ミニバンとワンボックスの違いや特徴とは?それぞれの魅力について解説
車と生活が密接な関係を築く中、家族の増減や趣味などライフスタイルの変化に応じて、車種を変更することも珍しくありません。
どのメーカーでも、さまざまなタイプが展開されていますが、家族の年齢や人数、趣味など幅広いニーズに応えられるミニバンやワンボックスは特に人気があります。
一方で、ミニバンとワンボックスの違いについて詳しく理解できていない人もいらっしゃるのではないでしょうか。
2つの違いが分からないまま購入してしまうと、後悔する可能性も考えられます。
そこで、今回は幅広い年齢層から支持されているミニバンとワンボックスの特徴や違いについてご紹介していきます。
ミニバンとワンボックスの購入を検討している人は、ぜひ参考にしてください。
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INDEX
ミニバンとワンボックスの違いとは?
ミニバンとワンボックス、両車ともに3列シートで7人または8人乗りの車というイメージを持たれている人もいらっしゃるでしょう。
実際には、この2つにおいて車高や車幅に関する規定は、特に設けられていません。
どちらも室内空間が広く設計されていることから、老若男女問わず乗り降りしやすく、チャイルドシートを取り付けても狭さを感じさせません。
空間の広さから、キャンプやスポーツなどアウトドアを好む人にも強く支持されています。
室内空間が広い点に関してミニバンとワンボックスは似ていますが、ワンボックスは文字通り「1つの箱」という意味を持ち、エンジンや乗車スペース、荷台がすべて1つの箱に収まるように設計されています。
エンジンは運転席と助手席の下に搭載されているのが特徴です。
これに対し、ミニバンはエンジンが前方に独立しており、乗車スペースや荷台と分かれた「ツーボックス」になっている車も含まれます。
そのため、ワンボックスはミニバンより室内空間を広く確保することが可能です。
同じ大きさでも室内の広さや積載能力においては、ワンボックスの方が利便性に富んでいます。
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ミニバンの魅力
ミニバンの「バン」とは、荷物運搬に用いられるバンを意味します。
元々、アメリカでフルサイズと呼ばれる「キャラバン」の小型版として、ミニバンが誕生しました。
バンは大容量の荷物車として活躍していますが、ボディサイズやホイールベースの長さなどから、ドライバーの運転技術が問われます。
一方、コンパクトカーと変わらないボディサイズもあるミニバンは、運転に自信のない人でも快適に運転できます。
また、ワンボックスのように長方形ではなく、おしゃれな外装や形状、カラーバリエーションも豊富です。
そのほか、チャイルドシートが必要な子育て世代のセカンドカーとしても人気です。
ワンボックスの魅力
ワンボックスの最大の魅力は、室内空間の広さです。
もちろんミニバンも、6人以上が乗車可能で荷物もたくさん積めますが、ワンボックスほど車内空間の広さはありません。
サーフボードやゴルフバッグなど、スペースの確保が必要な荷物でも、気軽に載せることが可能です。
そのため大家族だけでなく、アウトドアやレジャーが趣味の人にとっても、利便性に富んだ車種といえます。
また、前方が短めで車高が高いことから、運転席からの視界を広く確保することができ、運転しやすくなっています。
そのため、前方が見えづらく運転が不安だった人は、ワンボックスだと安心して運転できるでしょう。
ミニバンとワンボックスのメリット・デメリット
ミニバンとワンボックスのどちらにも魅力はありますが、自身のライフスタイルや環境に合うものを選ばなければ、購入後に後悔してしまう可能性も考えられます。
それぞれのメリットやデメリットを理解した上で、自身のニーズに適したものを選択できるよう、続いてはミニバンとワンボックスのメリット・デメリットについて見ていきます。
ミニバンのメリット
幅広い年齢層から人気のミニバンには、主に以下のようなメリットがあります。
- 各メーカーから多数販売されており種類が豊富
- ワンボックスよりコンパクトで運転しやすい
- スライドドアが多い
各メーカーから多数販売されており種類が豊富
ミニバンは、各メーカーから多数販売されています。
その数は30種近くあり、国産車だけでこれだけの種類があるということは、各メーカーがミニバンに力を入れている証拠です。
