スペーシアを中古で購入する際に確認すべきポイントとは?
「ザ・かぞくの乗りもの」というキャッチフレーズでスズキが2013年から製造・販売している車がスペーシアです。スペーシアを新車で購入する場合、最も安価に販売されているグレードでも税込で130万円を超える値段を支払う必要があります。そのため、車の購入費用を抑えるために中古でスペーシアを購入したいと考えている人もいるでしょう。
この記事では、スペーシアを中古で購入するメリットとデメリット、確認すべきポイントについて解説します。
関連記事:スズキ スペーシアはどういった車なのか?スペックや特徴をまとめて紹介
関連記事:購入するなら軽自動車の中古車が狙い目!選ぶポイントやおすすめ車を紹介
INDEX
スペーシアの概要
スペーシアは全高が1,700mm以上ある軽ハイトワゴンです。ガソリンの消費を抑えるために、モーターで走行をアシストするマイルドハイブリッドシステムが搭載されています。
マイルドハイブリッドシステムでは、パワーの必要な加速時にはモーターがエンジンの補助を行い、停止前の減速エネルギーを用いて発電を行うという無駄のない仕組みを持っています。
また、スマートフォンからスズキのオペレーターにいつでも連絡できるスズキコネクトにも対応しているため、万が一事故や故障が起きた際にも安心です。
メーカー | スズキ |
車名 | スペーシア |
ボディタイプ | 軽自動車 |
ドア数 | 5 |
全長×全幅×全高 | 3,395×1,475×1,785 mm |
車両重量 | 850 kg |
総排気量 | 658 cc |
使用燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
燃料タンク | 27 L |
駆動方式 | 2WD |
トランスミッション | CVT |
カラー(全8種) | ・ライトブロンズパールメタリック ・シフォンアイボリーメタリック ・オフブルーメタリック ・アーバンブラウンパールメタリック ・ピュアホワイトパール ・ブルーイッシュブラックパール3 ・シルキーシルバーメタリック ・クールカーキパールメタリック |
※参考元:スズキ公式サイト|スペーシア
※紹介グレードは「HYBRID G」
スペーシアの特徴・魅力
スペーシアは縦長のスクエア型で車内空間が広く、運転席からの視界も良好です。フロントシートの幅と背もたれも広く作られており、ゆったりと座れるため長時間走行しても疲れにくいでしょう。
また後部座席につながるドアは、両手が塞がっていても指先をかざすだけで開くパワースライドドアです。リヤステップの高さは345mmと低く設定されているため、お子さまやお年寄りも乗り降りが簡単でしょう。
さらに、荷室の開口部は大口で地上高510mmの低床設計で、大きな荷物も楽に載せられます。積み下ろしをサポートするガイドも設置されており、27インチの自転車も比較的楽に積み込むことが可能です。
スペーシアを中古で購入するメリット
車を購入する際、新車か中古車か悩む人もいるでしょう。
ここでは、スペーシアを中古で購入する場合のメリットについて詳しく解説します。
購入費用を抑えられる
車を中古で購入するメリットの一つが購入費用を抑えられることです。新車のスペーシアの車両価格は、約130~165万円かかります。
中古のスペーシアの場合、新車よりも安価で100万円前後で購入できる可能性があるため、購入費用をできるだけ抑えて車を購入した人にとってはメリットと感じられるでしょう。
納期を短くできる
スペーシアを中古で購入した場合、新車より納車にかかる時間を短くすることが可能です。スペーシアを新車で購入した場合、納車までの期間は販売店によって異なりますが1~4ヶ月程度かかります。自動車部品の供給不足が起これば、納車までの期間がより長くなる可能性もあるでしょう。
中古車を購入する場合は、条件が整えば数週間程度で納車可能です。そのため、車を早く使いたい人は中古車が向いているでしょう。
スペーシアを中古で購入するデメリット
スペーシアを中古で購入する場合、メリットだけではなくデメリットも把握しておくことが大切です。ここではスペーシアを中古で購入するデメリットについて詳しく解説します。
