（販売終了6代目2014年モデル）ムーヴのグレードごとの違いは？価格や装備・選ぶ際のポイントを解説

ダイハツ ムーヴは使い勝手の良さが人気の軽ワゴンです。

2023年に販売終了となりましたが、新型の噂もある人気モデルです。

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購入を検討している人の中には、「グレードが幾つかあるけど、どのような違いがあるのか知りたい」と感じている人も多いのではないでしょうか。

この記事では、ムーヴの各グレードの装備や選ぶ際のポイントについて解説していきます。

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ムーヴは歴史ある軽自動車

ムーヴは、軽自動車の代表格ともいえる存在です。

1995年に誕生して以降、現在まで人気を保ち続けており、25年以上の歴史があります。
ボディサイズがコンパクトなため扱いやすく、安全性や走行性能も充実しています。

ムーヴの基本スペックは以下の通りです。

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ムーヴのグレードは全5種類

ムーヴのグレードは、「L」「L“SA Ⅲ”」「特別仕様車X“リミテッド Ⅱ SA Ⅲ”」「X“SA Ⅲ”」「Xターボ“SA Ⅲ”」の5種類で、それぞれに2WDと4WDが用意されています。

SA Ⅲとは安全運転支援システムのこと

L以外のグレードに記されている「SA Ⅲ」とは、ダイハツが開発した安全運転支援システム「スマートアシストⅢ」の略です。スマートアシストⅢに搭載されている主な機能は、以下の通りです。

• 衝突回避支援ブレーキ：前方の車両や歩行者を検知し、警報や自動ブレーキが作動する機能
• 車線逸脱警報：時速60km以上で走行しているとき、車線からはみ出ると警報が鳴る機能
• 誤発進抑制制御：前方・後方の数m以内に障害物があるときに急発進を抑制する機能
• 先行車発信お知らせ：運転中、停止状態から前方車両が発車して3m以上進んだのに自車が発車しなかった場合に知らせてくれる機能
• オートハイビーム：対向車などを検知し、自動でハイビームとロービームが切り替わる機能

軽自動車を利用する人の中には、日常の足として車が必要な人もいるでしょう。
特に運転が苦手な人や初心者には、上記のような安全機能が充実した車をおすすめします。

各グレードの価格と機能

ムーヴのグレードごとの価格は、以下の通りです。

2WD

4WD

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エントリーグレードの「L」

「L」はムーヴのエントリーグレードです。
ラインアップ中では唯一、スマートアシストⅢが搭載されないグレードとなり、その分車両価格も抑えられています。

エアコンはアナログ感のあるダイヤル式となっており、鍵も差し込みタイプとシンプルな構成です。
なお、4WDモデルにはシートヒーターが標準装備されており、雪の降る地域に住む人でも安心です。

安全機能を搭載した「L“SA Ⅲ”」

L“SA Ⅲ”はLにスマートアシストⅢを装備したグレードで、「トップシェイドガラス（太陽光を抑制する効果があるガラス）」がフロントウィンドウに標準装備となっています。

機能充実の「X“SA Ⅲ”」

XはLの上位グレードです。車両価格はLと比べて10万円以上高くなりますが、その分、下記の装備が追加されています。

• キーフリーシステム（鍵に触れずにエンジン始動やドアロックが可能）
• プッシュスタート（ボタンを押すことでエンジン始動）
• シートリフター（運転席のシート高を調節可能）
• サイドミラーの自動格納
• プッシュ式のエアコンパネル

これらの装備のお陰で、より快適に運転できます。
また、このグレードからアルミホイールが採用されています。

走行性能にフォーカスした「Xターボ“SA Ⅲ”」

X“SA Ⅲ”にインタークーラーターボを搭載したモデルです。

最高出力、最大トルクともに非搭載モデルと比べると大幅に向上しているため、車に機敏な反応を求める人、山道での使用を想定している人におすすめできます。

ハンドルは本革仕様となっており、運転者の気分を高めてくれます。

豪華な「特別仕様車X“リミテッド Ⅱ SA Ⅲ”」

X“SA Ⅲ”の特別仕様車になります。LEDヘッドランプやバックカメラ、フルセグTVアンテナなどが標準装備されています。

ハンドルでオーディオを操作できるステアリングスイッチも標準装備されており、車で音楽を楽しみたい人にはうれしい機能です。

ムーヴのグレードを選ぶ際のポイント

ムーヴは、グレードによって外観はあまり変わらないため、以下のポイントを見ながら選択するとよいでしょう。

車両価格

単純に車両価格を抑えたいのであれば、Lグレードが最も適しています。
「日常の移動手段として車が必要」「機能にこだわりはあまりない」という人には、LやL“SA Ⅲ”をおすすめします。

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標準装備

装備が充実したグレードは当然価格も上がりますが、キーフリーシステムやプッシュスタートなどの機能が便利であることも事実です。

車に快適性を求める人は、標準装備を重視して選ぶとよいでしょう。標準装備が最も充実しているのはX“リミテッド Ⅱ SA Ⅲ”です。

安全性能

先述したスマートアシストⅢの有無で安全性能に差が出ます。

アクセルとブレーキの踏み間違いや、車線のはみ出しなどによる事故を防ぐことができるため、運転初心者や高齢者の人には、L以外のグレードをおすすめします。

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ターボの有無

高速道路をよく走行する人や、勾配のきつい道路を頻繁に走行する人にはターボの有無も重要です。

ムーヴでは「Xターボ“SA Ⅲ”」にのみターボエンジンが搭載されています。
力強い運転を追求するなら、このグレード一択でしょう。

まとめ

ダイハツが販売・製造するムーヴのグレードは、全5種類です。グレードごとの特徴は下記の通りです。

• L：最もシンプルで安価なグレード
• L“SA Ⅲ”：Lに安全機能を搭載したグレード
• X“SA Ⅲ”：標準装備が充実し利便性の高いグレード
• Xターボ“SA Ⅲ”：走行性能を重視したグレード
• 特別仕様車X“リミテッド Ⅱ SA Ⅲ”：特別装備によりX以上に機能が充実。

ムーヴは、長い間多くの人に愛されてきた軽自動車です。
コンパクトなデザインでありながら、室内空間にゆとりがあるところもおすすめのポイントです。

ムーヴのグレードを選ぶ際は、価格重視ならL、装備や機能を重視するならXといった、各グレードの特徴を押さえた選び方がよいでしょう。

画像引用元：ダイハツ工業株式会社