リースアップ車とは?リースアップ車を購入する際に注目すべきポイントを紹介!
リースアップ車は中古車市場で人気が高い車です。
しかし、リースアップ車は一般的な中古車とどう違うのか分からない人もいるかと思います。
この記事では、リースアップ車の特徴や購入するメリット・デメリット、選ぶ際に注目すべきポイントについて解説していきます。
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INDEX
リースアップ車の特徴
ここでは、リースアップ車とはどのような車のことを指すのか、またリースアップされた後の車はどうなるのかを解説していきます。
リースアップ車とは
リースアップとはリース契約が満了日を迎えたり、中途解約によって返却されることであり、リースアップ車はリースアップされて返却された車のことを指します。
大抵の場合は新車の状態からリースされ、3~7年の契約期間を経てリースアップされます。
そのため、車の状態もひどく損傷が無く状態のよいものであるケースがほとんどです。
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リースアップされた後の車
利用者はリースアップされた車を、カーリース会社にそのまま返却するか、再びカーリース会社と契約を結んで乗り続けるか、適切な料金をカーリース会社に支払って車を買い取るかを選択できます。
リースアップされた車がカーリース会社にそのまま返却された場合、返却した車は中古車カーリースやレンタカーとして利用されたり、中古車販売店やオークションで販売されたりします。
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リースアップ車購入のメリット
ここでは、リースアップ車を購入するメリットについて解説していきます。
大切に使用されてきた車が多い
リースアップ車は、利用者が自分の所有物ではなく借りている車という意識が強く、マイカーよりも丁寧に扱われる傾向があります。
そのため、車に傷や汚れがつかないように大切に使用された車が多く、車の状態がよいことがメリットとして挙げられます。
また、カーリースでは車の価値を低下させないように、走行距離の限度が定められます。
利用者は定められた走行距離を超えてしまうと追加料金が発生するため、定められた走行距離を超えないように配慮して運転します。
このように、リースアップ車はよい状態に保たれるよう工夫されているため、普通の中古車よりも状態がよいケースが多く、ほかの中古車と比べて価格が高くもないことから購入しやすさが魅力となっています。
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しっかりメンテナンスされている
カーリースでは、リース車の月額料金にメンテナンス費用や車検費用が含まれています。
リース会社は所有している車の価値を可能な限り下げないため、丁寧にメンテナンスや点検を行います。
そのため、ほかの中古車と比べてしっかりメンテナンスされている車が多く、安心して購入できることがメリットとして挙げられます。
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リースアップ車購入のデメリット
ここでは、リースアップ車を購入する際のデメリットについて解説していきます。
購入後に汚れや傷を発見するケースがある
リースアップ車は状態がよいというイメージがありますが、すべての車がそうだとは限りません。
これは、リースアップ車には、レンタカーとしてさまざまな人が使用してきた車も含まれているためです。
リースアップ車だから問題ないという考えで購入すると、購入後に汚れや傷などを発見し、後悔する可能性があります。
購入前には、自分の目で車の状態をよく確認しましょう。
関連記事:レンタカーの傷 許容範囲は?修理費は保険でカバーできる?
競争率が高い
リースアップ車の多くは丁寧にメンテナンスされており、状態がよいため人気があります。
さらに、リースアップ車はほかの中古車と比べても価格が特別高いわけではないため、狙い目の車として購入したい人は多くいます。
そのため、購入したくてもすぐに別の人に購入されてしまい、なかなか手に入らないことが多くあります。
リースアップ車を購入したい人は、定期的に中古車情報をチェックしましょう。
リースアップ車を選ぶときのポイント
ここでは、リースアップ車を選ぶときにどのような点に注目すればよいかをご紹介します。
購入後に後悔しないよう、しっかりポイントを押さえておきましょう。
内装や外装の状態を確認する
内装や外装の状態は必ず自分の目で確認しましょう。
ほかの中古車よりも状態がよい車が多いものの、中には状態があまりよくない車も含まれています。
内装では、まず車内の汚れやニオイを確認しましょう。
前の使用者がたばこを吸う人であった場合はたばこのニオイが残っていたり、天井にヤニがついていたりする可能性があります。
たばこの灰によってシートが損傷していないか、フロアマットの下に汚れがないかなど、細かい点も実物を見て確認しましょう。
また、実際にシートに座って周囲を確認することもおすすめします。ドライバー目線で気づくことも多いでしょう。
外装については、目立つ傷がないか車体を隅々まで確認しましょう。
リースアップ車は傷や汚れなどを修理して返却することが基本ですが、よく見ると小さな傷がついている場合もあります。
傷はないものと思い込まず、ボディを隅々までチェックしましょう。
修復歴の有無を確認する
修復歴とは事故で車が損傷し、修理したことがあるという記録のことです。
リースアップ車は、少しの修理であっても「修復歴あり」と表記されます。
カーリース会社の所有車のため、利用者は少しの接触でも放置せずに報告しなければいけません。
リースアップ車を選ぶ際は、修理の内容まで確認することがポイントです。
車の骨格など走行に影響を与える部分の修理をしていれば購入を避けた方がよいとされますが、細かな修理だけであれば、修復歴があっても特に問題なく乗れます。
修復歴があるという理由だけで避けていると、よい車を購入する機会を逃してしまうかもしれません。
関連記事:中古車選びで気を付けたい修復歴ありの車とは?修理歴との違いも併せて解説
走行距離を確認する
走行距離が長くなると車の価格も下がります。
価格が安いからといって購入すると、走行距離が長い車で消耗品の交換が必要となる可能性があります。
そのため、リースアップ車を選ぶ際は走行距離が長すぎない車を選ぶか、走行距離が長い車を選ぶときには、消耗品が交換されている車を選ぶことがポイントです。
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使用履歴を確認する
リースアップ車の多くは、1人の使用者に長期的に貸し出されたものです。
しかし、リースアップ車の中にはレンタカーとしてさまざまな人に使用されていた車も含まれています。
そのため、使用履歴を事前に確認しておくことが大切です。使用履歴を確認し、どのように使われてきた車なのかを把握しましょう。
その前提を踏まえて内装や外装をチェックすることで、より厳しい目で車の状態を確認できます。
購入したいリースアップ車が見つからない場合
購入したいリースアップ車が見つからない場合は、カーリースを利用する選択肢もあります。
リースアップ車は、比較的綺麗な状態で利用できることがメリットですが、乗りたい車が見つからないと始まりません。
車両が必要な日付にもよりますが、もし時間がない場合カーリースであれば、状態の良い車を比較的早く利用できるかもしれません。
カーリース会社所有の場合は、修理歴、走行距離、内装や外装などをランク付で記載するため、直接車両を確認せずとも詳細な情報が掲載されています。
中古車市場で人気のあるリースアップ車で購入が難しい場合は、カーリースサイトから検討することをお勧めします。
まとめ
リースアップ車は、ほかの中古車よりも丁寧に使用されていることが多く、車の状態がよいことがメリットとして挙げられます。
また、リースアップ車はしっかりメンテナンスが行われていることが多いため、安心して購入することができます。
一方で、リースアップ車は中古車市場で車の状態と価格が見合うことから人気が高く、競争率も高いため購入するにはタイミングが重要となります。
リースアップ車を購入する際は使用履歴や修復歴、走行距離や車の状態をしっかり確認してから、状態のよい車を手に入れましょう。