前オーナーの使用感がある
中古車は前オーナーの使用感があり、車によっては目立った汚れがついているものもあるでしょう。
特にスペーシアは「ザ・かぞくの乗りもの」というキャッチフレーズで販売しているため、前オーナーが、小さいお子さまがいる家族である可能性が高いことも考えられます。お子さまを乗せた車は、使用感が強く残っているとも考えやすいでしょう。
また、動物アレルギーがある人は注意が必要です。中古車には、売却された状態のまま販売される現状渡しの車や、整備つきの車があります。整備つきの中古車の場合は、ある程度の汚れは落とされますが、現状渡しの中古車の場合は納車時に汚れや傷の整備が行われません。現状渡しの中古車の前オーナーが、車に犬や猫などのペットを乗せていた場合、動物アレルギーがある人はアレルギー症状が出る可能性もあるでしょう。
メーカー保証が切れている場合がある
スペーシアを中古で購入した場合、メーカーの保証期間が切れているか残りの保証期間が短い場合があります。保証期間が終了している場合は、故障時のメンテナンス費用の負担が大きくなるでしょう。
好みのカラーやグレードが選べない
中古車探しを始めたタイミングによっては、中古車市場に出回っている台数が少ない可能性があります。その場合、希望していたグレードやカラーを購入するのは難しいでしょう。
また、人気があるグレードやカラーはすぐに購入されて売り切れる可能性が高いです。中古車市場に出回っていないカラーやグレードを中古車として購入したい場合は、誰かが売却しない限り入手するのは困難なため、デメリットといえるでしょう。
スペーシアを中古で購入する際に確認すべきポイント
中古車は同じグレードやカラーでも車によって価格が異なります。そのため、中古でスペーシアを購入しようと思っていてもどれがよいか悩む人もいるでしょう。
ここでは、スペーシアを中古で購入する際に確認しておきたいポイントを紹介します。
整備の状況
中古車の状態は整備を受けていたかどうかに左右されます。購入前に前オーナーがメンテナンスをこまめに行っていたかを確認しましょう。整備の状況は整備記録簿で確認できます。
また、定期点検整備記録簿がある場合は、部品の交換履歴や故障履歴が確認可能です。定期点検整備記録簿がない場合は、定期点検や部品交換が行われていない可能性があるでしょう。整備記録簿の有無は、これまでに車が大切に扱われてきたかの判断基準になります。
修復歴の有無
中古車を購入する際は修復歴の確認も大切です。修復歴の有無で、事故や災害によって車の骨格部分の交換や修理が行われているかどうかが確認できます。「修復歴あり」と表示されている車は、車両価格が安価に設定されていますが、購入後に不具合を起こす可能性があるでしょう。修復歴がある車は、修復歴がない車と比べて購入のリスクが高いと判断できます。
修復歴があるスペーシアを購入したい場合は、試乗を行うことをおすすめします。試乗で違和感がある場合は他のスペーシアの購入を検討しましょう。
装備が正常に動作するか
スペーシアにはスライドドアや全方位モニター用カメラなどの便利な装備が搭載されていますが、中古車の場合は正常に作動しない可能性があります。購入する前に、装備が正常に動作するか確認しましょう。
動作確認済みと表記があるにも関わらず、実際に乗ってみたら壊れているケースも考えられます。保証がない場合は購入者が修理代を負担することになるため、動作確認済みの表記がある中古車でも購入前に試乗した方がよいでしょう。
まとめ
スペーシアはさまざまな便利機能が搭載された軽ハイトワゴンです。新車のスペーシアは約130万円以上の価格が設定されているため、車の購入費用を抑えたい人は中古での購入を検討するとよいでしょう。
中古でスペーシアを購入する場合、購入費用を抑えられたり納期を短くできたりなどのメリットが得られます。しかし、中古車の購入はメリットだけでなくデメリットもあるため、どのようなリスクがあるのかを事前に把握しておくことが大切です。
また、中古車選びにはいくつかのポイントがあります。スペーシアを中古で購入する際は、今回紹介した中古車選びのポイントを参考にしてみてはいかがでしょうか。