欲しい中古車が他県にしかない場合はどうすればよい?購入方法や費用、注意点について解説
車の購入を検討する際に、新車は高額なため中古車を購入したいという人も多いのではないでしょうか。
しかし、欲しい中古車が自分の住んでいる県では買えず、他県でしか販売されていないというケースも考えられます。
この記事では、欲しい中古車が他県にしかない場合の購入方法や費用、注意点について紹介します。
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INDEX
中古車を購入する方法は?
中古車を購入するためには、主に以下の4つの方法があります。それぞれ詳しく見ていきましょう。
ディーラー
ディーラーとは、特定の自動車メーカーと契約を結び、そのメーカーの車を専門的に販売・メンテナンスを行う業者のことです。
ディーラーはメーカーとの関係をもとに、顧客に新車や中古車の販売、車の点検・修理、部品の取り扱いを行います。
また、ディーラーのなかにもさらに種類があり、メーカー資本かどうかでメーカー系ディーラーか地域系ディーラーかに分けられます。
地域系ディーラーは、地域の中古車販売店がメーカーと契約を結び、中古車を卸しています。
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中古車販売店
中古車販売店は、さまざまな自動車メーカーの車を販売するお店です。
正規ディーラーと比較して、サブディーラーとも呼ばれており、地域の修理工場なども含まれます。
メーカーの正規取引店ではないため、車の仕入れはメーカーのディーラーから行うのが一般的です。
中古車販売サイト
中古車販売サイトは、インターネット上で中古車の販売や情報提供を行うプラットフォームです。
多くの中古車販売業者や個人が登録し、幅広い車種や価格帯の中古車を探すことができます。
販売サイトでは、詳細な車両情報や写真、価格、販売業者の情報などが提供されており、自宅で気軽に複数の車を比較検討することが可能です。
また、オンラインで問い合わせや購入手続きも行うことができます。
中古車の選択肢を広げるために活用される一方、購入時には信頼性や詳細の確認が必要です。
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オークション
中古車を購入する方法として、オークションがあります。
オークションでは、複数の販売業者や個人が出品した中古車を競り落とす形式で取引が行われます。
オークションに参加するには、まず参加資格の登録が必要です。
登録後、オークション会場やオンラインプラットフォームにて入札が可能となります。
オークションでは、事前に車の情報や写真、評価などを確認することが重要です。
入札時には予算や希望条件を考慮しながら入札額を決め、他の入札者と競り合います。
最終的に最高入札額を提示した入札者が落札者となり、落札後は支払いや車の受け渡し手続きを行います。
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欲しい中古車が他県にしかない場合の購入手順
自分の目当ての中古車は見つかったが、他県にしかない場合はどうすればよいのか気になる人も多いでしょう。
ここでは、欲しい中古車が他県にしかない場合の購入方法についてご紹介します。
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中古車をネットで探す
欲しい中古車がお住まいの県にない場合は他県で探すことになります。
しかし、他県の店舗に足を運ぶことが難しい人も多いでしょう。
そのため、まずはネットから探す必要があります。
ネットで探す場合は、中古車販売店のホームページや中古車販売サイトオークションから探す必要があります。
ただし、ネットからだと写真や動画でしか状態を確認できない点はデメリットといえるでしょう。
参考元:車種一覧|ポチモ
コンタクトをとり見積もりを依頼する
欲しい中古車が見つかったら電話やメールなどでコンタクトをとりましょう。
その際に他県から購入できるかどうかを確認すると安心できます。
また、在庫の確認や車の状態など気になる点はすべて確認しておくとよいでしょう。
問題がなければ見積もりを依頼して、金額面を確認します。
参考元:ポチモ公式メールマガジン|ポチモ
契約する
見積もりの金額に納得できたら契約手続きに進みます。
