ハイラックスの燃費はどのくらい?燃費を向上させる方法について紹介
トヨタが製造・販売するハイラックスは、日本では珍しいボディタイプの車です。
見た目のかっこよさから欲しいという人もいるでしょう。
しかし、車を選ぶ際には見た目だけでなく燃費性能の高さも考慮すべきポイントです。
この記事では、ハイラックスの燃費性能について解説します。
また、ハイラックスの概要や魅力についても紹介しているため、購入を検討している人は参考にしてください。
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INDEX
ハイラックスの概要
トヨタが製造・販売しているハイラックスは、1968年に初代が発売されました。
その後、2015年に発売された8代目が現行モデルです。
8代目は「道が人を鍛える。人がクルマをつくる」という考えのもと、世界中のさまざまな道を走行して実際の使用環境を体験し、ユーザーの意見を汲み取って開発されました。
ハイラックスは、後ろに大きな荷台が備え付けられていることが特徴です。
このようなボディタイプは「ピックアップトラック」と呼ばれ、アメリカを中心に東南アジアやオセアニアなどに人気があります。
しかし、日本では軽バンや軽トラックが主流であり、ピックアップトラックは需要がありません。
そのため日本メーカーでは、アメリカやオーストラリアなどの海外をターゲットに製造しています。
ハイラックスは、2004年に日本での販売が終了しました。
しかし、販売終了後に復活を望む声が多く、2017年に再び日本での発売が開始されています。
ハイラックスの基本スペックは以下の通りです。
メーカー | トヨタ |
車名 | ハイラックス |
ボディタイプ | ピックアップトラック |
ドア数 | 4 |
全長×全幅×全高(mm) | 5,340×1,855×1,800 |
車両重量(kg) | 2,100 |
総排気量(cc) | 2,393 |
使用燃料 | 軽油 |
燃料タンク(L) | 80 |
駆動方式 | 4輪駆動(パートタイプ4WD) |
トランスミッション | スーパーインテリジェント6速オートマチック <6 Super ECT> |
カラー(全5種) | スーパーホワイトⅡ シルバーメタリック アティチュードブラックマイカ オキサイドブロンズメタリック ダークブルーマイカ |
※参考元:主要諸元表
※紹介グレード:Z
ハイラックスの燃費はどのくらい?
ここからは、ハイラックスのカタログ燃費と実燃費について紹介していきます。
カタログ燃費
ハイラックスは、全グレードでディーゼルエンジンを採用しており、軽油を燃料としています。
「GR SPORT」「Z」「X」という3つのグレードが用意され、燃費はすべて同じです。
以下では、ハイラックスのカタログ燃費をまとめています。
WLTCモード(km/L) | 11.7 |
市街地モード(km/L) | 10.1 |
郊外モード(km/L) | 11.6 |
高速道路モード(km/L) | 12.6 |
ハイラックスは、ボディサイズが大きいこともあり、燃費が抜群によいというわけではありません。
関連記事:WLTCモードの測定方法とは?
実燃費
燃費性能を確認する方法には、カタログ燃費のほかに実燃費があります。ハイラックスのカタログ燃費に対しての実燃費は以下の通りです。
- カタログ燃費WLTCモード(km/L):11.7
- 実燃費(km/L):9.87
※参考元:e燃費
ハイラックスは、燃費性能がよいとはいえないため、購入を検討する際は、この点を考慮する必要があります。
しかし、ハイラックスの燃料は軽油であるため、ガソリンよりも割安で購入できる点はメリットといえるでしょう。
関連記事:WLTCモードとはどのような基準?実燃費との差異について解説
ハイラックスの燃費を向上させるには
ハイラックスに限らず車の燃費を向上させるためには、普段の運転から心掛けなければならないことがあります。
ここでは、燃費を向上させる方法について解説していきます。
運転時に負荷をかけない
急発進・急停車など車に負荷がかかる運転をしてしまうとガソリンの消費が多くなり燃費性能が悪化します。
そのため、スムーズな発進、停車、加速を心掛けることが大切です。
また、エンジンの空吹かしも無駄なガソリン消費につながるため、しないように注意しましょう。
アイドリングをやめる
アイドリングをやめることも燃費の向上につながります。
アイドリングとは、エンジンをかけてアクセルを踏まずにいる状態のことです。
アイドリング時は、エンジンが一定の回転数で回り続けているため、燃料を消費します。
そのため、車を停車する際はエンジンを切るように心掛けましょう。
アイドリングをやめることは、燃費が向上するだけではなく環境面にも寄与します。
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エアコンを過度に使用しない
エアコンには冷房と暖房がありますが、仕組み上、燃費に影響を及ぼすのは冷房です。
冷房を使用する場合は、コンプレッサーを動かさなければなりません。
コンプレッサーを動かすにはエンジンの動力が必要となるため、その分の燃料を使用します。
しかし、夏場には冷房をつけなければ熱中症になる危険性があるため、適度な温度設定で使用しましょう。
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必要以上に荷物を積まない
燃費悪化につながる要因として、積載量の多さが挙げられます。
車両重量が約2,000kgあるハイラックスに重たい荷物を積んでいると、燃費が悪化してしまうでしょう。
そのため、必要以上に荷物を積まないことが大切です。
燃費を悪化させないためにも出かける際に必要な道具を積み、帰ってきたら道具を降ろすように心掛けましょう。
ハイラックスの魅力とは
ハイラックスは、独特の力強い外観が魅力の一つです。
優れた耐久性を持つ高剛性フレーム構造の採用により路面からの衝撃を受け止め、オフロードにおける安定した走行を実現しています。
また、全グレードがパートタイム4WD仕様となっているため、街乗りからアウトドアまで走行状況に合わせて走れます。
さらにハイラックスの荷台には、最大で500kgの荷物の積載が可能です。
アウトドアグッズだけではなく、大型の荷物を運ぶ際にも活用できるため、利便性が高い車といえるでしょう。
ハイラックスがおすすめな人
ハイラックスは、アウトドアを楽しみたい人におすすめの車です。
迫力のある外観は、アウトドア向けのデザインといえるでしょう。
また、広いハイラックスの荷台は、簡単に荷物を積み下ろしできるスペースが確保されているため、大型のキャンプグッズやスキー、スノーボード、自転車なども気軽に運べます。
ハイラックは、多少汚れている荷物でもそのまま気兼ねなく積み込めることも魅力です。
ハイラックスの荷台にはサビや腐食に強い素材が採用されているため、雨風に強いという特徴もあります。
荷台が汚れた場合には、水で簡単に丸洗いできるのも魅力の一つです。
まとめ
この記事では、トヨタが製造・販売するハイラックスの燃費や魅力について解説しました。
ハイラックスは、1968年に初代が登場し、2015年に発売された8代目が現行モデルです。
ボディサイズが大きく車両重量が重いため、燃費性能は低めといえるでしょう。
しかし、使用する燃料が軽油であるため、同程度の燃費のガソリン車と比べて燃料代がかからない点はメリットといえます。
ハイラックスの燃費を少しでもよくするためには、運転時に工夫することが大切です。
例えば、一定時間車を停車する場合は、エンジンを切るといった方法が有効といえるでしょう。
日本では珍しいピックアップトラックのハイラックスは、アウトドア好きの人におすすめの車です。
十分な荷台の積載量や走破性の高さを備えており、さまざまな場面で活躍します。
力強く迫力満点のハイラックスが気になったという人は、ハイラックスの購入を検討してみてはいかがでしょうか。