運転すると眠くなる人は試してみて!眠気の原因や対処方法を解説

運転中に眠くなることは、誰しも一度は経験したことがあるのではないでしょうか。

運転中の眠気は、重大な交通事故を招く原因となるため、しっかりと対策を講じることが大切です。

このコラムでは、運転中の眠気の原因や対処方法について解説します。
ぜひ、参考にしてみてください。

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運転中に眠くなってしまう原因とは?

疑問イメージ

運転中に眠くなってしまう原因としては下記の4点が挙げられます。

  • 疲労や睡眠不足
  • 生体リズムによるもの
  • 気温
  • 睡眠にかかわる病気や薬

生活リズムの乱れなどが原因の場合は自分で解決できることが多いです。
しかし、病気が原因の眠気や服薬の副作用による眠気など自分ではどうしようもできないこともあるでしょう。

この場合はかかりつけの医師へ相談してみることをおすすめします。

それぞれ詳しく解説します。

疲労や睡眠不足

肉体・精神の活動によって生じる消耗状態を疲労といいます。

運転は、視覚・聴覚・触覚・嗅覚・味覚などの感覚器官と、脳や神経系を駆使する複雑な作業です。そのため、運転を続けると、これらの器官や神経系に疲労が蓄積され、眠気を引き起こします。

睡眠不足は、その名の通り十分な睡眠が取れていない状態のことです。

睡眠は脳や身体を休ませ、疲労を回復させる重要な役割を果たしています。
睡眠不足になると脳の覚醒機能が低下し、眠気が生じやすくなります。

 

運転中に眠くなると、視界がぼやけたり、集中力がなくなったり、注意力が散漫になったりすることがあります。
これらの症状は、交通事故につながるかもしれません。

運転をする前日には十分な睡眠をとり、疲労を蓄積させないようにすることが大切です。

生体リズムによるもの

生体リズムによる運転中の眠気は、疲労や睡眠不足による眠気とは異なり、規則的に発生することが多いです。

人間の体内時計は、約24時間の周期で体温やホルモン分泌などのリズムを制御しています。この体内時計は、光や暗さなどの環境変化によって調整されています。

午前中は体温やホルモン分泌が活発になり、午後から夕方にかけて低下するのが一般的です。
よって、午後や夜間に運転すると生体リズムによって眠気が強くなりやすくなります。

気温

春くらいのポカポカ暖かな気温や、日差しも夏ほど強くないのも相まって副交感神経が優位に立つ場合があります。

副交感神経が優位に立つと体はリラックスした状態になるため、眠気を誘発する可能性が考えられます。

睡眠にかかわる病気や薬

睡眠と関係性のある病気には、ナルコレプシーや睡眠時無呼吸症候群、レム睡眠行動障害、睡眠時歯ぎしりなどが挙げられます。
これらの病気は、いずれも睡眠の質や量に影響を与え、運転中の眠気を生じさせます。

花粉症や風邪など、種類は問いませんが薬を服用している方は、その薬の副作用を確認してみましょう。
一部の薬には眠気を誘発する作用があり、運転中の眠気を生じさせます。

眠気がある状態で運転することの危険性

眠気がある状態で運転することはあらゆる危険性を孕んでいます。

さまざまな危険性が考えられますが、大きく下記の2つが挙げられるでしょう。

  • 運転能力の低下
  • 事故の発生

それぞれ、もう少し詳しく説明します。

運転能力の低下

眠気がある状態で運転すると、視界がぼやけたり、集中力がなくなったり、注意力が散漫になったりします。

そのため、危険な状況を察知し、適切な判断や操作を行うことができなくなる可能性があります。

事故の発生

前述の「運転能力の低下」と関連して、運転時の眠気は事故が起こってしまう可能性が高まります。
日本では、交通事故の約4割が居眠り運転によって引き起こされていると言われています。

運転中に眠ってしまうと、当然ハンドル操作は不可能です。
そのため、歩道や対向車線に車が突っ込んでしまったり、停車している前方車両へぶつかったりする可能性がとても高くなります。

運転者自身だけでなくぶつかった対向車の運転手や歩行者、同乗者がいた場合は同乗者なども巻き込んで大きな事故を引き起こさないためにも、できる限りの対策はしておくと良いでしょう。

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運転中に眠くなってしまった場合の眠気覚ましの方法

あらゆる対処方法を試していたとしても、さまざまな要因で運転中に眠くなってしまうことはあります。

運転中、眠気におそわれたときにはどのような方法で眠気を覚ませば良いのでしょうか。

飲食物を摂取する

眠気を覚ます飲食物として一番有名なのはコーヒーでしょう。
コーヒーに含まれるカフェインは摂取することで眠気を覚ましてくれる効果があります。

カフェインはコーヒー以外にもお茶などにも含まれている場合があるため、コーヒーが苦手な方へはこちらがおすすめです。

しかしカフェインの効き方は個人差があります。
また、日頃からカフェインを摂取している方には効きづらいでしょう。
さらにカフェインの過剰摂取からカフェイン中毒を引き起こしてしまわないとも限りません。