契約時には必要な書類がありますので、事前に確認しておくとよいでしょう。
他県から購入する場合、契約書は郵送でやりとりするケースもあるため、時間がかかる可能性があります。
他県で中古車を購入する際にかかる費用
他県で中古車を購入する際には、本体価格以外にも、下記の費用が必要となります。
- 法定費用
- 陸送費
- 他府県登録費用
それぞれ詳しく見ていきましょう。
法定費用
中古車を購入する際には、法定費用が必要です。
法定費用には税金や自賠責保険料などが含まれます。具体的な項目は以下のとおりです。
- 自動車税
- 自動車重量税
- 環境性能割
- 自賠責保険料
- リサイクル料金
- 消費税
法定費用は、中古車の購入時に別途支払う必要があります。購入前に各項目の金額や計算方法を把握し、予算に含めることが重要です。
陸送費
中古車を他県で購入する場合、自宅までの輸送費用が重要です。
距離がある場合は、トラックやフェリーなどで運ぶ必要があります。この納車にかかる費用は購入者が負担します。
中古車を他県で買うと、輸送費が高くなることもあるので、注意が必要です。
輸送費は距離によって異なります。
近くの販売店なら2~6万円程度が相場です。
しかし、遠くから中古車を取り寄せると、陸送費だけで10万円以上かかることもあります。
そのため、見積もりを事前に取って輸送費を把握することが大切です。
他府県登録費用
他県で中古車を買う場合、他府県登録費用がかかることにも注意が必要です。
他府県登録費用は、業者に名義変更を依頼する際にかかる費用です。
名義変更手続きは、購入者の市区町村の運輸支局で行われます。
つまり、業者のスタッフが購入者の市区町村まで行って手続きをします。
自分で手続きできない場合は、行政書士に依頼して代行してもらうことになり、行政書士に払う移動費が他府県登録費用として請求されることもあるでしょう。
他府県登録費用の相場は、およそ1~2万円です。
見積もりを取って、費用が高ければ自分で手続きすることも検討しましょう。
欲しい中古車が他県にしかない場合の注意点とは
ここでは、中古車を他県で購入する際の注意点についてご紹介します。
キャンセルには追加費用が発生する場合がある
中古車を他県で購入する際、車の取り寄せや運搬に費用がかかります。
そのため、キャンセル時には追加費用が発生する可能性があります。
また、納車の準備が進行中の段階でキャンセルすると、陸送料金を負担しなければなりません。
キャンセル料金の発生時期や金額については、事前に販売店に確認することをおすすめします。
納車までに時間がかかる場合がある
納車までに時間がかかることがあるため、注意が必要です。
車の納車にはナンバープレートの交付が必要であり、名義変更手続きが運輸局で行われます。
手続きは最短でも2〜3日程度の時間がかかります。
また、一般的に中古車を直接運転して帰ることはできず、納車には別途手続きと運搬が必要です。
通常の中古車購入よりも納車までに時間を要することを覚えておきましょう。
現車確認を行う場合は遠方まで行く必要がある
中古車を購入する際は、購入予定の車両の現車確認が大切です。
インターネット上の画像だけでは車の状態を完全に把握することはできません。
購入後に予想外の傷やへこみ、不具合が見つかる可能性もあります。
満足した購入をするためには現車確認が必要です。
店舗が他県にある場合でも、できる限り直接現車を確認することをおすすめします。
現車確認が難しい場合は、トラブルを避けるためにも状態を電話などで入念に確認しましょう。
参考元:中古車カーリースの月額料金はなぜ安い?人気車種の最安値は?|ポチモ
系列店が遠い場合は保証の利用が難しくなる
保証の利用には時間と労力がかかることがあります。
一般的に、車の修理や保証は購入店舗またはその系列店で行われます。
系列店が遠くにある場合、保証を利用するためには車を購入した店舗まで運転しなければなりません。
車が走行不能の場合、修理費のほかに車の運搬費用も発生する可能性があります。
中古車を他県で購入する場合は、系列店の近さや保証内容にも注意を払いましょう。
まとめ
この記事では、欲しい中古車が他県にしかない場合の購入方法や費用、注意点について紹介しました。
中古車が見つかっても、自分の住んでいる県での販売はなく、他県でしか販売していないということもあります。
満足のいく購入ができるように、入念に調べて検討するようにしましょう。