれば、全開にしてもぶつける心配はありません。
またスライドドアを電動で開閉できるタイプの車であれば、子どもを抱きかかえた状態でも簡単に乗り込めます。
加えて、出入り口が広いことから、チャイルドシートや大きな荷物などの積み降ろしを簡単に行える点も魅力の一つです。
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まとめ
スライドドアを採用しているSUVが少ない理由として、コストがかかることや重量が重くなることで、走行性が損なわれる可能性があることなどが挙げられます。
一方で、スライドドアを採用したSUVやSUVに近い車などもあるため、購入時にはぜひこの記事の内容を参考にしてください。