フリーランスでもローンは組める?審査に通るための対策方法を解説

会社員と比べてフリーランスはローンが組みづらいといわれていますが、ポイントを押さえておけば審査を通過できる可能性は高まります。

そこで、この記事ではフリーランスがローンを組みづらいといわれる理由や審査をクリアするための対策方法を解説します。

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フリーランスはローンが組みづらいといわれる理由

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まずは、フリーランスがローンを組みづらい理由について紹介します。

収入が不安定になりやすい

フリーランスは、自分で仕事を獲得して利益を得る必要があるため、収入が不安定になる傾向があります。
一方で、会社員は毎月一定の給与をもらえるため、フリーランスと比べて収入の安定性が高いです。

また、知名度のある会社が勤務先なら、本人の社会的信用も高まるでしょう。

ローンの審査で最も重視されるのは、返済能力の有無です。そのため、収入が安定しにくいフリーランスは会社員と比べてローンを組むのが難しいといわれています。

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怪我や病気で働けなくなるリスクがある

企業などに所属しないフリーランスは、怪我や病気で働けなくなると収入がゼロになります。
会社員であれば怪我や病気を患っても病傷手当を受けられるため、すぐに収入がなくなることはありません。

フリーランスで働く人が長期間の治療を要する怪我や病気を負った場合、返済の見込みが立たなくなるリスクが高まります。

リスクを避けるためにも、フリーランスのローン審査はシビアになると考えられるでしょう。

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会社員よりも継続的かつ高額な収入が必要

前述の通り、フリーランスは収入が不安定になりやすく、怪我や病気で働けなくなるリスクがあるため、審査では会社員よりも継続的かつ高額な収入が必要とされます。

特に、事業が軌道に乗っておらず、毎月決まった収入を得るのが難しい場合は、ローンの借入先を探すのに苦労する可能性が高いでしょう。

そのため、ローンを申し込む際には、継続的にしっかりとした収入を得られる状況にあると証明することが大切です。

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フリーランスでも各種ローンは組める

フリーランス

審査が厳しくなる傾向があるものの、フリーランスでもローンは組めます。

そこで、ここではフリーランスでも組めるローンの種類を紹介します。

住宅ローン

住宅ローンとは、家を購入したりリフォームしたりする際に金融機関から借り入れるお金のことです。
家の購入・改修には何千万円単位の費用が必要になるケースが多いため、ほとんどの場合でローンを組むことになります。

借入先としては、民間金融機関、住宅金融支援機構が提供するフラット35、公的融資といった選択肢が挙げられます。

金利の種類は、変動型と固定型の2種類です。

固定型は返済スタート時から終了まで金利が変わらないため、返済プランを立てやすいでしょう。

一方で、変動型と比べて高金利になる点には注意が必要です。
変動金利は、低金利が魅力です。ただし、金利上昇時に返済額が増える可能性があることには気をつけてください。

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マイカーローン

マイカーローンとは、車を購入する際に金融機関から借り入れるお金のことを指します。
車本体だけでなく、ETC車載器やカーナビなど同時に購入した付属品もローンの対象にできるのが特徴です。

借入先には、民間金融機関、ディーラーが提供するマイカーローン、車の販売店が提供する自社ローンがあります。

また、住宅ローンと同様に変動型金利と固定型金利の中から選択できるため、双方のメリット・デメリットを確認したうえで適切なものを選んでください。

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フリーローン・カードローン

フリーローンとは、借入金の目的に制限が設けられていないローンのことを指します。

住宅ローンは家の購入やリフォーム、マイカーローンは車の購入のみに使えますが、フリーローンはどのような目的で借入金を使用してもよいのが特徴です。

ただし、場合によっては借り入れの目的を聞かれるときもあります。

カードローンとは、銀行のキャッシュカードやローン専用のカードを使って借り入れたお金のことです。
フリーローンと同様に借入金の目的に制限はありません。

ただし、フリーローンは銀行で取り扱われるサービスであるのに対し、カードローンは、銀行だけでなくクレジットカード会社や消費者金融機関などでも提供されているところが両者の違いです。