ガムを噛むこともおすすめです。
ガムをよく噛むことは脳の血管を拡張させて血行を良くする効果があると言われています。
脳の結構が良くなると脳の覚醒水準低下を防止する効果が期待できます。
また、キシリトール配合のガムであればあのスースーした感覚が眠気覚ましにぴったりでしょう。

一方、食べものを食べて眠気が覚める場合もありますが、普通に近い食事をしてしまうと体内で急激な血糖値の変動が起こると逆に眠気を引き起こしてしまう原因となってしまいます。

また、運転中に片手間で食事(サンドイッチやおにぎりなど)をするのは大変危険ですので控えた方が良いです。

関連記事:ノンアルコールビールを飲んで運転してもよい?飲酒時の注意点を解説!

窓を開ける

簡単にできる方法としては「窓を開けること」が挙げられます。

窓を開けて外気を取り入れることで新鮮な空気が脳に刺激を与え、眠気を覚ましてくれる効果が期待できます。

また、エアコンをつけて外の空気を循環させることも効果的です。

ただ、暑い日や風が弱い日などはあまりおすすめできない方法かもしれません。
渋滞続きの場合も同様です。

関連記事:渋滞はなぜ起こるのか?自分が原因にならないための対策も解説

目薬をさす

目薬を点眼することで、眠気によって充血した目をすっきりさせ、視界を明るくすることができます。

また、目が乾燥していると無意識にまぶたを閉じてしまいます。
まぶたを閉じた方が目が楽になるためです。

これを眠気と捉えてしまう場合もあります。

目薬を定期的に点眼することで目の乾燥を防ぎ、すっきりとした感覚で運転しましょう。

同乗者の協力を得る

同乗者に話しかけてもらいましょう。
会話をすることで脳が活性化し、眠気を覚ます効果があります。

同乗者が運転免許証を持っている場合は、運転手を交代してもらうのも有効です。

駐車して潔く寝てしまう

時間に余裕があり、かつ駐車する場所があるのであれば仮眠を取ることが一番おすすめです。
あらゆる方法を試しても眠気が引かないようであれば、潔く寝てしまいましょう。

仮眠におすすめな時間としては、個人差がもちろんありますが15分〜20分程度です。
30分以上寝てしまうと夜の睡眠に影響が出るとされています。
夜の睡眠に影響が出てしまうと、また次の日に眠気が出てしまう悪循環となり、本末転倒です。

おすすめなのは仮眠前にコーヒーなどのカフェインを摂取することです。
カフェインは摂取後15分程度経ってから効力を発揮します。

ちょうど仮眠から目覚めるタイミングとカフェインの覚醒効果のタイミングが同じなため、すっきりと目覚めることが可能です。
その後の眠気もカフェインの効果もあって軽くなります。

仮眠の効果を最大限に発揮したい方は、眠る前にコーヒーを飲むことをおすすめします。

原因が疾患にある場合

眠気の原因が疾患にある場合は、疾患の治療を行うことで、眠気が改善される可能性があります。

眠気の原因となる疾患としては、以下のようなものが挙げられます。

  • 睡眠時無呼吸症候群
  • ナルコレプシー
  • うつ病
  • 月経前症候群(PMS)

これらの疾患はホルモンバランスの乱れや睡眠の質低下などから眠気を引き起こすとされています。

睡眠薬などの薬やアルコールの摂取なども眠気を誘発する可能性があります。
寝る前にアルコールを摂取する方も少なくはないと思われますが、睡眠前の過度なアルコール摂取は推奨されていません。

眠れないため寝酒をしてしまうことでさらなる睡眠の質低下を招くおそれもあります。

眠気が続く場合は、医療機関を受診して、原因を特定することが大切です。

まとめ

運転中の眠気を防ぐために大事なことは十分な睡眠をとることです。
病気や服用している薬の副作用などが関係している場合は、あらためてかかりつけの医師に相談してみると良いかもしれません。

運転時に眠気を感じ始めたら、運転前の休憩や仮眠をこまめに取ることも効果的です。
カフェインや糖質を摂取したり、同乗者に話しかけてもらったりすることでも、眠気を覚ますことができるためおすすめです。

すでに診察されている方は別ですが、自分が気づいていないだけで日頃感じる眠気の原因が何かしらの疾患である場合は十分考えられます。

気になる方は早めに医療機関を受診しましょう。
疾患の治療を行うことで、眠気が改善され、運転の安全性が高まります。

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