競争相手が多いことから、各メーカーがより優れた性能を搭載し差別化を図っています。
そのため、自身のニーズに適したものを見つけやすい点がメリットとして挙げられるでしょう。
ワンボックスよりコンパクトで運転しやすい
ミニバンはワンボックスよりコンパクトなサイズが特徴で、初心者でも運転しやすいです。
そのほか小回りが利くため、住宅街や狭い道を走行する人にとってもメリットがある車種といえます。
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スライドドアが多い
子育てや介護を行う世代からは、スライドドアが装備された車が支持されています。
ミニバンはスライドドアを採用しているものが多く、年齢層問わず乗り降りのしやすさに定評があります。
「ドアを開けたら隣の車に当たって傷を付けてしまった」「チャイルドシートに子どもを乗せるたびにドアが気になる」などの問題を回避できるのも、ミニバンのメリットです。
ミニバンのデメリット
次にミニバンのデメリットについては、主に以下のような点が挙げられます。
- コンパクトな割に維持費がかかる
- メインカーとして採用しづらい
コンパクトな割に維持費がかかる
最近では、1,300cc以下のコンパクトなタイプも発売されています。
小回りや運転のしやすさを望む人にとっては、サイズが小さく好まれるかもしれませんが、普通車に分類されるため自動車税や重量税などの維持費は比較的高い印象です。
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メインカーとして採用しづらい
コンパクトなミニバンは、大人数でのレジャーや旅行などの長時間移動には不向きです。
セカンドカーとしては活躍しますが、メインカーとしては要望を満たさないこともあるため、採用しづらいというデメリットがあります。
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ワンボックスのメリット
続いては、ワンボックスのメリットを見ていきます。主に以下のような点が挙げられます。
- 積載性が高く大量の荷物を運べる
- 広い室内空間により大人数で乗車可能
積載性が高く大量の荷物を運べる
ミニバンに比べると、ワンボックスは積載性に優れています。
フロントシートが車両の前寄りに設計されており、2列目のシートから後ろの空間が広くなっています。
そのため、大量の荷物を積むことが可能です。
ミニバンも積載性は優れていますが、ワンボックスはそれを上回る積載量です。
広い室内空間により大人数で乗車可能
元々、ワンボックスは商用車をベースとしています。
乗用モデルには4列シートが多く、ロングボディであれば10人乗りのワンボックスもあります。
ミニバンの乗車定員は最大8名であることから、それ以上の大人数での移動の際にはワンボックスが便利です。
ワンボックスのデメリット
次にミニバンのデメリットについては、主に以下のような点が挙げられます。
- 乗り心地のよさに欠ける
- デザイン性に欠ける
乗り心地のよさに欠ける
前述したように、ワンボックスは商用車をベースに作られた乗用車です。
運転席と助手席の下にエンジンを搭載しているため、振動を受けやすくなっています。
室内空間の広さを誇るワンボックスですが、ミニバンに比べると乗り心地のよさは劣るでしょう。
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デザイン性に欠ける
ワンボックスは長方形で小型バスのようにも見えます。
外装のデザインや内装のデザインに関して、ミニバンに比べるとバリエーションが少なくシンプルです。
デザイン性もこだわりたい人にとっては、ワンボックスは物足りないと感じるかもしれません。
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まとめ
ミニバンもワンボックスも幅広い年代から支持されている車種です。
大人数で乗ることが可能で、室内空間も広く設計されているのが特徴です。
そのため、移動手段としてだけでなく、子育てやアウトドアなどさまざまなシーンで活躍してくれます。
好きな外装や利便性、室内空間の広さなども車選びの重要なポイントですが、まずは自身のニーズと照らし合わせてみることが大切です。
ミニバンとワンボックスのどちらがより適しているのかじっくり検討し、快適なカーライフを送りましょう。
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