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フリーランスがローンの審査率を上げる対策

ローンの審査に受かりやすくするために、4つの具体的なポイントを解説します。

返済計画が可能な借入額の設定

借入希望額は、自分の返済能力に合わせる必要があります。
過度な借入額は審査判断の結果、却下の原因となる可能性があります。

支払総額から返済計画を事前に考え、借入額を決定しましょう。

連帯保証人の用意

連帯保証人を立てることで、審査通過率が上がりやすくなります。
一般的には親族を保証人に立てます。
その際は保証人に対しても収入や金融機関の信用情報を調査します。
そのため信頼性のある保証人ほど、ローンの審査基準をクリアしやすくなります。

ただし、保証人になることには支払責任が伴うため、注意が必要です。

頭金を用意する

ローンを受ける際に頭金を用意することも大事です。
頭金を支払うことで、借入金額が減り、返済計画がスムーズに進みやすいと判断されます。

また頭金がある場合は、貸付金利が低くなり将来の負担も軽減されます。

複数社の相談窓口

ローンを検討している場合、複数社の金融機関の担当者と相談することをお勧めします。
適切なアドバイスを受けることで、審査通過のための対策を事前に知ることが可能です。

また事前に複数の金融機関と相談すれば、貸付金利の違いも理解できるため将来の負担が軽減されます。

フリーランスがローンを組むための対策

フリーランス女子。モデル:河村友歌

ここでは、ローンを組むために意識したい対策を紹介します。

税金を滞納しない

税金の滞納は、最も厳しくチェックされる項目の1つです。
多くの金融機関では、税金の滞納が発覚した時点で審査に落ちることも少なくありません。

フリーランスは審査時に納税証明書の提出を求められることがあり、滞納している場合はすぐにわかってしまいます。

確定申告から納税まで自分で管理しなければならないフリーランスにとって、税金の滞納には十分な注意が必要です。

ローンを申し込む前に、税金の支払い状況をしっかりと確認してください。

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節税対策をやりすぎない

ローンの審査は、確定申告で課税対象となった所得をもとに行われます。

所得とは、収入から控除や経費を差し引いた顎のことです。
フリーランスの場合、できるだけ課税所得を少なくするために控除や経費で節税対策を取ることが多いですが、過度な対策をしているとローン審査で「収入が少ない」と判断され、マイナス評価を受ける可能性があります。

ローンを申し込む3年くらい前から課税所得と節税対策を見直し、審査で不利にならない程度の所得を確保しておくと安心です。

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地方銀行や信用銀行と信頼関係を築く

金融機関を利用する場合、ローンの申し込み先は地方銀行や信用銀行をおすすめします。

なぜなら、メガバンクと比較して地方銀行や信用銀行の方が1人ひとりの状況や事情を汲み取ってくれる場合が多く、相談にも親身に応じてくれる傾向があるからです。

フリーランスは、勤務先という後ろ盾がないからこそ、普段から借入先と良好な関係を築き、信用性を高めておく必要があります。

地方銀行や信用銀行をメインバンクとし、公共料金の支払口座や報酬の受け取り口座を開設しておけば、信頼関係を築きやすくなるでしょう。

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個人事業主向けのローンを活用する

消費者金融や銀行などで提供されている個人事業主向けローンを活用するのも1つの方法です。

もともと個人事業主を対象としているローンであれば、フリーランスであることがマイナス要素になるリスクを減らすことができます。

普通のローンでは審査通過が難しい場合は、提供されているローンの種類を確認し、フリーランス向けのものを中心に選んでみましょう。

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借入先を増やしすぎない

ローンの借入先が多い人は、審査で不利になる可能性があります。

例えば、同じ200万円の借り入れでも、4社から50万円ずつ借りている人より1社から200万円借りている人の方が審査を通過しやすいでしょう。

なぜなら、複数社から借り入れをしている人は、他社で借り入れたローンを別のローンの返済に充てるなどの自転車操業状態に陥っている場合が多いためです。
自転車操業をしている人は、いつか返済が行き詰まる可能性が高いため、審査の通過が困難になります。

借入金が増えれば事業の展開にも悪影響を与えるため、ローンの借入先は限定しましょう。

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まとめ

毎月決まった給与をもらえる会社員に対し、フリーランスは収入が安定しにくいためローンを組むのが難しいといわれています。

しかし、フリーランスであるというだけでローンを組めないということはないため、審査通過のポイントを押さえておくのが重要です。

税金を滞納しない、節税をしすぎない、銀行との信頼関係を築くなど、対策を行ったうえでローンの申し込みを検討しましょう。

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